貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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災難?・vs騎士団長

 私は今【城塞都市クレイトン】にあるクレイトン城に招き入れられていた。

 

 と言うのもグレイブがクレイトン王に私の事を話してしまい、王が私に会いたいと発言されたそうだ。

 

 謁見の間にてクレイトン王と顔を合わせる私達。

 

 言っておくけど私達に貴族並みの礼儀作法は期待しないで欲しい。

 

 私達はあくまでも村娘として王と顔を合わせてるだけなのだ。

 

「その方らが此度の騒動を鎮圧させたと言う村娘で間違いないか?」

 

 クレイトン王は私達の方に顔を向ける。

 

「陛下、青髪の方が村娘ケロナ、黒髪の方が魔術師サラでございます」

 

 騎士団長のグレイブが王の横で私達の名前を伝える。

 

「ふむ...ケロナにサラか...、此度の騒動を鎮めていただきありがたく思う、しかし...」

 

 王は不服そうに顔をしかめていた。

 

「いかんせんただの少女にしか見えないのだが...、本当に此奴らがあのモンスターの大群を追い払ったと言うのか?」

 

 ...。

 

 その一言で謁見の間の空気が悪くなる。

 

 そりゃそうだ、レベル1の村娘が騎士団長よりも戦果をあげたのだと誰が信じることができよう。

 

 王の表情を見て気分を悪くする私だったが、その反応が当然なのだと思うとそこまで腹も立たない。

 

 筈だったのに...。

 

「お言葉ですが陛下、この2人...特に青髪のケロナという少女の実力は目を見張るものがあります、それこそ我ら騎士団に入団させ隊長格の職につかせても良いかと...」

 

 騎士団長の言葉に「グレイブにそこまで言わせるとは...」的な言葉を言いたそうな王様がパチンと指を鳴らした。

 

「なるほど...、グレイブの主張はわかった、ではワシにもケロナとやらの実力を見せてくれんか」

 

 王様のその言葉のせいで面倒くさい事になったのは言うまでもない。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 私とグレイブは騎士団の訓練場にて相見(あいまみ)える事となった。

 

 王様は私の力量を騎士団長と戦わせて測るそうだ。

 

 正直もう面倒くさいので早く帰りたい。

 

「悪いなケロナ、どうしてもお前の力を一度この身で味わってみたくてよ」

 

 グレイブの笑みを見る限り、どうやら彼にいっぱい食わされたのだと今になって理解する。

 

「手加減するから早く終わらせよう」

 

「手加減か...、なら本気を出させてやる」

 

 私と彼との間にピリピリとした空気感が漂う中、ついに試合開始の合図が鳴り響く!!。

 

「では...始めぇ!!」

 

 王の声が訓練場に響く中、先制したのは彼の方だった。

 

 相変わらず巨大な剣を振り回して私の方に向かってくる。

 

「行くぜ!!」

 

 しかし、ザランなどと比べるとやはりどうしても動きに圧がない。

 

 通常の私でもどうにかなりそう...。

 

(蒼いオーラや奴に頼る必要もなさそうね...)

 

 マーカイル戦で自然発動した蒼いオーラを待つ必要も、ザラン戦で会得した【砂鉄】の力を扱う必要もなさそうだ。

 

 私は軽快な動きでグレイブの攻撃を躱して反撃に出る。

 

「はっ!」

 

 軽く蹴りをいれては逃げるというヒットアンドアウェイ戦法を続けた。

 

 幸いにも素早さに関しては私の方に部がある。

 

 彼にとって苦しい状況だというのに何か反撃の糸口でもあるかのような笑みに思わず心が躍る。

 

(さぁ...どうでてくる?)

 

 めんどくさがっていた筈なのに、いつの間にか王の前であると言う事を忘れてしまうほど騎士団長との戦いに目を輝かせているのでした。

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