貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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遺跡までの道のり・戦闘レベル

 私は勇者様のパーティを遺跡まで案内する事になったのだが、その道中で勇者キィアが私を質問責めにしてきた。

 

「ケロナって変わった名前してるよね、凄く良いと思うよ!」

 

「どうも...」

 

「好きな食べ物とかある? 良ければ俺が取ってきてあげようか?」

 

「食べ物くらい自分でとってこれるから大丈夫」

 

「くぅぅ!! その跳ねっ返り好きだ!!」

 

 などと終始こんな調子だ。

 

 正直彼の相手をしているとめっちゃ疲れる。

 

 しかも、私が彼が話をしているのを見ている彼のパーティの女共の視線が痛いから心の底から話しかけないで欲しいと思う。

 

「何あの女...、キィア様に馴れ馴れしくして...」

 

「後でボコボコにしちゃいましょう!」

 

「どうせ見た目だけよ、村娘なんて何にもできない無能なんだからほっときなさい」

 

 という風に好き勝手言っているのが良く聞こえる。

 

 聞こえないふりこそしているものの、心の中では呆れ返ってしまう私。

 

(全く...、これが本当に世界を救う『白銀の勇者』のパーティなの?)

 

 素人目にでさえそう見えてならないのだから不安は溜まる一方だ。

 

 なので一応聞いてみる事にしよう。

 

「勇者様ってどのくらい強いの?」

 

「強さって言うと【()()()()()】の事か?」

 

 聞き慣れない単語が出てきたので思わず聞き返した。

 

「戦闘レベルって何?」

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 私の発言に勇者様はキョトンとしていた。

 

「ケロナちゃんって【戦闘レベル】を知らないのか?」

 

「うん、知らない」

 

 私の発言に勇者パーティの女共はクスクスと笑っている。

 

「聞いた? 流石は辺鄙(へんぴ)な場所に住んでいる田舎娘ね」

 

「そんな事も知らないなんて、まともな教育をされていないのね、恥ずかしい子だわ」

 

「やめてあげなさい、本当の事を言ったら可哀想でしょ」

 

 私を馬鹿にしているのがよ〜く分かる言葉選びしてるね〜...。

 

 もしも〜し? 小さな声で囁いてるようだけど全部こっちまで聴こえてますよ〜?。

 

 正面切ってそう言ってやりたいのはやまやまだが、自分が【戦闘レベル】という単語について無知なのは本当なので反論できないのは確かである。

 

 なのでここはグッと堪えてその事について話を聞く事にしよう。

 

 私の無知さを見かねたキィアが【戦闘レベル】について話してくれた。

 

「【戦闘レベル】ってのはその人の力量を指し示す言葉だ、基本的に数値が高ければ高いほどその人が強いって事になる、教会に行けば今の自分のレベルを把握できるからケロナちゃんも一度は行ってみるといい、まあ戦闘経験なんてないだろうからレベルは初期値である1のままだと思うけど」

 

「ふ〜ん、そんな言葉があるのか、ありがとう1つ賢くなった」

 

 私は勇者に感謝の言葉を伝えると、草むらからスライムが飛び出してくるのだった!。

 

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