貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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馬車の旅・馬車の旅②

 私とサラは馬車の中で揺られていた...。

 

「ねえ姉ちゃん...」

 

「なに?」

 

「死ぬってどう言う事なんだろう...」

 

 突然こんな事を聞いてくる彼女に私はこう返した。

 

「なんでそう思ったの?」

 

 彼女は私の顔を見ながらこう呟く。

 

「...私って父ちゃんと母ちゃんが死んでからトミーおじさんに育てて貰ってたんだけど...、そのおじさんも死んじゃって今度はディール達までも死んじゃったんだよね...」

 

 急にガクガクと体が震え出す彼女に私は視線を落とした。

 

「怖いの...、父ちゃんと母ちゃん...、トミーおじさんに村の皆...、そして今回はディール達...、じゃあ次は...」

 

 そこまで言いかけた彼女の体を優しく抱きしめる私。

 

「えっ...?」

 

 急に私が抱きしめたせいか彼女はキョトンとしていた。

 

「ふふっ...、大丈夫、私はサラが一人前になるまでずっと一緒にいるつもりだよ...」

 

「...本当に?」

 

 涙目になりながらそう答える彼女に笑顔で答える私。

 

「本当だよ、私はずっとサラのお姉ちゃんでサラの味方だから!」

 

 彼女の涙を拭きながらゆっくりしていると...。

 

「ほほぉ...姉妹仲良くいい関係ですなぁ...」

 

 と声をかけてくる人物がいるのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 中年の男性はニカリと気持ちの悪い笑みを浮かべて私たちの事を見てくる。

 

 服装からして貴族らしい事は分かるのだが、それ以上の素性はわからない。

 

 ここは無視するのも手ではありますが、一応挨拶くらいはしておきましょう。

 

「どうも」

 

 はい終わり。

 

 後は目的地に着くまで関わりにならなければいいのです。

 

 いいのですが...。

 

 貴族のおっさんは私の事をジロジロと見つめてはなにやらブツブツ独り言を喋っていました。

 

「青髪の人種なんて初めて見たな...」

 

 一応彼の独り言に聞き耳を立ててはいましたが、別に怪しい事は言っていなかったのでやはり無視に限ります。

 

(と言うか私の青髪って珍しいんだ...)

 

 たしかにスラナ村でもクレイトンでも私以外に青髪の人はいませんでした。

 

 まあ、だからなんなのだと言う話なんですけどね。

 

 相変わらず私の事を舐めるような視線で見てくるのやめてくれませんか?。

 

 思わず口に出してそう言いたくなってしまいますが、初対面の人にそこまではっきりと言ってしまえるほど私はえらくありません。

 

 その視線にさえ我慢すれば基本的に無害だったので放置していると...。

 

 馬車の窓から奥の平原に無数の影の様な物がこちらに接近してくるのが見えるのでした。

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