貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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盗賊との戦い・黒い水

 私はまず切りかかってくる2人を殴り殺しました。

 

 剣の間合いを読んで危なげなくかわして腹に拳を入れる。

 

 そのまま3発程殴ってしまうと何故か人が死んでしまうのです。

 

「なんだこいつ...、ただ殴っただけなのに...」

 

 明らかに空気の感じが悪くなっていると察する者も出ているだろうに、なかなか撤退しない盗賊達。

 

「怯むな!! 相手は1人だ!! 囲んで叩けばどうにでもなる!!」

 

「そうだ!! 全員で一斉にかかれば...」

 

「ぐへへ、うちのめした後のお楽しみタイムが楽しみだぜ〜!!」

 

 下衆な事を呟く奴もいましたが別に気にしていません。

 

「なら試してみる? 全員まとめてかかってきなさい!」

 

 25人の大人の男を相手に啖呵を切る私。

 

「ガキが!! 大人を舐めるなよ!!」

 

 少しは学習したのか今度は5人同時に切りかかってきた。

 

(...この数を相手にするなら)

 

 数秒と短い時間感覚の中で思いついた答えが...。

 

「【ケロっとすぱいらる☆】」

 

 を5本同時に展開し、足元から彼らを突き刺す事でした。

 

「あへっ...?」

 

 5人が5人とも突然すぎる死に理解する間も無く死んでいきます。

 

 それを見て露骨に怯え出す盗賊達。

 

「な...、なんなんだこいつは...」

 

「くそっ!! 高レベルの魔術師でも乗っていたのか!?」

 

「いや...魔術師にしては移動速度が早すぎる!! 誰かあいつの動きを捉えられんのか!!!」

 

 私の対策をする為に話し合いをしながら仲間割れを始めている様は滑稽ですね...。

 

「ハハッ、こんな子供1人黙らせられないなんて盗賊が聞いて呆れますね」

 

 私は笑って彼らを挑発しました。

 

 何故でしょうか? 普段こんな事絶対に言わないはずなのに、今の私は何故か彼らを殺す事が楽しくてしょうがありません!。

 

 黒い何かが私の中で増幅していくのを感じます。

 

『さぁ...、楽しい狩りの始まりだ...』

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

『【砂鉄水】』

 

 私の言葉と共に周囲の土から水と砂鉄を組み合わせて行く...。

 

「なんだ...? 水がどんどん黒く...!」

 

 平原に水が現れるのは魔法だと理解できていた盗賊達も水が黒くなると言う現象に度肝を抜かれていました。

 

「...お前ら覚悟しておけ!」

 

 この中では1番えらそうな盗賊が声を発して皆を鼓舞しているが問題はない。

 

『...ヒヒっ』

 

 私は逃げない盗賊達をみて思わず上記の様な声を漏らしていた。

 

 この状況になっても逃げないこいつらの図太さに感謝していたのだ。

 

 片手に作り上げた丸い水の球体が全て黒に染まった瞬間から地獄が始まった。

 

「ガッ!?」

 

 いきなり盗賊団のうち数名が足を抱えだす!!。

 

「どうした!!」

 

 そう言って仲間に近づく盗賊も私は餌食にしていた。

 

 何をしていたのかと言うと、奴らの足元に小さな水の短剣を作りあげ、足の裏を切り裂いていたのだ。

 

 初見ではまず躱すことの出来ない技なので対処のしようなどない。

 

 1人、また1人と私の罠にかかっているのがおかしくってしょうがない。

 

「お前ら!! 仲間に近づくな!! あれは罠だ!!」

 

 奴らがそれに気がついた時にはすでに5人が私の罠にかかっていた。

 

『あれ? 意外とすぐにバレちゃったね...、じゃあこれはどう?』

 

 私は次に右手を振って大きな波を起こす。

 

 平原がまるで山の様に膨れ上がったかと思えば、雪崩のような量の黒い水が突如として現れて奴らに襲いかかる!!。

 

「なんだ...アレは!!」

 

 奴らの悲鳴や絶叫が聞こえてくるので()()()()

 

 私の【砂鉄水】は性質こそ水と相違ないのだが、切れ味が名刀程もある。

 

 つまり、金属としての性質を強くすれば硬く鋭くなり、水としての性質を強くすれば柔らかくなるのだ。

 

 硬さと柔らかさのコラボレーションが奴らの悲鳴をより際立たせる原因となっている。

 

 あいつらは今、黒い海の中で大量の剣と一緒に踊り狂っているのだから...。

 

 私が空中で黒い海を3回ほど動かすと魔法を解いた。

 

 と同時に大量の死体が空から降ってくる。

 

 それらは全て苦悶の表情を浮かべながら、まるで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

『...つまんないな、まだまだ暴れたりないんだけど』

 

 そう私が呟く中、「うっ」と声を漏らす音が死体の中から現れた事に歓喜の笑みを浮かべる私なのでした。

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