貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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ガーディンの邸宅1〜2

 私達はガーディンの邸宅のある町に着くと、早速彼の家へと向かった。

 

「どうぞこちらへ...」

 

 勿体ぶりながら少しだけ町から遠い場所にまで連れてくると彼の邸宅が見えてくる。

 

「わぁ...おっきい...」

 

 サラがそう言ってしまうのも無理は無いほどに、大きくて立派な屋敷が見えてきました。

 

「確かに...これは大きいね...」

 

 私達が呆気に取られている中、ガーディンがメイドらしき人物の名前を呼びました。

 

「レイナ!! いるか!?」

 

「はいっ! ご主人様!!」

 

 そう言って屋敷の中から現れたのは純白の長い髪が美しいエルフのメイドでした。

 

「レイナよ、このお二人は私のお客さまだ、これから1ヶ月の間同じ屋根の下で過ごす事になるので粗相のないようにな」

 

「はいっ、ご主人様のご命令とあればこのレイナ、誠心誠意を持って仕事にあたらせていただきます!」

 

 元気のいい声でそう発するエルフメイドは見た目で判断するならば私と同じ歳くらいかな? と思う。

 

「よろしく」

 

 私が声をかけると彼女も返してくれる。

 

「よろしくお願いしますね」

 

 こうして話してみると私達は相性が悪くなさそうだと思う。

 

「レイナさんでしたっけ? なぜここでメイドを?」

 

 私の質問に彼女は答える。

 

「はい、私は昔旅をしておりまして、その最中の依頼でこの邸宅にお呼ばれしたのですが、その時にここのメイド募集の応募を見てここで働く事にしたのです、危険な旅よりもメイドして働く方が安定して稼げますからね」

 

「旅をしていた...という事は冒険者だったんですか?」

 

「ええっ、これでも私は【魔女】という職業についていまして、色々な災害から人を守ってきた実績が認められていたんですよ」

 

 この話を聞いて私の頭上に?マークが浮かび上がる。

 

(んっ? なんでこの人はそれだけの実力がありながら()()()()()()()()()()に就いたんだ?)

 

 普通に考えれば上級職である【魔女】に就いてしまうくらいの実力があるのら、こんな所でメイドの仕事をするよりもよっぽど稼げそうである。

 

 まあ、危ない仕事をしたくなかったとか本人にも事情があるだろうしあまり深く踏み込まない様にしよう。

 

「ではこちらへ...」

 

 私達はレイナさんに連れられて屋敷の客室に向かうのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 私達が客室に向かうと、その部屋の大きさに驚愕しました。

 

「うわっ!! ひろ〜い!!」

 

 部屋の中でぴょんぴょん飛び跳ねているサラを見ていると「確かに...」と共感する私。

 

 今まで暮らしてきたスラナ村の家よりも広いし、クレイトンで過ごした安宿よりも当然広かったのです。

 

 しかもバスルームも完備とは...、これは素晴らしいと言うしかない。

 

「いい部屋ね」

 

 私がそう返すとレイナはこう答える。

 

「我が主人ガーディン様の財力を考えれば当然の事です」

 

「そりゃあまあ...あの人金持ちそうだしね」

 

 客室の間だと言うのに高価そうなベッドとソファまである所を見るに、ガーディンが金持ちと言うのも頷ける。

 

「そう言えば、この町の名前をまだ聞いてなかったね、ここはなんていう町名なの?」

 

 私の問いに彼女は答える。

 

「果肉の酒が有名な町...、ミストレインです」

 

「ミストレイン...、なんかいい響き...」

 

 直訳すると煙の雨という意味だが、まあ深い意味はないだろう。

 

 ただ名前が妙に綺麗な並びなので気に入りはしたけどね。

 

「さぁて、とりあえず冒険者ギルドに向かおうかな」

 

 私がそうやって部屋を出ようとすると...。

 

「お待ちください! 今日はもう遅いですし明日にしても良いのではないでしょうか?」

 

 彼女にそう言われてから、世界が夕暮れに染まっている事に初めて気がついた。

 

「...レイナの言う通り今日はもう休もうか」

 

 別に仕事は逃げはしないだろうし、今はお金にも困っていないからね。

 

「はい、その方がよろしいかと...」

 

 綺麗にお辞儀をした彼女から入浴を済ませておくように言われたので先に風呂に入る事にするのでした。

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