貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「んっ、うま〜い!!」
「お姉さん、これただうさぎを焼いただけの肉だよ? それも香辛料も何も使ってない肉...」
目の前のお姉さんは思ったよりもお腹が減っていたみたいでただのうさぎ肉を美味しそうに食べていました。
結局1匹じゃ足りなかったので、今度は大きめのイノシシをお姉さんと一緒に狩って焼きました。
「これも美味い!!」
と絶賛する彼女でしたが、昨日ガーディンの邸宅で香辛料をたっぷり使った豚の丸焼きを食べている私には味気ないと感じてしまうのだ。
「ふぅ〜...、嬢ちゃんご馳走様」
「嬢ちゃんじゃなくてサラだよ!」
「そういえば私も名乗ってなかったね、私の名前はカイナ、この辺で盗賊団の長をやってるものさ、最近部下を大量に失っちゃってね...、これも全部ガーディンのせいだからいつか復讐してやるつもりさ」
「ふ〜ん...カイナさん盗賊団の長やってるんだ...」
そこまで言いかけて「んっ?」となる。
(お姉さんが盗賊団の長で最近部下を大量に失ったって事は...!)
間違いない!! このお姉さんの盗賊団は最近ケロナお姉ちゃんがやっつけたところだ!!。
それがバレると厄介な事になると思った私は「そろそろこの辺で...」と逃げようとしたのだが...。
「サラ、あんたもガーディンに恨みがあるんだろう? ここであったのも何かの縁だ、一度アジトに戻ってからガーディン邸宅攻略の為に力を貸せ!! ちなみにサラに拒否権はない」
(ええ〜!!?)
がっしりと腕を掴まれてしまった私は、そのまま彼女に担がれてしまい盗賊団のアジトまで運ばれてしまうのでした。
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意外にもミストレインの近くに盗賊団のアジトはあった。
私が逃げた森の中にある洞穴にカイナさん達のアジトがあるらしい。
「アジトって言ったけど、ここのは小さなアジトだ、本拠地はもっとおおきいんだぜ」
ニシシと自慢げに笑っているが、私にアジトの場所を教えても良いのだろうか?。
「...ここも充分におっきいけどさぁ、私なんかにアジトの場所を教えてもよかったの?」
そう聞くと彼女はカチンと固まっていた。
「はぁ? もう私とサラはダチだろう?」
「ダチ?」
聞き慣れない単語が出てきたので一瞬戸惑う。
「ダチってのは友達の事だよ! 言わせんな恥ずかしい!」
顔を真っ赤にしながらそう言うカイナお姉さんは少し可愛かった。
「今のカイナ
私がそう呟くとカインお姉さんはギュン! と私に近づいてきた。
「そうだろう! そうだろう! 今年で25を迎える私だがまだまだお姉さんで通じるよな!? サラはやっぱり良い子だ!」
急に上機嫌になってナデナデしてくるのに戸惑う私。
「えっ? 何?」
25と言えばお姉さんと呼ばれるギリギリの年齢だと言う事にこの時の私は気づいていない。
後にして思えばこの時の彼女はお姉さんと呼ばれたことが嬉しくて私の頭を撫でたのだと思う。
彼女がそうしていると次々に盗賊団のメンツが顔を出してきた。
「姉さん、その子は?」
「この子はサラ、今日からしばらく私らの仲間になる子」
「...はい?」
私はそれを聞いて少しの間硬直してしまうのでした。