貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
「【火球】」
「【火球】!!」
レイナの炎を相手に私も炎で立ち向かいましたが...。
「うぐぐ...!」
「あらあら、私の炎を前にしてあなたの炎は怖がっている見たいねぇ...」
と言われてしまいます。
と言うのも、レベル差のせいか同じ魔法でもあちらの方が威力が上のように感じました。
チリチリと熱い炎が私の方に迫ってきているというのに、彼女は遠慮などしてくれません。
「ほらほら! 頑張って【火球】を連発しないとやられちゃうぞ!」
「わっ! わっ! わっ!」
何回【火球】を放ったのか分かりませんが、徐々に手が疲れてきました...。
(やばい...もう魔法力が...)
いくら低燃費な魔法である【火球】と言ってもこれだけ連発していれば当然ガス欠になります。
しかし、魔法を止めれば黒焦げになってしまうので止められません。
力の続く限り【火球】を放ちます。
「「【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】【火球】」」
お互いの声が廊下中に響き渡る中、ついにその時がやってきてしまいました。
プス...。
「あっ!」
私の魔法力がついに切れてしまったのです。
それを見た奴はニヤリと笑いながら私に【火球】を投げつけてくるのでした。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
「あっ!」
私の体に彼女の炎が直撃する!!。
激しい音を立てながら私の体を焼き尽くさん勢いで全身に燃え広がる。
(まずい!!)
そう思いながら自分に回復魔法をかけるのだが、回復よりもレイナの魔法の威力の方が高くて追いつかない!。
自分が全身を業火に包まれた時に思い出す。
(ああ...私が食べてきたうさぎさんたちもこう言う気分だったのかな...)
食べる為に私は動物たちを何匹も燃やして食した。
これはその報いなのかもしれない...。
「サラ!」
と叫ぶカイナ姉さんの声が聞こえてくるが、もうどうしようもないだろう。
私の体はきっと灰になるまでこがされるのだから...。
ぺたんと床に体を倒れ伏しながら目を閉じる...。
(ケロナお姉ちゃんごめんなさい...、助けられなかった...よ)
燃やされながらも一筋の涙が溢れ出た次の瞬間!!。
ピチャ!。
という水の音が聞こえたかと思うと私の体に大量の水がぶっかけられていた。
「ガハッ! アッ! ハァ!」
私は焼きただれかけていた肺に空気をたっぷりと入れ込む。
(まだ生きてる...、けど誰が水をかけてくれたの?)
私がゆっくり顔を上げると、そこにはメイド服を着込んだケロナお姉ちゃんの姿があるのでした。