貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
しばらく眠りについていた私でしたが、なんだか目が覚めてしまい起きてしまいます。
「なんか...眠れない」
横でぐ〜すか眠っているサラを置いて一度夜風に当たるため外に出てみようとしたのですが...。
「あら? 起きてしまいましたか?」
と本を読んでいるレイナに声をかけられてしまいます。
「ああ...まあな」
「それならそこに座って眠気が来るまで待つと良いでしょう、暇潰しの魔導書なら複数冊所有しているから読んでみますか?」
そう言いながら私の前に分厚い魔導書を数冊出してくれましたが、こんなに分厚い本を読む趣味はありません。
「これだけ用意してくれてなんだが、私は魔術師じゃないからねぇ」
「魔術師じゃなくても読んでおいて損はしないですよ、戦闘中に相手が使う魔法を見ていると本に書いてあった対処法を使う事も多々ありますからね」
「そういうものか?」
「そういうものです、騙されたと思って読んでみては?」
「ふむ...」
私は彼女に言われるがまま一冊の魔導書に手を出しました。
「そうですねぇ...、ケロナはその本の内容だと120ページあたりから見始めるといいかもしれません、そこから水魔法の有効利用法や戦闘技術法が数十ページにわたり書かれていますから」
「数十ページねぇ...」
結構長丁場だなと思いつつもページをめくり始めるのでした。
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レイナに言われた通り120ページ辺りから魔導書を読み始める私。
暇つぶしにピラピラとページをめくっているとレイナが紅茶を淹れてくれた。
「紅茶でも飲みます?」
「ああ、ありがとう」
私は彼女からティーカップを受け取り暖かい紅茶に口をつける。
「あっ...この紅茶...、少し甘い?」
私の驚く顔を見た彼女は笑って言いました。
「砂糖が入っているんですよ、貴重品ですがガーディンの家に大量にあったので拝借してきました」
「あんたも私と同じことしてたか...」
「皆考える事は同じですね」
てへっとばかりに舌を出す彼女を見て皆同じことを考えているんだな〜と思う。
その後でゆっくり魔導書を読んでいた私ですが、ものの30分ほどで眠たくなってきました。
(やっぱり私に本は合わないな...)
文字の羅列を見ているだけでだんだんと眠たくなってきたのだ...。
「ふわ〜...ぁ」
まぶたが重たくなってきたのを感じた私は本をパタンと閉じてレイナに返す。
「ありがとう勉強になった」
そう呟く私に彼女はこう返してきました。
「ふふっ、少しは眠たくなりましたか?」
「...まあね」
「慣れないうちは数ページめくっただけでも眠たくなる物ですからね、サラにも魔導書は嗜ませる予定なのでケロナもちゃんと読めるようになってくださいね」
「...まあそのうちね」
レイナの顔を見ていると、私が眠たくなっているのはだいぶ前から分かってましたよみたいな顔をしているのが少々ムカつくのだが、今は眠気が勝っているので早めの寝てしまおう。
寝室に向かうとベッドから落ちる形でサラが眠っていたのでそれを元に戻した後でベッドに潜り込む私。
「おやすみ」
私はそれだけ呟くと再び眠りにつくのでした。