貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
食事を終えた私達は次の町を目指して出発しようとしたのですが、一つ問題が発生してしまいました。
「ごめんなさい、私の【箒魔法】は2人乗りなんです、ケロナとサラを一緒に乗せては飛べません」
私に説明するレイナの声を聞いて少し考える私。
「そうか...」
レイナの箒に皆が乗って飛べば魔物や盗賊との戦いを全て避けて効率よく次の町にまで走れると思ったのですが当てが外れてしまいました。
「仕方ないから私は走って行くか」
【木の家】から飛び降りた私は準備体操を始めます。
「んじゃ、上から索敵は任せたよレイナ」
「わかってますよ、ついでにサラの魔法の勉強も進めておきますから安心してください」
準備体操が終わり彼女に声をかけると街道を走り始める私。
それを見て「予想よりだいぶ速いですね!」と声をあげるレイナ。
「ほらほら! 置いて行くよ! 【魔女】さん!」
私はわざと彼女を焚き付けて自分を追いかけてくるように仕向けると面白いくらいハマってくれた。
「あらあら? 私にスピード勝負を申し出ていると言う訳ですか? まあ余裕で追い抜いてあげますよ!、サラしっかり捕まってくださいね」
私が先行して走り出したと言うのに彼女はすぐさま追いついてくる。
(よし、いいぞこのままのペースを維持できれば馬車よりも早く移動ができる!)
自分で言っていて意味がわからないのだが、どうやら私は馬車よりも速く走れるみたいだ。
この前ガーディンとサラが乗った馬車にだいぶ後から走って追いついたのをきっかけに自分の足の速さに自信が持てた。
(このペースなら夕暮れ時には次の町につきそうね...)
そう思いながら更にスピードを上げるのでした。
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〜ハーメルンの町〜
予想通り夕暮れ時に次の町についた。
「ついたな、ミストレインから数えて村3つあったけどやっぱり町に泊まりたいだろうから頑張ってよかったよかった」
私がそう呟きながら後ろを振り向いてみると...。
「なんで...、馬車使うよりも走った方が早いんですか!! ケロナは!!」
汗だくになりながら私よりも後に到着した彼女はこうも言っていた。
「と言うか先行く馬車を2台くらい追い越しましたよね!? 【魔女】である私はともかく、ただの【村娘】ができる芸当じゃないですよ!!」
息切れをしながらそう叫ぶ彼女の腕を掴みながらサラが話に介入してくる。
「まあまあ、ケロナお姉ちゃんだから」
「それ全く答えになってません! さぁ! まずはこの町にある教会に言って
プンスカ怒りながら教会に足を運ぶレイナに続く私達。
「サラも全然レベル聞いていなかったからどれだけ上がっているのか楽しみ!」
ウキウキしながら教会に向かうサラとプンスカ怒りながら教会に向かうレイナの温度差が面白くてついつい笑ってしまう私なのでした。