貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!! 作:カイトGT
私達がハーメルンの教会に着くと早速レベル鑑定を初めて貰うことにしました。
「さあ! ケロナの職業とレベルを教えてください!」
レイナが意気揚々と神父に聞いたのですが、帰ってきた答えは...。
「ふむ、ケロナのレベルは1で職業は【村娘】ですな、そしてレベル2に上がるのに必要な経験値は...【6億4251万2348】ですな」
その言葉を聞いた時にレイナが「はっ?」と声を漏らす。
「必要経験値【6億】? えっ...どう言うこと?」
レベルよりもそちらの方に気が行っているようで私に聞いてきました。
「そんなにあったら一生かかってもレベルアップの恩恵を受けられないじゃないですか...!、というかそれが本当なんだとしたら、ケロナはどうやってそれだけの力をつけたんですか!?」
胸ぐらを掴まれながら聞かれても私は知らないのだから答えようがない。
「知らないよ、ただ戦闘になったら体が勝手に動くというか...」
「体がかってに動く...? 記憶がないと言っていましたよね?」
「ああ、私にはスラナ村に流れ着くより前の記憶が一切ない」
「という事はケロナの記憶が戻ればその正体不明の強さの詳細が明らかになると言うわけですか...」
しばらく考える素振りを見せた彼女は急に振り向いたかと思うと指をパチンと鳴らしました。
「面白いですね、私はそれが分かるまではこの旅ご一緒しますよ」
良い顔でそういう彼女の表情が一瞬にして凍りついたのは次の神父の声でした。
「ふむ、サラのレベルは
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「えっ! 私が【魔女】になれるの!?」
「はい、今から【
神父の言葉にサラは「なる!」と大声で答えた。
「ではこちらへ...」
今度はシスターに奥に連れて行かれるサラ。
〜数分後〜
「ケロナお姉ちゃん見てみて〜!!」
教会から出てきたサラの魔力が明らかに増大しているのが分かる。
それを面白くなさそうに見ているレイナでしたが...。
「あの子が自力で私よりも高いレベルに行けたとは思えませんし...、つい最近冒険者になったという話も加味すると本当にレベル100越えの敵達と戦ってきたのかも知れませんね...」
不貞腐れつつも私達が話した今までの戦いの事を信じてくれるようになったようでした。
それくらいの経験がないと短時間でレベル87なんてあり得ないと彼女にもわかっているのでしょう。
「まあ良いです、レベルが私より高くなったとはいえ、今更あの子の教師を辞めるつもりはありませんから、それにレベルだけが戦闘において全てと言う訳ではありませんからね」
彼女の言っている事は的を得ている。
レベルだけが高くても仕方がない事はスラナ村にきた勇者達の惨敗ぶりを見て理解しているつもりだ。
自分のレベルがいくら高いからと言っても相手がそれより下だとは限らないのだから...。
レベルの高さが慢心となり自らを鍛える事をやめてしまえばそれが弱点となり、そのままつけいる隙になりかねないからね。
私はその事をしっかりと肝に銘じるのでした。