貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと言われてしまい勇者パーティからは【使えない】宣言されてしまった村娘ですけど仕方がないのでレベルを上げずに最強になります!!   作:カイトGT

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ハーメルンでの稼ぎができない!?・観光スポット(食欲)

 私たちはとりあえず宿に戻って作戦会議を行う事にしました。

 

「ちょっと張り切りすぎたみたいですね、どうしますか? もうこの町を後にして次の町に向かうと言うのも手ですが」

 

 レイナの言葉に私は少し考える。

 

 彼女の言う通りこの町には別に未練もないし仕事ができないのであればさっさと出て行くのも手ではあるのだが...。

 

「せっかくこれだけ稼いだんだから、たまには遊ばない?」

 

 と提案することにした。

 

 スラナ村かでてずっと激闘の連続だったこともあり、たまには心と体を休めてもいいんじゃないか? と思ったわけである。

 

「ええ〜!? せっかく新しい魔法を覚えたんだから試したい!!」

 

 ぶ〜ぶ〜と文句を垂れているサラにはこう言いました。

 

「ここって元々放牧民が集まってできた集落だったらしいからヒツジ肉が美味しいらしいよ」

 

 と一言呟いただけですぐに食欲の方に惹きつけられる妹。

 

「ヒツジ肉!! 美味しそう!!」

 

「それにちょっとした観光地スポットもあるみたいだし回ってみない?」

 

 私の言葉にレイナはため息を吐きながらも賛同してくれした。

 

「まだサラの勉強会が山ほど残っていますが..、いいでしょう! たまには羽を伸ばす事も必要ですね」

 

 ため息を吐いていた割にはいい笑顔な彼女を見ていると少しだけこの提案をした事が嬉しくなってきます。

 

「じゃあ決まりだね」

 

 私達は宿を後にして観光スポットを巡って見る事にするのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 私達は宿を出た後にのんびりと散歩をしながら観光スポットを巡ることにしました。

 

 幸いな事に最近仕事を沢山終わらせていたのでお金は充分にあるのです。

 

 なので、しばらくはひもじい思いなどしなくてもいいだろう。

 

 町の中でちゃんとした物を毎日食べられるのはありがたい。

 

 そう思いながらまずはヒツジ肉の鍋料理が食べれると言う店にやってきていました。

 

 あれっ? 観光スポットは? と思う方もいるとは思いますが、サラがどうしても先にヒツジ肉食べて見たいとうるさかったので、先に食事を済ませる事にしたのでした。

 

「ヒツジ肉楽しみ!!」

 

 ウキウキしながら箸を持っていまかいまかと鍋を待つサラを見ているとこちらまで嬉しくなってしまう。

 

 しばらくすると店員さんが鍋を持って私たちの席にやってきました。

 

「お待たせしました!! ラム肉の鍋3人前どうぞ!!」

 

 グツグツと煮込まれているヒツジ肉を3人で顔を見合わせてみつめる。

 

 野菜と一緒に煮込まれた鍋の中にヒツジの肉が浮いているのだが、それらに骨がついておりどうやって食べればいいのかよく分からない。

 

「これ...箸で掴んで食べるのはちょっと無理がありそうだよね...」

 

「ですね、店員さんに食べ方を聞いてきます」

 

 レイナが席を立っている間に私はコップに入っている水を自分の魔法で綺麗な水へと変えました。

 

 勿論飲食店の水なので、汚い訳ではないのですが自分で生成した水の方が基本的に美味しい事が多い事が分かってからは、毎回この様にしてから飲んでいます。

 

 全員分の水を綺麗な水に変え終わったくらいの所で彼女が帰ってきました。

 

「食べ方が分かりましたよ、まずは取り皿に骨ごと肉を取り出して、その骨を掴んで肉を食べるそうです、特に骨の髄が美味しいらしく啜りながら味わってくださいと言っていました」

 

「鍋に入っているのに手で持つのか、何だか珍しいね」

 

「そうですね、基本的に箸で食べる事が多い鍋料理をあえて手で食べると言う習慣は私達にはないですからね」

 

 私とレイナが珍しがっていると、サラが早く食べようと急かしてくる。

 

「ねぇねぇ、食べ方がわかったんなら早く食べようよ! もうお腹ペコペコだからさぁ!」

 

「そうだね、じゃあいただきます」

 

「「いただきます」」

 

 いつもの挨拶の後で私達はヒツジの肉にむしゃぶりつくのでした。

 

 

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