地縛(但しARC-Vの)使いでダークシグナー擬き主の5D's   作:クォーターシェル

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デュエル描写って、筆が乗っている時はいいですけど、めちゃくちゃ面倒ですね(汗)


第4話

 

「うわぁ!こんなフカフカしたベッドなんて初めてだぜ!」

 

フォーチュンカップに出場することになり、フォーチュンカップの期間の間俺達には高級ホテルの一室が割り当てられた。最初連れてこられたセクトとあゆみは俺の顔に新たにマーカーが付けられたことや俺がフォーチュンカップに出場することに驚いていた。

 

取りあえず俺は二人を言いくるめて、ホテルに入った。サテライト育ちのセクトはその内装に感動していた。

 

「見てくれよ!テレビまであるぜ!」

 

「まあ高級ホテルならそれくらいあるだろうな」

 

興奮するセクトに俺はそう返す。あゆみは

 

「あの、本当に大丈夫なんですかこんな豪華な所……」

 

と心配するが、俺は

 

「諸々の費用は開催してる所が負ってくれるから大丈夫だって。少なくともフォーチュンカップが終わるまでは此処にいられるみたいだ」

 

言う。

 

「それならいいんですけど、なんか落ち着けなくて……」

 

とあゆみ。俺は

 

「どうせ、短い間だ。偶にはこんなのもいいだろ」

 

と言いセクトも

 

「そうだぜ!レストランの料理も美味しいんだろうなー!」

 

と言った。あゆみは

 

「もう……セクトさんったら」

 

と少し呆れながら言うのだった。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

ちょっと気分転換に散歩をしようと、ホテルを出て街中をぶらついていたら、ピンク色の髪のアカデミア女子学生とすれ違った。その制服をちらりと見た俺は、昔デュエルアカデミアに通っていたことを思い出した。あの頃は学友と毎日の様にデュエルしていたな……例の没落騒動で初等部で中退することになっちまったが。そんな思い出に浸っていると、

 

「ちょっとまって。貴方、顔をよく見せなさい!」

 

とすれ違った筈のピンク髪の女学生に呼び止められた。え?なに?逆ナン?なんてふざけた事を考えていると、その気の強そうな感じの女学生に顔を見られる。そして女学生は

 

「アンタ、もしかして頼?」

 

と言った。えっもしかして知り合いか?記憶の中を中ってみると、同学年に同じようなピンクの髪の子が居たような……

 

「あっ、ツァンディレか?」

 

と俺は朧げな記憶から彼女の名前を引き出す。そして女学生、ツァンディレは

 

「やっぱり頼なのね!今までどうしてたのよ!!」

 

と半ば怒りながら訪ねて来た。俺はツァンディレにとりあえず落ち着いて話が出来る場所に移ろうと言い、近くの公園に行く。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

ツァンディレはかつて、家同士の事情で知り合いデュエルしたお嬢様の1人で、そのまま一緒にアカデミアに入学した。彼女はその強気な性格から1人になりたがることが多く、サイコデュエルのお陰で距離を取られていたアキとは別ベクトルでぼっち状態だった。

 

一応5、6歳からの付き合いもあって、偶に彼女の世話を焼いたり、デュエルもしていた。彼女のデッキ、六武衆は展開を得意とするシリーズで、一度勢いづかれたらよくそのまま負けたものだ。なんてことを思い出しながら、俺はツァンにアカデミアを中退してからのことを話していた。

 

「セキュリティに捕まったり、今度のフォーチュンカップに出場ねえ……」

 

と、ツァン。半信半疑なようだが俺は

 

「まあ、本当のことだ。このシティに来たのもつい最近なんだよ」

 

と言っておく。ツァンは

 

「アンタ、皆何があったのかって心配していたわよ!ぼ、僕は心配してなかったけど!」

 

と言った。俺は

 

「そうだな。麗華や雪乃、ゆま達は元気にしてるか?」

 

と答えた。俺の同学年、思い返せば濃い人がいっぱい居たな……

 

「まあ……元気にしてるけど。岬なんか最近はダイモンエリアに入り浸ってたりもするけど皆大事ないわ」

 

とツァン。アキのことは言わないか……まあいいちょっと話題に出しにくいだろうしな。その後しばらく話し、話題はフォーチュンカップのことに移っていった。

 

「へえ。皆で観戦に行くんだ」

 

「そうよ。これでもトップスの一員だし、クラスの子はだいたい観に来ると思うわ」

 

「じゃあ久しぶりの俺のデュエルを皆に見てもらえるな」

 

「……ねえ、連絡先交換しない?ま、まあ折角会ったんだし特別にね」

 

「ごめん、サテライト暮らしなもんで携帯電話なんて高級なもの持ってないんだ」

 

「……そう」

 

そう言うと、ツァンは、メモの切れ端を渡してきた。それにはツァンの電話番号が書いてあった。

 

「これは……」

 

「携帯を持ってなくても何かの時に必要になるかもだから、僕に連絡したければそこに掛けて」

 

とツァンは頬を赤らめながら言うのだった。

 

『なんだよお前隅に置けないじゃんか!』

 

ちょっと黙っててくれジラス。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

そんなこんなもあり、いよいよ大会当日。観客席に向かうセクトとあゆみと別れ、俺はフォーチュンカップに出場する選手に混じった。開会式、マーカー持ちの遊星や俺の存在に疑問を持つ観客が騒ぐこともあったが、選手の1人であるボマーの一喝によりその場は収まった。開会式が終わり、選手控室に来た俺はまず遊星に話しかける事にした。俺の試合まで暇だからな。

 

「やあ、その様子だとデッキやDホイールは取り戻せたみたいだね」

 

「お前は、サテライトに戻ったのでは無かったのか」

 

「まあこっちも色々事情があってね。それに実は俺はシティ出身なんだ。今はサテライト住まいだけど」

 

「そうなのか?」

 

「遊星!この人も遊星の友達?」

 

と双子の妹である龍可に変装している龍亜が話に入ってきた。どうでもいいけどこの時の彼って妹に変装する気ないよね。

 

「いや、収容所で知り合っただけだ」

 

と言う遊星に俺は

 

「まあ、そんなもんか。君とは仲良くしたいと思ってるけどね」

 

「ふーん。俺はる……いや龍可!アンタと当たっても負けないからね!」

 

と言う龍亜。ちなみに第一回戦の彼の相手はボマーだ。原作通りにいけば残念ながら彼と当たることはないだろう。

 

「別にこの大会じゃなくても機会があればデュエルするのもいいかもね」

 

と答える。そして第一回戦第一試合は原作通りボマーが龍亜に勝利した。そして第二試合、俺はジル・ド・ランスボウという騎士のコスプレをしたおっさんとデュエルすることになた。確か原作だとアキと戦った相手だっけ?そして俺はスタジアムのステージに入場するのだった。MCが俺の紹介をする。

 

『対戦相手の登場だあああ!サテライトから来たということ以外、戦歴は不明!どんなデュエルを見せてくれるのか!?土斬頼!!』

 

前世でも今世でもこういう大会に出るのって初めてだからな。ちょっと緊張してきた……

俺と対峙したジルは

 

「サテライトの犯罪者め!俺のデュエルを見せてくれよう!」

 

と特注であろう盾型のデュエルディスクを構える。俺もそれに応え、デュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!」」

 

――ターン1――

 

「我がターン!マスクド・ナイトLV3を召喚!」

 

マスクド・ナイトLV3

効果

レベル3/地属性/戦士族/攻1500/守800

①自分スタンバイフェイズ時、表側表示のこのカードを墓地に送る事で

「マスクド・ナイトLV5」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。

②1ターンに1度、相手プレイヤーに400ポイントのダメージを与える事ができる。

この効果を発動したターン、このカードは攻撃できない。

 

ジルは小型の騎士のモンスターを召喚する。そして

 

「マスクド・ナイトLV3の効果発動!ペルソナ・ブラスト!」

 

マスクド・ナイトの兜から光線が発射され、こちらに直撃する。うお!まぶし!

 

土斬頼LP4000→LP3600

 

さらにジルは通常魔法レベルアップ!を発動しマスクド・ナイトLV3を墓地に送って上位種であるマスクド・ナイトLV5を特殊召喚した。

 

マスクド・ナイトLV5

効果

レベル5/地属性/戦士族/攻2300/守1300

①自分スタンバイフェイズ時、表側表示のこのカードを墓地に送る事で

「マスクド・ナイトLV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。

②1ターンに1度、相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える事ができる。

この効果を発動したターン、このカードは攻撃できない。

 

「マスクド・ナイトLV5の効果!ペルソナ・ツインブラスト!」

 

再び光線が俺のもとに直撃する。

 

土斬頼LP3600→LP2600

 

1ターン目から焼かれたがこれくらいでひるんでいられない。麗華のフルバーンに比べれば……この程度。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド」

 

こちらのターンのようだ。それにてもLVモンスターとは珍しいな。ジルって確か遊戯王VRAINSまでのシリーズで最後のLV使いなんだっけか。騎士みたいな出で立ちのジルに使われるってことは、LVシリーズはこの頃から既に時代遅れという意味が……?ジルが言ってくる

 

「進化するナイトの恐ろしさ、骨身にしみたであろう?」

 

それに対し俺は

 

「随分なビンテージもの使ってるけど、流石に新型にした方がいいのでは?」

 

と返すと

 

「むっ!減らず口を!」

 

と怒る。さあここからおれのターンだ

 

――ターン2――

 

「俺のターン、ドロー!」

 

さて、この手札なら……行けるか。

 

「俺は先ずマスクド・ナイトLV5を対象に通常魔法、反逆の罪宝-スネークアイを発動。その効果で対象のモンスターを永続魔法カード扱いで持ち主のフィールドに置く!」

 

その言葉と共に赤い蛇の眼のような宝玉が出現し、マスクド・ナイトのもとに向かう。それに対しジルは

 

「そんなもの!私は罠カード、昇格の回廊を発動!自分のLVモンスター1体を墓地に送り、そのモンスターに記されたLVモンスター1体を召喚条件を無視しして手札・デッキから特殊召喚する!現れよマスクド・ナイトLV7!!」

 

昇格の回廊

通常罠

① 自分フィールドのLVモンスター一体を墓地に送って発動できる。墓地に送ったモンスタ―に記されたLVモンスター1体を召喚条件を無視して手札・デッキから特殊召喚する。

 

マスクド・ナイトLV5が墓地に行ったことで、スネークアイは不発した。そしてフィールドにはより強力になったマスクド・ナイトが姿を現す。

 

マスクド・ナイトLV7

効果

レベル7/地属性/戦士族/攻2900/守1800

①このカードは通常召喚できない。

「マスクド・ナイト LV5」の効果でのみ特殊召喚できる。

②1ターンに1度、相手プレイヤーに1500ポイントのダメージを与える事ができる。

 

『ジル。相手の魔法を躱し、マスクド・ナイトを最終形態に進化させたぞ!』

 

相手はエースを出したか……ならばこちらも相応の戦力をもって迎え撃つまでだ。

 

「俺は手札の地縛囚人ストーン・スィーパーを捨てて効果発動。デッキから地縛囚人ライン・ウォーカー1体を手札に加える。でもってそのチューナーモンスターライン・ウォーカーを召喚」

 

自分フィールドに手枷を付けた暗く発光するモンスターが召喚された。

 

「ライン・ウォーカーの効果、召喚に成功したことで、デッキから異界共鳴-シンクロ・フュージョン1枚を手札に加える」

 

『土斬!反撃の狼煙かああ!?次々とカードをサーチしていく!』

 

「自分に地縛囚人ライン・ウォーカーが存在することで、地縛囚人ロード・ウォッチャーを特殊召喚する」

 

地縛囚人ロード・ウォッチャー

効果

星5/闇属性/悪魔族/攻1000/守2200

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①自分フィールドに地縛モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

②手札からこのカードを捨てて発動できる。デッキから地縛魔法・罠カードを1枚手札に加える。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

「チューナー……シンクロ召喚か?」

 

「半分当たりさ。俺は自分フィールドの、地縛囚人ライン・ウォーカーと地縛囚人ロード・ウォッチャーを墓地に送って、通常魔法、異界共鳴-シンクロ・フュージョンを発動!墓地に送った2体を素材としてそれぞれシンクロモンスター、融合モンスターを特殊召喚する!!」

 

「なっ!?」

 

「現れよ!地縛戒隷 ジオグリフォン!地縛戒隷 ジオクラーケン!」

 

俺のフィールドにジオグリフォンとジオクラーケンが降りたつ。MCが

 

『なんと土斬。シンクロ召喚と融合召喚を同時に行ったあああああ!!』

 

と叫ぶ。正確に言うとEXデッキからの特殊召喚だから、蘇生制限は満たせないんだけどね。

拘束具を付けた魔獣たちはマスクド・ナイトLV7に威嚇する。ジルは気圧されていたが、

 

「ならば!マスクド・ナイトLV7を対象に!永続罠、安全地帯を発動!」

 

マスクド・ナイトに永続罠の効果が乗る。

 

「安全地帯の対象になったモンスターは直接攻撃が出来ない代わりに戦闘・カードの効果では破壊されず他のカードの対象にもならん!誇り高き騎士は倒れぬのだ!」

 

というジルに対して俺は

 

「バーン効果を持つマスクド・ナイトに安全地帯か……中々相性のいいコンボだが、いける!バトルフェイズ!ジオクラーケンでマスクド・ナイトLV7を攻撃!」

 

「なにっ!?」

 

『おおっと土斬。策はあるのか!?マスクド・ナイトは攻撃力もジオクラーケンを上回っているぞ!』

 

「俺は手札からダーク・オネストの効果発動!自分の闇属性モンスターの戦闘時にこのカードを手札から墓地へ送りその相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、その攻撃力分ダウンする。」

 

「なっ!!?では、我がマスクド・ナイトの攻撃力は……」

 

「0だ」

 

黒い羽根の天使が放つ波動によってマスクド・ナイトは力を失い、そこにジオクラーケンの触手が殺到した。

 

「ぐわああああああ!!」

 

ジル・ド・ランスボウLP4000→LP1200

 

「ダークオネストの効果はまだ続いている!もぉいっぱあああああつ!!ジオグリフォンでマスクド・ナイトLV7を攻撃!」

 

弱体化したままのマスクド・ナイトに向かってジオグリフォンは炎を吐きだした。その炎はマスクド・ナイトだけではなく後ろに居たジルにも貫通した。

 

「うっぐあああああああああああああああああっ!!」

 

ジル・ド・ランスボウLP1200→LP0

 

『試合終了ー!土斬頼選手!シンクロと融合を同時展開する前代未聞の戦術でジル・ド・ランスボウ選手を討ち取ったー!』

 

ジラスが話しかけてくる

 

『なんだ。俺の出番無しかよ』

 

「使うまでもなかったしな」

 

と答えた。

 




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