ある日、いつもどおり”スターリー”で練習していた結束バンド四名。しかし、その練習中ある事故が起きてしまい、異世界に飛ばされてしまう。彼女らはどこに飛ばされたのか?そして、その先、どのようなことが起こるのか?それを見るのが、この小説である。
注.これはぼざろと転スラのクロスオーバーです。苦手な方はご注意ください。
他の作品も連載しております。どの作品も超不定期投稿です。良ければ見ていってください。
追記:不定期投稿なので短編にしました。連続短編小説だよ、文句あっか!

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まだどの作品も終わってないのに...なんでアイデアばかり思いつくんだ!実行しないくせに!


転移するぼっちと結束バンド――プロローグ

 私が最初に目にした景色は、一面の木でした。…なぜかって?それを話すには、数分前?のことを話さなければならない。

 

―――数分前、ライブハウス“スターリー”にて、私達はいつも通り、練習をしておりました。すると、何と言うことでしょう!自分達の足元に漫画とかでよく見る、所謂『魔法陣』が青白く光っていたではありませんか!

 その後、みんなと一緒によくわからない空間に飛ばされて気がついたら、こんなところにいました。

 

―――まったく、変な話ですよね。実はこれ、私の今日見た夢なんでs

《確認しました。個体名:後藤ひとり(ヒトリ・ゴトウ)が、ユニークスキル『夢想者(ユメミルモノ)』を獲得。成功しました》

 はい。そんな訳がありませんでした。そして、その後に何故か自分だけみんなとは違う場所に飛ばされてて…

《確認しました。個体名:後藤ひとり(ヒトリ・ゴトウ)が、ユニークスキル『孤独者(ハグレモノ)』を獲得。成功しました》

 さっきから「確認しました」とか言ってる声は誰なんだ…ああ、家に帰ってギター弾きたい。

《確認しました。個体名:後藤ひとり(ヒトリ・ゴトウ)が、ユニークスキル『幻奏英雄(ギターヒーロー)』を獲得。成功しました》

……もう何だっていいや。

 そうして、私の冒険は幕を開けたのでした。しかし、その時は、まだ、自分が“救世幻奏英雄(ギターヒーロー)”と呼ばれるなんて、まだ知る由もなかったのでした。

 

side結束バンド――山田リョウ

「…お腹空いた。こんな時、ぼっちがいたらな」

 私は困り果てていた。

 ここは恐らく、たまに聞く”異世界”というものなのだろう。それだけでも大問題なのだが、まだ、森とかじゃなかっただけマシな方だ。

 問題は…

「お金ない」

「そりゃあ、そうだよ。異世界のお金なんて誰が持ってるのさ?」

 そう、異世界に来たということは、通貨も違うということ。日本の円しか持っていない私達は途方に暮れていた。

「あー、誰か貸してくれないかな」

《確認しました。個体名:山田リョウ(リョウ・ヤマダ)が、ユニークスキル『金亡者(カネノモウジャ)』を獲得。成功しました》

「ん?」

「リョウ、どうしたの?もしかしてあの声?」

「先輩、どうしたんですか?」

「いや…」

 気の所為かな?しかし、異世界に来たということは、ベースもない。普通、持っている物は持ってくるものだけど…これだと腕が鈍るな。

《確認しました。個体名:山田リョウ(リョウ・ヤマダ)が、ユニークスキル『重弦奏者(ベーシスト)』を獲得。成功しました》

「やっぱり、なにか聞こえる…」

 しかし、この怪しい声が、これからの私達の運命を、左右することになるとは、まだ、このときの私達は、知らなかった。

 

side結束バンド――伊地知虹香

「いてっ!」

 ここはどこ!、と言おうとしたけれどそんな事を気にする暇もなく理解した。唯一分かることを。

 それは―――ここは”スターリー”ではないということ。

 これは...

「よく分からないなぁ...多分街ではあるんだろうけど...」

 目の前に広がっていたのは中世ヨーロッパ風の建物の数々。そこに立っている旗にはデカデカと楕円形の生物――いわゆる”スライム”が描かれていた。

「あ!そういえばみんなは!?」

 あたりを見回すと、見覚えのある青い髪が!

「あ!リョウ!」

「ん?あ、虹香」

 一人は無事であったことを確認したが、もう一人はどうだろう?

「そういえばリョウ、ぼっちちゃんとか喜多ちゃん見なかった?」

「いや、見てない。ぼっちは多分、どこかでオロオロしてると思う」

 わからない。余計わからないくなってきた...と、そんな時、ふと、前を見ると再度見覚えのある赤髪が!

「あ!喜多ちゃん!おーい、こっちこっち!」

「あれ?伊地知先輩と先輩じゃないですか!みなさんがここにいるということは後藤さんも?」

「いやーそれがさ...」

「ぼっちなら行方不明。この街のどこかにいるのは間違いない...多分」

「先輩が言うならそうなんでしょうね!なら、この街を探索してみましょう!」

 ...本来は、私が止めるべきなのだろうけれど、展開が早すぎて追いついていけない...あぁ、理解力が欲しい...

《確認しました。個体名:伊地知虹香(ニジカ・イヂチ)が、ユニークスキル『理解者(ワカルモノ)』を獲得。成功しました。続いて、個体名:伊地知虹香(ニジカ・イヂチ)が魂の奥底に持っていたユニークスキル『寂奏者(ハブラレガチナモノ)』を、ユニークスキル『理解者(ワカルモノ)』と統合し、ユニークスキル『解音打者(ドラマー)』を獲得。成功しました》

「えっ、えっ?」

「どうした、虹香」

「混乱しているんですか?伊地知先輩。大丈夫です!私もよくわからないんですから!」

「いや...なんかどっかから声が聞こえたような...」

 気のせいだろうか?いや、そんなことはない。この耳――いや、脳ではっきりと聞いた。私がよく分からないものユニークスキル『解音打者(ドラマー)』獲得したということ、魂の奥底にまたもや知らない言葉であるユニークスキル『寂奏者(ハブラレガチナモノ)』とか言う不名誉な名前の能力を奥底に持っていたということ。

 これは伝えるべきだろうか?いや、どう考えても伝えるべきだろう。もしかしたら私と同じ声が聞こえるかもしれない。

「実は、なにか、不思議な声が聞こえたの。それで分かったんだけど、私が何かを願ったのを確認して、ユニークスキル『理解者(ワカルモノ)』とかいうよく分からないものを獲得して、そして私が元々魂?に持っていたそのユニークスキルの『寂奏者(ハブラレガチナモノ)』っていうものを持っていて、それを統合したらユニークスキル『解音打者(ドラマー)』っていうやつを獲得したんだよね」

「...虹香、疲れてる?ちょっと休憩する?」

 ウッ!やっぱり信じてもらえてない!

 しかし、その後二人も同じ声が聞こえ、何かを獲得したようで、その獲得したユニークスキルが、今後の私達の人生に大きく、深く関わってくるとはまだ誰も知らなかったのだった。

 

side結束バンド――喜多郁代

「ここは,,,」

 私が目を開き、一番最初に見た景色は、中世ヨーロッパ風の建築物の立ち並ぶ――所謂”異世界”と言うやつだった。

「へー、異世界ってこんなところなんだ!」

 しかし、私は特段驚くこともなく、只々、その状況を受け入れていた。

「本で少し見たことがあったけど、まさか本当にそんな風なんて!」

 けど、この街を見た限りだと、人もいるけどどちらかといえばオーク?やゴブリン?などの魔物が多かった。

 なので、この街に日本と同じような美容品や楽器があるかどうかわからない。

「困ったなー...これじゃスキンケアも練習もできない...うーん、どうしたらいいんだろう?」

《確認しました。個体名:喜多郁代(イクヨ・キタ)が、ユニークスキル『美容者(キニスルモノ)』と、ユニークスキル『弦奏歌唱者(ギターボーカル)』を獲得。成功しました》

「ん?なんの声だろう?」

 自分の名前を呼んでいたような...まぁ、いいか!異世界だし、こんなこともあるでしょう!

 しかし、この後合流した先輩方にも聞いてみると、何度先輩方も同じような声を聞いたらしい。そして、そうして獲得したユニークスキルが私達に大きく関わり、そして、これからの運命を決めるとは、誰も予想していなかったのでした。

 

プロローグfin.




はい。いい加減なれてきましたよね作者です。まだ一作品も終わっていないのに次のものに移行してしまいました。只今製作中のものは「転生したらインターネットだった件」の「竜種が二人いる人魔怪談(本編)」と、「鬼殺の剣聖」第二話です。
もうざっと権能紹介してしまいましょう。第一回はぼっちさんからです。
No.1ユニークスキル「夢想者(ユメミルモノ)」
確率操作、思考加速、並列演算、最適行動
No.2ユニークスキル「孤独者(ハグレモノ)」
一撃必殺、身体強化、性質逆転、気体操作、魔素抵抗
No.3ユニークスキル「幻奏英雄(ギターヒーロー)」
音声操作、楽曲憑依、武具具現、感情操作、運命改変、気配喪失
まさにぼっちのぼっちによるぼっちのためのスキルセット。
ではまた、どこかで。

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