ハレ~太陽の少女~   作:コンテナ店子@コミケ出ます

14 / 25
ハレはブラック派らしいのでそのまま採用しました


第14話 「ハレと珈琲」

 濃い茶色をしてる木で出来てる壁の中で、かまどがずっと熱い炎を燃やしてるのもあって、まだ入ったばっかりの所にいる私の所にもその熱さが届いてるのを肌で感じる。でも、そこで赤い光が出てるはずなのに、それの少し前の所でニニのお母さんがいるせいもあって、全体はほとんど見えないままだった。

 

 その人は真っ白な湯飲みみたいなのを両方の手で持ってるままにして視線もそっちへと向ける感じでいるのもあって、小さく口を開けたままそこからずっと上に向けて浮かび続けてる湯気の形に自身の体を隠すみたいだった。それは、息を噴き出してるのが音と一緒に聞こえてる状態でも全然変わったりなんかしない。ただ、上瞼を細くしながらそこだけを見るみたいにしてるのをずっと続けてる感じにしてたら、自分の子供が近づいて来た所でそれを辞めて首だけでニニのことを見るみたいにしてた。

 

 それから、来た側が声を一瞬だけ出すみたいな口の開け方をしてるのに対して、椅子に座ってる方も片方の手を机から落っことして相手の肩の後ろ側辺りにそれを乗っけるみたいにする。ただ、一方で後者の方はその体のほとんどを手前にある大きな机で隠しちゃってるせいで様子が全く見えてなかった。

 

 私はただ、2人の様子を見てる間、下の唇を上のに力を入れながら押しつけつつ、眉を下に下げてて。それで目尻を押す感じにしてた。続けて、上半身を傾けて部屋同士の境目の硬くなってる場所に骨の盛り上がってる部分を押し付ける。

 

 ずっとそのまま動かないでいるせいもあって、私の背中側の窓がない通路の暗くなってる場所から入り込んでくるみたいな暗い影が地面に出来てる。ただ、息を吸い込みながら口を何度も一瞬で開けたり閉じたりを繰り返して。ちょっとだけ唾液がその中で動くみたいな感覚を味わう。

 

 続けて両手を組み合わせながら視線を横に向ける感じにしてる私に対して、そっち側に見えてるのは、里で使ってる文字とは全然違う、一度も見たことない模様が描いてある袋だったりが何個か並んでるのがあるくらい。それらは部屋全体が小さな窓からだけ入ってきてる光しかないせいで、薄暗くなってる上に、里で作られたと思う食器棚の中に閉まってある伴天連の下品ってよく言われてる模様の品なせいですごく浮いてる気がした。

 

「待ってて、今ニニとハレちゃんの分も用意してあげるから」

 

 私の名前が呼ばれた所で小さく息を吸いながら口を開けて首を旋回させる動きをさせる。それでこっちとニニがいる方に背中を見せながら、鍋が茹ってるの向かってってるニニのお母さんの様子があって。そこが座ってた椅子の上に今度はその娘が座ってた。

 

 私の斜め前の方で両方の腕を横に向けるようにしながら机の上で重ねてる向こうは、背中を折り曲げて顎をそっちに近づけながら口を横に伸ばす感じでいる。ただ、そのまま息を吐き出して視線を横に向けながらいる姿を、こっちは出来るだけ同じ姿勢のまま見続ける感じにしてた。

 

「前に遣いの人が来てからけっこう立ってるけどまだあったはずだから」

 

 さっき私が見てた食器棚とはまた違う場所た漁るみたいにしてたニニのお母さんが立ててる音をちょっとだけ聞いてる間、私も体を動かせずにただニニの様子を見てた。そしたら、息をちょっとだけ鼻から吸った中から、あんみつとも違うなんだか甘い匂いが漂ってきて。それのせいもあって視線がお母さんの立てるちょっとだけ重い紙袋を落っことす音に惹かれる。

 

 ニニが勢いよく相手の名前を呼びながら足を斜め前に落っことす動きをして、地面に飛び降りながらいる。そのまま小走りをしているのも同じく。でも、こっちはそれに対しては何もせずに、さっきまで肩をくっつけてた所とは真逆の方に体をちょっとだけ傾けながら片っぽの足だけで立ちそうになるくらいの感じでそっちの方に首を伸ばす。

 

 口も小さく開けながらさっきまでニニがいた机越しに2人の様子を見つめる。でも、かまどの前でこっちに背中を向けながら伴天連から来たものの話をしてる声を聞くくらい以外に私は何もできずにいて。机の上に指の先端と手首の手前の辺りだけを力入れずに乗っける感じにしてた。

 

 そんな中で後頭部を空中で転がすみたいにちょっとだけ左右に視線を動かす感じのままいる私は、ただただお湯が沸騰してる音の隙間から聞こえて来てる2人の話声を聞くくらいしかすることがなかった。

 

「お待たせ、これ、ハレちゃんの分」

 

 ニニが自分の白い湯飲みみたいなのをふーふーしてる横で、持ち手がついてるそれを斜め前に伸ばした両手で持ってるニニのお母さんが、ゆっくりと歩いて来てて。私の前のちょっと離れたところにそれを置く。そしたら、上半身を倒す感じにしてた体を元に戻す。

 

 一方でこっちは、自分の手をちょっとだけ前に出しながら、そっちの方に小さい手毬くらいの大きさで空気を持つ感じにしながら近づけてた。でも、それも背中が曲がり始めた数秒間くらいで一旦止まって。指の先端だけでその温かい感覚を味わうことになる。

 

 数秒後、湯気がちょっとだけゆっくりと揺れながら上に向かって漂っている様子を見てたら、いつの間にかニニが両方の手をいっぱいまで広げた状態で真っ白な湯飲みを持ってるまま飲んでて。最初は目をつぶったままにしてたけど、数秒後に「あつっ」って小さな声を出しながら背中をまっすぐにしてた。

 

 一方で、その隣にいるお母さんはそっちに向けて声をささやくみたいな大きさで出しながら、そこにいる頭をちょっとだけ撫でるみたいにしつつ見下ろしてて。それと一緒に目尻を落っことしながら小さく息を吐く。ただ、それから視線を横に向けながらいた。

 

「お砂糖まだ入れる?」

 

「うん」

 

 顔をずっと両手で持ってる湯飲みの方に向けてるニニが、声だけじゃなくて顔も動かしながら返事をする。それが終わってから体を前のめりにしながら斜め前のお母さんの方に顔を向けつつ手にしてる湯飲みみたいなそれを出してた。一方で、渡された方もそっちの方で、ほほ笑みながら片手の指の先端だけで食器を持って砂糖を掬う。

 

 そんな2人の様子を私は上瞼を下げながら出来るだけ上半身を机と平行にさせるような角度からひっそりと上目遣いになる感じで見つめて、小さな口から息をちょっとだけ吐くみたいにしながらいた。

 

「えっと……」

 

 一旦砂糖の蓋をしてるお母さんが、その小さな音を出しながらいて、その音ですらも肌を擦るみたいな感覚を味わいながら、私はまた体の胸よりもちょっと下の辺りで手を重ねながら口から小さな声を出した。

 

 ただ、それで見える範囲が変わっても、小さい窓から入ってきてるだけの日光で保たれてるこの部屋の中は、ちょっと薄暗いのがずっと続いてるだけ。そんな中で、ニニのお母さんが用意してくれた温かい飲み物の温度が辺りにちょっとだけ漂ってるみたいだった。

 

「珈琲っていうの。西洋ではみんなこれを飲んでるのよ」

 

 その声が聞こえてから、私もその珈琲って名前を繰り返して言ってみたら、なんだかちょっとだけ目を大きく開けながら息を吐く感じにしてて。続けてそんなに力を入れないままで脇を閉めてて。上瞼を持ち上げながらその茶色っぽくて、泥水みたいな色をしてるけど、でもそこから伝わってくる温かいのを手のひらで味わった。

 

 だんだん上瞼を使って目の開けてる範囲を広げながらいる私が、その水面が反射して自分のことを確かに映してる姿と、その奥側から深緑の匂いともまた違うなんだか奥にまで入ってきて体の胸の辺りにまでそれが染み渡りそうな感じのをずっと味わってた。

 

 そして、そっちの方に視線を持っていくと、私の胸元で湯飲みの奥の方にいる家紋がそれの左右で金色を主張してくるみたいで。でも、そこから出てくる湯気のおかげで見えにくくなってるのもずっと続いていた。

 

「ハレちゃんもお砂糖入れる?」

 

 ほほ笑む感じの表情をしながら小さく声を出すニニのお母さん。合わせてちょっとだけ笑うみたいな声を出してるのが聞こえた。ただ、私はそれにすぐに繋がる感じで脇を開きながらいつもよりも大きな声を出す。勢いよく体を前に倒しつつ湯飲みを自分の所に持ってくみたいにして、その水面から出てる湯気を直接浴びる。

 

 そしたら、当然なんだけど、今まで見えてる範囲の色がちょっと薄くなるような感覚を味わいながら口を小さく開けてる顔の所にちょっとずつ湿気が溜まってて、そこがだんだん逆に冷たくなってくみたいな。二つの温度が同時に混じり合ってる感覚を味わった。

 

「大丈夫です!」

 

 声を出すと一緒にすぐにその湯飲みの中に入ってるのを飲んでくと、思ったよりも中身はなくて。ほんのちょっと、ぎりぎり口の中にそれが入ってくるみたいな感覚を味わう。ただ、それだけだと、その温かい温度だけを味わうだけ。

 

 でも、それでも体の空気がそれで膨れる感覚を味わって。しばらく私は今手元で揺れてる水面を、ほんのちょっとだけ口を開けながらじっと見つめる。

 

 ただ、ニニのお母さんが「どう?」みたいに聞いてくるのに合わせてニニが自分のをふーふーしながら今も両手でそれを持ってるが視界に入って。そしたら私はまた早口めに「おいしいです!」って言いながら目をつぶって湯飲みを煽る。そしたら、珈琲の苦いのと熱いのが一気に私の口の中に入り込んできて。それのせいで顔を斜め上の方に向けながら目に力を入れて、そこを強く瞑っちゃってた。

 

 でも、それでも2人が笑うみたいな声は聞こえて来てて。それのせいでちょっと落ち着いた私は頬を膨らませるみたいな形にしながら肩と頭を落っことす感じになってた。




読了ありがとうございます
反応、コメント等お待ちしています
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。