ハレの腕を思い切りの強い力でひっぺがえすみたいにしてから、出来るだけの大股の足取りと全力で大きく振った両方の手を動かしながら走ってた。出来るだけ前のめりにしながら、もう覚えてる竹藪の中の階段の道筋をただただ進んで行く。その間、私はかなり体を前のめりにしながらいたけど、目を本当に細くしてるせいもあって、視界はかなり限られてて、それのせいで、足がその階段の段差に奪われそうになっちゃう。そのまま両方の手を前の出してそっちの方に付くことで体勢を整える。
目をちょっとだけ細くしながら何度も息を繰り返してる私は、まだ階段の上の段に両手を突いてそのでこぼこした感覚を味わうことになって。四つん這いみたいな体勢のままでいるせいもあって、顎を自分の側に近づけるみたいにするけど、それでも呼吸の動き方は変わらない。
片方の肩を斜めにしてからもう片方の肩も持ち上げる動きで立ち上がる。何とか全身がまっすぐになった辺りでため息と一緒に肩を落っことす。
続けて、眉もおんなじ感じに落っことしてから、ゆっくりと足を進めようとする。そして、それと一緒に竹藪の間から丘の下の方に視線を向ける感じにしてるけど、それに対して向こうの方にいる里の人たちがみんないつも通り一緒の恰好をしてるせいで、白っぽい影しか見えない。
そのままずっと周囲を見てるけど、赤い色はどこにも見つからなくて。気づけば曲がり角に来てたみたいで足が一歩土を踏みしめるみたいになってて。その柔らかい感覚をちょっとだけ味わうみたいになってたら、そこが太陽の光に照らされてて日向の明るい色に染まってるみたいだった。
一度だけそこに強く足を入れるみたいにしたら、それの影響もあって自分の黒い靴が明るい色に染まる感じに。ただ、そのちょっとだけ温かくなるのを感じてたら、すぐに体を後ろに向けて。階段の続きを取り戻した。
今度はゆっくりと足を1歩ずつ進めて行って、一段ずつ登る感じになってたら、早々にお母さんが待ってる門のところに来ちゃってて。それと目が合ったらのと同じ時に、小さく声を出しながら足を止めて。自分の胸の所に手を持っていきながらだんだん視線を下に向けて数段上の所の段差を見つめるみたいにする。でも、そこから私はただただ視線を動かす感じにしてたら、気づいたら私の足もある段差にまで来てた。
「ハレちゃんとは別れてきたの?」
そう言いながら一段ずつ足を一歩ずつ進めてくるお母さんの音が聞こえて来るのに合わせて、また視線を上にもってくみたいにしちゃいそうになるけど、それで数回だけ声を出しながら握った指の関節の部分をもう片方の手の平で擦るみたいに。
そのまま下に向かいそうになったそれを一気に上にもってくみたいにしながら、そっちの方で広がってる竹の笹の様子だけを追っていく。でも、それも途切れ途切れだったせいで、ずっとあっちやこっちに行く感じになってた。
「うん、さっき階段の下で」
そう言いながら体だけを前にしながら手をちょっとだけ背中側で伸ばす感じのまま、背中を反って顔を斜め上に向けて。その視線の向こうにある門の屋根の所を見るみたいにしたまま、まっすぐに足を進めて階段を一段ずつ進めてくみたいにする。
「そうだ、かすてら食べる?」
足を止めてから唇を強く紡いじゃったら、両方の口の先端をへっこませる感じのまま背中をまっすぐに伸ばしてて。気づいたら手も胸より少し下の辺りにまで持ってきてる。ただ、そのままちょっとだけ声を出す感じでその音だけを周囲に聞かせながらいた。そしたら、お母さんが疑問を向けてくる感じで語尾を持ち上げるような声を出してる。
それに対して私は、向こうに背中を向けたままそこをまっすぐに持ち上げる感じにしてたけど、でも一旦両方の顔を左右に振るみたいにしながら「いらない」ってちょっとだけ最初の言葉を大きめにする感じで話してから、早歩きでくぐり戸の中に入って行って、それを出来るだけ力を入れない感じでゆっくりと締めて行った。それからお母さんの様子が後ろにいなくなったのに気づいて、ゆっくりとそこで背中を押し付けて。体重もそっちに預ける。
同じ体勢で視線を上に持っていくみたいにしながら口から息をゆっくりと吐く。続けて瞼をゆっくりと落っことしながら鼻から吐く。そしたら、視界の半分以上は薄暗くなってる屋根の内側が見えてるけど、それの向こう側に雲がかなり少なくなった空の様子がある。でも、太陽は私の背中側にあるみたいで。その光がそっち側から斜めに降り注いでるみたいになってるのをほんのちょっとだけ見つめてた。
でも、気づいたら、ドアの向こうからお母さんが、ゆっくりと音を伸ばすような声と一緒に私のことを呼んでるのに気づいて。飛び跳ねるみたいな足取りを数回繰り返しながら体を翻して両方の手を持ち上げつつ後ろに下がる。それと一緒に口の開いてる大きさを小さく開けたり閉じたりするのを繰り返してたら、いつの間にか太陽の光に私の体も照らされてて。その温かさで体も火照るのを感じてた。
お母さんが西洋の人からもらったかすてらは私が特に力入れずにフォークを刺すと、それの細い先端が全然入って行こうとしなくて。なんだかそこを中心にへこんでくみたいになってる。そんな様子を見てる間、私は冷たいお皿の間隔を両方の太ももで味わいながら足を前後に動かし続けてて。顔の表情はほとんど動かさないでいる。そのまま力をあんまり入れずにただただかすてらが反射してくるのだけを手で味わってた。
下に顔を向けてる状態から上に向けたら、それと一緒に茶色い砂とその下の白っぽくて硬そうな地面だけが見えてるけど、それすらも太陽の光を反射してるみたいで。私が足をぶらぶら動かしてるのが前に出ていくみたいにしてるたびにそれの温かさを味わう。一方で内側に行くと、そっちはそっちですーすーするみたいでちょっと涼しい感覚が残ってる感じで。それを交互に味わうみたいにしてたら、お皿とフォークがぶつかったみたいでそれが高い音を立ててた。
ちょっとだけ頭を後ろに倒す動きをさせながら目を細めようとしたら、それと一緒に細かい繰り返しで聞こえて来る足音が聞こえて。気づいてからすぐに脇を締めながら視線をそっちに向けようとした直後に、一旦太ももの所に置いておいたかすてらのお皿を横に反らす。
続けて、視線をそっちに向けながら足を内側に曲げるみたいなのに固定して。そしてたら目線を斜め下に向けてたせいもあるけど、そこから最初に向けてる方に戻したらお母さんが足をほとんど持ち上げない感じで進めてるまま、こっちに近づいてる様子が見えて。こっちは口を閉じながら両方の端っこを持ち上げる感じにしてた。
「ニニ、お待たせ、今日は緑茶にしてみました」
語尾の所で音を上下に動かすのを繰り返す感じで話してるお母さんが体を横に倒す感じで私の方に顔を向けてくるのに気づいたら、私がそれと一緒にお尻を滑らせるみたいな動きを数回させてから距離を取って。そこにお母さんがお盆を置いてから座ってくる重みを床越しに感じる。
それと一緒に、向こうが自分の所の近くに置いてあったかすてらをフォークでつまんだら、小さく「いただきます」と言葉を伸ばす感じで出してから食べてる。口を閉じてから外に首を見せる感じで視線を上に向けながら目を閉じて顔を私の側の斜め上の方に向けてた。その状態で何度もかすてらを味わってる口の動きのが見える。
一旦飲み込んでから「ニニも食べて」と言いながら肘を軽く突くみたいにしてくる。一方私は、そっち側の脇を強く締め付けるみたいにしながら下の唇を上のにくっつけた。
そのまま、左手の人差し指を右手の親指のお腹で押し付ける感じのまま何度も滑らせて。端っこまで行ったらそれをまた元々の位置に戻すみたいな動きを繰り返す。さらに、目線を横に向けるみたいにしてたけど、そっちにはまだ触れてないかすてらが置いてあるだけ。
そっちにはほんの一部だけだけど、フォークの持ち手が私の様子を反射してて。でも、それのほとんどの範囲がお母さんと同じ色の髪の毛だって気づくのには時間がかかった。
「お母さん」
顔を下に向けながら、両方の手を太ももの間に入れて、そのまま膝より下をまた前後に動かす。でも、その動く範囲はまっすぐ下に落っことした所よりは奥にやらないくらいだけにしておく。ずっと斜め下に向ける感じのまま両方の目尻を落っことしたままいた。
「なぁに」
ほんの一瞬だけしか聞こえない声だけど、しっかりと抑揚をつけてるその声。周囲で聞こえてる音が遠くの方から出てそうな町の喧騒くらいだったのもあって、意識がお母さんに向かうし肌もちょっとくすぐったくなるのを感じ取ってた。
ただ、私は何も言わずに肩を両方とも落っことしたままにしてるだけ。目を軽く瞬きしてるみたいにしてる間、向こうもお茶をすすってる低い音を聞かせながらいるだけにしてた。
お互いに、雲を貫通して降り注いでる太陽の光に照らされてる練習場の様子を見つめてるだけ。それが少しの間だけ続いた後、私の方から体を傾けてお母さんの肩に頭を乗っけた。
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