ハレ~太陽の少女~   作:コンテナ店子@コミケ出ます

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ちょっと短くなってしまいました。

次回からニニの話に移ります。


第2話 「マイスモールワールド」

 授業が終わったら、腕を使って体を大きく上に伸ばしながら、喉から長く伸ばす音を立てると一緒に目を閉じてる。でも、辺りにいる他の子たちも、さっきの先生のよりも明らかに大きい話声で別に大事そうじゃない話をしてるのが聞こえてる。

 

 そんな中で私は勢いよく両手を上に伸ばしてる状態から、どっちも落っことしてく感じで一緒に息を吐き出す。でも、目を細めてるのから戻しても、ちょっとだけ出てた涙を腕でぬぐうみたいにしてる間も、ほとんど視界の中の様子はみんなの体の向きが変わってるくらいで、位置が変わってるのは教室から出ていく先生の様子だけだった。

 

 

 

 

「ハレ、帰るまでの間蹴鞠しようよ」

 

「あっ、うん」

 

「待ってよ、ハレ、一緒にあんみつ食べ行かない?」

 

「そうだった、そうだったような気もする……」

 

 最初に毬に力を入れてそれをちょっとだけ小さくするみたいな動きをする子と、顔の横で手を上げるみたいにしてる子。言葉が終わった後も私は口と目を細めるみたいにしながら両方の手を胸の少し下の辺りまで上へと持ち上げたまま全部の指を猫みたいに折り曲げたままに。

 

 一方で、私の前に来てる二人の女の子の内片方の子は、私がいる机の先端辺りに手を乗っけるみたいにしてて。その肘を伸ばしたまま正座していた太ももを持ち上げてる。一方で、もう1人は毬を持ったまま私を上から見下ろすみたいにしてる。その二つが同じ私の右側の前と後ろの方からいる様子だけがずっと続く。

 

 一旦そのままでいようと思ったけど、自分の指の関節を折り曲げた感じで机の上を下に押し込む力を入れて、ゆっくりとちょっとの範囲を擦る。でも、それで出る音をかき消すために、1つの音だけがする声を流しながら数秒間斜め上の方を見るみたいに。でも、そっちの方に何があるわけでもない。ただ屋根の骨組みだけが並んでるのを見つめるだけだった。

 

「んー、じゃあ両方やろう。やっぱりみんなでやった方が、楽しいのも何倍、でしょ?」

 

 最初は視線を上へと向けているのを全然変えないままにさせてて。でも、それを続けてるのも、数秒間の間だけにしとく。一旦机に顔を近づける感じにしながら目を軽く瞑って体を起き上がらせると、膝立ちの子が視線でこっちを追っかけて来てくれてる。私はそれをわずかな視界の範囲だけで確認。続けて、自分の胸の外側の辺りで軽く両方の手をそれぞれで握ったままにしながら、視線を左右に動かす。

 

 さらに、言葉の最後の音を出しながらほんのちょっとだけ顔を横へと向ける感じにして。それだけじゃなくて、斜め下に傾けると、周囲の静かな音を聞くみたいに、両方の手に入れてた力をほんのちょっとだけ解いてみる。そのまま少しだけ時間が経ってる間、喉の奥が苦しくなっちゃいそうだけど、それに対して辺りでは、開いてる障子の向こうから風の音がほんのちょっとだけ聞こえて来るくらい。

 

 でも、それもほんの一瞬の間だけ。すぐにみんな互いに見つめ合いながら声を出してくれてて、その視線が代わる代わる他の子を見るみたいにしてるのに気づいたら、私の方から「じゃあ行こ」って声を出す。そしたら、毬を持ってた子も一回だけそれを床へまっすぐ跳ねさせてから、すぐ手元に戻してて。続けて膝立ちをしてた子も完全に立ち上がりながら、私に向かって「早く行こうよ」って振り返りながら声を出してる。私もそっちに指の先端の方をちょっとだけ曲げたまま相手に見せて、「すぐ行く」って言っておいた。

 

 それから、薄暗い天井の木材がいっぱい重なり合ってる屋根の方を見ながら、小さく息を吐く。一方で、そっちの方は先に行けば行くほどにどんどん太陽の光が入りにくくなってるみたいで暗くなっている様子を実感できた。

 

 そのまま、肩を一旦持ち上げながら深呼吸と一緒に吐き出すと、わずかに視線を横へと向けるみたいにしながらいた。でも、すぐにまたちょっとだけ息を吸い込むのと一緒に視界の中にいるのに気づく。そっち側にある、枯山水の上にある飛び石を小さい足取りのまま進んで行く女の子の姿。

 

 その子は、石1つ1つがみんな全部違う形をしてるのもあるけど、小さな1歩1歩で歩幅を進めて行ってるみたいで、その内の1個を渡る所ですら数回の足取りに分けてる。それだけじゃなくて、肩を強調するみたいに首を前に向けながら、両手も体の前に持ってってるみたいにしてる。そんな体勢のせいか、先端でいろんな波を描頭の下の方についてる二つのお団子が、私の方に向けられてる感じで、ちょっとだけ首の辺りだったり頭の辺りが見えにくくなってた。

 

 私が首だけを振り返らせるみたいな角度にしてそっちを見てるけど、でもその子はどんどん進んで行って。そのまま門の向こうにある階段を下りて行ってた。その時は、1歩と一緒に1段ずつ階段を下がってて。それのせいでだんだんと見える範囲が減って行く。

 

「ハレ? どうしたの? みんなで行くなら、ハレも一緒でしょ?」

 

 まだ地面の影に青色の子が全部消えていくよりも前の時に聞こえてた声。後ろからって思ったけど、向こうが話しかけてたのは体の横辺りで、私の頭が反対側を見てるだけだったのに気づく。目をちょっとだけ上に持っていくみたいにしてるこっちに対して、話してきた相手はちょっとだけ目を持ち上げながら口を小さくする感じに。

 

 数秒間だけそっちの方を見るみたいにしてから、唇の先端を上へと向けるとちょとだけ出来た隙間から、ほんの少しの声を出すみたいにする。だけど、辺りからは何も聞こえないままで、そっちの子も私の方をじっと見てるだけにしてた。

 

「あー、うん、ごめんごめん、なんかちょっとだけぼーっとしちゃった」

 

 笑うみたいに口を開けたまま、体を前のめりにして駆けだす。そうすると、自然と私の体が、斜め後ろの方で開いてた障子から入り込でる光から外れて影の中に入るみたいになる。でも、それもほんのちょっとの間で、すぐに正面の入り口から入ってくる光の方に照らされて。そしたら、みんなから「遅いよ~」とか「いっぱいやることあるでしょ?」みたいに言われてた。だから、私はそれに肩を落っことしながら「ごめんごめん」って答えておいた。




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