ニニが後ろで衣装に付いている紐を結んでくれてるみたいで、そのたびにちょっとだけ緩まってるみたいに空間が出来上がってる私の体とそれの隙間がきゅっと締まってなくなってく。そのたびに、黒いふりふりなのがたっぷり付いてる線が衣装の上に出来上がってるせいもあって、胸の中がきゅっと小さくなるみたいな感覚がして。私は一緒に喉が苦しくなるみたいな感覚を味わう。
しばらく、首全体を前に向けて、ニニがいる方に頭を倒す感じにしたまま視線を薄くしてて、周囲からひもが擦れるの以外何も聞こえない状態が続いてたら、たまに唇を締め付けつつ口の中に仕舞いこむみたいな動きをさせる。ただ、また次の紐を縛ったからかもしれないけど、それで唇をへこませてるのもほんの数秒間の間だけになってた。
両方の腕と手を出来るだけ肩と平行にして、途中で曲げて直角にするまま前腕から先を正面の内側寄りの角度にする。でも、ニニが後ろにいる気配がだんだんちょっとだけ遠ざかって行くのを感じてるのと一緒に、ちょっとずつそれを落っことしちゃって。続けて自分のお腹と胸の間くらいの所で両手を指だけくっつけそうにしてるし
最初は脇を締めたままいたけど、鏡に映ってる私をただただ見てた後に、息をふっと吸い込みながら目を上に持っていく動きで腕と体の間に隙間を作った。その状態で、ただ勝手にほっぺたが膨らみながら、ちょっとだけ赤くなってるみたいなのを見てたら、自然と視線と顔が斜め下に向かってて。その角度から私の様子が映ってる細長い姿見の様子を眺めてた。
ただただ、私の体にくっついてきてる衣装の大きく横に広がった下半身のやつがちょっとだけ体を動かすたびに揺れてる様子だったり、胸元でおっきな布みたいなのがちょうちょみたいな形で結んでるのだったりを最初は見つめてた。でも、しばらくその状態が続ていた所で私の体の横っちょの所からニニが顔を出してたから、勝手に体が斜め前に移動しながら向きをひっくり返しそうになっちゃう。
でも、こっちがそうするよりも、ニニが私の肩の上に手を置いて、そこを掴む動きの方が全然早くて、私の背中側に自分の胸と折り曲げた腕の横側全部をくっつける。
「どう、これ、西洋ではみんな着てるんだって」
頬を落っことすみたいな表情をしながら下瞼を開けて、ゆっくりと話していく感じにしてるニニ。私の下唇を上の押し付けるまま視線をまっすぐに向けて息がほとんどできずにいる状態と、向こうの顔がこっちのと横一列に並んでる上に、その隙間もほとんどない状態がずっと続いてた。
ただ、その言葉が終わって数秒後、まっすぐにただ姿見を見てる私の方に相手が顔を向けた後、ちょっとだけくすっと笑ったら、体を翻して小走りよりもゆっくりなくらいの動きでまたそっちの方にある衣装入れの中を動かして。金属同士がぶつかり合うみたいな高い音を立て続けてた。
数秒間それが続いた後、今度はさっきよりもゆっくりな、1歩が1歩になってないくらいの足取りで進んでるニニがこっちに近づく。その手には、体の前で薄目の桃色をしてる、下側の丈が短めな服を手にしてた。
「こっちが私のお気に入りで……」
ニニが出した声は、さっきよりも抑揚が大きめにしてるみたいだけど、途切れ途切れで出してるのもあって、かなりゆっくり聞こえて来る。でも、まだそっちが完全に足を止めたわけじゃないから、そのたびに衣装の中でも胸の所だったり太ももの所だったりについてるちょうちょみたいなのがちょっとずつ揺れてた。
それの肩に乗っかる部分を持ったままにしてるニニは、ほんのちょっとだけ顔を横に傾けてて。その状態でしばらく足を止めてたと思った矢先にまた進みだしたら、私と肩をぶつけ合うくらいの所で横に並んでた。
「いつか、ハレと一緒に、着たいんだ」
姿見は細長いせいで、2人並んだ状態でどっちもが入るなんてことはできなくて。顔を相手が入れるために傾けたのに合わせて私もそっちに近づける。ただ、それでもこっちは眉同士をくっつけるみたいにしながら目を瞬きさせてたらしすぐに元に戻って相手から距離を取る。
でも、その瞬間にニニが小さな声で「あっ……」って言いながらすぐにこっちに全身を向けるような体勢を変える。両方の手で自分の体に衣装をくっつけてたのに入れてた力を抜いてたら、だんだんそれが下に向かって行ってて。でも、それでも胸より下に行くことはなかった。
そのままニニが顔をわずかに体へと近づけながら、一度だけ歯ぎしりをする音を私の方にも聞かせてて。目線を短い間だけだけど横へと向けてた。
「じゃあ……」
私が体を1歩だけ前に出しながら腕をそれに遅れさせちゃうみたいになったせいで、下半身を覆ってる部分、大きく広がってるそれに手首の辺りから押されちゃう感じになって。でも顔の目や口とかの距離をそれぞれに遠ざけてた、その間にニニがこっちに1歩だけ足を近づけてたので体の動きを止めた。
「ハレと、一緒がいい」
途中で言葉を止めてはいたけど、でも、その音を伸ばすみたいなことは全然なくて。それのせいかもしれないけど、また辺りから音が聞こえなくなって。そんな中で私は自分の指の先端だけをくっつけそうになってた所に強く力を入れて。それだけじゃなく、歯も強く締め付けながら、そこから小さな音を聞かせてると、いつの間にか顎と体で衣装を締め付ける感じになっちゃってた。
でも、私は小さな声がちょっとずつ溢れてくみたいになってるだけで、肘を強く体に締め付けた。
「初めて着付けしてみたけど、苦しくない?」
目をいつの間にかつぶったままになってるせいもあって、体が大きく斜めに傾いて。それで膝が内側に曲がってるのに気づいて。でも、衣装がそれを隠してるのに衣擦れの感覚だけでわからされて。それだけじゃなくて、自分の髪の毛を強く握りしめるのと一緒に、両方の前腕を出来るだけ顔の前で平行に並べる。
ただ、目の周りに出来たしわに込めてる強い力だけを感じてるのに、喉から出てくる高い声が全然止まらなくて。それに気づいてから少し下辺りで自分でも喉を震わせる声を出す。でも、それですらも途切れ途切れになっちゃってるのに少し経ってから気づいた。
「……その、ありがと、すごく、なんというか」
全然抑揚が安定しなくて、自分がやりたいのと全然違う話し方になっちゃう感じで言葉が1つずつ出てくみたいになってる。その間も、ずっと同じ姿勢でいるせいもあって、膝が衣装を強く締め付けちゃってるのに気づくと、一旦それを離しそうになっちゃって。
でも、それのせいで一気に体勢が崩れちゃって。衣装でちょっとだけ抑えられてるけど、膝に強いじんって感じの痛みが来て。それで一気におでこの辺りが下に下がってくる感覚がして。でも、体が何度も繰り返し持ち上がるみたいなのも一緒に来て。
ずっとそのつもりだったけど、気づいたら、私の体の目の前、もう胸の辺りしか見えない形になってるニニが真正面にいる。でも、その様子はほとんど影になってる暗い様子しかないし、それですらも、私のほんのちょっとだけ開けてる視界がかなり滲んじゃってるせいで、ほとんど見えないまま。
でも、見えてる範囲がほとんど真っ暗になる感じで、私の髪の毛を潰すみたいな音と一緒にニニのちょっとだけ柔らかくて、でも体温がそれ越しに伝わってきてるのに気づいて。数秒間そのままでいたら、もうなにもわかんなくなっちゃって。限界までニニの体におでこをこっちからくっつけてた。
両方の唇をどっちもくっつけながら、そこに強い力を入れっぱなしにして。何回もしゃっくりするみたいに体が動くのを自分でも感じながら、たまに鼻をすする。でも、その間も自分の体に限界まで近づける感じにしてた折り曲げた膝を抱きかかえてるのを一切変えない。
その体勢でずっと真正面の斜め下を見るみたいにしてるせいかもしれないけど、なんだかだんだん頬が温かくなるのと、そこがちょっとだけ持ち上がってる感覚を味わって。そのまま横で一緒に床に座り込んでるニニの方を見たら、そっちもそっちで体を前のめりにしながら顔事こっちを見てるのと目が合う。
同じ瞬間で向こうが口元を横に広げながらちょっとだけ笑う声を出してたのが聞こえたら、すぐに勢いよく視線をまた元々の方向と同じ方にもってっちゃってた。
「ごめん、なんか、なんか……」
同じ体勢のまま体を左右に振るみたいもじもじしてる私に対して、ニニはわざと抑揚をつける感じで「なぁに?」って聞いてくる。でも、それもいつもよりもちょっとだけ高い声で出ちゃってる気がして。そしたら瞼を下に下げる感じにしながら唇を強く締め付けて。その状態で鼻を何回か動かしながら、今までもだいぶ力を入れてたつもりだけど、もっと両方の腕に力を入れる感じにして。顔を膝の内側に入れた。
「ニニ……大好き……」
小さく言ってる間、ただ真正面だけを見てたけど、ニニの方からはしばらく何も反応がなくて。ただただ私は自分の心臓の鼓動だけを味わってた。そうしたら、急に体が倒れそうなくらいの勢いで斜め後ろの方から押されて。
それと一緒に床に右手を付いてからすぐに振り返ったら、ニニは私の方とは逆の方を見ながら口を何度も力を入れる位置を左右に動かしてる様子で。そのまま明後日の方を見たまま顔の向きを変えない相手の様子をただただ私は見てたら、1回だけ息をゆっくり吐いた。
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