ハレ~太陽の少女~   作:コンテナ店子@コミケ出ます

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今回初めてハレとニニが絡みます


第5話 「フタリノタタカイ」

 頬杖を突きながらいるけど、それで頭の体重を乗っけている箇所を顎の骨の所にしてるのもあって、私の頬でへこむところはない。そのままただただ教室の外で枯山水が昨日のと比べても一切みだれない模様で描かれてるのを、目を細くしたまま見つめてた。今日は外が曇ってるせいもあって、そこに落っこちてるはずの細かい砂の一つ一つが見えるなんてこともない。ただただ、私は口に力を全然入れないで紡いだままそっちを見つめるだけ。

 

 しばらく時間だけが過ぎている間隔を味わってたけど、でも、部屋の中には私しかいないせいもあって、ただただ薄暗い光の刺さない。私は、炎の中に剣が入った紋章を爪で引っ掻きながら回す。でも、きれいな形で回転してくれなくて、だんだんと左手のそれから少しずつ離れていく。ただ、その音も完全に爪とそれが離れて行かないよりも前に障子が勢いよく滑ってる音がして。それに続けて一旦顔の口だったり眼だったりを力いっぱいひっこめる感じでしわをいっぱい作ってから目と口を開けて振り返る。

 

 そっちの方には、みんな同じ模様の紋章を首から下げてる子たちがこっちに視線を向けてるみたいだけど、それは首を使って視線を向けるみたいにしてるだけ。それぞれの席に歩きながら「ハレ」って私の名前を呼びながら手を出したりしてた。

 

 こっちもこっちで相手に返事をしながら右手の前腕で机の上に並べてた教科書とかを滑らせながらまとめつつ、体の体重を床に突いたもう片方の手に預ける。さらに、文房具と一緒に体を外側に近い方の席に滑らせて。それからずれたそれぞれの位置を整え始める。

 

 ただ、そっちを見てる間も、挨拶をされた時には相手の方へと体をひっくり返しながら、軽く会釈をしつつ返事。その子が私のいる二人分の机の斜め後ろにある所に座って、隣の子と軽く両方の手の平を合わせながら体を前のめりにしてた。一方で、こっちはただその様子を斜め前の辺りから振り返って見つめてて。それに相手も気づいたのか、二人とも「ハレ~」って言いながらその場で手を振ってくれてた。

 

 同じ動きを私もしたのの後に、小さく息を出しながら体を前のめりにしてまた頬杖を突きながら教科書に並んだ文章を目でなぞってた。気づいたら、いつの間にか本の上に覆いかぶさる感じになっちゃってたけど、そこに私の姿が見えることはない。でも、気づけば体重を後ろの方にかける感じにして両方の手を伸ばして坂道を作る感じになりながら、顔を上に向けて息を吐いてた。

 

 

 自分の腰骨の辺りに手を当てながら肘を外側に伸ばして、小さく口を開けながら見てたら、それでも視界の前を通り過ぎてく子に気づく。そっちが私に向けて「どうしたの」って聞いて来たから、すぐに返事しながら体髪の毛を整えるみたいにしつつ上唇を下のに押し付ける。でも、それも数秒間だけにしておいた。

 

 ただ、その後すぐにもう他の子が運動場の真ん中辺りで数列に並んでる所の端っこについて、そこから細かい隙間を縫うために肩を前に出すような動きで先頭の所に立つ。両方の手を体に沿わせるまま顔を上へと向けるみたいにしてる私に対して、そっちにいる先生は数秒後に私や誰かを特定的に見るわけでもない角度へと顔を向けた。

 

「それでは、まずは皆さん2人組になって準備運動からお願いします」

 

 2秒間くらい伸ばすみたいな音で返事をするみんなだけど、それが出ている途中にはもう動き出してるみたいで。でも、私がそれに気づいたのは音が終わった時。ほんのちょっとだけ眉で顔全体を持ち上げる感じにしながら視線を上に持っててた。続けて、手をちょっとだけ上に持っていくみたいにしながら視線をきょろきょろさせるけど、でも、そっちの方にいた子に片方の手だけを出しながら視線と一緒に言葉にならない声を向けた。

 

 なのに、そっちは振り返らないどころか、視線の先にいる子と両方の手を繋いでるみたいにしながら小さく笑うだけ。つられて、こっちも顔のパーツを崩しながら息の音だけで笑うみたいに。小さく息の塊を吐き出すのを口だけじゃなくて鼻でもする私に対して振り返ると、だいたいみんな他の子と話すみたいにそれぞれに向かい合ってる上に、右に行ったり左に行ったりをして私の視界を遮る。

 

 そのまま、私は顔を下に向けながらまたため息を吐く感じにするけど、それから元に戻そうとした途端、また他の子と視線が合った。そう思ったけど、次の瞬間にはそれが明後日の空の方を見るみたいに向こうがしてて、口を開けてそこから声なのか声じゃないのかわかんない感じの言葉を出しているまま私も明後日を見てて。ただ目を横に伸ばす感じにすることしか出来ない。

 

 口の中を強く締め付ける感じにしてる私に対して、他の子はいつの間にかみんな校庭の外側にそれぞれの組で広がって行くみたいにしてて。気づいたら、私と斜め前にいる子だけが1人で取り残されてる。最初は背中を向けててわかんなかったけど、振り返った瞬間その胸元に付けてる家紋で御鏡の家の女の子だって分かった。

 

 向こうは自分の顎を体のように寄せながら口の両方をほんのちょっとだけ上下に動かすみたいにしながらただ一人で立ってる。眉と目をずっと下げたままにしてると思ったけど、こっちが見てるのに気づいたみたいで、そこを一気に持ち上げながら両方の手も胸の前でそうしてるみたいだった。

 

 こっちもこっちで、そっちに小さな声を出しながら小刻みな足取りで近づくみたいに。一緒に手を上にちょっとだけ持ち上げながらその先端だけを左右に傾けながら振る感じにした。

 

「やっほ」

 

 その声は辺りでみんなが話してるのの中に消えそうにならないくらいの声を出してる私の方を顔事向けてくるみたいにしてる御鏡の子。それと視線が合った瞬間こっちの足が勝手にだんだん遅くなって、肩で前のめりになるみたいにしてた体勢をだんだん元に戻してく。

 

 一方で、そっちの子は私から視線を反らしてるけど顔はそのままにしてて、ほんのちょっとだけ顎をまたひっこめる力を入れながら、片方の二の腕を掴んでる手もわずかに上に持っていくみたいにしてた。

 

「こんにちは……」

 

 一定の間隔で出てた声は息と一緒に出てるみたい。私の方から視線を反らす形にしてるそっちの青い髪の毛の子。言葉も言い終わった後もちょっとだけ口を開けっ放しにしてるその光景を私も見つめるみたいにしてるけど、それも数秒間だけにしておいて、また辺りを見渡すのに、もう校庭の中心辺りに取り残されてるのは私たちだけ。少し離れたところにいた先生でさえも後ろに下がってる。

 

 上半身をひねりながら辺りを見渡してたこっちがまた御鏡の子の方に視線を戻したら、またさっきの顎を引っ込めるみたいな感じの表情をしてる。でも、さっきよりも頬の赤いのが前に来てるみたいに見えた。

 

「それじゃあ、始めよっか」

 

 そう言うと、私の方から御鏡の子に片方の肩を見せるみたいな体勢を取りながら手を伸ばす。そしたら、それの片方を上に出すみたいにするよりも早く、向こうが私の手を握り締めて自分の側に引っ張るみたいにしてて。それに引っ張って行かれちゃいそうになったところで足で踏みとどめる。

 

 一緒にちょっとだけ素っ頓狂な声が出ちゃいそうになるけど、でも、それよりも歯を強く噛みしめる力を強くするみたいに。視界に入ってる光景の向こうで他の生徒の姿とか先生の様子とかが映ってる気もするけど、それも私が力を入れてるのもあってぼやけてるみたいに感じる。

 

 でも、頭の中で確かに数字を数え続けるみたいにしながらめいっぱい体に力を入れて、腰を横向きに沿ったのと、両手で御鏡の子の手が引っ張る準備運動の動きに相反する動きをさせる。靴が砂を踏みしめて擦れる音がして。でも、歯を強く食いしばってたら、喉がだんだん苦しくなってくみたいな感覚を味わうことに。体はもちろん、その中の骨までもっていかれそう。でも、だんだん苦しい息を吸ったり吐いたりをゆっくりだけどまっすぐに繰り返す形に。

 

 でも、気づいたら先生が私たちの前で両方の腕を組みながら体を逆光で暗くする感じで立ってて。それで体の動きが数秒間出遅れたと思ったら向こうが先に手を放したせいか、そっちの方に体がぶつかっちゃいそうに。

 

 なんとか、御鏡の子の肩に手を乗っけるまま踏みとどまったら、一度だけ顔を下に向けたまま何度か呼吸を繰り返す。それから同じ体勢で顔だけを上に向けようとした。

 

「ハレさん」

 

 私の頭の動きと一緒に、横にいた先生が途中で一回だけ抑揚を持ち上げる感じで話しているのが聞こえて。そのいつもよりも低い声がしたのに気づいて、両方の手を落っことしながら上下の唇に力を入れてそこを押しつぶした。そのまま、両方の目を薄く開ける感じでいたけど、わずかに前に出す。

 

 ただ、ずっとそのつもりでいたのに、ほんのちょっとだけ後ろから声が聞こえそうになった瞬間、力が緩まりそうになる。でも、それは気のせいだった。

 

「ハレさん、ニニさんのこと、しっかり面倒見てあげなきゃだめじゃない」

 

 言葉の先頭が来るたびに言葉が大きくなるみたいな話し方をしてる先生が、体を前のめりにしてるせいでこっちに覆いかぶさってる。でも、私はしばらくずっとさっきから同じ感じでいたせいもあり、見えてるのは向こうの一切動かないまま並んでる靴の様子だけ。そこには奥側も同じ感じで、ほとんど足跡もないまま全く規則性がない感じで砂が並んでる。

 

 一方で、私がまた頬を目の方に押し付けてそこが細くなるのを感じながらいるだけにしてて。それから顔を上にあげて先生と目を合わせようとしたけど、それをまた横へと向けるみたいになっちゃってた。

 

「……はい」

 

 それだけ一瞬で終わらせる感じで言い終えて、先生が足を翻しながら行くのを確認してから、両方の手でもう片方の肘を掴みながら体を引き締めるみたいにする。そのままずっと辺りから、みんながそれぞれに数字を数えながら準備体操をしてる声だけを聴いてて。その時間が終わるまでの間、ただただそこで何もしないで立ってるだけにしておいた。




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