ハレ~太陽の少女~   作:コンテナ店子@コミケ出ます

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前回から直接つながる話です


第6話 「水と花火」

 曇った空からちょっとだけ太陽の光が入ってきてる教室の中で、一日の授業が全部終わった時にする先生との別れの挨拶が終わったのと同じ瞬間に、両方の手を机に思いっきり叩きつけた。そしたら、思ったよりも音が大きくなっちゃったみたいで。辺りの他の子はもちろんのこと、先生の視線まで私の所に入ってくる。

 

 それのせいで、こっちは体を動かせずにいて、ただ肘をまっすぐに伸ばしたまま顔を下へと向けて、肩を強調するみたいに上に持ち上げたままにしてる。一方で、辺りからは小さく私の名前を呼ぶみたいな声が聞こえてて。気づいたらだんだんと肩同士を近づけながら脇を閉めるみたいな形になっちゃう。

 

 でも、今の斜め下を向いてるだけにしてる視界のままじゃどうやっても御剣の子の姿は見えなくて。ただ、下の歯と唇をそれぞれのに合わせる感じになって。首に垂れ下がってるから、自分の体から離れちゃってる御鏡の家の証が向きを変えるようにゆっくりと回り続けている様子だけを視界に入れてた。

 

 ほんのちょっとだけ体や服が空気とこすれ合う感覚だけを味わいながらすっと立ち上がると、そのまま何にも視界の焦点を合わせないで、まっすぐに机同士の間を進んで行く。

 

 もちろん、両側にいるみんなが私のことを見てるのに気づいて、自然と意識がそっちに行っちゃう。ほんのちょっとだけ丸く口を開けながら座って見上げてる女の子たち。それにまた脇が強く締まるみたいな動きをするけど、でも、目を強く瞑りながらなんとか耐えた。

 

 数歩歩いた所で体の向きを変えて。それから御剣の子の前にまっすぐ立つ。そしたら、向こうも向こうで、顔を斜め後ろの方に向けてる状態から戻してる様子を私の方に見せて来てて、続けて他の子と同じ感じの表情をしてた。

 

 ただ、私は両方の手を強く握りしめるみたいにしてただけで。じっとまっすぐに立ってたけど、時間が経ったら膝立ちになりながら、最初と同じ感じで両手を使って机に手の平を叩きつける。続けて、そこのつるつるしてるのが私の手のひらにも伝わってくるくらいじんとした痛みが響いて来た。でも、そのままそこを軸にして体を前のめりにする。

 

「……さっきの、どういうつもり」

 

 少しだけ時間を空けてから、出来るだけ抑揚をつけない話し方をする私に対して、御剣の子はわずかな言葉になってない音だけを伸ばすみたいな感じにしてる。後ろに体の体重を預けながらそっち側の畳の上に手を突いたままにしてるその子。それから、だんだんと私から視線を反らしながら横に向けてた。

 

 でも、私はそれでもずっと同じ体勢をしてるのを一切隠さない。話してない間はずっと強く歯を噛みしめながらただただ真正面にいる目を強く見つめ続ける。

 

「えっと、何の、こと?」

 

 言葉を1つ1つ出すみたいにしてる目の前の赤い髪の毛をしてる女の子は、それと一緒にまた視線がこっちから離れる。でも、それに対抗するために私はもう1回机を強く手の平を叩きつける。続けて、顔を下に向けて歯を食いしばって、その痛みに耐えてるのを隠しながらいたけど、それもほんの数秒間だけにとどめておいた。

 

「なんで、あなただけが怒られて、反論しないの!」

 

 最初の一言だけは小さく出してみてたけど、でも、続けて出したのは教室全体に響き渡るくらいの大きいのになってた。それのせいもあって、私の言葉が止まったら、周囲は一斉に静かになるみたいにただただ時間だけがすぎていくみたい。外の木が風で揺れているような音が聞こえている様子すらも一切隠れないほどだった。

 

 その状態で、私は顔をまた前に向けて斜め上から御剣の子を見下ろし続ける。向こうも向こうで、目をさっきよりも大きく開けるままこっちを下から見上げてる。ただ、それも数秒間の間だけで、向こうがいち早く立ち上がって今度は上限関係が逆転した。

 

「じゃあ、御巫同士で用事があるならさ、やることって言ったら1つしかないでしょ。ねぇ、そっちが御鏡の子なら、なおさらじゃない」

 

 わざと演技ががった言い方をしてた。その間、顔を立ったまま目線だけで見下ろしてきてる赤の子はこっちを、首を使って見下ろす。そのせいで、私の視界からは顔が暗くなってる感じに見える。

 

 口で息をするのに合わせて体を上下に動かす私に対して、向こうはずっとただただまっすぐに立ってるだけ。そしたら、また口を閉じた感じのままこっちは自分の顎を体に近づける。でも、その状態で目線を左右に向けても見えてくる物なんか何もなかった。

 

「逃げるなら、今のうちだけど」

 

 一瞬だけ息を鼻から吐くのも私の方に聞かせてくる。でも、その瞬間、私の視界の中でちょっとだけ揺れてる御鏡の家の証が視界に入った。それをただ見てるだけにしてる。その間だけは視界を一切反らさないようにできるだけそこをじっと見つめるみたいにしてた。

 

「……やる」

 

 一気に顔を持ち上げながら相手を見つめる。続けて、体を足から順番に立ち上がるみたいにしたら、私の顔と相手の顔はほとんど同じくらいの高さになってた。

 

 

 そのまますぐに体を翻してた御剣の子が素早く立ち上がると一緒にそそくさと歩いて私のことを待つことなんか全然ないままどっかに歩いて行っちゃった。その様子を私は片方の肩に顎を近づけるみたいに顔を向けてるだけにしているまま見てるつもりだったけど、気づいたら目線だけを上に向ける感じにして向こうが足場の上で靴を履き替えてる様子を見つめるみたいになっちゃう。

 

 相手が校庭の方に歩いて行くのを見てる間、他の生徒たちも何か話したりしながらその後ろをついて行くみたいにしてて。でも、私は両方の手を自分の胸に当てながらその子たちがちらちら見て来てる様子をちょっとだけ見るみたいにしてる。でも、向こうの顔が少しだけ影で暗くなってる様子はほとんど変わんないまま。一方で、すぐに自分の目の前の机の所に視線を戻して、そこに自分の姿が胸元の御鏡の紋章と一緒に、薄くだけど反射している様子を小さく見つめながら、眉をゆっくり落っことしながら上の唇を下のに押し付け続けてた。

 

 

 両方の手を胸に押し付ける感じにしたまま、その二つで持ったリボンの持ち手が胸の下の辺りから反対側の肩の辺りにまでくる感じで固定。ずっと腕で盛り上がった御鏡の家紋が私の足取りに合わせてちょっとだけ上下に揺れ続ける。そのまま歩いて行くと、一気に太陽の光が雲の上から入ってきてて私の体の肌も照らす感じになっているのを感じて。でも、顔を一瞬だけそっちに持っていくと眩しさを感じる。

 

 一方で、校庭の中でも割と私の方に近い位置に御剣の子と他の生徒たちもいて。私の足取りに気づいたみたいで一斉にこっちに視線を向けるみたいにしてくる。続けて、後者が行き止まりを作るみたいに、私がいる真正面だけ道を開ける感じのまま並んでるのを一切隠そうとしない。ただ、私は目の前の光景を見てるだけで喉を強く引き締めそうになっちゃう。でも、もう1回手を持ち手にこすりつける感じにしてから足取りを小さくして道をまっすぐに進んで行った。

 

 私が立ち位置に立った後も、赤い髪の毛の相手もそうだし、他の周りの外野も全然立ち位置を動かそうとしなくて。ずっと私の後ろ側だけが風の通り過ぎていく道を作ってるみたいで髪がそれに持ち上げられる。その冷たさで私の体も一瞬だけ冷たくなっちゃうみたいな感覚を味わうけど、でも、それで体の変化が起こることなんかなかった。

 

「私はいつでもいいから、そっちも準備出来たらいつでも言って」

 

 剣の子は何度も爪先をとんとんしてそれの位置を整えるみたいにしてるし、話してる間もそうしてるせいで視線もそっちに向けてるまま。さらに、終わったと同時に足を延ばす準備運動を始めてる。頭の位置が下がるのと一緒に目もそっちに向かってるみたいだった。

 

 一方で、私もそっちを見ようとするけど、それ以上に視界の奥の方にいる他の生徒の子たちに視線の焦点があっちゃって。その子たちの胸に下げてる学校指定のみんな同じ模様をしてる校章がぶらぶらしてる様子だったり、体がちょっとだけ前のめりになってる様子が視界に入っちゃって。それと一緒にすぐに相手の姿が霞んでることに後から気づいて、また御剣の子の方を向いた。

 

「準備なんか、とっくにできてる!」

 

 そう言うと一緒に目を強く瞑りながらリボンを前に出して。地面を強く叩きつける。でも、それが地面や空気を払う音なんかよりも大きく、空気中の水分を混ぜ合わせる音が起きてて。自分の息を止めつつ体に熱が籠っている状態でも周囲の空気が涼しくなっていく感覚を味わう。

 

 でも、それもほんの一瞬のこと。辺りが一気に熱くなって、見えてはずの水の中にすらもその赤と黄色が混じり合うみたいな色をしてる炎の様子が映るせいで、それで作られた輪っかの間の鏡にもまるでこっち側の物もその色に染まりそうだった。

 

 一気に上に炎が盛り上がるみたいに見えてるせいで、辺りに見てた女の子たちも少し後ろに下がって行ってるみたいで。気づいたら私のリボンも地面に垂れたままになっててだんだん空中に出来上がってた水の輪っかも回転を遅くしていくのと一緒に周囲に陽炎を作る感じに。でも、それで周囲の光景が学校の校舎や端っこの方に植わってる木とかの風景と混じり合うみたいになったのに気づいて、歯を噛みしめながら自分の方にリボンの先端を持ってくるような動きをさせながら大きな声を出す。

 

 すぐにはできなかったけど、私の近くに来る頃には一度大げさ目に上の方に輪っかを持っていったのもあって、空を覆うような水の渦巻きを作り出す。続けて私の方に上ってる側の辺が来るような角度でどれも鏡を完成させ続けて。さらに、自分自身も上に跳びながらその勢いで水を出す。それの音で、私が風や地面を切る音を出来るだけ隠すように、離陸や着地の瞬間だけ勢いを殺しながらも、大きく足を開いていた。

 

 体をゆっくりとねじりながら息を締め付けてる間、ゆっくりと体を伸ばして背中を反る。続けて両方の手を大きく横に開くみたいにすると、一緒にそっちに向けて一斉に泡が噴き出す。でも、それに対してほんのわずかな形ではあるけど太陽の光を反射してるのだけ見たら、そこ薙ぎ払うみたいにリボンを振う。ただ、そのまま自然な感じで舞の形を作り出すと、限界まで曲げた背中を見せつける感じで開いてる方の手と浮かしてる方の足の両方の先端をくっつける。

 

 大きくお尻を上に持っていくみたいな体勢のまま辺りの空気をただただ吸ったり吐いたりを鼻で繰り替えす。でも、それと一緒にずっとリボンをくるくると回し続ける動きを一切やめようとはしない。

 

 ただ、その状況で居続ける私は、薄くしか目を開けてなくて辺りをほとんどぼやけさせてるままにしてたせいか、気づいたら私の呼吸の音と水で地面に描いた紋章から引っ張り出るみたいになってるのくらいしか聞こえなくなってて。顎を上へと向けるままにしてしばらくいたけど、そこから一気にまた魔方陣を消し去る素早い足の動きを滑らせながら、肘を外側へと向けているような体勢で止まる。そのまま、周囲の冷たくなった空気を感じてた。

 

 数秒間、ただ呼吸の動きと汗が滑り落ちる感覚だけを味わいながら、その冷たさが肩の所に落っこちた所ではっとしながらいきなり相手を見るみたいに。そしたら、御剣の子がほんのちょっとだけ口を開けたまま両方の手を落っことしてるだけにしてる。お互いにじっと相手を見てるみたいにしてるけど、さっきよりも互いに距離が開いてるせいもあって、ちょっとだけ向こうの様子が霞んでるようにすらも見えた。でも、それでも私も向こうも相手の様子から視界を反らすみたいな真似は絶対しない。

 

 でも、数秒後には御剣の子の方から両方の手を上で重ねるみたいにしながらその音を私の方にも聞かせて来ると、そのさらに上で赤色の剣が回転。それに合わせて飛んでくる熱い風に髪の毛から順に引っ張られそうになっちゃう。一緒に頭もそこから遠ざける感じで斜め下を見る感じにしながら目を一気につぶる。さらにその上に肘の裏側を持っていって何とか持ちこたえた。

 

 でも、足も使ってその場に押し留まるのが出来たのに気づいたら次の瞬間には目元にいっぱいしわを作ってるけど、でもまっすぐに剣の子の様子を見る。そっちでは、今も私の方に片方の肩を見せるみたいなポーズのまま回る剣に向けて軽く手を伸ばしてる。さらに、その周りではこっちのと対になるみたいな御剣の家紋の紋章を描く魔方陣を地面に作り出してて。続けて首を上に見せてるけど、その中の目はうっすらと閉じたまま。

 

 さらに、その子の周りには火花が次々弧を描く感じで落っこちてはそこから火柱を作り始めてて。でも、位置には全然規則性がなくて私との対角線はもちろんのこと、そうじゃない手前側だったり後ろ側にもどんどんそれを作り続けてた。最初はほんの小さな握りこぶしくらいの大きさの火種が、地面に着地した瞬間、私たちの背にぎりぎり届かないくらいの高さに一気に吹き上がる。それを何度も繰り返してた。

 

 でも、それの中でも私の視界から御剣の子を隠すみたいに出てたそれが消えた瞬間、今度はそっちが体を前のめりにしながらおでこを前にしてじっと私を見て来てるのに気づいて。そしたらすぐに両方の口を強く締め付けながら私もつま先立ちになってリボンを持ってる手を上に向けながらまた肘を横に向ける。その状態で一度大きく手にしたそれを投げながら、顎を下に向ける。一緒に頭も同じ方に向けたまま片方の足をもう片方のくるぶしくらいの位置に当てたまま何度も体を回転させ続けた。

 

 回転の勢いがゆるみそうになる瞬間にまた一気に軸足で回る。それと一緒に、空中のリボンから降り注ぐたくさんの消えそうな水たちが一緒に落っこちてくる光を反射してるのを感じる。そのまま体の力を顔から抜いてくみたいで。それのせいもあって、回り続ける中でも水が炎から来る光も吸い込んでるのが見える。ただ、それを見てるだけで私は何度も口から小さく呼吸を繰り返して、その風の動きを顎でも感じ取って。そのたびに足に強く力を入れて。回転をどんどん勢いを高めようとした。

 

 でも、それのせいで、気づいたら、私の周りにいる他の家の子たちの姿に気づいて。でも、大きく開いた目がその子たちの様子を見るよりも早く、私の体を地面が捕まえた。一度はそこから離れるみたいな動きをすると思ったけど、でも、またそこに強い衝撃と一緒に戻った。

 

 ただ、地面に横向きにうずくまる私。でも、目の前で、リボンも、いつの間にか離れてた御鏡の家の証も同じにしてた。特に、後ろのは私よりもずっと遠くにいるけど、ほんのちょっとだけ見えてる太陽の光の反射に気づいたら、はっと息を吸い込みながらそっちに一気に近寄って。両方の腕を振るみたいにしながらぐっと前のめりのまま進んでた。

 

「待って!」

 

 どっからか、御剣の子の声が聞こえたけど、でも、途中で横から掬う感じで拾ったリボンだけを持ってそのまま体を前のめりにして走った。ただ、私のずっと同じ繰り返しで聞こえて来る足音だけがずっと聞こえ続けるだけ。




読了ありがとうございます。

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