ハレ~太陽の少女~   作:コンテナ店子@コミケ出ます

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今回もニニとハレの勝負の続きです


第7話 「対する人に伝える言葉」

 だんだん小さくなってくみたいに走る御鏡の子の姿を見てた私は、言葉を出した後もちょっとだけ小さく声を出す。でも、またさらに離れた場所にいる向こうが地面を蹴る音の方が全然大きくて。それに気づいたらまた更に辺りで話してる他の子たちの音の方がいつの間にか大きくなってて。少しだけ視線をきょろきょろするみたいにしたら、右側でも左側でも、私の名前を呼んでる声も何回も聞こえて来てた。

 

 私も声に対して返事するみたいにいつの間にか目を細くしながら顔の横に手を出しながらそこを小さく振る感じにする。続けて、ほんのちょっとだけ笑うみたいな声を出してた。ただ、それで何人かと数秒間だけ視線がぶつかるみたいになると、みんなこっちに背中を向けながら校門の方に向けて道を進めてて。ただ私だけが校庭の中に取り残されそうに。そんな中で顎を自分の体の方に向けてた。

 

 同じ体勢でしばらくいるみたいにしてる私に対して、辺りでは砂がほんの少しだけ擦れる音を感じるだけ。その中で唇を口の中にしまうみたいにしながら、そこに力を入れて口元にたくさんのしわを作る。そのままおでこの所をほんのちょっとだけ前に出すみたいにしながら眉にもしわを限界まで作ってた。小さく息を吸ったり吐いたりを1回だけ繰り返しながら素早く体を走らせた。

 

 その間、さっきなんかよりも全然息の動きが明らかに大きいし、自分でも、その音をずっと味わう感じになってるのを一切隠さないでいて。そのまま体を肩から左右に何度も振る感じで走り続けてたし、それのせいで視界が大きく揺れ続けるのを感じ続けてた。

 

 

 みんながいつも使ってる校門とは全然違う場所で低木の上を大きく飛ぶみたいにしながら両膝を折り曲げて着地。そこにじーんとしびれちゃうみたいな感覚を一瞬だけ味わって目を閉じるけど、すぐに足をばねみたいに使って、体を起こしたらそのまままた道なりに走りだす。そのたびに何回もまた息を繰り返すみたいになってた。

 

 しばらくそうしてる間に、全然私が来たこともない方に走ってたせいもあって、校舎の後ろに方にある森の中に来てて。上の方を見ると、まるで木々の色を薄くするみたいになってる木漏れ日が見えてるせいか、そっちに視線を向けてるだけで小さく息を吐く。ただただ首を上に向けながら肩を落っことして、風や小さい動物が飛び移る動きで葉っぱ同士が揺れて擦れるのを感じる。

 

 ほんのちょっとだけ眉を落っことすままにしてる私に対して、そっちでは聞こえて来る音はずっと一切変わらないまま。その様子をちょっとだけ目を開けてみてたけど、気づいたら小さく足の向きを回す感じで変えてくみたいにしながら辺りを見つめてて。続けて目を閉じた。

 

 一方で、奥の茂みの所から急に揺れる音が聞こえて。その瞬間私は息を吸いながら上半身を回す動きをしてたのに、終わってから気づいた。そして、そのまま小さく息が動いてる間隔もないのに口を開けてたら、そっちから背中を折り曲げてる御鏡の子が目を開けたまま体を動かさずにいる。肩をかがませてるまま膝も折り曲げてて。両方の手を斜め下に向ける感じのまま落としてるその子は、さっき以上に目を大きく開けたままじっと私を見てるだけにしてた。

 

 私も向こうも何もしゃべらないままただ時間が過ぎて行ってたけど、気づいたら向こうがほんのちょっとだけど小さな声を出してて。続けて体をまっすぐにしながら顎を自分の体にくっつけるみたいにして私をちらちら見つめ続けて来てた。

 

 こっちもこっちで視線を左右に向けながら声を出したけど、でも、それもほんの数秒だけにして。また背中に背負ってた御剣の剣を手にしながら腰を落とした。

 

「人がいないとこなら、本気になれる?」

 

 言葉を出してるのと一緒に口の両端を意識して上にあげるみたいにして。続けて頬を前に出しながら膨らませる。その状態のまましばらく時間だけが過ぎてた。

 

 一方で、そっちにいる御鏡の子は一歩だけ後ろに足を下げてるけど、そっちにはさっきの間を割ってくるみたいにしてた茂みがあって。今度は勢いが足りてないみたいで体に尖った枝が突き刺さってる。それから、小さく背中を上に持ち上げるみたいにしてた。ただ、それでも青い髪の子は視線を横に反らしながら上の唇で下のを押し込む感じのまま眉を落っことす表情をするだけで、それ以外に何もしない。その場でただ時間だけが流れてた。

 

 それを見てたら、小さく声が出ちゃったけどそれ以外に何も変化はなくて、体に入ってた力が抜けちゃいそうになるくらいしかない。私の体の中に冷たい空気が入ってくる感覚だけを味わう。でも、そのまま首を上に向ける。

 

「まだ、勝負、終わってないでしょ?」

 

 言葉を出すと一緒にまた剣を軽く回すみたいにしながら、その刃に熱い炎を集めてく。続けて、ちょっとだけにっとするみたいな表情を作りつつまた腰を落とすみたいにする。でも、それでも御鏡の子の様子は全然変わってくれなくて。私は目を開けながら息を小さく吐くみたいになってた。

 

 相手はその間、瞼を伏せがちにながら顔を斜め下に向けたままにしてて、下の唇を上のに力を入れながら押し付けてる感じにしてて。私の方を一切見ないでずっと表情が向かってる先を見つめてるだけ。ただ、私も私で出来るだけ力を入れないまま肘を曲げて手をそっちに見せる形にしてた。

 

「ここでやっても……」

 

 一歩前に足を出してそっちに近づくみたいにしてる私に対して、ほんの一瞬だけ聞こえて来る声。それを耳に入れた私は、一瞬だけその子の方に手を出そうとしてた体の上半身全体を後ろに下げてた。

 

 でも、小さく開けてた口をゆっくりと合わせると手の高さをそのままにした状態で腕を伸ばして、そのまま相手の頬にそっと触れる。その瞬間、小さく向こうが息を吸い込むみたいな声を出した音を聞く。

 

 続けて私は足を折り曲げながら体勢を下に落として。それから相手の顔を下から見つめるみたいにしてからもう片方の手も相手の頬にくっつける。両方の指先だけでそっとその子の皮膚を擦るみたいにしてる私に対して、そっちはずっと私の方に小さく息を出したりしてるのを音もなく、ただ肌の感覚だけで私へ伝えてくる。一方で、こっちが相手を見せてる視線が変わることはない。

 

「私はちゃんと見てるよ」

 

 一言ずつゆっくりと、1文字1文字伝えていく感じで話してる私。何も考えてなくて、気づいたらその声が出てる。終わった後も周囲に聞こえてるのは、風で木の葉っぱ同士が擦れ合うみたいな音がするくらいだった。でも、その間も私はわずかな呼吸の感覚を2種類とも自分の体で味わいながら、ただただ御鏡の子の様子を見つめ続ける。

 

 一方で、そっちの子はずっと自分の胸元に両方の手をくっつける感じのまま脇を閉めてて、口を小さく開けてるのかそうじゃないのかわからないくらいの範囲で、小さく動かしてるみたいに見えてた。でも、その部分にも私の体が正面にあるはずだけど、上から木漏れ日が入ってきてるみたいで、わずかに家紋が光を反射してるみたい。

 

「もっと、御鏡の技、私に見せて」

 

 片方の手を頬から離してそれを手に取る。御巫の家みんなの花の紋章の中に鏡が描かれるそれの金色の中で、少し色褪せて黒くなってる場所が小さくいくつかできてるのを私の方に見せてて。それは見る角度を変えるたびに見え方が変化してる光を反射する場所とは違って、ずっとそこに残ってるまま。

 

 そっちに視線を向けるために視線を下に向けてたけど、しばらくしたらそれを元に戻して顔を上に開けると一緒に歯を見せるみたいにした。続けて、自分の胸を張る感じにしたら、こっちも全然場所は違うけど、何か所も小さくできてる色褪せがある家紋を揺らす。さらに、御鏡の子も私のそれを膝に手を当てながら体を前のめりにして見てた。




読了ありがとうございます

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