シャーレの部長はブラックマーケットの代表   作:四脚好き

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今回のお話は伝説の超三毛猫様の『HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜 』
https://syosetu.org/novel/311789/29.html とのコラボ話です。コラボ編完結です。 
 伝説の超三毛猫様、本当にありがとうございました。スバルとグランの物語、終結。

この世界線での設定。

・先生は『HENTAIの野望』準拠。
・今回の話の後半あたりはアビドス後、エデン前の時系列。
・グラン君が本編より強い


Intersecting stories エピローグ

◎・約二週間後 シャーレ・

 

「改めて、こんにちは。私が『シャーレの先生』だよ。よろしくね」

「はじめまして、アビドス高校(・・・・・・)、水戸グランです。あの時はありがとうございました」

 

 救助作戦後グランは病院に移送され、集中治療室に叩き込まれた。実は、あの時平気そうにしていたが実際はかなり危険な状況だったらしく、いつ死んでもおかしくない状態だった。その為一週間前になってようやく退院したグラン。退院してからの二日間はホシノが完全独占しており、それからはアビドス生として復帰の手続きをしており、今日になってようやくシャーレに顔を出すことになった。シャーレに現れたグランはスバルと先生の声かけでミレニアムが一晩で仕上げてくれた最新式の義手義足を装着していた。勿論、Bluetoothと自爆機構はついているらしい。自爆機構は先生の言葉で外されるはずだったが、まさかのグラン自身の要望でつけたままになっている。

 

「……」

「先生?」

 

 先生はグランの首元をじっと見て一言。

 

「あんまり踏み込むべきじゃないんだろうけど、ずいぶん虫刺され(・・・・)が多いね」

「え……見える所には付けないでって言ったのに……

「避妊はしてね」

「あ! はぇ! な、な、な、……してます

 

 赤い顔をして俯くグラン。先生は『半分冗談のつもりだったんだが、ホントにヤッてるのか……というか君受けなんだ』と驚愕していた。この先生、日ごろスバルに押し付けられているエロ本のせいで大分下ネタへの遠慮がなくなってきている。

 

「ま、まぁ取り合えず、そのことは置いておくとして。無事でよかった……とは言えない結果だったね。 本当に申し訳ない。もっとはやく動いていたら君の足は失われなかったはずだ」

「謝らないで下さい、先生。足を切らなくちゃいけなくなったのは自分が剃を連発したせいですし、なんなら最初の爆弾で大分怪しかったですし」

 

 頭を下げる先生を止めようとするグラン。ようやく頭を上げてくれた先生。

 

「それから、もしかしたらいやな記憶を思い出させてしまうかもしれないけど、できるだけ当時の事を詳しく教えてほしい」

 

 真剣な表情をした先生から頼み込まれたグラン。グランも自分を殺そうとしたベアトリーチェが所属する組織『ゲマトリア』にホシノを誘拐した存在がいることを聞いていたので協力は惜しまなかった。

 

 

◎・同時刻 アビドス・

 

「久々に平穏ね」

 

 セリカが机にべったりと寝そべりながらつぶやく。その様子にアビドスを訪れていたスバルが不思議がる。

 

「なんだ? ヘルメット団でも来てたのか? もう、シスター達の相手じゃないだろ」

「違うわよ! ホシノ先輩とグラン先輩のせいよ! あの二人完全にバカップルよ! 所かまわずイチャイチャしててこっちが恥ずかしくなるわ!」

「ほー、あの二人そうなったのか。そんなにイチャついてるのか、シスター?」

「ん、というよりホシノ先輩が肉食すぎる。でもなんとなく理由もわかる」

「ほう?」

「グラン先輩、実はあれで結構受け身。ホシノ先輩から動かないと、手を握ったり、おでこをくっつけて見つめあうだけで赤くなってキスもしない」

「耐性なさすぎだろ……よく俺の本読めてたな」

「ん、実物と創作物は別。って言ってた」

 

 シロコの言葉に若干の納得をするスバル。それに加え、長年思っていた相手からのアタックだ。経験がないグランにとってはダメージが大きかったのだ。

 

「んで、件のホシノ先輩は?」

「その……こ、腰を痛めたのでお休みだそうです」

「あいつら交尾したんだ!」

「こ、交尾いうなー!」

 

 ホシノが居ないことを指摘すればアヤネが真っ赤になりながら教えてくれる。思わず前世である意味有名な言葉をセリフを吐けば、セリカが突っ込みをしてくれた。

 

「というか、ノノミ先輩はさっきからどうしたんだ?」

 

 スバルの目線の気には愛銃を抱えて何かをつぶやいているノノミがいた。スバルが聞いてくれて助かったといわんばかりにアビドスの面々はスバルに詰め寄る。そして小声で話しかけてくる。

 

「実はグラン先輩が来てから不意にああなるようになっちゃって」

「グラン先輩やホシノ先輩がいるときは普段通りなんですけど」

「正直あの状態のノノミは怖い」

 

「スバルちゃん」

「は、はい!」

 

 急にノノミに話しかけられて驚くスバル。

 

 

「略奪愛って燃えますよね☆」

「え……マジですか」(グランお前どこでノノミも落としたんだぁぁあああああ!)

 

 唖然とするスバル。しかし、同時にあることを予感していた。『絶好のネタになる!』と。ラフが驚きの速度でしあがっいてく。

 

 

◎・プレアデス性団部室・

 

 後日、『プリンスメロン』が新たな同人誌を発売したと話題になった。新刊のタイトルは『あなたに伝えたくて』。

 ツン気味な少女と男子がある学校の生徒会として衝突したり、すれ違いながら学校の様々な問題を解決していく作品だ。ただ、一番注目すべき点は全3巻でありながら最終巻以外にエロがないという点だ。絵全体のタッチも柔らかく淡い色使いで青春物語でありながらどこか切なさを感じる作品。唯一のエロシーンは三年生になって最後の学園祭準備の際に事故で倉庫に閉じ込められたときに密室に男女二人きりという特異なシチュエーションに興奮して勢いで、というもの。最後のページは男子が三年間秘めていたツン少女への感情を学園祭の最後に伝えるシーンで終わる。これが大ヒット、最後方のエロシーンをキス程度に改変したら完全に全年齢向けの恋愛漫画だということで一部で映画化の話も持ち上がった。この映画化の件で多いにトリニティは混乱した。そして……

 

「スバル!」

「スバルさん!」

「きぃぃぃぃぃやややややぁぁぁっ!」

「うっせぇぇぇ! 先生にナギサさんにツルギ先輩じゃないっすか、いきなりなんだって言うんですか!?

 

 部室の扉を壊さんとする勢いで突撃してきた三人に怒鳴るスバル。

 

「スバル、一部改変とは言え、映画化なんてすごいじゃないか!」

「スバルさん! あんな、真っ当な青春物語をかくなんて裏でいったい何を企んでいるのですか!?」

「キィヒヒ、あの、えっちな所は恥ずかしかったけど。他は凄くよかった。続編とかは……?」

 

 口々に感想を述べる。

 

「まず先生、俺としては一番許せない改変なんだが、プレアデス性団の知名度上げもできるし、同人誌製作の財源にもなるから今回は許したよ。次、ナギサさんとは一度徹底的に話し合った方がよさそうだな。えぇ? 最後にツルギ先輩、書いても良いけど多分今度はエロしかないぜ?」

 

 スバルの返答に先生は『成程、部費以外の財源確保か……』と感心して、ナギサはしくじったことを把握して汗を流して、ツルギは赤くなり絶叫した。その日中、プレアデス性団の部室はずっと騒がしかった。

 

◎・・・

 

「まさか、映画に出されるとは思わなかった」

「おじさん、ダンスとか疲れちゃうよ~」

 

 映画版『あなたに伝えたくて』の撮影現場に呼ばれたグランとホシノ。撮影現場に入ると原作者として監督たちに意見を出しているスバルがいた。

 

「スバル!」

「お、来た来た」

「スバルちゃ~ん、おじさんたちにダンス踊れって本気?」

 

 ホシノが問えばスバルは頭を掻きながら答える。

 

「まぁ、モデルになった二人だしな。それにこの曲とダンスは今の二人なら会うんじゃないかって思って」

「スバルちゃんは歌とダンスもできちゃうなんて、最近の若者はすごいね~」

「前世の記憶を引っ張りだしただけなんだけどな」

 

 スバルは目をそらして呟く。

 

「準備お願いしまーす」

 

 スタッフの一人が撮影を開始すると声掛けをしてくる。

 

「そら、二人とも事前の映像はBDで勉強して練習してきたよな?」

「一応」

「もちろんだよ~」

「それじゃ、さっさと撮っちゃいましょうか」

 

 映画『あなたに伝えたくて』のEDでは物語のモデルとなった実際のカップルが歌う『恋』が使われる。ED内では歌と一緒にモデルのカップルが『恋ダンス』と呼ばれるダンスを踊り、キヴォトス全体で流行することになる。動画サイトで多数の踊ってみたが投稿されるほどの社会現象と化した。

 

「あ、あのヒフミさん。この動画のダンス……」

「あ! 『恋ダンス』ですね! この前アズサちゃんと踊りました!」

「……ごふっ」

 

◎・ブラックマーケット ある路地・

 

 ブラックマーケットの裏路地にスバルは呼ばれていた。呼んだのはグランだ。

 

「こんな所に呼び出して一体どうしたんだよ。ここはもうお前の居場所じゃないだろ?」

「まぁな。でもここで、伝えたかった。ここが良い。どうだ、ここに覚えはないか?」

 

 グランが両手を広げて周りを見るように促す。スバルはそれに従って周りを見る。考え込むスバル。そして何かに気が付いてハッとする。

 

「グランが倒れて、俺が拾った場所……?」

「そう、俺とお前が初めて出会った場所」

 

 グランは正解したスバルに満足したようで、にんまりと笑う。そして、頭を下げた。突然の行動にスバルは驚愕した。

 

「お、おい。急にどうした」

「本当にありがとう」

「……」

「お前があの時俺を助けてくれていなかったら、多分俺は今もホシノたちと一緒に居ない別の道を歩んでいたに違いない。もしかしたら、もっと取り換えしのつかないことをしていたかもしれない。今、俺がホシノと、アビドスのみんなと笑えているのはスバルがいたからだ。だから本当に感謝している。

 間島スバル。本当に、ありがとうございました。

「へへっ。俺もあの時助けて本当に良かったと思ってるぜ。なにせ、最高の親友(ダチ)ができたんだからな!」

「あ、ああ!

 

 顔を上げたグランとハイタッチするスバル。

 

「それはそうと……最近どうなんだよ、ホシノ先輩とは」

「良好だぞ?」

「そうじゃねぇよ……わかってんだろ」

 

 にやにやとスバルがメモ帳を出しながら、グランをつつく。グランは顔を赤くして口ごもる。

 

「そ、それは……その……いまだにホシノ主導というか……だぁぁッ! この話題中止!

「ちッ! ヘタレ」

「用は他にもあんだよ! ほら、これ!」

「何だこれ」

 

 怒鳴りながら、グランがポケットから十数枚はあろう紙を差し出した。よく見れば何かのチケットだ。

 

「これは?」

「実はあの映画のあと、『聖地巡礼』? とかいってアビドスにあの映画のファンが来るようになったんだよ。おかげでお金も集まったし、今年、開催してみようって話になったんだよ。

『アビドス砂祭り』を!

「おお! マジで!?」

「出店や砂像もあるからな、それは出店で使える割引券だ。プレアデス性団の全員に行きわたる枚数になってるはずだ。ぜひ、来てほしい」

「行く! 絶対行くからな!」

 

 スバルの前世の記憶でも見たことがない、アビドス砂祭り。一体どんな祭りなのか今から胸を膨らませるスバル。

 

「これもどれもスバルのお陰だ。何度頭を下げても足りないくらいだ」

「気にしすぎんなよ? 俺は俺のやりたい用にやっただけだからな。……そうだな、お礼替わりに一つ質問させろ。

 グラン。お前はどんな女がタイプだ?

 

「ホシノだよ」

 




Intersecting stories エピローグ テーマソング『恋(星野源)』
 何がは言いませんが、最初はグランが優勢です。でも次第にスタミナ差でホシノが上になって搾り取ります。 何がとは言いませんが。


さて今回でコラボ編が最後なので、本編グランとコラボ時空グランの違いを表にしてみました。

本編グランコラボ時空グラン
見た目過去ホシノリスペクトアビドス所属時のまま
彼女無し、肉体関係のみは多数ホシノ
女性経験豊富ホシノのみ
タバコ吸う吸わない
薬物乱用してるしてる
武器KO-3K2USC-26/H SALEM
殺人経験ありなし
残り寿命数年一年弱




 コラボ時空のグランは女性経験がないため、ベアトリーチェも見た目だけで、美人と判断していました。本編グランだったら、『ヤバい匂いがする』とかいって排除しようとします。
 また、殺人経験の有無で精神的耐久力に差が出てきてお薬の量に影響します。量の影響が寿命に現れてしまいます。だから、殺人を経験させて置く必要があったんですね。
 あと、コラボ時空グラン君はヘイロー破壊爆弾の影響もあります。少しずつヘイローがボロボロになって衰弱していきます。いいよね、やっと幸せになったと思ったらそれが空虚なものだったと知ったときの落差。まぁ、あったかいベッドで好きな人と、大切な後輩たちと、親友と、恩師が傍にいてくれるからハッピーエンドだね。めでたし、めでたし。

 

いつか考えているイベント回グランが若返ります。1年や幼児は体の年齢。記憶は頭の中身、なしだとその体の当時の記憶しかない。ケガは主に四肢欠損のありなし。

  • 一年、記憶あり、ケガあり
  • 一年、記憶なし、ケガあり
  • 一年、記憶あり、ケガなし
  • 一年、記憶なし、ケガなし
  • 幼児、記憶あり、ケガあり
  • 幼児、記憶なし、ケガあり
  • 幼児、記憶あり、ケガなし
  • 幼児、記憶なし、ケガなし
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