本年もよろしくお願いいたします。
かなり遅い年明けの挨拶となりました(笑)。
リアルでの生活がかなり忙しくなっていますが、執筆活動を現在のように続けていくことを目標として生きていきます。
紺碧艦隊がパーパルディア皇国監察軍を易々と撃退していた頃、フェン王国軍祭会場は国連加盟国の艦隊の話題で盛況な様相を見せていた。
列強パーパルディア皇国のワイバーンロード部隊を軽々と片付けた軍隊の活躍は、フェン王国軍祭に参加していた文明圏外各国の武官たちの心を大いに刺激したのだ。
彼らが去っていた水平線を見ながら、各国の武官たちのやり取りは続いている。
「な……なんなんだった……あの凄まじい魔導船は!?」
「列強パーパルディアのワイバーンロードがあんなにあっさり落ちるとは……!一体、あの船々は何なのだ!?」
「保有する国々はどれも新興国家らしいぞ」
「共和制国家に王制国家は確実に存在するだろう。何せ、“共和国”と“連合王国”を名乗るのだからな。合衆国や連邦というのはよく分からんが……」
「しかしあの力……まさか、『古の魔帝』の流れを汲む者たちでは!?」
撃墜不可能と呼ばれた列強のワイバーンロードを最も簡単に落としてみせた7カ国の艦隊。その力は文明圏外国のそれとは比べものにならない。どこに地雷があるか分からないため恐怖する者もいたが、同時に彼らは味方にできないか模索し始める。
フェン王国軍祭に参加したとすれば、フェン王国とは友好関係であるということ。しかも、この場にいる各国と同じく文明圏外国家である可能性が高い。彼らと友好的な関係を構築すれば、パーパルディア皇国の属国化政策から逃れられるかもしれない。国民を奴隷として差し出すことも、領土の献上も、あるいはーー。
文明圏外国家の視線は、一気に東へと向くことになる。
軍祭後、日本や東方エルサレム共和国にやってくる船が増え始めた。国交締結を求めて、文明圏に属さない国々の大使たちが大挙して来訪したのである。そのため、沿岸保安隊(こちらの世界でいう海上保安庁)は、各国を安全に誘導するため2ヶ月もの間、巡視船をフル稼働させ対応にあたった。
これを受け、大高と東郷は保安隊に対する特別手当を支給するに留まらず、直接労を労うため頻繁に保安隊基地を訪れ、隊員の士気維持に腐心した。
また、外務省も同様に多忙を極めた。国交締結を求める大使たちが詳細な資料を山のように携えてやってくるので、どんな国かを知るのは容易だったが、それを受理・処理するのに連日徹夜の業務が続いた。副大臣や政務官を筆頭に、省全体のマンパワーを最大限発揮してもなお、国交締結まではかなりの時間が削られた。
国連も、1日に1回は開催されるようになった安保理は加盟申請国の対応に追われた。審査無しする人員が足りず、各国から応援が派遣されていたものの、それでも通常時より多くの時間がかかっていた。
彼らの献身もあり、国際連合加盟国は雪玉式に数を増やし、現在も増加中である。安保理常任理事国である日本、アメリカ、イギリス、フランス、非常任理事国であるカナダ、クワ・トイネ、クイラ、そして安保理理事国ではないが加盟国であるアイルランド、東方エルサレム、そしてロウリア王国など、全32カ国に拡大した。転移前と比べるとまだまだ地域組織の域を出ないが、確実に世界の中心地たらんとする地位を固めつつある。
なお、フェン王国に関しては軍祭での一件で心情悪化を招いたこともあり、国連加盟が進んでいない。騙し討ちともとれる形で戦争に巻き込もうとした事が、国連の有力国であるアメリカやフランスの世論を刺激したためである。国連加盟賛否を問う安保理決議では、米仏が反対票を投じる要因となっている。
パーパルディア皇国への強硬姿勢をとるイギリスも、あくまで国連が主導する形での対峙を望んでおり、フェン王国が独断専行的行動からドミノ倒し的に戦火が広がることーーオーストリア皇太子暗殺事件から始まった第一次世界大戦ーーに反対していた。そのため、安保理では反対票こそ投じないものの棄権する事が続いており、賛成は日本のみの膠着状況が続いている。
フェン王国では、パーパルディア皇国の侵攻が迫る中で遅々として進まない国連加盟に打開策を見つけるため、シハンの命を受けたマグレブがアメリカとフランスへ訪問することも計画されていた。
中央暦1639年9月28日 パーパルディア皇国 外務局監査室
「遂に接触したか……ここからは内外問わず厳しい戦いになる」
皇国監察軍東洋艦隊が2隻を残して壊滅したとの報告を受け、レミールは遂に彼らがやってきたと確信した。
フェン王国が領土割譲案を拒否し、498年間の租借案も拒んだことで第3外務局は烈火の如く怒り狂った。フェン王国は皇国をなめている、との認識が局内で主流になり懲罰艦隊を動かしたのだが、彼女は止めなかった。
文明圏5カ国、文明圏外67カ国、計72カ国もの属国を持つ列強パーパルディア皇国が、文明圏外の蛮国から軽視されているとの認識が強まる中で、艦隊派遣にまで抵抗すれば非主流派に追いやられている今の地位が更にぐらつく。
何なら、実力差を見せつけることで皇国が日本を含めた異世界国家に対して、強気に出にくくなるのではないか、という希望的観測すら抱いたレミール。
結局、局長カイオスの命を受けたパーパルディア皇国第3外務局所属監察軍東洋艦隊22隻とワイバーンロード部隊2個小隊計20騎が派遣された。
普通であれば、文明圏外国であるフェン王国に抗う術はなく、首都アマノキへの攻撃によってフェン王国人には恐怖心を植え付け、各国の武官には皇国の力を見せつけることで反抗する意志を挫くことができたはずだった。
しかし、ワイバーンロード部隊は魔信を入れる間も無く消息不明ーー恐らく全騎撃墜、そしてポクトアール提督が提出した『皇国監察軍東洋艦隊 壊滅』とのレポートが示すとおり、皇国は何もできずに敗北した。
レポートには、予兆なく突如発生した謎の海中爆発によって20隻が爆発したと記されていた。海中からの攻撃とも考えられるが、攻撃方法も攻撃を行った存在も不明なため、何一つ分からないと纏められている。だが前世の記憶を受け継ぐレミールは、それが魚雷による攻撃であったことをすぐに察した。
(神話の獣でないとするならば、海中爆発でも海底火山の噴火でもなく、魚雷攻撃しかあり得まい。前世では海上自衛隊の護衛艦が出てきたが、今世では潜水艦部隊による攻撃か。正体が分からない攻撃に、皇国は拳を振り上げることすらできない。上手くやったな、日本は)
今回の一件はすぐに皇帝やその一派に届くだろう。監察軍の面子を潰された彼らが怒り狂って、最新鋭の戦列艦を主力とした正規軍をフェンへと差し向けることが容易に想像できる。
そして愚かにも列強の介入があると勘違いして、さらに迷走外交を行うことになるだろう。上層部ほど、真実からかけ離れた情報が伝わり判断を間違える、そんな未来図に彼女は苦笑いすら浮かべる。
「レミール様、失礼いたします」
考えに耽るレミールの思考を遮るように、書斎の扉が開かれ、密偵を兼ねるメイドーーナターシャが姿を見せた。
「ナターシャ。頼んでいた外交窓口の調査はどうだ?」
必ず姿を見せる彼らの動きを探らせるため、レミールは信頼のおけるメイド、ナターシャを第3外務局窓口に忍ばせていた。
彼女は今世で出会ったレミールの幼少期から仕えているメイドであり、共に深い信頼関係で結ばれた間柄だ。レミールが転生者であることを明かした唯一の人物であり、来る皇国の滅亡を回避するために立ち上がった最初の同志でもある。
「はい、レミール様。第3外務局の窓口にてレミール様から教えていただいた特徴の人ですが、確かに当てはまる人物たちはいました。ですが、確証が無かったので特に声はかけておりません」
「……は?そのような報告、私は聞いていないぞ。必ず報告するように伝えておいたはずだが?」
「申し訳ありません。レミール様に仰っていただいた特徴ですが、大雑把すぎたので確信が持てずにいたのです。私には前世の記憶がありませんので、レミール様視点で物事を語られても分からないのです」
思わず頭を抱えるレミール。彼女自身は分かりやすく伝えていたと思っていたが、どうもそうではなかったらしい。
しかし、愚痴を言っても仕方がない。ナターシャが言うには今日、再び彼らが第3外務局窓口にやってくるというのだ。これをチャンスと考えたレミールは外務局の頭越しに直接交渉に持ち込もうと考える。直接皇族が外交を統括することは、この国ではよくある。レミール自身の前世もそうであったように。
皇族の権力を使って外務局が介入する前に国交締結の足場を固め、内部の協力者を使って反発してくる対外強硬派を抑え込む。また、日米英仏加の技術力と軍事力を図るための使節団を編成し、身をもって力の差を分からせ、覇権主義・野心を粉々にする。それでも交戦を主張する者には、あらゆる罪を適用して公職から追放すればよい。
痛みと抵抗を伴う改革であるが、皇国が戦争回避するには強硬な姿勢が何よりも大切だ。だが、主流派ーー特に皇帝ルディアスの弟であり、対外強硬派のルトラフ大公にどう対処するかが課題として残っている。一歩間違えれば確実にレミールの首が飛ぶからだ。
様々な課題に頭を悩ませながら、レミールは第3外務局窓口に向かった。
中央暦1639年9月31日 パーパルディア皇国第3外務局 窓口
「申し訳ありませんが、本日は課長に会う事ができません」
2週間後に訪れれば外交担当者との面会ができるとの約束を信じ、再び窓口を訪れた7カ国の使節団は再び足止めを受けていた。
「何故ですか?2週間後にと約束していたのにあなた方はそれは出来ないという。それは我々に対して嘘をついたということですか?」
非公式とはいえ国家間の約束を平気で破ったことに苛立ちを隠せないイギリスの外交官に対して、担当するライタは珍しく思いながら淡々と応対した。
「少しばかり込み入った事情が発生しまして、文明圏外の新興国と会議している状況ではなくなったのです。再開の予定は未定ですので、すぐに来訪されても同じ回答をするしかありませんので悪しからず。また1ヶ月以上後に再度、ご訪問ください」
7カ国ーー主に、日本、アメリカ、イギリス、フランスが原因で第3外務局は忙しくなっていたのだが、彼らがそんなことを知る由もなかった。
外交担当者と会える事ができず、トボトボと帰ろうした彼らだったが、建物を出た直後にとある女性が話しかけてきた。
「失礼します。あなた方はロデニウス大陸の東側にできた新興国……ええと、日本、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、アイルランド、東方エルサレム共和国の方々ですか?」
典型的なメイド服に身を包んだ女性ーーレミールより、7カ国の外交官たちと必ず接触するよう厳命されたナターシャは、確認するように衣服などを確認しながら問いかけた。突如として話しかけられた側の使節団は只々驚くばかりである。
「……ええ、そうですが」
「ああ、良かったです。間違えていたらどうしようかと……安心しました」
「それで、何か御用ですか?」
皇国人は約束を守らないーーそのような悪印象を抱きつつあった外交官たちは不審な目で彼女を見つめた。少なくとも応対したフランス外交官は、皇国人であるナターシャがどのような意図で話しかけているかを図りかねている。
「驚かれるのも無理はありません。この場を借りて、非礼をお詫び致します。
ーーパーパルディア皇国皇族であり、皇国外務局監察室に所属されているレミールさまが、是非とも皆さまにお会いしたいと申されています。お忙しいところ恐縮ではありますが、少しお時間を頂戴できますか?」
パーパルディア皇国皇族からの招待。この国で皇族と言えば、外務局所属の人間よりも地位が高い最高権力者であったはずだ。窓口に簡単に足らわれたと思いきや、事実上の責任者からの面会申し出。全くの正反対の対応に使節団は意表を突かれることになる。
外交官たちの中には、今日の会議が断られてしまった以上、パーパルディアとの外交関係を構築することなど不可能だと思っていたところでの、この厚遇に怪しさを感じる者もいた。しかし、皇国を深く知るチャンスであると多くの者は考え、急遽行き先を変更してレミール邸に向かった。
同国 レミール邸 応接間
「初めまして。日本、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、アイルランド、東方エルサレムの外交官の皆さま方。私はパーパルディア皇国外務局監察室所属のレミールだ。ナターシャーー失礼、メイドより聞いてはいると思うが、パーパルディア皇国皇族の身でもある。以後、お見知り置きを」
レミール邸に案内された7カ国使節団一行は、応接間にてレミールと会見を行った。
レミール邸は皇国首都エストシラント一等住宅区の外れにある、ギリシアのコリント式に近い建築様式が用いられた邸宅だ。特に玄関は重厚感溢れて、一種の芸術性をも持ち合わせている。これでも周辺の家と比べると広さ、派手さはなく、全体的にこじんまりとしている。いかに皇国が世界中の富を簒奪していることが分かる。
簡素なインテリアが置かれた部屋で、護衛を付けず1人待っていたレミール。7カ国使節団が部屋に入ってくると、立ち上がって歓迎し上座へ誘導する。
全員が着席し、7名分の茶と菓子が配膳されたタイミングでイギリス外交官が口火を切った。
「この度は、殿下自らお忙しい中ご対応くださり、誠にありがとうございます」
「こちらこそだ。私はあなた方と是非話し合いたいと考えていた。列強をも凌ぐ超文明を持ち、かの『古の魔法帝国』とすら渡り合えることができる力を持ったあなた方に」
彼らとの間の溝は深くない。もし、関係悪化している状態でやり取りを行なっては、まともにやり取りできることすらできないだろう。比較的早いタイミングで接触できたことにレミール自身は安堵した。
既にフェン王国の一件があるが、パナイ号事件における大日本帝国のように、皇国側が真摯に謝罪すれば大事になる可能性は低いだろう。だからこそこのタイミングしかないと、彼女は踏んだ。徐々にきな臭くなる国際情勢の中、巡視船一隻が狙われた程度で即座に開戦など、民主主義国家がそんな
日本は戦争に対して消極的、アメリカは孤立主義、イギリスは自国の経済圏を脅かさなければ動かず、フランスは第三極として日和見に走るーーレミールのあくまで前世の認識である。
一方、相対する7カ国の使節団は、彼女の皇国人らしからぬ行動に密かに驚いていた。彼らが会ってきた皇国人は横暴で傲慢、尊大な態度で相手を見下す、まさに世界を知らない野蛮人というべきに相応しい。一方、今の目前にいる彼女は、恐ろしいほど常識的であり、相手に対する敬意を感じられた。
「お褒めの言葉と受け取りましょう、レミール殿下。それで、我々との面会を望まれる理由をお聞かせ願いますか?」
「ああ。我が国とあなた方ーー国連とは少々問題ごとを抱えている。それを乗り越え、お互いに和睦を深めたく、面会の場を求めた。
あなた方の様子だと、第3外務局の窓口で門前払いされたようだが、あそこは文明圏外国ーー技術も碌に育っていない国家を担当する機関だ。今後も相手にされないだろう。私が窓口となって全交渉を引き受ける」
これまた、7カ国使節団を驚かす提案。国連にとっては“皇族レミール”という強力なパイプを、レミールにとっては“独占的な外交交渉”を行う権利を得る。どちらにもメリットを与える案だ。
特にレミール側にとっては、余計な連中が首を突っ込む前に各国との国交を既成事実化するとともに、外交交渉の主導権を確保したい思惑もあった。
交渉する前に門前拒否された彼らなら、有力者との交渉機会を逃すわけもなく、必ず乗ってくるという勝算も併せて。
「それは良いのですが……大丈夫ですか?あなた個人の意思で行ったことで、政府や皇帝からの反発を招きませんか?」
「その点については心配いらない。私は皇族の立場にいる故、皇帝以外何人も下ろすことなど出来はしない。反発があろうと、力でねじ伏せるだけだ」
僅かな不安点が残る日本の外交官は念には念をと、レミールが強権による強引な外交交渉を行う事への懸念を伝えるが、彼女は真っ向から否定した。外務局の職員さ例え局長であろうとも、皇族の言葉には逆らえない。ルディアスを筆頭にした皇族に絶対的な権力が集中しているからこそできる荒技だ。
ーー唯一懸念である、ルトラフの存在は隠し通したが。
ならばと、7カ国は国交締結に際して、求める条件を提示した。受け取った大陸共通語で書かれた条約草案の書類は、前世と変わらず良質であり、レミールは懐かしさを感じていた。
続けて、肝心の内容についても目を通す。基本的には列強と結んでいる条約内容と然程変わらない。相互が平等な立場にたった交流を行うというものだ。
しかし、彼らが位置するのは文明圏外国家と同じ東。プライドがアホのように高い強硬派を説得するには、骨が折れるような根回しと説得が必要になると、改めて過酷な道のりであると認識するレミール。
「……中々、厳しい条件を出すな」
「そうでしょうか?我々は通商条件を含め、対等な条文を提示したと思っていたのですが。現に国連に新しく加盟したすべての国家が受け入れています」
「ああ、言葉足らずだったな。私自身は、この条約を妥当なものだと考えている。だが上がな……恥ずかしい話だが、我々皇国の上層部は信じられないほど硬い。信じられないかも知れないが、あなた方の国を蛮国と呼ぶ連中もいるほどだ」
ため息混じりに苦笑するレミール。第3外務局局長のカイオスならば、まだ話は通じる。だが、それより上、特に皇帝ルディアスと大公ルトラフは恐らく頑なに否定するだろう。
レミールがまだ手綱を引き続けられるならば上々、ただ一番最悪の場合は前世レミールのように強引に外交権を奪った上、とんでもない条件を突きつけた場合だ。どんな事態が引き起こされるか予測がつかない。
「今日の第3外務局の受付の態度を見るとその苦労、頷けますとも。失礼を承知でいいますが、本日お会いした外交担当者は責任者として不適だと思います」
「全く耳が痛い。神聖ミリシアル帝国すらの追随を許さないあなた方に対する非礼、改めてお詫びさせていただく。
時間はかかるが、必ず約束は果たす。……二度も同じ過ちなど、
皇国に同じ轍は踏ませない、心に固く誓ったレミールは外交官たちと握手を交わした。レミールの最後の言葉だけ、上手く聞き取れなかった外交官たちの一部には怪訝そうな表情をしている者もいたが、それを口に出して指摘するようなことはなかった。
レミール、積極的に国連加盟国に対して接触しています。
その背景には独断で交渉し、外務局には事後承認してもらうことで、皇帝やそのシンパたちが行動を起こす前に全てを終わらせてしまおうという考えがありました。
しかし、そんな上手くいかないのが国際政治。
上層部から見れば、レミールの行動は覇権主義パーパルディア皇国の国益を無条件で売り渡すようなもの。
文明圏外国家である日米英仏加に怯えるレミールは売国奴、そんな考えが徐々に蔓延していくことになります。