キャストリアに転生したが原作を壊してしまった 作:霧ケ峰リョク
全てはポケモンチャンピオンズが悪い(確信)。
溜まってるゲーム沢山あるのに、早くこの作品完結させたいのに…………。
それはそれとして中々納得できる話に出来ませんでした。
この作品で二番目に強化されてるの山本だから、下手したらこいつ一人でツナとORT以外の敵倒せそうだし。
アルトリア・キャスターから過去の英雄の情報を見せられた時、山本武はその剣を見た。
刀とは呼べない、ずっと昔にある青銅製の剣にしか見えない。
しかし、内包する力は青銅の剣のそれではない。神秘性も他の剣とは比較にならない。
間違いなく剣として、一つの武器として頂点に立つ神剣に他ならない。
「あんたのそれ、天叢雲剣だろ?」
「…………」
ノックスと対面した瞬間、武は本の中に隠している剣を見て断言する。
己が持つ武器の素性を確信している、そう判断したノックスは笑みを浮かべながら答える。
「そうだよ。よく分かったね」
「封印されてても分かるさ。あんだけアルトリアから見せて貰ったからな。実物じゃない、過去の映像だったとしても」
「その通り。これは天叢雲剣だよ」
巨大な本が開いたかと思うと、中から青銅で出来た剣が飛び出して来る。
その剣が放つ超越した神気にこの場に居る者達は恐れ慄く。
唯一恐れていないのは山本武だけだった。
「って、事はアンタはその剣に纏わる神のアルターエゴってところか? ヤマトタケルにしちゃ、剣士って感じがしねぇし」
「そうだよ。ボクの元となった英霊は、まあ戦士じゃない。単なる一作家に過ぎない。と、言っても要素としては宝具しか抽出してないからその作家の要素は薄いんだけどね」
ケタケタと笑いながら背中に背負っていた本をくるくると回す。
「ボクは他の二人と違ってあいつを完成させる為に造られた存在だ。でも、それで僕が弱いと勘違いされるのは虫唾が走る。まあ、油断した奴を喰らうのも悪くないんだけど、こうもあっさり見抜かれるとちょっと悲しいなぁ」
「夜の炎を使ってる時点で油断なんか出来ないさ」
夜の炎はバミューダが死の淵に立たされて絶望した際、生み出された新たな属性の死ぬ気の炎。
ビーストとなった沢田綱吉が新たに生み出した二つの属性とは異なり、既に生み出されていた力だ。
そしてこの炎の源泉は――――復讐心。
「他の二人は英雄としての側面が出てたけど、夜の炎を使えて主体が神霊ならあんたは英雄ってよりかは神様なんだろうな。荒御魂って言うんだっけ?」
「そうだよ。それで、きみは何が言いたいのかな?」
「直球に言うとな、あんたの持ってるその剣…………オレが勝ったら貰っても良いか?」
その言葉にノックスは目を見開き、そして盛大に笑った。
「ははっ! まさかこの剣が欲しいの!?」
「ああ。一目惚れ、って言えば良いのかな? その剣を見た時から、どうしても欲しかったんだ」
戦意を漲らせ、ノックスの持っている剣に武は執着を見せる。
「まああいつと戦う以上、上等な武器は必要だもんね。でも、分かってるのかな? 貴方は――――」
「ああ、分かってるぜ。一応保険は用意してるけどな」
「保険、ねぇ。何を考えているのか分からないけど上手くいくとは思えないんだけど」
「上手くいくさ。ツナがツナのままであるんならな」
確信に近い何かを感じさせる表情を浮かべながら、武は雨のボンゴレギアを起動する。
エデンリングと統合し、バージョンアップしたボンゴレギアから出現した燕と犬は山本武に最適化された武装へと変化。時雨金時と一体化した事で二刀一対の刀となったボンゴレギアは純度の高い雨の炎を激しく燃え上がらせていた。
身に纏う服も動きやすい和装へと変わり、今までの山本武とは違う何かを感じさせる。
「だから、その剣奪い取ってくぜ」
「言ったな人間。やってみせろ。お前達にそれが出来るのならな――――!!」
武の宣言に呼応するかのようにノックスの両頬に鱗のようなものが出現、それと同時に現れた夜の炎がノックスの身体を包み込む。
それは繭か、あるいは卵か。どす黒い球体と化した夜の炎が罅割れ、中から絶叫と共に変貌を遂げたノックスが姿を現す。
「っ、マジか…………!」
「大蛇! それも頭が八つもある…………!!」
アルターエゴ、ノックス。
ビーストと化した沢田綱吉が生み出した三騎のアルターエゴの中で唯一神霊をメインに据えた存在。
自らを完成させる為にハンス・クリスチャン・アンデルセンの宝具部分のみを抽出し伊吹大明神に括り付けた謡われるもの*1。
沢田綱吉を除いたこの星を終末に導くものの中で純粋たる怪物である。
「――――――――――――っ!!」
大蛇、災害竜へと変貌を遂げたノックスが叫ぶ。
その叫びだけで大気を揺るがし世界を震撼させる。
現代に現れた、現れてはいけなかった神代の暴威が今、この場に集った雨に牙を向く。
周囲一帯を薙ぎ払う
「
「ッ、
迫り来る攻撃を前に武とブルーベルが一歩前に出てそれぞれ攻撃を防ぐ盾を展開。
雨の特性による鎮静により攻撃を軽減――――しかしそれでも完全に防御する事は出来ず衝撃が襲う。
「どうした? この程度で終わるのなら剣は渡せないぞ」
「まだだぜ!!」
ノックスの言葉に武は戦意を漲らせ、足から死ぬ気の炎を噴射して接近。
それを見たノックスが鱗を逆立て夜の炎を纏わせ、ミサイルのように発射する。
夜の炎を纏った鱗が流星群のように降り注ぐ。
「五風十雨・縮地!」
時雨蒼燕流・守式四の型五風十雨。
相手の呼吸に合わせて攻撃を回避する守りの技。それを縮地と雨の炎を組み合わせる事で天地を縦横無尽に動き回る回避技へと昇華。
それによって武はノックスの攻撃を回避する。
しかし、当たらなかった鱗は地面に当たる事無く消失した。
「っ、夜の炎のショートワープか!」
夜の炎を帯びていた事からこの後何が来るか予想した武は空中へと飛び立つ。
その直後、武を取り囲むように夜の炎のゲートが複数展開。それぞれのゲートから鱗弾が再び襲い掛かった。
特性によって僅かに加速した鱗は武の身体を容赦なく貫き、水飛沫が舞う。
「何?」
「
うつし雨によって鱗弾の攻撃を回避した武はそのまま続けて攻撃に入る。
ボンゴレギアによる強化によって二刀になった篠突く雨はノックスの八つの頭部全てに攻撃を叩き込む。
だが全ての攻撃はノックスの鱗に浅い傷を付けるだけに留まった。
「今のは悪くなかったぞ。威力は足りないがな」
「ならもっと強烈なやつを叩き込んでやろうか?」
ノックスの首の一つの顎下に強烈な一撃が降り貫かれる。
攻撃したのはスクアーロで、左腕に装着している剣は鮫の意匠が施された鋭くギザギザとしたものに変化している。
「…………予想はしてたが
本来ならボンゴレ
それをバージョンアップしたことによって他の者も使えるようにしたのだろう。
そう判断したノックスは夜の炎を全身に纏わせて防御能力を上げようとする。
瞬間、夜の炎を貫いて雨の刃がノックスの身体に届いた。
「何?」
威力は低い。そもそも刃自体が小さい。
だが刃が通った場所の死ぬ気の炎が不自然に消されている。
何が起こったというのか――――ノックスが視線を周囲に向け理解する。
雨の炎が灯ったブーメランが周囲を飛び回り、その軌跡に多数の刃が舞っている。
「バージョンアップしたエデンリングと
バジルがそう宣言した瞬間、待機していた多数のドルフィンエッジがノックスに殺到する。
雨の炎そのものが刃となったドルフィンエッジはノックスの全身を覆う夜の炎を打ち消し、その身体に撃ち込まれる。
一つ一つの攻撃は小さくともこれだけ大量になれば話は違う――――なんてことは無い。
ほぼ八岐大蛇と言っても過言ではないノックスの身体に傷を付けるには鱗が硬すぎるし、そもそもバジルの攻撃は威力が低過ぎる。
だが全く意味が無い攻撃とも言い切れない。
撃ち込まれた場所の死ぬ気の炎が消失するから防御が落ちるし、何より雨の特性である鎮静によって身体の動きが鈍くなる。
「行くぜスクアーロ!
「おう!
武とスクアーロの二人は動きが遅くなっている隙をついて雨の炎を纏い、ノックスの首の一つに向かって特攻。
強化された三刀によって繰り出される強烈な一撃は容赦無く頭部を消し飛ばした。
多分ニューヴァリアーリング、大空以外も形態変化使えたと思うんですよ。
てか雨の炎が意外と強いのよね。死ぬ気の炎を消火出来たりすることも出来るし毒のようにどんどん身体の動きを鈍らせてきますし。
なんで戦う相手を神霊級にしました。
ちなみに山本が天叢雲剣を手に入れたらグランドセイバーかグランドアサシンの資格を獲得します。