セリム・ブラッドレイの許婚   作:クラレントブラッドブラッドレイ

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第二章 「M」
止むを得ない


 一度死んだ。

 覚えている。一度目の生。そのものには満足している。何も成し得ず、何も残せず、何の波紋も起こせなかった人生だったけれど、大多数の人間がそういうものだと私は思っている。成し遂げた者、残し得た者、波紋を起こした者にばかりスポットライトが当たるから、私みたいな人生が「何もできなかった」と見えるだけで、けれどそれは普通の、満足の行く人生だったと、少なくとも私はそう考える。

 ただ、一つだけ。

 死の際だけが──未練となった。

 天寿を全うしたわけではなかったのだ。

 

 今でも聞こえてくるサイレンの音。パトカーか、救急車か、消防車か。

 どれも音色は全く違うはずなのに、どれも同じ「喧噪」として脳裏にこびりつく。下を見れば地面。いや、すでに地面にいるのか。落ちているのか。

 救ってもらった命なのに。守ってもらった命なのに。

 ただそれが、私には重荷だったと──くだらない話。

 

 一度死んだことを覚えている。足から行くと痛いから、頭から行った方がいいと聞いた記憶がある。喧噪。メガホンの音。大人たちの足音。風。

 満足している。だから、もう良くなった。どうでもはよくない。ただ、もう要らなかった。

 

 だから私は命を──。

 

 

「レイゼン?」

「……はい、セリム様。申し訳ありません、上の空でした」

「相変わらず言い訳をしませんね、君は」

 

 ここがどこか。まぁわからない。どこかの研究所の地下だとは思う。

 セリムに連れて来られたこの場所は、監視の目が届かないとかなんとか。そもそもセリムが監視の目なんだから届くも何も感はあるけど。

 

 セリムはまず、と前置きをした。

 

「幾度となく繰り返すこの世界において、僕たちの計画の進行を阻む者──必ずと言っていいほど僕らの前に立ちはだかる壁。それが鋼の錬金術師、エドワード・エルリックです」

 

 隠す、とかいう段階は通り越した。今はもう情報共有のフェーズで、如何にして二人ともが死なずにそのループとやらから抜けられるか、を話し合っている。私はループのこと自体を知らないので置いてけぼりになりがちだけど、都度都度セリムが説明してくれる。

 

「一つ、質問が」

「はい」

「エドワード・エルリックは何故鋼という二つ名をつけているのですか? 鋼程度であれば私でも錬成できますが」

「それは、多くの場合、彼の身体に鋼があるからです。右手と左足。彼はそこが機械鎧になっていて、故に鋼の錬金術師、と。彼は人体錬成を二度も行ったのですよ。一度目は母親を、二度目は弟を」

「グリードさんから聞きました。前の周回での記憶をうっすらと覚えている人間は居はすると。エドワード・エルリックはその限りではないのでしょうか」

「何故同じ過ちを、ということですね」

 

 そう。

 イズミ・カーティスもそうだった。人体錬成は失敗し、中身を持っていかれ、しかも子供を錬成したわけでもなんでもない、というところまで記憶が戻っているのなら、そもそも人体錬成なんかしなければいい話だ。

 まさか手合わせ錬成がしたいから人体錬成をした、なんて馬鹿な話をするわけでもなし、なぜ、と。

 

「それについては調べがついています」

「調べ……」

「ええ。人体錬成を行った人間は、人体錬成を行った直後に""前""の記憶がフラッシュバックするようなのです。僕たちは行くことができないので知り得ませんが、恐らくは真理なるものが彼らの記憶に蓋をしているか、それほどまでに強い衝撃が無いと真理を見る前後の記憶は思い出せないか。とにかく、彼らは自らの過ちを正すことができません。それはどの""配役""でも同じでした」

 

 配役。セリムがたびたび使う言葉だった。

 人柱が誰になるか、とか。自身を阻む者が誰になるか、とか。誰と誰が殺し合うか、とか。

 どういう状況で必ず、私が死ぬか、とか。

 

 ……だとしても、トリシャ・エルリックが生きているのに人体錬成を行った、というのがよくわからないんだけど。

 

「ではまず、エドワード・エルリックに接触してみるのはどうでしょうか」

「出会ってすぐに"私は化け物ですが、この世界が繰り返していることに気付き、それを是正したいと思っているので協力してくださいませんか"と言えと?」

「……すぐに打ち明けずとも、と思いましたが、それで真実が与り知らぬところで露呈した場合、何故隠していた、となりますか」

「はい。ただ、彼らと協力して我が父を討つという、僕の存在理由を捨てた覚悟は此度が初。あるいは想像だにしない協力関係が結べるかもしれません」

「であるならば──まず、私が」

「君だけに行かせて、交渉が決裂した場合、君は彼に突っ込みませんか?」

「しませんよ。人を何だと思ってるんですか」

「死にたがり」

「否定はしませんが」

「してください」

 

 否定はしないが、エドワード・エルリックに殺されたい、なんて願望は持っていない。

 それではハッピーエンドとはいえない。残された者の気持ちを考えろとセリムに言われてしまったからには、少なくとも彼の目の届かぬところで死ぬわけにはいかない。届くところなら、私は彼を守る側にいるはずだから、まぁ、そこなら、致し方のないところはあるだろう。

 

「エドワード・エルリックは私のような幼子でも容赦なく殺す方なのですか?」

「……いえ、そんなことはありません。むしろ誰も殺さない、誰の命も奪わない……そういう甘い人間です」

「ならいいじゃないですか。それに、こう言ってはなんですが、私にも一応家格があります。国家錬金術師である以上彼も軍属ですから、ダッドリー家の子女に剣を向けることはないかと」

「……それなら僕の方が適任でしょう」

「セリム様はその素を表に出していいのですか?」

「それは」

 

 セリムは私に好意を伝えてくれているけれど、それと同じくらい、夫人のことも大事にしている。エドワードがセリムの正体を夫人に打ち明ける、なんて展開は起こらないとは思うけれど、エドワード以外に見られたらマズいことに変わりはない。

 じゃあプライドの姿で行けば、というのは論外。敵意と受け取られることだろう。

 

「決まりですね。私がエドワード・エルリックに接触し、協力を仰げないか交渉してきます。ただ、初めから全てを話すのではなく、まず彼がどこまで思い出しているのかを確認してから、です」

「……いざとなれば、僕が君を守ります。けれどそれをしたら、君が僕たちの""側""であることが露呈します」

「もしエドワード・エルリックが前回を覚えていたとしたら、私がセリム様の守り人であることは察されているのでは?」

「そう、ですね。……わかりました。ですから、堂々と守ります。これでよろしいでしょうか」

「はい」

 

 セリムを守るのは勿論だけど、プライドを守るというのは正直難しいと思う。プライドの方が遥かに強いから。

 それでも危険を冒させるつもりはないけど。

 

「ただ、保護者は付けさせていただきます」

「保護者?」

 

 

 

 

 リヴィエラ。

 1558年のリヴィエラ事変の舞台となった場所ではあるけれど、原作では出て来なかった場所だ。そもそも北部西部周辺がほとんど出て来なかったんだけど、それは多分彼が国家錬金術師になった1911年10月から物語開始である1914年までの間に回り切っていたからなんだろうなぁ、とか思ったり。

 

「……子守りは苦手っつーのは兄ちゃんにも話してあるはずなんだがなぁ」

「申し訳ありません、グリードさん。信頼できて、暇そうで、私と最も関りのある方、として適任でした」

「暇そうで、は要らねえだろ」

「強欲なのに要らないものがあるんですか」

「うるせぇ」

 

 保護者はグリードだった。

 確かに、といえばいいか、ドルチェット達合成獣(キメラ)が取り巻きにいない彼は、作中で見るより暇そうだったのだ。お父様と仲を違えているわけでもなし、彼を慕っているのはダブリスの廃工場地帯にたむろしている半グレやゴロツキだけ。

 彼らには一応帰る場所がある上、グリードが人造人間(ホムンクルス)であることを知らない、らしい。

 

 私はまだプライドやグリードが人造人間(ホムンクルス)であるという情報を仕入れていないことになっているので、その辺曖昧にぼかされている。

 

「まぁ、ちったぁ気晴らしにはなるからいいがよ。で、なんで嬢ちゃんはそんな武装の確認してんだ?」

「戦闘になる可能性を考えています」

「穏便にお願いしますよ、と兄ちゃんに言われてんだがよ。俺様より血の気が多いっつーのはどうなんだ」

 

 多分エドワード・エルリックの方が血の気が多いから。

 少しでも彼の逆鱗に触れる事柄があったら、容赦なく来そう。

 

「しっかし、汽車が特別待遇なのはありがてぇな。声を気にしなくて済む」

「これでも一応ダッドリー家の子女で、セリム・ブラッドレイの許婚です。お爺様と行くような家族旅行ならともかく、セリム様の過保護から来ている此度の遠征、恐らく余計なお金が使われた事と思いますが、周囲を納得させるには十分な理由でしょう」

「そういうモンかね……」

 

 私の剣術は我流だ。一応シンを汲んでいるといえば汲んでいるけれど、見様見真似だし参考資料も少ないから我流と言っていい。そして私の戦闘スタイルにおいて最も重要なのは剣ではなく鞘の方。幾つもの錬成陣を仕込み、中には炭や塗料、他錬金術に必要な触媒を入れてある。剣を差し込む深さで剣に付着するものが変わる仕組みだ。

 そういう構造である以上、壊されると困るので、何本も用意してある。基本はバックパックに入っているけれど、たとえばこれを腰に佩いた場合、剣は一本なのに鞘だけ十本くらい腰に差している変人になれる。

 

「そろそろ着くみてぇだな」

「一応言っておきます。グリードさんは見た目がよろしくないので、私といると憲兵が寄ってきやすくなると思います。ですので、職務質問された場合、迷わずダッドリー家の名を出してください。それでも疑われたらこれを見せてください」

「見た目は余計だが、……こりゃ、なんだ?」

「カフスです」

「そいつは知ってる。これが何の役に立つのか聞いてんだよ」

「ダッドリー家の紋章が刻まれています。これを持つのはダッドリーの剣を受け継ぎ、皆伝となった者のみ。現状ではお爺様、お父様、長兄次兄、そして軍にいる僅かな剣士しか持っていません」

「で、なんでそれを嬢ちゃんが持ってる」

「盗んできました。ああいえ、お爺様の部屋からくすねて……借りて来ました」

「おい待て。聞くが、この遠征っつーのは家族の許可は取ってんのか?」

「取っていると思いますか? 答えを待つ時間が惜しいので言いますが、取っていません。見知らぬ大人と西部に行く、なんて言ったら必ず止められます。安心してください、セリム様の隣には、エンヴィーさんがいます。彼は変装が得意だそうで」

 

 得意というか、特異というか。

 グリードも「あー」とか唸ってる。

 

「……だとして、同時期にンな離れた場所に嬢ちゃんが二人いたら怪しまれんだろ」

「はい。問題ありますか?」

「あるだろ」

「エドワード・エルリックに接触し、彼の記憶を探り、交渉をする。他に適任者がいない以上私が行くしかないですし、その重要性に比べたら、私が偽物であるかもしれないと疑われることなど何の障害にもなりません。偽物だと誰もから突き放されたとして、私のやることは変わりませんから」

「……こりゃ大変な子守りだな」

 

 汽車が止まる。

 支度を終えて降車すれば──広がるのは、どことなくウェスタンを感じさせる光景。そういえばアメストリスのモデルはアメリカって噂があったか。だからってこんな西部劇チックにしなくても。

 

 幸い治安はウェスタンほど悪くない。銃を携行するカウボーイとかいない。

 普通に憲兵がいて、明らかにこっちを怪しむ目で見ているくらいだ。

 

「行きましょう、グリードさん。エドワード・エルリックは西方司令部にいるそうです」

 

 リヴィエラの位置する場所は北部と西部のちょうど境目あたり。だから少しばかり肌寒いけれど、まぁそれだけだ。これ以上寒くなるなら服の錬成陣を描きかえる必要があるが、そうはならないという直感がある。

 

「──ォ――ら」

「? 今何か聞こえました」

「そうかぁ? 俺様には聞こえてねえが」

 

 目を閉じて、気配を探る。

 新環境だと風の音を省くのに時間がかかるけれど、足音だけを判別することに注力すれば問題は。

 

 あ。

 ぶん殴られた。

 

 グリードが。

 

「っらぁ!! てめぇグリード、誘拐にまで手ェ出すたァ良い度胸だな!」

「君、大丈夫? さ、こっちへ。あれ、悪い人だから」

「憲兵さん憲兵サーン! コイツ不審者デース!! これ! 銀時計! オレ国家錬金術師! コイツ不審者!」

「ちょ、まず話聞くとかしろしょんべんガキ!」

「うるせぇお前らの狙いが何かは知らねえが、子供攫ってる時点で黒なんだよ!」

「おい嬢ちゃん、眺めてないで説得してくれ! このガキ共話を聞かねえ!」

 

 記憶はうっすらどころじゃなく取り戻していると見て良いのかな、これは。

 少なくともグリードが人造人間(ホムンクルス)であることは知っている感じの殴り方だった。つまり再生すると。

 

 そして憲兵を呼ぶ時点で銃を撃たせる気満々だ。グリードに完全硬化させて、ボロ炭錬成戦法でやるつもりだろう。

 

 さて、このままアルフォンス・エルリックに保護されるのも手ではある。誘拐されていた子供、という体であれば話も聞いてもらいやすそうだし。

 

 だけど、ああ、悲しいかな。

 私はレイゼン・M・ダッドリー。たとえ相手がセリムでなくとも──協力者が窮地にあるのなら、その盾となることを選ぶらしい。

 

「離してください」

「ダメだよ、あの人は」

「離さないのなら、あなたの血印を破壊します」

「!?」

 

 バッと離れるアルフォンス・エルリック。……大鎧だったから確信は得ていたけれど、やっぱり空っぽなのか。

 トリシャ・エルリックが生きていて、じゃあ誰が死に、誰を錬成しようとしたんだ?

 まさかウィンリィとか……?

 

「な……なんで、そのことを」

「申し訳ありません。そのご好意、無下にさせていただきます」

 

 鎧の横を通り抜け、今まさにグリードをボコスカ殴っているエドワードに。

 

 斬り、かかる。

 

「ちょ、待て!」

 

 ガギン、と金属の衝突音が響いた。

 機械鎧ではない。私の剣を止めたのは、グリードだ。

 

「何故。あなたを助けようと」

「バカか嬢ちゃん! 交渉に来たんだろうが! このガキ斬ったら完璧に敵対行為だってわからねえか!」

「ですが、既に敵対されています。グリードさん、あなたは私の保護者である自覚を持ってください。私は自らの保護者が殴られ、憲兵に襲われそうになっているのであれば、国を敵に回してでもあなたを守ります」

「オイオイそいつは兄ちゃんだけに向ける奴じゃねぇのかよ」

「生憎ですが、一度身内と見定めた者が傷つけられるのを放っておける性分ではないもので」

 

 グリードは「そいつは結構だがな!」とエドワードを放り、さらには私の剣を掴んで自身の後ろへと投げる。

 着地。

 

「……なんで硬化しねえんだ、グリード」

「したら化け物扱いで憲兵に追い回されんだろ。今でさえお前のせいで銃口向けられてんのによ」

「今更ンな事気にしてんのかよ。アンタらしくねぇな」

「今は立場っつーモンがあるんだよ。おら、憲兵下がらせろ。じゃねえと、俺様の後ろにいる狂犬が何するかわかんねぇぞ」

 

 誰が狂犬か。

 

「え、エドワード・エルリック! 我々は」

「……すんません憲兵さん。一旦下がってくれ。ちょいと、思ったより込み入った事情があるみたいでさ。オレの勘違いだった。本当にごめんなさい」

「大丈夫、なんだろうな?」

「ああ。いざとなれば、オレがやるから、大丈夫」

 

 ふぅ、とグリードは溜息を吐く。

 

 その眼前に迫ってきていた機械鎧の膝蹴りを、剣で止める。流石に重いが、ラグスお兄様ほどではない。

 

「っ……なんで守る!」

「この方は私の保護者です。鋼の錬金術師、エドワード・エルリック。まず、今持っている全ての偏見を捨てて私達の話を聞いてください」

「に……兄さん。話、ちゃんと聞いた方がいいと思う。その子、ボクの事を知ってた」

「アル……」

 

 隙。

 今なら──ふぎゅ。

 

「なーに攻撃しようとしてんだ嬢ちゃん。今話纏まりそうになってただろ」

「せめて鋼の錬金術師の機械鎧を破壊してからでも遅くないと思いました。機械の手足ならば、失っても直せるでしょう」

「そういう話をしてんじゃねえ、相手が敵意失ったんならお前も抑えろっつー話だ。……なんで俺様が嬢ちゃんに常識説いてんだよ。フツー逆だろフツー」

 

 エドワードの機械鎧は錬成素材になるから危険。

 彼はいつでもその腕を刃物に変えられる。常時抜刀しているのと同じだ。仮に交渉の席についてくれたとして、決裂した瞬間に襲ってくる可能性もある。1911年から1914年までのエドワードの動向を私は知らない。

 ニーナとアレキサンダーの事件を経ていない彼が、精神的成長をどこまでしているのかが全く分からない。

 

 人造人間(ホムンクルス)は悪だと決めつけ、お父様は悪だと決めつけ、こちらの話に耳を貸さないのであれば──。

 

「おい、錬金術師」

「ンだよ」

「この嬢ちゃんが誰かわかるか?」

「知らねえ」

「名乗ってやれ、嬢ちゃん。それで多分、一旦場は収まる」

 

 ……理解はできないが、確かに名乗りもせずに切りかかるのは間違っていた。

 グリードに首根を掴まれ、ぷらーんとしながら名乗る。

 

「失礼しました。私はダッドリー家が長女にして末娘、レイゼン・M・ダッドリーというものです」

 

 激震が走る。

 ……みたいな顔をしているエドワード。後ろのアルフォンスも「え……?」なんて言っている。なんだ。そんなにおかしいか。

 

「わかっただろ。お前らがどこまで""前""を覚えてるか知らねえが、今回は状況が違うんだ。良いから大人しく話を聞いてくれや」

「アンタが、レイゼン?」

「そんな……」

 

 なんだなんだ。

 なんでそんな、ニーナとアレキサンダーを救えなかった時、みたいな顔をする。

 

 まるで──救えなかった、みたいな。

 

「ここじゃ人目に付きすぎる。移動すんぞ」

「あ……ああ」

 

 前までの私は、彼らと何があったんだ?

 

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