ヘブンバーンズレッド 地を這う少年   作:名無しのおもちゃ箱

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久々の投稿失礼しますm(_ _)m

書いては消して書いては消してを繰り返し結局5回位全文書き直ししてました。

気づけば5章前編開始しているというのに此方は4章後編。

見切り発車で始まった作品なので「いつの間にやら投稿してるな」程度の気持ちでいてください。

断章はスキップしてますのでご了承ください。


10戦目 かれ×つかの代わりにアー×まりを

懐かしい夢を見た。

学生だった頃、友人達と遊んでいる時の夢だった。ゲームセンターで遊び、そのまま流れるようにカラオケへと移動したり、ラーメン屋で昼食をとったり、何の変哲のない普通の日常。そんな時、急に周りが騒がしくなったかと思えば「化け物が出た!」なんて声が聞こえた。初め聞いた時は、「薬でもやってる奴」か「ヤバい奴」の認識だったが直ぐに「まともな人間だ」と改める事になる。此方へと向かってきたそれは、明らかに今までに発見されていない生物だとすぐに分かった。そして、近くの人間から手当り次第に飛びかかり襲い始めた。中には、箒や何処から持ってきたのか分からない鉄パイプで迎え撃とうとしていた人もいたが総じて化け物に体を貫かれ死亡していった。平凡な日常を送っていた最中、唐突に訪れた非日常に困惑し逃げるしかなかった。

誰もがそれを見かけると逃げるようになった頃、何故か自分だけが皆と逆方向へと走り出した。化け物は1匹残らず自分の方へと向かいその鋭い爪、太い腕、硬い肉体を振るってきた。

 

「·····頭痛てぇ」

 

酷い頭痛に頭を抑えながら目が覚めた。余りにもリアルすぎる夢を反芻しながらベットから出る。

セラフ部隊総力戦とも呼べるフラットハンド戦を終え全員無事帰還し、翌日逢川めぐみがセラフ部隊を辞めた。そして、茅森から石井色葉にヒト・ナービィについてバレたと伝えられた。知り合いがいなくなり、重大な秘密が他者にバレる等、話題が詰め込まれ過ぎている数日が過ぎ頭痛が酷い中、31Cに捕まった。

 

「聞いたわよ!あなた、探し物が得意のようね!」

「·····逢川探したいなら素直にそう言ってくれ」

「だ、誰も逢川殿のこことなんて、いい言ってないでござるよ!!」

「·····ほら神崎を見習え、このツンデレが」

「ツンデレちゃうわ!!」

 

曰く、以前神崎が助けられた恩を返したいらしく逢川めぐみの捜索をしているらしい。31Aは任務に出ておりしばらく帰ってこない為、今話を持ってきたそうだ。

 

「まぁ、俺も逢川に対してムカついてるから探すのはやぶさかでは無いが·····」

「何よ、何かあるなら早く言いなさい内容次第では取引に応じわよ」

「かれ×つか見逃したからアー×まりを見せろ!!優れない体調もそれ見りゃイッパツだ!!」

「うんじゃ、捜索頼んだわよ」

「アレ?無視??」

 

無慈悲にも要求はスルーされ強制的に捜索隊に入れられた。もしやアー×まりではなくまり×アーだったのかもしれない。解釈違いだったのなら申し訳なかった。カップル論争は戦争を産むからね仕方ないね。

 

やはり自分の解釈はまり×アーではなくアー×まりだと再認識している所で司令官とすれ違った。現在司令部では31A行軍任務に対して、交代しながらサポートに当たっているらしく、今司令官が休憩、昼食の時間らしい。

 

「あら、東堂さん。顔色悪いけれど大丈夫?」

「ご心配どうも。やはりまり×アーではなくアー×まりでした」

「いつも通りで安心したわ」

「そーいや、31A行軍任務って聞いたけど何処行ってんの?」

「濃尾平野よ。そこから琵琶湖の方へ抜けるわね」

「軍人じゃない俺に言って良いんすかねソレ。あ〜、確か彼処だと·····」

 

今まで聞かれなかった事が不思議でしょうがない。恐らく今この基地、ひいては日本国内で自分以上に外の世界を知っている者はいないだろう。長年キャンサー蔓延る世界で生きて来た人間の情報は貴重な物だ。ましてや、キャンサーにしつこく狙われる人間だ。情報だけなら人一倍だろう。

 

「比叡山の方角から狙撃?してくるヤツがいたな」

「·····は?」

「いや〜、俺の能力が広範囲なのは知ってるけど、琵琶湖挟んでたと思うんだけどな〜、まさか補足されるとは」

「·····おい」

「そういや、静岡の中田島砂丘だっけ?彼処結構広いのな。なんかドデカイミミズみたいなのがいて砂嵐起こすわ電気帯びてるわ。あそこ行くまでに倒壊したビルやら何やらから避雷針抜き取ってなかったら危なかったわ」

「·····く」

「避雷針囮に電撃避けなかったらマジで命無かったと思うな。··········どした司令官?」

「くるくるぱーーかーーーー!!!」

 

何故怒られたのか訳の分からぬまま、脇に抱えられたかと思うと司令部まで連行された。あの司令官さん。一応男抱えて走れるってどんなパワーしてるんすか。どことなくあの七瀬さんが驚いた顔してる気がするんですけど。ポーカーフェイスだから分からないけど多分驚いてるよね。

 

「七瀬!31Aは今何処!!」

「琵琶湖周辺、比叡山の方角から攻撃を受けました。31A総員無事です」

「アレ?31Aですら補足されんの?俺だったからとかじゃ無く?」

「·····つまり過去に襲われていたと」

「濃尾平野のキャンサーについても知っていたわ」

 

濃尾平野は砂丘では無い事くらい知っている。反論しようとすると濃尾平野が砂漠しており、その原因があのドデカイミミズだったらしい。そして、自分が通った場所が中田島砂丘で無く濃尾平野だったと指摘され、比叡山のキャンサーについて何故黙っていたのか怒気を含んだ声で聞かれた。理由はただ一つ、聞かれていないから。




カプ論争怖いのでまり×アー派の人許してくださいお願いします!!
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