ヘブンバーンズレッド 地を這う少年   作:名無しのおもちゃ箱

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タイトルはいつも考えても思いつかないので適当につけてます

「」だけの時は会話
「()」の()内は頭の中って感じで書いてます


4戦目 無休の連勤術師フルタイムアルバイター

この基地に来てから何日か経った。今ではバイトとして、ショップでの接客、風呂など共有スペースの掃除、カフェテリアでの皿洗いetc.....を行い、基地中を走り回っている。ちなみに一日休みの日など今のところない。

 

そんな日常の中で自分の力について調べてもいる。幸い基地内に図書館があるので自力で調べる事も出来る。図書館にはライトノベル、マンガだけでなくオカルト雑誌やグラビア等の趣味全開の物から、セラフ、キャンサー等の調査結果まで幅広く置かれている。余談だが、司令官のグラビアを見つけた時はそっ閉じした。中々のものをお持ちで

 

知識は人並みにはあるがやはり専門家には敵わない訳で、餅は餅屋に頼む事にする。

 

「ひぐみん!!実験結果教えろ!!」

「こんの数日で出るわけないだろ!!」

 

あれから血だけでなく皮膚の一部、髪の毛etc.....を渡して入るが進展がない

 

「お前の方はどうなんだ!図書館に入り浸ってるそうじゃないか!」

「ふっ!・・・

何の成果も!!得られませんでした!!

「騒ぐな!!・・・まぁ、元よりお前に期待してなどない!!」

「そんな!・・・みこくーーーん、ショック!」

「・・・なんだそれは」

「尊敬すべき天才、茅森月歌のまね」

「お前、あいつに毒されてないか?初めて会った時に比べてバカになっている気がする」

「・・・否定できん」

 

その頃の茅森

「なんかバカにされてる気がする!!」

「気のせいだろ。・・・いや、う〜ん」

「ちょっと!考え込まないでよ!!」

 

場所戻して研究所

これ以上は時間の無駄と追い出されてしまう。

樋口と別れ、ショップへと向かう。バイトの時間だ。まぁ、バイトで稼いだところであまり使わないのだが。

 

バイト内容は割とシンプルなもので、品出し接客レジ打ち等、まぁ品出しや、重いものの運搬が主になっている。理由としてはローブを着ているせいか、怪しすぎるらしく人が離れていく。シックスセンスに怪しさの項目があれば恐らくカンストしてるだろう。

 

「商売あがったりです。コノヤロー♪」

「仕方ねぇだろコノヤロー♪」

 

ひっどい口調で話すのがショップのスーパー店員 佐月マリ。スーパー店員というのはここで生活すれば自ずと分かるが、複数の店で店員をしており、行くと必ずいる。真っ直ぐ別の店に行くともういる。自分が出た時にはまだ店の中にいたはずなのに。高速移動に関しては企業秘密らしい。

 

彼女の品出しは商品を投げて棚に入れるというアグレッシブなもの。しかもそれがちゃんと入る。忍者を思わせる手腕だ。

 

「・・・あんたさては忍者だろ」

「そうですよ♪」

 

忍者でした。まぁ、納得出来る事を見せられてはいる。今も商品を投げようとしていた。なんかの缶詰

 

「待て!それは辞めろ!!洒落にならん!!」

「冗談です♪」

 

ニシンの塩漬けした缶詰、シュールストレミングと呼ばれる世界一臭いで有名な缶詰でした。寧ろ何故そんなものがあるのか、キャンサーに効くのか?

 

「この間茅森さんが買っていきました♪」

「この間の悪臭騒ぎはそれか・・・」

「そう言えば、この間お客さんがお礼言ってましたよ」

「は?何故に?」

「いい物選んでもらえた。と、上手く言葉に出来なくて困っていたらしいです」

 

先日友人と喧嘩したから仲直りの品を買いたいと言ってきた客がいたが恐らくそれだろう。しかし、友人のことはあんたがよく知ってると返したので特に何もしていない。

 

「接客、最近評判いいですよ」

「ついさっき、商売あがったりです。コノヤロー♪って言ってたよな!?」

「前に比べれば評判良くなったってことですよ。コンチキショーめ♪」

「笑顔で毒吐くの相変わらず慣れねぇ・・・」

「なんでも、共感してくれる。分かってくれてる。と言う意見が多いですね。次いで、なんか嫌だって意見も多いですよ。何したんですかバカヤロー♪」

「なんもしてないんだけど!?」

「あっ、ちょっと行ってきますね」

 

それだけ言い残すと目の前からアッサリと消えた。やはり忍者だ。

 

 

 

ショップでのバイトも終わり、今日のバイトはもうないので図書館へと向かう。あまり期待は出来ないが調べる。勿論、力のことも調べてはいるが他にも気になる事を調べる。思うと力よりこっちの方が進展がない気がする。気のせいだろうか。

 

『人が持つ不思議な力』などと言うストレートな名前をした本から目線を外すと、立ち入り禁止区域に入っていく人影が見えた。

 

「あれは・・・お〜い茅森!!」

 

声をかけるべきでは無いとわかっている。けどかけずにはいられなかった。こんな面白そうな案件見逃すわけには行かない。

大声で呼ばれた茅森はギョッとした顔を見せつつも近づいてきた俺を禁止区域に押し込み中に入った。

 

「なしてんの!?バカなの!?空気読んでよ!!」

「いや、空気読んだ上での行動ですが?」

「タチ悪すぎない!?」

「で、なんで30Gの月城までいんの?」

 

茅森だけでなく、月城までいる。セラフ部隊最強と言われる御方だ。

 

「イージスタワーについて調べ事でな・・・この際だ、お前にも手伝ってもらおう」

「そいつはちょうどいい。俺もそこについては調べたかった」

「なに?」

「軍が手放した研究施設だ。俺の力について分かることがあるかもしれない」

「ふむ・・・利害は一致しているか」

 

イージスタワー、軍が放棄した研究施設。取り返そうとはしたようだが、キャンサーに邪魔され断念したそうだ。中にも入れていないらしく、中にキャンサーがいるかどうかまで確認できていない。

 

月城が調べる理由は、軍に違和感を感じているという事から。なんでも仲間の死体を見た事がないらしい。一方で茅森達は、東城の母親の死にイージスタワーが関係しているのではないかという事らしい。また、訓練中東城が別人のように変わった事についても調べるためだと言う。別人のようになる事を『覚醒』と呼んでいるらしい。

 

「イージスタワーって誰も入れてないんだよな?」

「らしいよ」

「じゃあ、問題はキャンサーだけじゃないんだよな、多分イージスタワー自体にロック的な物があると予想していいんじゃないか?和泉説得した方がいいだろうな」

「えっ!?なんで知ってんの!?」

「不安がこっちにまで伝わってるわ。何があったかまでは知らんがちゃんと話し合えよ」

 

茅森、月城と調べたが何の成果も得られませんでした状態で終わってしまった。茅森は自分でも考えてみるとは言っていた。まぁ、悩むだけ悩んで答えは出ないのは明白なのだが自分には何も出来ない。

 

後日、茅森がお礼を言ってきた。なんでも和泉とちゃんと話し合えたそうな。明日、作戦が始まるらしく態々伝えに来た。基地内で生活しているが軍人では無いため、作戦など知らないし聞くことも出来ない。誰が何処に行くなんて知る由もない。

 

 

 

翌日、茅森達を見送り図書館へと向かう。今日はバイトは何も無い。いや、無理を言ってなしにしてもらった。禁止区域に入り、読み漁った結果気になる事ができた。

今日一日で調べられるか分からないが出来るだけやる。

 

結局、日が沈んでも結果が出ないままでいる。だが、おかげでわかったこともある。

 

「やっぱりだ。なんも無い・・・」

 

情報を整理するように言葉に出す。この図書館には趣味全開な本から、セラフ、キャンサーまでに至るまで多くの本が所蔵されたいるというのにとある生物に関しての本がない。力について調べている中、一緒に調べていた進展が全くない気になる事。

 

「(なんでナービィについて無い・・・危険がないから?だったらそれを調べた研究結果ぐらいあってもいいはず・・・キャンサー同様今までいなかった奴らだ。調べないはずがない・・・セラフの材料・・・いや、それなら外に放り出してるはずがない、完全な管理下に置くはずだ。というか、こんな存在ここに来るまで知らなかった。ドーム住人も知らない可能性がある・・・伝えてない?なんで?知られるとまずい?キャンサー同様得体の知れない生物・・・処分するように言われると困るから?なんで困る・・・可哀想だから?いや、人類の為に戦ってるんだから不安は取り除くべき・・・軍にとって不都合だから?セラフ部隊がドーム住民との接触を禁じられてるのもそのせい?本が見れないようにされてるのはセラフ部隊にも見せることが出来ないから?なんで・・・)」

 

必死に思考をめぐらす。恐らく未だかつて無いほどに頭を使っているのだろう。そう思えるほどに考え込んでいる。

 

「(見られると不都合がある?知られては不味いことがある?ぞんざいに扱ってはいけない・・・態々言うのはなぜ?・・・頭にシュシュを乗せたナービィがいたな。元々は蒼井って子の物で、葬式の時に現れて奪っていったらしい。危険は無いのにイタズラをするってことか?死体を見た事がないって月城言ってたな、じゃあその時も死体は・・・)」

 

数少ない情報を整理して抜き出す。

 

「(セラフ部隊にナービィの情報を知られてはいけない

死体は見たことが無い

セラフ部隊はドーム住民との接触は基本的に禁止、知られると不味い

ナービィをぞんざいに扱ってはいけない)」

 

もう一つおかしな点がある

 

「(なんで茅森について書いてある本が少ない。いや、茅森だけじゃない、セラフ部隊員の有名人の年代が書いてある本がない)」

 

セラフ部隊員には茅森はもちろんの事、カレンちゃんの様に有名人が多くいる。囲碁で前代未聞の50連勝を成した最年少名人なんかもいる。そういった人間に書いてある本なら話題の年月が書かれていてもいいはずなのにそれがない

 

一つとんでもない想像が頭に浮かんだ。突拍子もない、普通考えられない事、理屈も分からない。けれどそれはナービィという生物なら、と仮定してしまえばどうとでもなる。物語のようなトンデモ理論

 

「(死体が見れないのはそもそも存在しないから。ドーム住民との接触禁止は顔を見られると不都合があるから。その不都合からセラフ部隊を離すために本がない。だからセラフ部隊員の年代が書いてある本がない。ぞんざいに扱っていけない。

 

まさか・・・ナービィは人を作れる・・・)

 

セラフ部隊はクローン?」




最後、無理矢理すぎるな
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