(自称)お嬢様の魂が何故か源田へ乗り移る!!見た目は源田中身はお嬢様となった彼?彼女?はどうやって乗り切って行くのか!?

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突発的に思いついたので書きましたわ。反省はしていませんわ。キャラ崩壊ご注意ですわ。エタる可能性大ですわ。それでも見て下さる方々は、ゆるゆるーっとご覧下さいませですわ。


源田になったお嬢様ですわ!

 

皆様、ご機嫌麗しゅうございますわ。

 

わたくしはお嬢様の………………『お嬢様』と申しますわ。

 

 

え?ふざけるな、ですって?

 

別にわたくし、ふざけているわけではございませんのよ?

わたくしは麗しいお嬢様!…のはずだったのですけれど……

今、鏡を見て唖然としておりますの。

 

なぜなら。

 

鏡に映っているのはわたくしお嬢様ではなく。どこかの殿方様なのでございますから!

 

一体どなたでいらっしゃいますの!?このお方は?

 

 

お顔はとても整っていて、凛々しく男前ですわ。ただ何故か両目の下にオレンジ色の線が描かれています。なぜなのかしら…?

 

髪の毛は茶色で、まるで台風が来たかのように逆立っております。どうやら水を被っても直らないようですわ。

 

体つきは……………いやですわ、わたくしとした事が、頬が赤くなってゆくのを感じます。

 

背は、とても高くいらっしゃって、筋肉も程よくついています。なんて逞しい……

 

 

って、照れている場合ではございませんわ!!!

今この殿方に、何故かわたくしが宿っているという事なのですわ!

一体なぜなんですの!原因が全く分かりませんわ!

わたくし自身も、以前はお嬢様だった、という事しか記憶がございませんの。

自分の細かい事までは何故か覚えていないようなのです。

 

あら………?

 

…でもよく見るとこの方、どこかでお見掛けした事があるような………なぜかそんな気が致します。

 

とにかく、でございますわ。

お嬢様はそう簡単に取り乱したりしてはならないのです。いつでも冷静に、お淑やかに参りましょう。

 

このお方とも、何かのご縁があってこういう事になったのでしょう。

とりあえず今は受け入れる他ありませんわ!!

 

さあ、今は朝ですし、これから学校でしょうから制服へとお着替えを済ませる事と致しましょう。

 

ううう……仕方がないと言えど、お嫁に行けなくなってしまいますわ…

 

本当に申し訳ございません。宿主の方…………

 

といいますか、このお方もかなり良いところのご子息様の様ですわ。

お部屋はとても広いですし、この深緑色の軍服のような制服は、全国一の名門と名高い帝国学園の制服ですわ!

 

さて、お着替えが終わりましたので、部屋から出ましょうか。あ、鞄を忘れずに。

ドアを開けますわ。

 

ガチャリ。

 

「幸次郎様、おはようございます。」

 

あら、早速メイドが迎えてくださいましたわ。

やはりこの幸次郎様という方、良い所のご子息でいらっしゃるのね。

さ、わたくしも挨拶をお返ししましょう。挨拶はお嬢様のたしなみですものね。

 

「おはようございます。今日も良い天気ですわね。おほほほ」

 

声は低いですが、我ながらお嬢様として華麗で完璧な挨拶ですわ。

でもおかしいですわね…。

メイドはなぜかポカーンと口を開けておいでですわ。

きっとわたくしの可憐さに見惚れてしまったのでしょう。

 

 

 

 

✿✿✿

 

 

 

さて。朝食も華麗に済ませたことですし、学校へと向かいましょう。

 

なぜでしょうか。簡単な生活の記憶なら、この方の中に残っているようで、それが頭の中に伝わってきます。

体力を付ける為、いつも徒歩で通学なさっていますのね。え、部活動のサッカーの為…?

 

幸次郎様はサッカーがお好きなのですね。

でもわたくし、サッカーはおろかスポーツなんてやった事はないのですが……大丈夫かしら。 

 

とりあえず……出発ですわ!

 

幸次郎様の記憶を辿り、道を進んで行きます。こちらで合っているのかしら?

それにしても帝国学園……

 

お嬢様でなかったとしても、その名は全国に知れ渡っています。

なにせ全国一位の超名門校なのですから。ああ、ドキドキしてまいりましたわ。

 

「おーいっ!源田ーっ」

 

しばらく歩いてると、後ろからどなたかのお声が。

 

お友達にご挨拶をなさろうとしていますのね。うふふ、青春ですわ。

 

………。

 

あ、そうでしたわ。今のわたくしが源田様でしたわ。

そう気付き、そのお声に振り向くと、何やら可愛らしいお嬢さんがわたくしを見つめていました。

 

背はあまり高くなく、薄い銀色にも緑色にも見える繊細な色をした肩に付くくらいの長さの髪。

褐色の肌。そして、何よりの特徴は右目に黒い眼帯を着けていらっしゃいます。

 

「まあ、おはようございます。可愛らしいお嬢さん。」

 

そのお方を一目見て、わたくしはつい、こんな挨拶をしてしまいました。

そしてその瞬間、足に鋭い痛みが!

どうやら蹴られたようですわ。何ですの!!

 

「い、痛いですわ!何をなさいますの!」

 

「誰がお嬢さんだコラ!オレは佐久間次郎だ!」

 

可愛らしいお嬢さんは不愉快そうに表情を歪めて、とてもお怒りのご様子ですわ。

えーと、一旦頭の中を整理致します。

この方は源田様のお友達で佐久間様。………何と!これで男性ですの?確かに殿方用の制服をお召しになられておりますが……

 

そうしていると佐久間様が心配そうに、そして気持ち悪い物を見るかのように、わたくしを見つめてきます。

どう見ても殿方というよりはお嬢さんですわ。

 

「…なあ源田。何かお前、変だぞ?悪い物でも食べたのか?」

 

「そんな事ありませんわ…いや、ないさ。さあ、学校へ参りましょう!」

 

「………これは鬼道にも見てもらった方がいいな。」

 

ボソッとそう呟かれてしまいましたわ。わたくしは結構完璧に源田様を演じているのですが、何がおかしかったのかしら?

腑に落ちませんが今は時間がありません。そのまま佐久間様とご一緒に学校へ向かいます。

佐久間様は、ずっとわたくしを心配なさっている様子です。

 

「なあ、源田。本当に大丈夫なのか?」

 

「だから大丈夫ですわ!そんなに心配なさらないで下さい!」

 

そう同じようなやり取りを何度も何度も繰り返したのち、ようやく学校へ辿り着きました。

 

「……わあ。」

 

その校舎を目の前にし、わたくしは驚き固まりました。

話には聞いておりましたが、こんなに仰々しい形状の建物だとは思いませんでしたわ。

これが本当に学校……ですの?

学校というよりは要塞の様な、不気味な軍事施設だという印象です。

 

「源田?遅刻するぞ。」

 

そう佐久間様に急かされ、わたくしは我に返ります。

いつまでこのような生活が続くのかは分かりませんが、不安になってきましたわ。

わたくし、やってけるのでしょうか…。

いいえ!ここで弱気になってはいけません!!わたくしは華麗なお嬢様なのですから!!!

 

いざ、帝国学園の中へ!!

 

 

 

✿✿✿

 

 

 

教室へと向かいますが、内部は暗めで、外観に負けず劣らず仰々しいです。そしてとてつもなく広いですわ。気を付けないと迷子になってしまいそうです。

ああ、佐久間様がいて下さって本当に良かったですわ。

 

「おはよう。佐久間、源田。」 

 

突然後ろから挨拶をされました。

振り返ると、ゴーグルを着けた方がこちらを見ていますわ。ドレッドヘアを後ろにきちんとまとめ、端正なお顔立ちですが、ゴーグルで目は隠れています。佐久間様と言い、目に何かおありなのでしょうか?

幸次郎様の記憶を辿りますと、この方は同級生……そしてサッカー部キャプテンであられる鬼道有人様ですわ。 

 

「おはよう、鬼道!」

 

佐久間様が鬼道様に挨拶をお返ししています。

さあ、わたくしも華麗にご挨拶を致しましょう。

 

「おはようございます。」 

 

決まりましたわ!おっとりと華麗なお嬢様の挨拶が!! 

 

「………。」 

 

しかし、その場には変な雰囲気が漂います。

佐久間様も鬼道様も固まったご様子で、わたくしを見つめてきます。

そ、そんなに見つめられてしまうと照れてしまいますわ!

 

「源田、なぜかさっきからこんななんだよ。」

 

わたくしを指差しながら佐久間様が鬼道様にそう話し始めましたわ。

もう、何がおかしいんですの!?

 

「源田、それは何かのモノマネ…か?」

 

鬼道様からも、そのような事を言われてしまいましたわ。

 

「モノマネなんかしていませんわ…してないさ!」

 

「……………。」

 

皆様、わたくしを哀れんだような目をして見つめてきます。

その場は何とも言えない雰囲気に包まれ、わたくしはもうどうしていいやら……

 

「今日は無理せず病院に行ってきたらどうだ。」

 

「そうだよ、源田、疲れてんじゃないのか?」

 

そうおっしゃってくる鬼道様と佐久間様。

 

 

もうっ!

どうしてこうなりますの!!これからどうなりますの!!

わたくしは元のお嬢様の身体に戻れるんですの?!

 

このままはイヤですわっ!!

 


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