さてさて、今回のお話は…昼食を丁度食べ終えた辺りから始まります。
私はあまり多くは食べない方なので…他の二人よりも早く食べ終え、先程中断していたスケジュールの確認を再開させました。
ブルーが私の家にフランを連れてまた来ると電話口で言っていたので…スケジュールを開けておかなければならないのです。
「う~…ねぇふーくん」
昼食を食べ終え暇になったのか、束が絡んできた…この調子だと眠いのだろう。
「ん、横になるか?」
「わぁ~い……」
と、束は何故か俺の膝に頭を乗せた…起こすから寝ても良いぞ?って意味だったんだけどなぁ…ま、いっか。
「ぬふん…ふーくんの膝枕だぁ……」
「あ、ず、ズルいぞ!」
と、左膝に千冬が頭をのせた。
右膝に束、左膝に千冬…はは、こうしているとどうも…不思議な感じだな……。
「安心して眠りなさい…その為の、フラジールです……」
やがてふたつの寝息が規則正しく聞こえてきた…雲が流れる…束の作ってくれた冷却装置のおかげか今日は少しも暑さを感じていない。
作ってくれた束には感謝してもしきれないな……。
最近、父の様子がおかしい…何がおかしいって、定期的に送られてくる手紙がパッタリと途絶えてしまったのだ。
心配はしていないし、ブルーも父については心配ない、大丈夫だ…と、そう言い続けている。
「ねぇ、ふーくん」
「……ん、何?」
気付いた時には、束が私の目をジィーっと見ていた。
「ねぇ、ふーくん…心配事があるなら…束さん相談に乗るよ?」
どうやら私は知らない間に彼女に心配かけていたらしい…ふふ、駄目ですね……。
「大丈夫、少し考え事してただけですから……」
感謝の気持ちを含め、束の頭を撫でる…いつもとは違って優しく…感謝を込めて。
「ん~…ふふ、そうなら良いんだけどね~……」
そう言って束は再び寝てしまった。
無茶する束を心配する事は度々あったが…まさか心配される立場になってしまうとは…私もまだまだ……か。
昼休みが終わり、一日が終わった。
「帰還しました……」
誰もいないとわかっていても…つい言ってしまう。
「あ、こ…こんばんは……」
……ん?
「何故、君が居るのか説明をしてほしい……」
フランが真っ暗な室内に立っていた…電気ランプくらい点ければ良いのに……。
「えっと…お父さんが怖い顔して貴方の家に行きなさいって……」
「……怖い顔して?」
ブルーに何かあったのだろうか……?
「フラン、君のお母さんと、マギーは?」
「お母さん、お父さんと一緒に出てっちゃった……」
ブルーの話じゃ奥さんも父や、ブルーと同じ仕事をしていたらしい…し、心配はしていない…動揺も……していない。
「マグは…そこで寝てるわ……」
確かに、マギーがソファーで寝息を立てている…起こさないようにしないとな。
「な、何が起きてるの…私、わからない……」
「落ち着いて、とりあえず今日はもう寝ましょう…ね?」
とりあえず、フランは寝かせて落ち着かせるとして……
今、父やフランの両親に何が起きているんだろうか……?