ピンク玉のヒーローアカデミア   作:星の戦士ピンク玉

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オールマイトは入ってないのかときましたが、彼は出久君のヒロインです(えっ


個性把握テスト 2口目

「驚きすぎたけど無限ってマジかよ!?」

 

 

「『個性』を遠慮なく使えるなんて流石ヒーロー科だぜ!」

 

 

「すげぇ面白そう!」

 

 

カービィの記録にクラスメイト達はざわめく。 しかしその中で相澤の中で何か引っかかることがあったのだろう、彼は少し表情をゆがめる。

 

 

「面白そう、か…… ヒーローになるための3年間を、そんな腹づもりで過ごす気でいるのか?」

 

 

「えっ……」

 

 

「ではこうしよう。トータル成績最下位の者はヒーローの見込み無しと判断し、除籍処分とする」

 

 

「「「ええええっ!!?」」」

 

 

殆どの生徒が突然の除籍通告に相澤を抗議していると、葉隠の近くに戻ってきたカービィに蛙吹が話しかけてきた。

カービィは少しあちらが時間かかるか? と思い人の姿をとる。

 

 

「久しぶりね、覚えてるかしら?」

 

 

「うん、試験の時の子だよね?」

 

 

「ケロっ、あの時はありがとうね。私蛙吹梅雨、梅雨ちゃんって呼んで」

 

「僕は星乃火灯、カービィって呼んで梅雨ちゃん」

 

「ふふふ、よろしくね、カービィちゃん」

 

 

そう話してる対面で相澤が話を打ち切りテストの続行が決定したようだった。

 

 

(それにしてもあの目、本当に可能性ないと切るつもりなんだろうな……)

 

 

カービィはもう一人の幼馴染から2年のヒーロー科が”全員除籍”になってると聞いていたので、多分それを実行したのはこの先生だろうと目星をつけた。

 

 

「さぁ、さっきも言ったが時間は有限だ。続けるぞ」

 

 

 


 

 

【50m走】

 

 

「ぽよっ!!!」

 

 

再度変身したカービィは尾白猿夫とであり、挨拶も済ませてた。

その小柄からは想像できないスピードで駆け抜け、測定器がタイムを打ち出す。

 

 

「5.15」

 

 

「はやいな、カービィ……ってどうしたんだ!?」

 

 

カービィは膝から崩れ落ち(そんな感じに見える)ており、尾白は驚きながらもカービィに駆け寄る。

 

 

「ぽよ……(短かった……)」

 

「えっ?(あれ、なんか言ってることわかるんだ?

 

「ぽよ……ぽよぽよ……(足が……足が短かった……)」

 

「そっそうか……」

 

 

その後カービィは人型で走り、4.27秒をたたき出した。

ただカービィ的にはもうちょっと早くなりたいと思っていた。

 

 

【握力】

 

 

「ぽよ……」

 

「アハハハハ!!!!!!!」

 

 

カービィの姿では指が届かない。(そもそも指はあるのか?)

その姿に葉隠大笑いし、女子たちはほんわかした感じで見ていた。

 

 

「ひとまず人型でやってみろ」

 

「はい」

 

 

カービィは人型になると握力計を握りしめる。

めきめきという音が鳴り響き、はなすとグリップ部分が一本になっていた。

 

 

「えっと…… これどうしたらいいでしょうか?」

 

「複数あるから弁償とかはいい。 測定不能でいいか(10トンまで図れるのを渡したんだが……)」

 

「了解です」

 

 

カービィは葉隠にチョップを叩き込む。 その様子血眼で見ている男子がいたのだが、何かに気が付いたのか悶絶してしゃがみ込む葉隠をのぞき込もうとした。

 

 

「み、見え……ひっ!!!???

 

 

峰田実は透明なら服の中が見えるのでは?とのぞき込もうとしていたのだが…… 凄まじい殺気の視線に声を上げ、顔を上げる。いや、上げてしまった。

そこにはハイライトのない能面のような表情で峰田を見るカービィがいた。

 

 

「初めまして……でもないかな。 僕は星乃火灯ね」

 

「あっみ……峰田実です」

 

「うん、そういやさっきも着替えの時隠れようとしてたね」

 

「えっとーそのー」

 

「とりあえず鉄拳制裁ね」

 

「ちょまっ!! へぶしっ!!!

 

 

カービィが葉隠を立たせ移動するとそこには、体が地面に埋まり、頭にたん瘤のできた峰田がいた。

 

 

 

【立ち幅跳び】

 

ジャンプ後ホバリングで飛んでいたところ確認があり、体力が続く限りと言ったら無限になった。

 

 

【反復横跳び】

 

 

それなりの上位になる。峰田が個性で高速反復横跳びをしていたのを普通にすごいな~と拍手。

 

 

【ボール投げ】

 

 

人型で投げるもまたボールが焼失。ほかの生徒を眺めていると緑谷の番が来たようだった。

 

 

「大丈夫かなあの人。今のとこほとんどパッとしてない感じだったし」

 

「うん、確かにね」

 

 

緑谷は何かを決意し、ボールを投げる。しかしボールは平均的な距離しかとばず、彼は驚きの表情を浮かべた。

しかしカービィはすぐに相澤を見、納得した。

 

 

「なんかすごく驚いてるね」

 

「多分先生が個性を打ち消したんだろうね」

 

「ケロっ、どういうこと?」

 

 

いつの間にか話に加わった蛙吹だったがカービィはたいして驚くこともなく答えた。

 

 

「いや、あの先生の個性は【抹消】。プロヒーローの【イレイザー・ヘッド】だよ」

 

 

葉隠と蛙吹は疑問符を浮かべていたが、あまり表舞台に立たないヒーロー(取材等お断り)のため認知度は低いようだ。

実際カービィーも思い出すのに少し時間がかかった。

そうこう話していると再度緑谷がボールを投げる構えをとる。

 

 

「!!」

 

 

その時カービィはすぐに気が付いた。彼の手、いや指にかかるその個性(ちから)。それは……

 

 

(そうか、彼が後継者(・・・)なんだね……)

 

「SMASH!!」

 

 

緑谷の掛け声とともに空気を引き裂きボールが空を舞った。ただその代償か、目に見えて彼の指が変色する。

 

 

(体が個性に追い付いていないみたいだ。 いや、ほかの記録を見ても体が全然できていない。良くて1年(・・)…… 短期間の間合わせで鍛えたみたいだな……)

 

 

カービィはそう判断し、同時に視界の端に映る異様な空気を纏う爆豪に気が付く。

 

 

「あれは危ないな」

 

「「えっ?」」

 

 

 

「どーいうことだこら ワケを言えデクてめぇ!!」

 

 

爆豪は駆け出し緑谷へと詰め寄ろうとする。しかしその手は明らかに個性が発動しようとしていた。

 

 

「うわああ!?」

 

 

緑谷の悲鳴にみんながあっと声を上げようとした瞬間だった。

 

 

「いや、それはだめでしょ。けが人相手どうこう関係なく」

 

 

突如並走したカービィに足をかけられ爆豪の体は宙を舞う。

 

 

「なっ……!?」

 

 

そしてそのまま手をつかみながら地面に押し倒し、カービィはその上に座った。

葉隠はあまり驚いたふうでもなく早いな~と言い、蛙吹は先ほどまで隣にいたカービィが離れた位置で爆豪を取り押さえたことに驚く。ほかクラスメイトもいきなり爆豪の隣に現れ並走していたことに驚愕していた。

 

 

「あれは……縮地!?」

 

「えっ縮地?」

 

 

尾白は驚いたように声を上げるが、武術が廃れた時代の今、知ってる人は少ないようだ。

 

 

「てめぇ、放しやがれ女男!!!!」

 

「なんというか本当に口悪いね、君。あと放すわけないでしょ?」

 

 

爆豪は何とかカービィをどけようとするも、カービィは体重のかけ方を変えながら爆豪を動けないようにする。

 

 

「なにより、君さ……ヒーロー志望なんだよね? なに人を……けが人を攻撃しようとしてるのさ」

 

「っ!!!」

 

 

カービィのさめたような視線に爆豪は暴れるのをやめ、相澤はため息をつく。

 

 

「星乃、もう退いていいぞ。 助かった、俺はあんま個性は使いたくないんだ……

 

 

 

ドライアイだからな

 

 

「「えぇ……」」

 

 

なんともしまらないものであった。

 

 

その後もテストは続く。 途中カービィがワープスターを呼んだ時は囲まれたものの問題なくテストは終了した。

結果、カービィは1位になり、緑谷は21位になった。

 

 

(最下位……か)

 

 

緑谷の頭には除籍の二文字が浮かぶ。

 

 

「ということでテスト終了な

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに除籍はウソな

 

 

「「「え?」」」

 

「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「はーーーーーーーーーー!?」

 

 

「あんなの噓に決まってるじゃない…ちょっと考えれば分かりますわ……」

 

 

皆が驚きながらも八百万の言葉に納得しかけるが、

 

 

「それがそうでもないとおもうよ」

 

「?どういうこと、カービィ」

 

「相澤先生でしょ? 去年のヒーロー科……全員除籍」

 

「「「「!!??」」」」

 

「……」

 

 

カービィの言葉にクラスメイトは息をのみ、相澤はため息をつく。

 

 

「ここは雄英高校ヒーロー科。プロヒーローの登竜門だ。中途半端な覚悟と力じゃヒーローにはなれない」

 

「ってことは一応合格点にはいったと?」

 

「ギリギリだ。 たとえ高得点者だとしてもプロの血縁者だとしても……見込みなしと判断すれば切り捨てる」

 

 

そう言って一部の生徒を見る。

 

 

「制服に着替えて教室で待機しろ。今後のカリキュラムの説明をする。あと緑谷は保健室へ行け。リカバリーガールの治療を受けてから教室に戻って来い」

 

「は、はい!!」

 

 

そう言って相澤は準備のためグラウンドを後にする。 後には少し暗い雰囲気が立ち込める。

カービィはため息をつき、

 

 

「相澤先生はあんな風に言ったけど、要するにそんな厳しい目で見たうえで皆には可能性があるって言ってくれてるんだと思うよ」

 

「星乃君……」

 

「じゃなきゃ去年の生徒のように除籍すればいいんだもん。

 

 

だからこそ僕達は先生の難題に食らいつけばいい」

 

「「「!!」」」」

 

「そしてびっくりさせよ? 僕らは乗り越えていくぞって!!」

 

 

カービィはそう言うと周りを見る。そこには先ほどの雰囲気はなかった。

 

 

「さぁ早く着替えて教室戻ろう!! またなにいわれるかわからん!!」

 

 

そう言ってみんなそれぞれの場所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ峰田と……たしか上鳴だっけ? 行かせないよ?」

 

「「ぎゃっ!!??」」

 

 

流れる様に女子の着替える教室に向かおうとする二人の首をつかみ、男子更衣室に向かうカービィであった。

 

 

 

 




最後に口出したけど暗い雰囲気になってやらかしたと思ったカービィくんなのでした。

カービィはデメリットの件もありますので武道もやってます。
個性使えないから今日は休みですとかは言えなさそう。
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