ピンク玉のヒーローアカデミア   作:星の戦士ピンク玉

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ちょっと先に報告。
カービィ64の能力ですが、ほぼほぼ出ない可能性はあります。
一部同じ技にしてはぐろい(ブーメランで顔部分とばすとか)奴はないに等しいです。
後ドロッチェのコピーパレットも腹の中の話なのでちょっと変える予定。


戦闘訓練 2口目

 

「次の組み合わせはヒーローは“B”で、ヴィランは“I”。大きく損壊したから場所を移して二戦目開始!!」

 

 

オールマイトの言葉に移動を開始し、敵側になるカービィ達は準備を始める。

 

 

「しかしどうするんだ、星乃。 正直建物内だと不利の確率が高いぞ?」

 

「どういうこと?」

 

 

葉隠はよくわからないと尾白を見る(見えてないが)。

 

 

「これは俺の予想だが…… アイツ50m走の時、足元から氷を連続して生やして速度出してたんだ。連続して出せんなら多分範囲攻撃も…… 最悪この建物もいけそうなんだよ」

 

「確かに、推薦では入れたってことはヤオモモ並みにすごく鍛錬してるかも!!」

 

「「ヤオモモ?」」

 

「八百万ちゃんのこと!!」

 

 

あだ名付けるくらい仲良くなったんだ~と考えていると耳につけた教師との連絡手段である無線からスタートコールが聞こえる。

そしてその瞬間、ひんやりとした空気が流れた。

 

 

「!! 飛んで!!」

 

 

カービィの声と共に二人は跳躍、カービィもピンク玉になりながら跳躍。

建物は一瞬で白銀、先ほどまでいたところも凍結した。

 

 

「む~~~~~~~!!!!!!!!」

 

「が、頑張って、カービィ!!!」

 

「す、すまん星乃!!」

 

 

そんな中カービィはホバリングし、葉隠はそれに抱き着く。 尾白も何とかカービィの足につかまり、3人は浮いていた。

そして凍結が収まったタイミングで3人は着地し、カービィは息をつく。

 

 

「ぽよぽよ、ぽよよぽよぽよ……(流石に、流石に二人分はきつかった……)」

 

「その、すまん。 いや本当に」

 

「ぽよぽよぽよよ!!(いや逆にナイスだよ!!!)」

 

「けどどうする? 正直寒いし、相手有利って言ってもいいよ?」

 

 

葉隠は素肌がさらされた部分を擦りながら聞いてくるので、カービィはコートを取り出して渡し、

 

 

「ぽよ、ぽよぽよ(そりゃ、罠にかける)」

 

 

そう言うと二人に作戦を伝える。

 

 

 


 

 

『轟、3つ着地する音が聞こえた。 どうする?』

 

「(まさか、3人とも避けたのか?)そのまま待機しててくれ」

 

 

轟はまさか全員に回避されたことに少し驚きながらも、障子をそのまま待機させる。

たとえ回避されたとしても核の移動は不可能なはず、そう考えながら最初に障子から設置場所の可能性があると聞いていた場所に入ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

コートを着た葉隠(見えてはいないが)と尾白、そして頭の部分に炎が揺らめくカービィ(ファイアカービィ)がどこから出したのか……

 

 

焚き火で暖を取っていた。

 

 

一瞬の空白、いや混乱ともいうべき間がその部屋にて時を刻み、

 

 

「ぽよ…… ぽよ!!(ヤバッ……散開!!!)」

 

 

カービィの掛け声と共にそれぞれの場所へ行動する。 轟の視線にはコートを脱ぎ消える葉隠、別の出口へ向かう尾白がうつる。

妨害しようとするもそれはカービィが火を噴出したことで防がれた。

 

 

「オジロ!!」

 

「おう!!」

 

炎を防いだ氷の壁の向こうで聞こえた声にすぐに反応した轟は障子へと無線を飛ばす。

 

 

「そっちに尾白が行った!!」

 

『なっ、わかった。 尾白だk……』

 

 

何か言葉を続けていた障子だったが、轟はそれを聞く余裕がなかった。

なぜなら氷の壁を炎の弾丸(バーニングアタック)が貫いてきたからだ。

 

 

「ぽよ!!!」

 

「ちっ!!!」

 

 

轟はすぐさま飛び退くと氷を槍のように伸ばした。 しかしカービィも回転火吹きでその氷を溶かし、蒸発させてしまう。

 

 

「くそっ!!! どういう火力だ!!??」

 

「ぽよぽよ!!(おほめありがとう!!)」

 

 

時折聞こえる音に集中をそがれながらも攻防を繰り返す轟の中である火が灯り始める。

 

 

ーまるでその炎は奴のようだった。

 

ーその炎に自分は打ち勝つことはできなかった。

 

 

(……やめろ……)

 

 

ーその炎はいつも家族を……

 

 

(やめろ……!!)

 

 

ーその炎は母を……

 

 

「やめろ!!」

 

「ぽよ!?」

 

 

 

轟の突然の叫びと共に氷が乱雑に発射され、カービィは驚いて飛び退く。

 

それを俺に見せるな!! それを俺にふるうな!! それを母さんに…… そんな考えが轟の頭を駆け巡る。 しかしそれは突如として襲った衝撃に中断された。

眼前には馬乗りになったカービィ。 錯乱しかけた轟をカービィは投げ飛ばしたのだ。

 

 

「ぽよぽよよ(落ち着いて息を吸って)」

 

「……!!」

 

「ぽよ(吐いて)」

 

 

数回それを繰り返すと濁っていた轟の目に光が戻る。

 

 

「ぽよ?(だいじょうぶ?)」

 

「……すまん、迷惑をかけた(そうだ、コイツはクソ親父(ヤツ)じゃない……)」

 

 

何とか轟が息を整えたのと同時に障子の捕縛のコール、そしてオールマイトの判断により試合はヴィランチーム”I”の勝利宣言で幕を閉じた。

 

 

 


 

 

「さて、先ほどの試合はどう評価する?」

 

 

オールマイトの言葉に今度は皆が悩むようにする。 先ほどはきはきと評価した八百万も考える様にしながら、

 

 

「私的には葉隠さん……でしょうか? 尾白さんも障子さんの気を引くという意味では素晴らしかったですが、その中やるべきことを全うしてましたので」

 

「そうね、隙とができるまで全く気配を悟らせないでの奇襲……すごかったわ」

 

 

先の試合、障子と尾白は互いに白兵戦を得意とするためほぼ殴り合いのような状態だった。 しかし障子が距離を取った瞬間、彼の手に捕縛テープが巻かれていた。

物陰に潜み、そこに近づくのを待っていた葉隠の手によって。

 

 

「うんうん!!! それに尾白少年も葉隠少女の近くまでの誘導、すばらしかったよ!!!」

 

「あっ、ありがとうございます」

 

「障子少年も戦いながらも探索できるようにならないとね」

 

「はい、葉隠のブーツに気が付きませんでした……」

 

 

見えない尾白のためにブーツが置いてあったことに捕縛された後に気が付いた障子は反省点として受け止めた。

しかし……

 

 

「「「なんで暖取ってたの???」」」

 

 

轟に発見された時の状況があまりにも不自然すぎてクラスメイト達は気になっていた。

 

 

「そりゃ気になるよな……」

 

「ふつうあんな作戦考えないって」

 

 

尾白は苦笑し、葉隠は笑いながらカービィの肩をたたく。

 

 

「か……星乃少年、作戦の詳細を聞いていいかな?」

 

「えっ、あぁ…… 轟、あの光景見てどう思った?」

 

 

いきなりのカービィの質問に轟は少し驚きながらも考え、

 

 

「驚いた……な。 何やってるんだコイツらって」

 

「うん、まぁ、凍結させられたから間違ってないんじゃない?って意見もあるけど…… その後どう見た(・・・・)?」

 

「(見た?)……尾白と星乃……コートを着た葉隠を見たな」

 

「そうそう。透のこともちゃんと見えてたよね」

 

 

カービィはニコニコと笑顔になると轟は何かに気が付いたのか驚いた表情をし、八百万がすぐに気が付く。

 

 

「まさか、轟さんに葉隠さんがいることを見せる為ですか?」

 

「正解!!」

 

 

カービィはグッジョブと親指を立てると説明を始めた。

 

 

「まず回避した僕はカバンから薪を出して、ライターを吸い込んでコピーの能力を発動。 それで焚き火を作ったんだ。

まぁ、焚き火は冷えた体を温める意味もあったけどね」

 

「轟はいきなり不可解なことをしてることに驚いた。その時に僕の号令で透はコートを脱いで消える。 尾白は下にいる障子のところへ向かう……」

 

「カービィは俺に攻撃してきてたな」

 

「うん、でもその時轟は思ったんじゃない? 『まだ葉隠がいるかもしれない』って」

 

「……あぁ、途中途中物音がしたからな」

 

「普通の状態だったら多分それが僕の投げたものの音って気が付いただろうけど…… あの時の君にはそれができなかった」

 

「……まさか……パニックにさせられてたのか?」

 

「そうそう、いきなり変な光景からたくさんの情報。 物音と注意しなきゃいけない透と言う存在で轟は冷静でいたようで冷静じゃなかったんだよ」

 

「確かに俺は葉隠がいると勘違いしていた。 そして焦っていた」

 

 

まぁ、そのせいであんなことになったのかもだけど、と心の中でカービィは付け加えた。

 

 

「実は私ちょっとだけあそこにいて、問題ないようだったから尾白君を追いかけたんだ」

 

「……だけどそれだけじゃないな……俺は慢心してた。 だから星乃の作戦にまんまと引っかかった」

 

「うむ!! 今回の轟少年の障子少年に対する待機は十分理にかなってた。 しかしそこに慢心があったのが敗因だね!!

星乃少年もパニックさせるという手段とは言えあれはさすがに私も驚いたよ!!」

 

「まぁ、結構賭けだったので……」

 

「となるとMVPは……」

 

 

 

 

「星乃」

 

「カービィ」

 

「透」

 

 

 

……

 

「ってことで透です」

 

「「「「多数決じゃないのかよ!!??」」」」

 

 




結構無理やりに感じるかもですが似たような実体験(パニックになるという意味で)をもとにしました
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