ピンク玉のヒーローアカデミア   作:星の戦士ピンク玉

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マスコミ

 

その後、戦闘訓練は滞りなく進み終了した。

大急ぎで撤退するオールマイトに生徒達は頭にクエスチョンを浮かべながらも放課後反省会をしようと言うことになった。

しかしカービィはスーパーの安売りがあるということで先に帰ることにした(ワドルディの支給もあるが買い物もしている)。

 

そして次の日、校門近くまで来たカービィと葉隠は唖然とする。

 

 

「なんだろう、あれ」

 

「パパラッチ?」

 

「マスコミって言おうよ!!??」

 

「どう考えても許可取ってなさそうな時点でパパラッチでいい気がする」

 

 

まるで門をふさぐように集まる集団にカービィは呆れたように声を出す。

オールマイトが教師になったということで記事にしたいのはいいが、こっちの事情そっちのけで許可なしのこれはいただけなかった。

カービィはある人物に電話をかけていると、

 

 

「あっ飯田君と緑谷君……後麗日さんが捕まった」

 

 

カービィの視線の先では緑谷と麗日がてんぱり、飯田が律義に答えてるのが見えた。

 

 

「はい、ですので許可が欲しいんですけど…… 了解です。 透」

 

「どうしたの?」

 

「あの三人拾ってくるからばれないように先行ってて」

 

「りょうか~い!!」

 

 

カービィはまっすぐ群衆を付きっ切り、

 

 

「まず一人」

 

「うわっ!!??」

 

 

緑谷を掴むとピンク玉に変わる。そしてそのまま跳躍すると空から星が降ってきた。

 

 

「「「えっ?」」」

 

 

ふってきた星、【ワープスター】にマスコミたちが驚いている中、カービィはワープスターに飛び乗る。

 

 

「ぽよぽよ(二人とも星につかまって)」

 

「えっ、うん」

 

 

ちょうど近くにいた麗日にも声をかけ、緑谷と麗日はワープスターに摑まる。

 

 

「ぽよ」

 

「うおっ!?」

 

 

そのまま飛び立つついでの飯田の襟首をつかむと校門をくぐった。

 

 

「あっ!! ちょっとオールマイトについて……」

 

 

マスコミがいきなりのことで驚いていたところから回復したようだが、校門は壁【U・A・バリア】によって塞がれた。

 

 

「星乃君、流石にあの人達に失礼では!?」

 

「許可貰ってるならだけどこっちの事情無視ならあの人達の方が失礼だよ、飯田君」

 

「むっ…… 確かに葉隠さんの言う通りか」

 

「ほらお前ら~早く教室に行け。 こっちはこっちでやるから」

 

 

そう言いながら相澤が現れる。 カービィは相澤に個性使用許可の連絡を取り、相澤も遅刻して授業に支障が出るくらいならと許可を出していた。

 

 

「ぽよぽよぽ~よ?(まだ人いましたけど回収しますか?)」

 

「……できるのか?」

 

「ハ~イ!!」

 

「なら俺らがマスコミ散らす間だけ頼む。 だからと言って遅刻は許さないぞ?」

 

 

カービィはこくりと頷くとワープスターで飛び上がり、相澤はマスコミの対応へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわっ、面倒になってるわねあれ」

 

「Oh~ 人だかりができてるネ!!」

 

 

ちょうどタイミング悪く登校していた複数人の生徒は障壁に囲まれた門と、騒いでるマスコミにどうするかと考えてると……

 

 

「ってえちょっと!?」

 

 

空からワープスターに乗ったカービィが降ってきた。 カービィはちょうど前に立っていた女子生徒、拳藤一佳の目線位置で止まるとは~いと手を振った。

 

 

「えっなに?」

 

「あっ、試験のときいた人? ノコ」

 

「えっ小森知ってるの?」

 

「うわ~柔らかいですヨ!!」

 

 

小森希乃子は試験にいたというのでここにいるということは生徒? と拳藤が考えていると角取ポニーにぷにぷにと頬を弄られてたカービィが立札を取り出す。

 

 

【ただいまマスコミによる校門封鎖の為 雄英高校行ワープスター便 ※学校に許可をもらっています】

 

 

と書かれており他にもどうしようかと考えていた生徒達にも見えるようにする。

 

 

「えっと連れて行ってくれるってこと?」

 

「ぽよ!!」

 

「えっ、でもどうやって?」

 

 

個性でだろうか? 正直お世辞にもワープスターはよくて30cmほど……人一人乗ることも無理だ。

 

 

「ぽよよ~」

 

 

しかしカービィがポンポンと数度たたくとワープスターが巨大化し、数メートルほどになった。

 

 

「ぽよぽよぽよよ」(数回に分けて運ぶね)」

 

「あっうん」

 

「お星さまに乗れるなんて夢のヨウネ!!」

 

 

その後数度に分けてカービィはその場にいた生徒達を運び、運び終わるころにやっとマスコミたちは落ち着きながらも散らず、

 

 

「まったく、許可を取ればいいものを…… 合理的じゃない……」

 

 

相澤はマスコミの対応に呆れながらも授業の準備のために校舎へと戻っていった。

 

 




ワープスターは巨大化する。 分裂もする。 砕けても再生する。 呼ばれたらどこにでも駆けつける。

流石カービィの相棒。
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