ピンク玉のヒーローアカデミア   作:星の戦士ピンク玉

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原作改変点あり。

アンケート締め切りました。

「ぽよ(内容)」

の形式でピンク玉のセリフを書いていきます


”オールマイト”

 

試験を終えた次の日。 カービィはベットから起き上がると帽子を外し、背を伸ばす。

 

 

「ぽーよ、ぽよ!!(うーん、いい天気!!)」

 

 

体を光が包み、人型になると台所へと向かう。

冷蔵庫からお茶をとり、飲んでいるとドアが開く。

 

 

「うん? カービィ、起きたのか」

 

「おはよう、父さん」

 

 

振り返らずナイトに挨拶をし、冷蔵庫にお茶を入れる。

 

 

「あぁ、おはよう」

 

「おはよう!! カービィ少年!!」

 

「おはようございます。 あっお茶いりました?」

 

「ハハハ、大丈夫だよ」

 

 

流石にと思ったカービィはお茶を再度取り出し、二人分注ぐと席に着く。

 

 

「ふぅ……

 

 

 

 

 

 

 

 

ってオールマイト!!??

 

いまさらかい!!??

 

 

カービィの驚きの声にオールマイトはすかさず突っ込みを入れる。しかしその姿は筋肉粒々のヒーローからは程遠く、細いというにもガリっとしたまるで髑髏を連想させる。

 

「あっ今は”八木さん”って言った方がいいんでしたっけ」

 

「まぁどっちでもいいけどね」

 

 

オールマイトは世界でも有名な……いや世界最強ともいえる№1ヒーローだ。 しかし6年ほど前にあるヴィランと交戦、その戦いで臓器の大半を失う大けがを負っている。

しかしすぐに引退するには世界は弱すぎた。 彼という支柱を失ってはすぐにでも平和の維持が難しくなってしまうほどに…… いや言い方次第では彼という存在にすべてを押し付けてしまってるとも言えるし、彼もそれを良しとしてしまっている部分もあるが。

 

 

「しかし久しぶりですね。1年近く来てなかったんじゃないですか?」

 

「ハハハ、ちょっと忙しくてね!!」

 

「あぁ、後継者(・・・)見つかったんですね」

 

「……ナイトくんもそうだがそんなにわかりやすいかい?」

 

「まぁ……」

 

 

ナイトとオールマイトは意外と個人的付き合いも長く、仲もよかった。それ故にカービィも昔からオールマイトのことを知っており、その個性のことも知っていた。

”ワン・フォー・オール”…… その異常性というものはオールマイトを見てわかるものだが、これは継承を行える特殊な個性だった。

カービィも昔そのことを彼から直接聞いてたものの、原作をあまり知らない彼でもこれを継承する”主人公”が居て尚且つ、カービィも自分の個性で手一杯だったので拒否していた。

 

 

「当たり前だ。 昔よりも力が…… いや個性の力が激減してるのだからな」

 

「いや、当たり前に言ってるけど機械で調べるようなことを何で君達は普通にできるんだい!!??」

 

「「??」」

 

「なぜだ!!! 何故私がおかしいことを言ってるような反応をされなければいけない!!!???」

 

 

なぜわからないんだ?というように首をかしげる二人にオールマイトは突っ込みを入れ、吐血した。

 

 

「あまり興奮するんじゃない。 いくら”回復していってる”とはいえ無茶すれば意味がないぞ?」

 

「いや、興奮させてるの君たちだけどネ!!??」

 

「てか僕的にはあともう少し無茶の度合い下げた方がいいと思うんですけど…… だからいつまでも治らないんですよ?」

 

「だな、本来ならもう少し治ってるだろうに…… 貴様の性格は知っているが無茶をしすぎだ」

 

「あれ? いつの間にかこれ、私の説教になってる!?」

 

 

ぐちぐちと文句や反省点を二人から言われていたオールマイトはいつの間にか正座になっており燃え尽きていた。

するとまたドアが開き、ヒーロースーツを持った衣織と何やらたくさんのものが入った紙袋を持ったワドルディが現れた。

 

 

「あら何やってるの3人とも……」

 

「「説教」」

 

「衣織くん、助けてくれ……」

 

「あらあら…… わかるけどそこまでにしときなさいな。 はい八木さん、補修しといたわよ」

 

「おぉ…… ついでに来ていただけなのにありがとう。 これから静岡に戻らなくてはいけなくてね」

 

「うん? オールマイト、拠点を決めたのか?」

 

「えっ、あぁ!! 流石にそろそろ定住もかんがえないといけないからな!!」

 

 

明らかに動揺しているオールマイトに二人はジト目になる。 カービィは『あぁ、多分後継者の人がそこにいるんだな』と結論付けるとワドルディを見る。

ワドルディはこくりと頷き、

 

「わにゃ!!」

 

「おっとすまないね。 何時もこんなに貰って」

 

 

オールマイトに紙袋を渡した。 その中にはマキシムトマトやいろいろなワドルディ達の作った野菜が入っていた。

胃のほとんどを摘出しているオールマイトであるが、ワドルディ達の作る食材等は異例ともいう回復力がある。 そして少量でもかなりの栄養価なので6年前のケガ以来おすそ分けをしていた。

 

 

「住んでる場所が決まっているなら住所を教えろ。 定期的にワドルディ達に野菜を送らせる」

 

「いやしかしそこまでしてもらっていいものか……」

 

「友のためなら構わん」

 

 

腕を組みあっさりとそう返事をするナイトにオールマイトは笑みを浮かべてありがとうと答えた。

 

 

「カービィちゃん、もうそろそろ時間じゃないの?」

 

「あ~~ まだあるけど用意してくる」

 

「もしかしてお出かけだったかい?」

 

「うん、試験終わったんで友人達と」

 

「そうか……道中気を付けるんだよ」

 

「うん」

 

 

オールマイトは笑顔を浮かべ、カービィに声をかける。 カービィはそれに返事をし、部屋へと戻るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば昨日高速で星が飛んでたそうでね。 なんでも二人?その星に乗ってたと証言があって……」

 

「……(ダッシュで部屋へと向かう)」

 

「こらカービィ少年!! やはり君だったか!!!」

 

 

 

 

 




オールマイトの変更点
原作では胃の全摘出だったが半分くらいの摘出に変更。
またマキシムトマトなどのワドルディ産アイテムのおかげで行動時間なども増え、ある程度回復している。 しかし無茶をするので思ったほど回復してないとのこと(星乃家談

衣織

個性”裁縫”

名前と違いいろいろなものから”糸”を作り出し、補填または布にすることができる。
それは金属だったり、体毛等からも作れる。
体毛等の場合その人物の個性の影響を受けることができ、また普通の衣類が着れない人用の服も作れるためヒーロースーツなど衣類を製作する仕事についている。


ワドルディの作る食材

栄養満点でとてつもない回復能力が得られるぞ!!
一部機関ではその情報を得たくて躍起になってるらしい。
ちなみにカービィの大好物は原作通り”マキシムトマト”




彼らの料理もすさまじく一部の人だけだが効果を発揮する”無敵キャンディー”を作ることもできる(ワドルディ達の気まぐれで作られる



ちなみに星に乗ってた二人とはワープスターに乗った葉隠とピンク玉のカービィ。
遅くなったので早く葉隠を家に送るため乗っていた。

葉隠は乗れないって? ワープスターはデカくなれます。

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