天羽奏(♂︎)の戦姫絶唱シンフォギア   作:エドアルド

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今回はクリスと出会います。原作?既に息を引き取っておりますが?

そして今回はちょっとだけ、かなつばクリが見れますよ。
想像しただけで作者は天国を見ましたね。



出会い雪音クリス〈上〉

 

「なぁ、旦那」

 

俺は隣の席で座っている弦十郎に声を掛ける。

 

「どうした奏」

「何で!俺達まで紛争地帯に向かってんだよ!」

 

俺の叫び声は空を飛ぶ飛行機の中で響き渡った。

 

そもそも何故こんな事になっているのか。

元々いきなり旦那が装者候補の子供に会いに行くと言い始めたのがきっかけだ。度々思うがこの世界の旦那アクティブすぎでは?

たまに国内のテロリストの鎮圧とかを生身でやってるんだぜ?おかしいよホントに。

 

何をするにも現場、与えられる情報だけを鵜呑みにするのは良くない!とか言ってあちこち行くんだよな。

もう、何と言うかこれが司令で二課は大丈夫かよと思った。時々風鳴訃堂が司令代理として二課に来るんだよな。

今のところ好々爺て感じだけど俺はまだ警戒してる。

 

てか時系列めちゃくちゃでは?平行世界だからで片付けられるけど乖離が凄すぎてもうこの世界は原作くんが息してねぇ。

 

ああ、話がズレたな

 

第二号聖遺物イチイバル。その適合者として目をつけられたのは雪音クリス。

彼女は現在両親と共に紛争地帯のバルベルデ共和国にいる。

そんな彼女に会い行こうと旦那は飛び出したわけだ。

原作だと帰国するまで待つスタンスだったのにな。

 

でもこれは僥倖だ。雪音夫妻を爆弾から守りクリスを救う事が出来る。

だがしかし、何故俺まで連れてきたのだ旦那!いや、クリス達救えるからいいけどさぁ?

 

「いやなに、歳の近い人間がいた方が良いかと思ってな。それにもし装者になるとして知り合いがいた方が良いだろうからな」

 

ぐぬぬ、普通にちゃんとした理由だ。

 

「奏と翼も見聞を広めるいい機会だろう」

 

そう言って旦那は俺の横にいる翼に視線を向ける。

本来翼は連れてくる予定でなかったのだがまあ翼がごねにごねて連れてくる事になった。

今は静かに寝息を立てている。

 

『私も行くの!奏と行くの!』とぐずった時は困ったなぁ。ちょっと可愛かったけど。

 

「というのは建前で……いや、建前では無いのだが」

 

……おい

 

「お前達はいっつも二課で訓練漬けだろう?たまには外に出かけないとな」

「行き先が紛争地帯じゃなければいい事言ってるんだけどな?」

「……面目ない」

 

旦那は考えてるだが考えてないんだが分からないな。

 

『まもなくブラジル連邦共和国サンパウロ、グアルーリョス国際空港でございます。シートベルトをお締めになってお待ちください』

 

「お、もうすぐだな」

「はぁ」

 

この先大丈夫かぁ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

************

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「天を羽ばたき勇気を奏でるはこの俺!ご唱和ください我の名を!カナデ・アモウ!!」

「「「「「「「カナデ・アモウ」」」」」」」

 

ん?何をしてるかって?

ただいまバルベルデの紛争地帯の子供向けに演劇やっております天羽奏改めてカナデ・アモウです。

子供達の中には翼やクリスもいます。

 

「ふはははは、良く来たなカナデ・アモウ」

 

そして前から来るは燃えるような赤髪に目元を隠す仮面をした筋肉大帝〈ゲン・ジュウロウ〉こと風鳴弦十郎です。

いきなりのボス戦に困惑を隠せません。

 

筋書きではもっと後に来るはずだろぉん!?何で敵のアジトに攻め込んで最初に出てくるのがボスなんだよ!

 

「ダルマン達はどうした!?」

「あのような軟弱者俺の軍にはいらん!」

 

ん?舞台袖からカンペが……

『演者が体調不良』だと。なるほど、まあいいどうせ抜いても問題は無い奴らだ。

 

「非情なヤツめ!今ここで打ち倒してくれる!」

「こい!カナデ・アモウ!貴様の死に場所はここだァ!!」

 

そうして俺達はぶつかる。

 

「デヤァ!!」

「ウオォォォ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着ていた演技用のヘルメットを脱いでいると

 

「お疲れ様です」

「ああ、ソネットさん」

 

クリスの母親であるソネット・M・ユキネさんが来た。

 

「ありがとうございます。ここには娯楽が少なくて」

「いえいえ、楽しんでやってますから」

 

俺はそう言う。事実楽しいんだよなこのヒーロー劇。

バルベルデ共和国に到着して紛争を目の当たりにした俺は何か少しでもできないかと考えて子供達を楽しませる何かができないかと思って勝手にやり始めたことだし。

 

ソネットさん達に感化されたのもあるんだけどな。あの人達の歌はこうなんて言うか心の底から活力を貰えるんだよな。

 

「ふふ、それでもですよ」

 

そう言ってソネットさんは笑う。

 

「奏お兄ちゃん!!」

「奏!」

 

そうしているとクリスと翼が来たようだ。

近付いてきた二人を俺は持ち上げる。

 

「高ーい!」

「奏は凄いね!」

 

おおう、そんなはしゃぐな俺の腕が持たん。幾ら旦那式特別訓練で力が着いたとは言え流石にほぼ同年代二人を持ち上げるのは辛いものがあるんだ。

 

バルベルデに来てまだ三日しかたってないがクリスにはだいぶ懐かれたな。

ふ、これが前世でも学校の放課後子供教室でが年下達を相手にしてきた俺の力量よ。子供が喜ぶ事をするなど容易い事よ。

 

「奏お兄ちゃん力持ち!」

「奏!このまま散歩に行こう!」

 

二人とも中々にやんちゃだなぁ。でも二人の笑顔を見てるととっても楽しいな!この笑顔は何がなんでも守らなきゃな。

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