天羽奏(♂︎)の戦姫絶唱シンフォギア   作:エドアルド

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F.I.S組ともうちょっと絡ませたいなと思いながら書いたが別に無くても良いなと思った作品ですw


お出かけアメリカ

 

LiNKERの調整の為にアメリカのF.I.Sにまで来て少し前に模擬戦のデータを元にLiNKERの最終調整をするらしい。

それまで俺は暇になる訳なんだがそこで了子さんからある提案がされた。

『せっかく海外に来たんだし遊んできたら?ついでにF.I.Sの子達も連れてけばすぐに仲良くなれるわよ』

との事だ。まあ、俺も断る理由も無いし暇になる所だったから丁度いいと思い。了承した。

 

そして次の日にF.I.Sから許可をもらいマリア達四人を誘って早速街に出た。と言っても別に近場だけどな。

流石に今から有名な所に行く時間は無いしな。

 

そんなわけでナスターシャ教授を保護者に街へ繰り出した訳だが、はっきり言おう、子供が行くような場所が無い。

F.I.Sは一般には秘匿された研究施設、当然人里からまあまあ遠い訳でそんな場所から一番近い街がニューヨークみたいに色々あるわけが無い。

良く言えば閑静で悪く言えば田舎って事だ。

 

「つまんないデース」

「……なんか悪ぃな」

 

了子さんの案に乗っかった形とはいえ出掛けようと提案したのは俺だしな。何かすまん。

 

「別に良いわよ。私達は滅多にF.I.Sから出られないし。気分転換程度にはなるわ」

 

気分転換程度にしかならないのが問題なんだよマリア。もっと楽しめるものだと思ってたんだよ。やっぱりもっと有名なところ行くしかないよな、でも時間が無いんだよな。

 

そんな事を考えていると

 

「なら、私に任せてください。ここにはよく来ますから」

 

そう言ったのはナスターシャ教授だった。

 

「え、良いですか?」

「ええ。せっかくの機会なのに退屈させるのは悪いですから」

 

ナスターシャ教授優しいなあ。マリア達に慕われるのもわかるな。

 

「今は、丁度昼時ですからレストランにでもいきましょうか。行きつけのお店があるので」

「ごはんデース!」

「マムの行きつけって……」

「たぶんアレのお店ですよね」

「胸焼けしそう」

 

ナスターシャ教授行きつけの料理店……アレの店か。

翼と切歌以外はどのような場所に行くか理解したのか少々複雑な顔をした。

俺はちょっと楽しみだけどな。

 

 

 

 

 

ナスターシャ教授の案内の元来たお店の看板にはデカデカとmeatの文字が。つまり肉!

ナスターシャ教授は大の肉好きだからな。予想はしてた。

ナスターシャ教授はそのままそのお店の中に入っていく。それに続くように俺達も中へ。

 

「いらっしゃい!おや、ナスターシャか。後ろの子達は孫か?」

「生憎と私には夫も子供もいませんよ」

「ハッハッハ!そうだったな。お嬢ちゃん達もいらっしゃい!」

 

店主とナスターシャ教授は仲が良いのか軽口を叩き合う。

 

「今日は大人数だから奥の席を使うと良い」

「ええ、そうさせてもらいますよ」

 

そう言ってナスターシャ教授は奥へ進む。俺達はナスターシャ教授について行き席に座る。

 

席につけば早速メニュー表を見る。

 

「わかっていたことだけど」

「これは……」

「お肉一色デス」

「こりゃあすげぇ」

 

メニューあるのは肉、肉、肉。とんでもねぇ店だな(褒め言葉)。

牛、豚、鳥の王道から鹿や猪とかのジビエもある。何だこの店(戦慄)。

 

「好きなのを選びなさい」

 

そう言われてもこれだけあると迷うな。各種ステーキにローストビーフ、フライドチキン、ハンバーガー、プルドポーク、スペアリブ、肉料理が所狭しとメニューに並ぶ。

 

無難にステーキで行くか。

 

「ビーフステーキ500」

「ローストビーフ150」

「ハンバーグ200」

「タンドリーチキン200」

「スペアリブ300デース」

「シャリピアンステーキ100」

 

上から俺、翼、マリア、セレナ、切歌、調の順番で頼んだ。

そしてナスターシャ教授は

 

「ビーフステーキの400にフライドチキン、牛テールのシチュー、チャーシューで」

 

その言葉に俺達は絶句した。ナスターシャ教授マジで?

 

「相変わらず食うなぁナスターシャ」

 

そしてこれが普通なんですね店主さん

 

「とんでもねぇデス」

 

あ、切歌が驚きのあまり口に出したな。

 

「マムの健康が心配になるわ」

「ウェル博士といい、どうしてこんなにも偏食が……」

「アメリカ人は凄いね奏」

 

マリアとセレナはナスターシャ教授の心配するし翼も変な勘違いを発動してるし。

 

案の定、料理が運ばれてくればテーブルの上は茶色に支配される。特にナスターシャ教授がすげぇ。

あまりのインパクトに俺達子供組が止まっているとナスターシャ教授から言葉がかかる。

 

「さあ、食べますよ」

 

その言葉で俺達は我に返り食事を始める。

 

にしても美味いなステーキ。こんなでけぇの日本じゃあんまり見ないしな。ソースも色々あって飽きないな。

 

翼はどうかなと顔を向ければローストビーフを一生懸命口に入れている。最近過ごしてわかったがこの翼、結構料理に目が無い。

食事の時はいっつも美味しそうに食べるんだよな。

 

なんて思っていると翼の口元にソースがついているのに気付いた。

 

「翼」

「ん?どうしたの奏」

 

俺が呼べば翼はこちらを向く。それに合わせてナプキンで翼の顔についたソースを取る。

 

「ソースがついてたぜ」

「ありがとう」

 

口元を拭けばそう言ってまた食事を始める。

 

「美味しいデース」

「うん、美味しい」

「初めて食べるけどいいわね」

「F.I.Sの食堂とは違った味で新鮮です」

 

周りを見ればみんな美味しそうに食べている。ナスターシャ教授は少々あれだが。

こんな大人数で食べるのも良いな。

そう思いながら俺も再び食事を開始する。

 

 

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