メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

97 / 97
番外編2 その7

俺や千束達やスネークに雷電、そしてリキッドの前に倒したはずのリキッド・スネークが姿を現した…一体どう言う事だよ、あいつは確か俺の目の前で!

 

そう思っていると浩二が俺の近くに寄って問う。

 

「おい、あいつお前が倒したんじゃないのか?」

 

「…ああ、その筈だ」

 

俺がそう言っているとリキッドがクローンのリキッドに吠える。

 

「貴様!!!なぜこんな所に居る!!? 貴様はあの小僧に倒されたはずだ!!!」

 

「ああそうだ。復活出来たのは()()のお陰だ」

 

そう言うとリキッドは後ろを振り向くと、RAYのコックピットからもう1人出て来て、その人物は千束達とほぼ同い年の少女で、腰まであるロングヘアーの子だった。

その少女はあのオリジナルのリキッドと一緒にいた少女だ、俺は目を細めているとフキ達がその少女を見て驚きを隠せないでいた。

 

「お前!! 【サユリ】!!!」

 

「何でお前がそこに居るんすか!!?」

 

「サユリ?誰だ」

 

俺がその事を問うと、エリカがその事に答えてくれる。

 

「彼女は私達と一緒にいたDAのリコリスだよ。フキと同じファーストリコリスだったんだけど、ある任務の際に行方不明になったの」

 

「でも何でサユリがあいつと一緒にいる訳?」

 

ヒバナがその事に疑問を持つ中、クローンのリキッドがその事を言う。

 

「その答えを教えてやろう! 俺はこのアーセナルの内部にあるクローンポッドの中で、サユリが俺が倒された後の記憶データをインストールしてくれたのだ。それを元に俺は復活出来た!!」

 

「クローンポッド!? そんなものがあるのかよ!?」

 

俺はその言葉を聞いて驚きを隠せないでいた、確かにクローンはポッドの中で作られるが、まさかその装置がアーセナルギアにあるなんて思わなかった。

しかも倒された後の記憶データだと? そうなると確かにあのリキッドが久しぶりだなって言うのも納得がいく。

 

でも1つだけ分からない。何故彼女があのリキッドと一緒にいるんだ?

 

するとオリジナルのリキッドがクローンのリキッドに居るサユリに問う。

 

「貴様!!!拾ってやった恩を忘れたか!!!」

 

「忘れてはいません。ただ私は忠誠を誓った人の為に動いているだけです」

 

っとそう言ってサユリはクローンのリキッドの方を見て、リキッドはそれに口角を少しばかり上げる。

あの様子…どうやらあいつが仕組んだことなのか?

 

でも肝心の所がまだ分からない!

 

そこで俺はリキッドにその事を問う。

 

「リキッド!!お前一体どうやってその子を手なずけたんだ!!」

 

「フフフ…良いだろう、お前のよしみで答えてやろう。俺がこのサユリと出会った時だ…。こいつは追い詰められた際に自決しようとしたがそれを俺は阻止し、最終的にこう言ったのだよ」

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

それはサユリが自決しようとした際に、リキッドがそれを止めて、サユリが反論した。

 

「何故止める!!? お前に捕まる位なら死んだほうがマシだわ!!!」

 

「その必要はないのだ。それにお前はとても優秀な女だ」

 

するとリキッドはサユリの近くにより、顔を近づけながら言う。

 

「お前…名は?」

 

「聞いてどうするの?」

 

「教えてくれ…」

 

「…サユリよ」

 

「そうか…サユリ、お前を牢獄の檻から解放してやろう」

 

その言葉にサユリは目を疑った、檻から解放する…?一体どう言う意味かは考えていると、リキッドは彼女の手を取る。

 

「お前はこの俺に長く生き長らえた。その敬意を称し、お前を俺の部下にしてやりたい…。そしてDAの牢獄から解放出来る。俺の所にこればより多くの世界を見る事が出来るぞ?どうだ」

 

その言葉にサユリは目が虜となり、それにリキッドの手を握りしめ、彼に忠誠を誓ったと言う…。

 

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

 

「そう言う事だ…」

 

「馬鹿な!!!!そんな簡単にサユリが落ちる訳ねえ!!!」

 

リキッドの言葉にフキが信じられない事を言う。確かに…フキからすれば彼女はそう簡単に落ちる事はない筈だ、だがあのリキッドだ…必ず堕とす所がある。

なんせ何かしらの力があいつにはあるからな…。

 

「そしてその後俺が倒された後、サユリはオリジナルの下に行き、そこで俺のクローンを探し出して俺を蘇らせたっと言う事だ」

 

「貴様…!!!」

 

オリジナルのリキッドはその事を聞いて怒りが込み上がる、それに対しクローンのリキッドは口角を上げながら言う。

 

「俺はこれからこのアーセナルを貰い、軍備増強をしに行く!!」

 

「何だと!?」

 

その事にオリジナルのリキッドは驚き、俺達も驚きを隠せないでいた。

このアーセナルギアを貰うってお前!!

 

「おいリキッド!! まさかまた俺と戦う為にか!?」

 

「そうだエクシード。俺が蘇ったのだ…再び宿敵同士の戦いも悪くないだろう? それと…俺は今日から名を変える!!!」

 

するとリキッドはそう言ってこう言ったのだ。

 

「俺の名はリキッドではない…俺を…」

 

 

 

 

 

 

ネメシス・スネークと呼べえええええ!!!!!!

 

 

 

 

 

クローンのリキッド事…ネメシスはそう言って俺達に宣言し、俺はそれに呟く。

 

「ネメシス…」

 

「うわぁぁ…」

 

「大変な事になりましたよ…」

 

千束とたきなもその事を聞いて呟き、それを見ていると、オリジナルのリキッドはメタルギアRAYを立ち上がらせて機銃を放つ。

 

「貴様あああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

その機銃の雨は複座式のメタルギアRAYに向かうが、全て逸れて行き、ネメシスとサユリは複座式のメタルギアRAYに乗り込み、起動をさせる。

 

「さあ!!お別れだ!!!」

 

するとネメシスがこのアーセナルギアのコアを乗っ取り、それによりアーセナルギアが動き出してしまう。

 

それにより俺達は体制を崩すが、その時マザーベースのヘリが数機やって来る。

 

『進一!!スネーク!!』

 

『皆!乗れ!!』

 

オタコンとミラーの乗ったヘリがやって来て、それに俺達はそれに乗り込み、スネークと雷電も同じように乗り込んだ。

 

そしてアーセナルギアが急旋回して動き出し、それによりリキッドのメタルギアRAYは振り落とされ、海に落ちてしまう。

アーセナルギアはそのまま進み、ワームホールを出現させてそこを通って行く。

 

するとリキッドのメタルギアRAYはそれを追いかけて行き、量産型RAYも一緒に付いて行き、共にワームホールへと消えて行った。

 

俺達はそれをただ見届けていた…。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして翌日、マザーベースでは襲撃してきた際に破損した所を修理しているスタッフ。それを一緒に手伝っている千束達。

すると千束とたきなが俺が居ない事に気づく。

 

「あれ?進一君はどこ行った?」

 

「そう言えば居ませんね? 探しますか?」

 

「うん!そうしよう!」

 

っとそう言って千束とたきなは俺を探しに行った。

 

そして司令塔の屋上のヘリポートで俺は少しばかり葉巻を吸っていた。本来は吸う感じじゃないんだが。あのネメシス…リキッドが復活した事に少しばかり考える事もあり、それと同時に何だが葉巻を吸いたくなる気持ちになっていたんだ…。

 

「ああーーーーー!!!進一君葉巻吸ってる!!?」

 

後ろから千束の声が聞こえ、振り向くとそこには千束とたきながそこに居たのだ。

千束は駆け足で俺の所に向かい、葉巻を取ろうとしたが俺はそれを回避する。

 

それに千束は思わず俺の方を見る。

 

「進一君…?」

 

「…すまん、ちょっとばかり吸いたい気分なんだ…」

 

「もしかして、あのネメシスの事を考えてたのですか?」

 

たきながそう言って来て、俺は頷きながら言う。

 

「ああ、あいつが蘇った事は意外だったが、まさか名前を変えるとは思わなかったな…。しかしまた大変な事になりそうだ…」

 

「ああ…それには同感だ」

 

すると横からスネークが来て、俺達はスネークの方を見ると、スネークも俺と同じように煙草を取り出して火をつける。

 

その様子を見てたきなは言う。

 

「やめたのではないんですか?」

 

「そのつもりだった…、だがリキッドにネメシス…進一。大変な状況になりそうだ」

 

「お互いの宿敵同士が現れ、より状況を混乱にさせている…。あんたはリキッド、俺はネメシス…避けられない宿命は運命なのかな?」

 

そう言う俺は空を見上げながらそう言った。

 

これから本当の戦いだな…、それまでは俺ももっと強くなろう…。

 

 

 

 

 




はい、これで番外編2は終わりです。
クローンの名をネメシスした理由、それはリキッドと被るのを防ぐためです。また良い名前があると思うのですが、なかなか決まらずこの名にしました。

そしてこれで本当にメタルギア・リコイルは完結ですね。
次回作で続きを書こうと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

ティガダーク~やはり俺は光の巨人になれない~(作者:大枝豆もやし)(原作:ウルトラマン)

▼転生した先はウルトラマンの世界。▼けど、ウルトラマンは来てくれなかった。▼だから、俺が闇になって怪獣共を殺しまくった。▼光って何だ。▼光だから正義なのか?▼正義だったら何だというんだ。▼どっちもやってることは結局一緒じゃないか。▼俺は闇になった。▼だから、最後まで俺自身の為にこの力を使う。▼ウルトラマンではなく闇の巨人になって暴れる話です▼ソレ以外は特にあ…


総合評価:3990/評価:8.53/完結:70話/更新日時:2026年04月30日(木) 18:00 小説情報

乗っ取り系魔物「クックックッ、俺に身体を貸せ……」魔法少女「貴方の力なんて借りない!」(作者:タロスズ)(オリジナル現代/冒険・バトル)

乗っ取り系魔物「クックックッ、お前達でアイツに勝てるのか?俺に身体を貸せ……代わりに戦ってやる。」▼魔法少女「貴方の力なんて借りない!」▼乗っ取り系魔物「クックックッ、カップ麺ばかりでは栄養が偏るぞ?俺に身体を貸せ……ハンバーグを作ってやる。」▼魔法少女「貴方の力なんて借りない!…………あっ、美味しい……」▼乗っ取り系魔物「クックックッ、魔法少女にかまけて勉…


総合評価:11845/評価:8.26/連載:18話/更新日時:2026年07月20日(月) 22:29 小説情報

機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界:Re(作者:ボルメテウスさん)(原作:ガンダム)

死んだはずの男は、戦争が「勝者ごと」違う宇宙世紀に落ちていた。▼サイド6で目覚めたランガ・ロードは、存在しない英雄と、塗り替えられた戦史を知る。▼そして何より、失ったはずの幼馴染マチュが“ここでは”生きている事実に触れてしまう。▼この世界の平和は甘く、警備は脆く、裏側には難民と違法競技が根を張っていた。▼ランガは自分の異物性を隠しながら、封印されたペイルライ…


総合評価:569/評価:7.6/連載:123話/更新日時:2026年08月04日(火) 01:30 小説情報

超人スペックで転生させられた俺はせめて正しい敗北を選びたい(作者:正樹)(原作:ガンダム)

夢の中で『何か』と駄弁っていたら、夢で喋ってた厨設定盛り盛りで幼児転生させられていたので、世話になった人のためにも、せめてジオンにはマシな敗北をしてもらいたいと頑張る話。▼1年戦争編終わりました。▼注:主人公の設定について一点、万人には納得しがたい年齢設定がございます。この話を書くにあたっての大前提となっておりますので、読む際にはそれをご了承いただくか、ある…


総合評価:48486/評価:8.57/連載:75話/更新日時:2026年07月27日(月) 12:00 小説情報

家事代行先は闇堕ち寸前魔法少女の家でした~貧乏一人暮らしの俺は生活力を買われて内緒の焦れ甘同棲生活を始めることになる~(作者:水瓶シロン)(オリジナル現代/恋愛)

「ぎゅって、して……?」▼「構ってくれないと闇落ちしちゃうよ……?」▼ 高校入学を機に一人暮らしを始めた『御守望』は、青春を勉強とバイトに費やすような限界貧乏生活を送っていた。▼ 幼くして両親を失っている望が頼れる人は、田舎に住む祖父母くらいだが、なるべく負担は掛けたくない。▼ そのため、睡眠時間を犠牲にして死に物狂いで勉強することによって好成績を維持し、入…


総合評価:4864/評価:8.73/連載:89話/更新日時:2026年07月03日(金) 12:07 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>