Genshin Impact ~第五の降臨者~ 作:三枝愛依
旅の始まり
かつて、世界は天空に浮かぶ島の七つある神の座を巡って争った
それは神の座を望み、血と叫びの響く戦場を駆ける者や神の座を望まず、戦を望まず、それでも守りたいものを守るために神の座に飢えた者たちと剣を交えた者、悲痛の叫びを拾い、尽きようとするその生命を必死に救おうとする者。
数多の感情を抱き、思いを抱き、それ故に嘆き、悲しみ、怒り、狂い、そんな感情が常に交錯する混沌とした世界が数千年という果てしなく長い年月、続いた。
それも数千年、その時を経た後にようやくと言うべきか、それともあっという間と言うべきか、七人が神の座に着き、この大規模な世界戦争は幕を閉じた。
彼らは七神と呼ばれるようになり、魔神戦争終結後の世界で新たな秩序を確立させ、七つの元素を確定させ、それに並んだ七つの国を建国した。
数千年の長い年月を経て掴み取った勝利に当時の七神は
そこからの世界は俗世の伝承通り、世界の国の在り方が大きく変わるなどの出来事があり、更に
そしてそれは、この世界における異分子。
ただそれはひとつに限らず。
世界の統括支配者が縛りつけた眠り姫と共に、数多の歴史を遺したこの世界を共に旅する。
長い眠りも三度は要らない、次こそはこの手で己が求める兄の手を。
脅威は縛り、その畏怖する力は散りゆくまで待つのが神の暗黙。
しかし、人であるのならば神の暗黙など知らぬも同然、七つの鎖を千切りて縛られたその身を解放し、その旅の終点で仲間と共に自由となる。
これは二人の降臨者が共に世界を旅し、自由と家族を求めて歩く物語である。
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「つまり、お前たちは世界の外から漂流してきたのか?」
白い見た目の小さな浮遊生命体。名をパイモンと言うそうだ。
「おまえたちがそこから離れて次の世界へ行こうとした時、見たこともない神がお前たちの前に現れたと?」
パイモンは私の隣に座っている、旅仲間の蛍の話を熱心に聞いている。
蛍は金色の髪に白い衣服をまとった美少女だ。
うん、美少女だ! 美しい! 可愛い! そんな言葉で収まるものか……これは美の究極だ!
「そうだよ、パイモン……ちょ、カルミア! 今はパイモンと話してるんだから少し離れてよ!」
私は蛍のお腹に顔を埋めるように抱きついていたが、蛍がそれを嫌がって押し退けてくる。
ふむ、そういえば私自身の自己紹介がまだだったか。
私は……そうだな、シルバーロングヘアの超完璧究極美少女! カルミアちゃんだ!!
この世界には元素力、すなわち神の目があると聞くがそんなもの持っていない。
何せ、私も蛍と同じ外の世界から来た者だからな。
まぁ理由はあるが、それも話せば長くなる……あれははるか昔の………。
「何してるんだよ! カルミア、とりあえず草原に出るぞ! さっき言っただろ!!」
パイモンが少し怒り気味に強めに言ってきたせいで、自分の世界から引きずり出されてしまった。
全く……これだから非常食はいかんのだ。
「はいはーい、あの紅い光を目指すの?」
「そうだよ、パイモンが言うにはあの光は七天神像と呼ばれるものの光らしい、そこまで行こうだってさ。」
「了解! でも、七天神像って神様の像ってことでしょ? 近寄ってなにか意味あるの? ご利益ある?」
「ご利益あるかな? どうなの、パイモン?」
「あるわけないだろ! ただ向かう方角としての目印には丁度いいからあれを指したんだ! もう……オイラもお前たちの案内役は疲れるぜ……。」
パイモンは深いため息を吐き、私たちの周りをふらふらと浮遊する。
疲れるだって? 浮きながら喋ってるだけの小さな非常食風情が! 浮かべるくせに海に溺れていたことを私はまだ覚えているのだからな!
「な、なんだよ! こっちをじろじろ見るなよ!」
私はふんっと鼻で笑う。
「これは随分とツンの強いツンデレだこと。」
「パイモンはツンデレなの? いいと思うよ、小さくて可愛いからツンデレでも需要はありそう。まぁ非常食としての需要の方がありそうだけど。」
「おい! お前までオイラを弄るなよ! オイラは食べても美味しくないぞッ!!」
「はははっ! 鍋にぶち込んでスイートフラワーと煮ればパイモンのスイートフラワー漬け焼きの完成かな?」
「想像したらグロイね……。」
蛍は少し引き気味に言い、それに怒って宙で地団駄するように足をブンブンと下に突き下げ、手はブンブンと上下する。
パイモン特有のお怒りダンスだ、これをした時のパイモンは少し怒っている。
そしてその後の展開はだいたいパターンで決まっている。
その一
「ふんッ! もうオイラはお前たちの案内役をしてやんないからな! オイラもう完全に怒ったぞ!!」
完全に拗ねてそっぽを向いてしまう。
この時のパイモンは好物を差し出すか甘い言葉を掛けてあげなければ機嫌が治らない。
ま、私も蛍に勝るとも劣らずな容姿だ。
このぐらい、ちょちょいと堕としてみせよう。
私はパイモンをギュッと抱きしめて、耳元で囁く。
「うわぁッ?! なんだよ、急に──」
「──ごめんね? 酷いこと言いすぎたね、でも私たちはパイモンのこと大好きだよ?」
パイモンの言葉を遮ったのではなく、パイモン自らがその言葉を言い切らなかったのだ。
それ即ち、勝利の合図っ!!
「えへへ! オイラ、照れるぞ!! オイラもお前たちのこと大好きだぞ!!」
「ふっ、ちょろいな……」
「カルミアの人間性を疑うかも……私。」
そんなこんなで話しながら歩いていると、目の前に大きな風神様の七天神像が見えた。
「着いたな! これが七天神像だ、まぁ何も無いと思うけど触るなり見るなりしてみろよ! 仮にも神を象った像だからな!! ご利益あるかもしれないぜ!!」
私は目を金の形に変えてベタベタと七天神像に触る。
この七天神像、よく見れば至る所にヒビが入っている。
「おい! このヒビの間にモラは挟まってないのか?!」
「七天神像になんて事を……。」
「おい! 神の像なんだぞ! そんな失礼なことしちゃダメだろ!!」
私はちぇっとつまんない顔を浮かべて離れる。
モラは一枚も挟まってなかった。
そして交代と言わんばかりに蛍がそっと七天神像に触れると、風の粒子が蛍を包み込むように現れる。
「え──」
「なっ! 蛍に何する気!」
私は咄嗟に亜空間から片手剣を取り出し、構える。
「お、おい! 落ち着けよ!! これは祝福だ!! きっと風神が旅人に何か祝福してるんだぞ!!」
風の粒子が散ると、少し変わって衣服の装飾品である水晶が緑色に染っていた。
「これは……」
「な、なぁ! 旅人!! 何か変化はあったか?」
「う、うーん……? 何か力を貰った気がする。」
「ちから? 神の目を授かったのか?!」
「いや、神の目は貰ってないけど……見てて?」
蛍は片手を前に突き出してそれを腕で押さえ、掌に真空の渦を発生させる。
それはギュルギュルと音をたてて周りの草木を揺らし、物を引っ張る。
近場の池の水も引っ張られ、真空の渦は水色へと変化する。
「風刃ッ!!」
「おぉ! 風元素の力を貰ったんだな!! でも、旅人は神の目を持っていないな?」
「不思議だねぇ……神の目を持たずして元素力を扱うなんて。」
「これが元素力……風元素の力?」
七天神像に触れて変化が起きたのは蛍だけではなかった。
カルミアの七つの核を縛る鎖のひとつが解けた音が誰の耳にも届かないところで鳴り響いた。
原作の天賦や星座、武器などの存在は丸々使っていきます。
例えば、元素スキルはまんま戦闘で使いますし武器効果も使います。
星座効果でちょっとしたお巫山戯もしようかな?
まぁ、なんの考えもなしに突然書き始めた見切り発車作品です。
長く、暖かい目で見守ってくれたら嬉しいです。
作中におけるカルミアたちの下ネタや暴言をどこまで許します?
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ち─こみたいな伏字があるなら許せる。
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ち○こみたいな伏字があるなら許せる。
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────って完全に─で伏せて欲しい。
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ちんこってもろに言って欲しい。興奮する
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カルミアは下ネタを言う変態じゃない!
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カルミアは伏せたら何も残らない!