Genshin Impact ~第五の降臨者~ 作:三枝愛依
「ふぅ……さて、次はガイアの所だな! ガイアは……何処にいるんだ?」
ご飯を食べに行こうなんて話もあったが、そんなの忘れてしまえ。
神殿はあの転移陣に入ると扉の前まで転移してくれた。
クリアしなければ脱出が不可能とは……なんとも恐ろしい場所だ。
「ガイア先輩は『北風の狼』の神殿にいるわ、待たせるのも申し訳ないしすぐに向かいましょう!」
「そうだな! 旅人、カルミア、行けるか?」
パイモンとアンバーは後から出てきた蛍とカルミアの方を振り向く。
「いけるよ、カルミアは大丈夫?」
「うーん、余ってる剣……ない?」
カルミアは弓を手にして顔を引き攣らせる、彼女の弓の扱いは弓兵としてはマイナスだがその戦闘能力の高さゆえに充分それでも戦えていける程には強かった。
でも、彼女本人はやはり手に馴染むのは片手剣のようだ。
「うーん……あ、そういえばさっき宝箱から片手剣が出たからこれで良ければあげるよ。」
蛍が先程の神殿で取得した無蜂の剣をカルミアに渡す。
「ありがとぉ! すごく助かるよ、これがあれば風魔龍じゃなければ余裕!!」
カルミアは片手剣をクルクルと回転させて数回ブンブンと振る。
やはり、彼女は片手剣が最も得意らしい……その様は熟練の剣士とそう変わらないほどに軽やかで、でも空気を裂く程に重く鋭い一撃一撃だ。
「よし、じゃあ私が北風の狼の神殿まで案内するね。」
~~~
「来たか。」
あれから十数分の時を経て、カルミア達は『北風の狼』の神殿に到着していた。
既に待機していたガイアにカルミア達は話しかける。
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!」
カルミアはガバッと両手を広げて前のめりになる、彼女はやはり頭がおかしい。
その場に居合わせた全員が再認識したのである。
「呼ぶ相手を間違えたか?」
ガイアはははっと笑いながら冗談を飛ばす、でもカルミアにはそれが刺さったのだろう。
カルミアは露骨に「ガガーン!」と口にしながら俯く。
「はっはっは、やっぱりお前は面白いなぁ。」
「あれ? ガイア先輩、何か焦げた炎スライムのような匂いがしますよ?」
「あぁ、気付いたか……実はな、この神殿で予想外のことが起こったんだ。」
予想外? 中にうじゃうじゃ魔物でもいると言うのか? それなら許容範囲だ、今の私は片手剣を持っている! 正直、片手剣を握った私は最強だ!!
真の『天上天下唯我独尊』である!
「スライム、ヒルチャール……それから、風魔龍が残した魔力の繋がり。」
スライム、ヒルチャール程度なら私の片手剣が出る幕もない、拳でこうシュシュッ! とやってしまえばいい。
こう、シュシュッ! シュシュッ──ボコッ!!
拝啓。私を産んでくださったお母様、私を育ててくれたお父様、お元気でしょうか? 私はこの旅で怒らせてはいけない方の頬を殴り、大激怒させてしまいました、もう私は帰れません。
どうか、私の代わりに長生きしてください。
「カルミア……? 私はいつも大人しくしててと言ってるよね?」
蛍がにっこにこで片手剣を構える、その刀身にはこれまでない程に強力で激しい風の渦が巻いている。
「お、落ち着こう! 暴力は良くないと思うんだ!! わ、私に悪意はなかったし!!」
カルミアは冷や汗を流しながら、両手を前に突き出して首を左右に振る。
「遺言はそれだけ……?」
蛍が握る片手剣の刀身に纏う風の渦がより一層、激しさを増していく。
「ふぅ……ここはひとつ、とある世界のとある国の最大限の誠意を見せつける謝罪をしよう。」
カルミアは硬い土の地面に膝をつけ、両手は少し奥の方で、両手を合わせた時にしっかりと三角形が出来るように合わせ、そして勢いよくその頭を地面に叩きつけた。
「本当にッ! 申し訳ございませんでしたぁあああ!!!!」
これがとある世界のとある国で伝わる謝罪、土下座と呼ばれるものである。
「ふふ、私の記憶にはない謝罪だからノーカウント……」
蛍は片手剣を横に構えて側方宙返りをすると、その刀身に渦巻く竜巻をカルミアに向けて容赦なく放った。
「風と共に去れッ──」
「あぎゃぁああああ!!!!」
~~~
「うぅ……う、おろろろろ!!」
あの後、カルミアは竜巻に呑まれて何百回も回転し、三半規管が弱い強いが関係なくなる程にカルミアを酔わせた。
カルミアは神殿に入って早々に敵との戦闘中、片手剣を振り上げるのではなく敵に吐瀉物をぶっかけたのである。
「うわ、汚いぞぉ! スライムがかわいそ──くさぁ!!」
炎スライムに付着した吐瀉物は一部の水分が反応し、炎と水の元素反応、蒸発反応によって空気中にその吐瀉物の臭いを充満させていく。
「うっ……待って、私も吐きそう……弓が構えられな──おろろろ!」
「おいおい、仮にも戦闘中に吐くなんて止してくれよ──おろろろろ!」
アンバーとガイアはその被害を一番に喰らった事で二人も嘔吐した。
「カルミア、汚い……超究極完璧美少女は人前で吐かないし敵だとしても吐いたものをぶっかけない。」
蛍はまた刀身に風の渦を纏わせ、大惨事が起こり、悪臭を放つ場所の直線上に向かって竜巻を放った。
「風の力でお掃除。──消えるんだッ!」
竜巻はクリーナーのごとく綺麗に吐瀉物を吸い込んでいき、その直線上にいた炎スライムと逃げ遅れたカルミアを呑み込んで回転する。
「うわぁ! う、おぇえええええ!!!」
だが、掃除したのも意味なし……カルミアが竜巻に呑まれ回転しながら吐瀉物を撒き散らすのである。
「すぅ……ふぅ、物凄く殺意が湧きそう。」
蛍は額に青筋を浮かべて拳をギュッと握る。
「けほっけほっ! 食べた物が全て出てきたよ……」
「朝食を控えてて正解だったな……」
「うっ……ぐすっ、もうお嫁にいけない……!」
カルミアは全身吐瀉物まみれで床に倒れ込み、泣きじゃくる。
「はぁ……パイモン、あれは青に見えるんだけど水元素かな?」
蛍が指さすのは水色の大きな石の塊である。
「あれは水の琥珀だな! あれを壊すと雨を降らせることが出来るぞ!!」
蛍は駆け出して、敵の攻撃を避けると水の琥珀を木端微塵に破壊した。
雨は吐瀉物まみれの床とカルミアを洗い流し、その全ては神殿の真下、奈落へと落ちていく。
「うぅ……恵みの雨だ、うぐ……うぐ……うぇ、まっずッ!!」
「飲むなよッ!!」
カルミアは空に顔を向けて口をあけ、降り注ぐ雨を飲むが所詮は雨なので不純物も多く混じっている、美味しいわけが無いのである。
「ぺっ、飲んでられないよ! 恵みじゃなくて汚濁の雨だね!」
「大丈夫か? ここはまだまだ序盤だからな、先に進むぞ。」
体勢を整えたアンバーとガイアがカルミアと蛍のもとへ歩み寄る。
「うっす……ふぅ、ごめん蛍、肩を貸して欲しい。」
「はぁ……カルミア、腕を回して。」
蛍がカルミアの腕を後ろ首から回して支えながら歩いていく。
「おいら、こいつが本当に心配だぞ……おかしいなんてレベルじゃないぞ………」
パイモンが本気で引いていたのは内緒の話である。
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「頑張れ〜。そこそこ〜……あー、いいよ、うん〜……いい剣筋〜。」
あれから少し程進んで、ギミックを突破すると戦闘が始まり、この神殿の真ん中辺りまで進んだのだろうか、敵の数も増えて強くなっているらしい。
でも、カルミアは体調不良により戦闘には不参加、パイモンを抱えて壁に座っていた。
「うわ! お前、服がゲロ臭いぞ!!」
当たり前の話だ、いくらあの雨で流れたとはいえ服に付着した匂いはしっかり洗わなければ取れるはずがない。
「ふっ、パイモンももう既に私のゲロで汚れているのだよ。」
「うわぁ! 離せよ! 離してくれぇええ!!!」
パイモンは必死にカルミアの胸を押して離れようとするがカルミアが強くぎゅっと抱きしめるせいで離れることは叶わない。
「ふっふっふ、諦めるんだな……」
「うぅ、おいらももうお嫁にいけないぞぉ……」
「いや、非常食なんだからお嫁って概念はないよ。」
「おいらは食べても美味しくないぞッ!!」
そんなこんなでパイモンとじゃれ合っていると戦闘が終わったのか、蛍とガイア、アンバーが戻ってきた。
「ほら、カルミア。」
蛍が手を差し伸べてくれる、肩を貸してやるという遠回しな言い方だ。
あ、やばい……蛍に惚れそう! このさりげなく手を差し伸べて助けてくれるかっこよさ……戦闘を私の分まで担ってくれるかっこよさ……え? これ私の将来の旦那でいい? いいよね、蛍は私のモノということで。
カルミアはすっと手を掴むと立ち上がって蛍の後ろ首から手を回す。
「よし、行こうか……あともう少しで神殿がクリアできるから。」
アンバーはカルミアを心配しており、パイモンは自業自得だと言わんばかりに呆れている。ガイアは少し笑っていた、全く……人の惨事を笑うなんて最低な野郎だ。
「そういえば、知ってるか?」
歩みを進めていると突然、ガイアが語り出す。
「風魔龍はかつて四風守護のひとつでな。詳細はよく知らないが、興味があるなら代理団長にでも聞いてみるといいぜ。」
「風魔龍がかつて四風守護……そもそも、四風守護って何なの?」
蛍の疑問は最もだ、モンドの事を何も知らない蛍とカルミア、そして多分何も知らないパイモン、彼女らにとって風魔龍が四風守護である以前に四風守護が何なのかすら分からない。
「四風守護っていうのはね、風神バルバトスが千年前に失踪する前に、モンドの安全と保護を託した四つの存在と言われているよ。」
「つまり、モンドの守り神か?」
「まぁ、そんな所だな……。」
「私も詳しくは知らないけど、そのうちの一つがガイア先輩の言う風魔龍、さっき旅人とカルミアが追い払ったあの巨龍だよ。」
パイモンは驚き、蛍とカルミアを褒める。
「お前ら、モンドの守り神とも言われる凄い奴を相手に勝ったんだな! 強すぎるぞ!!」
「勝ったとは言い難いな、風魔龍がかつての四風守護ならその力は神の眷属と呼ばれるに値する程だ、正直な話をするならこの程度の戦闘はじゃれ合いとも言えるだろうな。」
「うーん、じゃあ風魔龍は今弱っているのか?」
「もしも、四風守護であるという話が前提ならその可能性も高いだろうな」
話しながら歩いていると目の前の大きな扉が開き、先程の神殿にもあった風魔龍が力を吸い寄せているとされる大きな石の塊が現れる。
蛍はカルミアを支えたまま、片手を構える。
「風刃ッ!!」
風の渦は石の塊を粉々に砕いて破壊した。
「おぉ、先程から思ってはいたが旅人はいい動きをするなぁ。」
ガイアは旅人に向かって拍手し、賞賛する。
「まさか、有能な戦士だったとはな。神殿での戦い方は勉強になったぜ」
ガイアはべた褒めである、蛍を惚れさせる気か?! 貴様……私の蛍に少しでも触れてみろ!! 粉微塵に粉砕してやるからなッ!! シャーーッ!!!
「こちらこそ。」
「ははっ、騎士の謙虚さも兼ね備えてるとはな!」
ガイアは片手を胸に当てて言う。
「お前がモンドを救う雄姿、きっと自由の都の新たな伝説になる。」
口説いてんのか、あぁん?! うちの蛍ちゃんになに邪な目で見とんじゃ、首にふわふわなもん付けよって貴様ァァ!! この乳は私のもんじゃ! 貴様ごとき、騎兵隊長にすぎん者が触れていいもんでは無い!!
「俺は騎士団本部にいるから、暇な時いつでも来てくれ。」
行くか、このばーか! うちの蛍ちゃんは私に夢中で暇じゃねぇんだよ!!
「そうだ。いい酒場を知ってるから、そこでもいいぞ?」
おのれぇえええ!!! 貴様、もしやうちの蛍ちゃんを酒で酔わせてあらぬ事をしようと考えているのではなかろうな?! 最早、貴様の命はここまでよ!! 我が鎖に封印されし七つの強大な力を以てその身、その魂を冥界へと叩きつけてやるわぁああ!!!
だが、カルミアは珍しくも騒ぐことはなかった。煩いのは彼女の心の中だけであり、表にそれを出すことはなかった。
「それはそうとして、なんとか収穫はあった……だろ?」
「風魔龍から遺跡を一つ奪うことに成功したな!」
「ここからは俺の後片付けの時間だ。他に用があるなら先に戻ってもいいぞ。」
「じゃあ、お先!」「失礼します、ガイア先輩!」「お疲れ、ガイア」「さようなら。」
各自がガイアに手を振って別れを告げる。
ガイアは笑顔で手を振り返して、蛍たちが見えなくなるまで見守る。
「ヒルチャールの知能で、奇襲なんて思いつくわけがないと思っていたが……」
ガイアは背後から感じる気配に、背中越しに強く睨む。
居ることがバレたのを察したその者は姿を現す。
それはパイモンと似て浮遊しており、青い衣服に身を包んだ仮面の着けた小人だった。
「お前らの仕業だったんだな……」
その者は杖を両手で構えて詠唱を始める。
その者の周囲に水の波が生じて、何かを構築していく。
「Gohus,Chiso Vonph──」
詠唱の途中でその者の横に繋がる通路から四つの火炎球が迫っていることに気付くも、その炎はその者の目の前を通り過ぎて横の通路から一直線の道となるように炎の壁を作り出す。
その者の目の前から炎が散ると、目の前には赤髪の男が目と鼻の先まで迫っており、その者の顔面に掌を押し当てて男は加速した勢いのまま、その者を吹き飛ばした。
「ぐぁああ!!」
地面を滑るように転がり、体勢を立て直そうとするその者を赤い男は許さず、ガイアの横を通り過ぎてそのまま大剣を構えながら迫る。
「ぐっ?!──」
赤い男はその大剣に炎元素を纏わせ、流れるように振り上げてから宙に浮いたその者に向かって一回転の加速をつけ、一気にその者の頭上から振り下ろした。
「ふっ!──……騎士団は、仕事の効率が悪すぎる。」
赤い男の華麗な瞬殺にガイアは拍手を送り、振り返った。
「問題ない。お陰でお前も巻き込めたんだ、こっからきっと面白くなる。」
ガイアはこの一連の流れを楽しんでいるように言う。
彼と赤い男はお互いに張り詰めた空気の神殿の中でぽつんと立っていた。
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「あら! 可愛い子ちゃん達!」
次の神殿にはリサがいた、彼女はそう! 私が狙っているジンと並ぶマイリストにいる嫁候補である。素晴らしい、素晴らしいえろさだ!!
そういえば、アンバーは用事があるそうであの神殿を抜けてからはリサのいる方向を教えてくれて去っていった。
最後まで気の利く優しい騎士だった。
「カルミア、もう歩ける?」
「あぁ、うん。ありがとうね、蛍。」
カルミアは蛍から離れて肩を回す。
「危ないのに手伝ってくれるなんて、感激だわ!」
でしょう?! 手伝ってあげるのでなにかご褒美でもくれたらなーって私思うんです!! ほら、その豊満な双丘を触らせてくれるとか……。
「お、と、な、し、く……ね?」
「はい……。」
蛍がいい加減、本気で怒りそうなので私も理性というものでこの欲を制御していかなければならないようだ。
「なにか分からない事があったら、お姉さんに聞いてちょうだい。」
「スリーサイズ! 好きな女のタイプ! 週に何回オナ──ごっほ! がはッ! ぐふッ!! あばぁッ!!」
「すぅ……せぇやッ!!」
蛍の連撃に怯むカルミアは腹を押さえて頭が下がる。 そこを狙って蛍の鋭い回し蹴りが、その加速した勢いの鋭い踵がカルミアの頭に直撃する。
「ぐぼぇぇええ!!──」
カルミアは吹き飛んで地面を数回、転がり倒れ込む。
「カルミアがモラルの無いことを言ってごめんなさい。」
蛍がカルミアの頭を掴んで共に頭を下げる。
「あ、あはは……手の焼く子なのね。そうね、私のスリーサイズは……」
「乗るなよッ! こいつがまた調子に乗っちゃうだろッ!!」
「ふふ、冗談よ。」
パイモンのド正論と一連の漫才のような出来事にリサは小さく笑う。
「けほっ! よし、お姉さんのためにも迅速に神殿を攻略しよう!! 今こそ、我が力を解放せし時!! 出でよ、聖剣エクスカリバーッ!!」
カルミアが空へと腕を伸ばすが、別に光の柱が現れるわけでもなければ、その手にエクスカリバーが現れるわけでもない、なんならかの有名なセイバークラスのアーサー王が宝具を放つ訳でもない。
そう、これは彼女の現在進行中で悪化している厨二病なのだ。
「ふふ、ふふ! 面白い子ね、私はそういうの好きよ。」
どうやら、カルミアという頭のネジが外れた女はリサの好みに当てはまったらしい、そんな事をカルミアが聞けば余計に調子に乗るのも目に見えて分かることで……。
「うっひょお!! じゃあ、私と結婚を──あばばばッ?!!」
「でも、いい加減に大人しくしないと話が進まないわ? この電撃をまた喰らいたくなければ、お姉さんとそこの可愛い子ちゃんの言うことを聞きなさい?」
リサは面白くて笑っていたのではなく、笑顔の裏腹で微かに怒りを感じていたのだ。
リサは躊躇いもなくカルミアの全身に微弱な電気を流した。
「あ……あ、ぐへぇ……」
カルミアはまたもや、地面に倒れて次はビクビクと痙攣している。
まさかのまさか、この女のネジが狂っているのは性欲に限った話ではない、性癖も狂っている。
ナニとは言わないが、痛いではなく気持ちいいと感じたのだろう。
彼女は何の反省もすることなく、ただ涎を垂らして倒れていた。
「本当に最悪……」「おいら、もうこいつと付き合えないぞ……。」
「とんでもない英雄が現れたものね……。」
蛍はカルミアが倒れているうちに話を進めようと話題を切り出す。
「そういえば、どうして図書館司書が遺跡に?」
リサはおっ、といった表情で微笑む。
「あら、いい質問ね。」
リサは腕を組み、柔らかい表情で蛍の質問に答えた。
「それはもちろん、ジンがわたくしを信頼してるからよ。」
リサは腕組みを解いて胸に手を当てる。
「だから、あなた達もわたくしをもっと信じていいわよ。」
「カルミアなんかよりリサの方がよっぽど信じられるぞ……」
「ふふふ、でもこの子の実力は本物と聞いているわ……あの風魔龍を退けたそうね?」
「そうだぞ! 旅人とカルミアは風魔龍がモンド城を襲った時に空を飛びながら戦ったんだぞ!」
「かっこいいわね、逆にもっと信じちゃいそう。」
カルミアが地面に倒れながらもグッと親指を立てる。
「(もっと信じてくれていいよ、図書館司書のお姉さん!!)」
蛍がカルミアの頭を掴むと神殿の中に入るためにジリジリと引きずっていく。
「外でも元素の乱れによるざわめきを感じるわ。早くこの神殿を取り戻して、気分をスッキリさせないとね。」
「溜まってるもんは全て私がスッキリさせてあげますよ!」
カルミアは指をワナワナと揺らしていやらしい手の動かし方でリサに歩み寄ろうとする。無論、蛍に頭を掴まれているので歩み寄ることは出来ず、そして全員から無視を決め込まれたのであった。
どんどん悪化していくカルミアの変態度、これはもう止まりません。
そして、今のところまだカルミアに特殊な要素はありませんがもう暫くこれが続きそうです。
なんせ。本人がそれに気づいてませんからね……ドジマヌケ!アホ!
因みにカルミアのキャライメージは崩壊スターレイルの星ちゃんと少し似てる感じでイメージしてもらえるといいと思います。
星ちゃんがこんなに変態な訳では無いですが……まぁゴミ箱漁りが星ちゃんで歩く18禁がカルミアと思っていただけたらな思います。
作中におけるカルミアたちの下ネタや暴言をどこまで許します?
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ち─こみたいな伏字があるなら許せる。
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ち○こみたいな伏字があるなら許せる。
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────って完全に─で伏せて欲しい。
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ちんこってもろに言って欲しい。興奮する
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カルミアは下ネタを言う変態じゃない!
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カルミアは伏せたら何も残らない!