Genshin Impact ~第五の降臨者~ 作:三枝愛依
叫ぶぐらいに嬉しいです。
さて、私の事はさておいて……皆さんは新しいイベントしましたか? あれ最初、見た時はエネルギー原盤と同じ匂いがしました。
なので最高難易度やる時に手持ちで一番継続火力が出る超開花編成にしたのですが、エネルギー原盤とは違ってそこまで難しくなかったです。
いや、当時のエネルギー原盤と同じほどに難しいイベントなのであれば超開花というインフレがおかしいのかもしれませんが。
とにかく、困ったら超開花で全て解決ですね。
因みに今回の話からカルミアのいきすぎた発言は──で規制しています、何を言ってるのかはご想像におまかせします。
神殿に入るとそこは弓ヒルチャールが遠くにいようものなら一方的に撃たれてしまう程に開けていた場所であった。
「わたくしも少し本気出そうかしら。」
リサの本気……雷霆が落ちるのでは?
「やっぱり、この神殿の奥から……非常に強い元素反応を感じるわ。」
リサの言っている通り、この神殿は少し空気が重たいというか張り詰めた感じがする。
カルミアと蛍は三度目ということもあり、この空気感には慣れているのか、余裕な素振りで先に進んでいく。
「こんなにも重たい空気なのにそんなにも元気だなんて頼りになるわね。」
リサは蛍とカルミアの背中を見て優しく微笑む。
進んでいくと、風域による高所への移動や雷元素を当てるギミックなどが現れ、少し手こずりもしたが何とかギミックを解いてどんどん先へと進んでいく。
階段を降りて少し先まで続く通路で炎スライムが突如、現れる。
「ここはお姉さんに任せて?」
リサは自信満々に蛍とカルミアたちの前に立ち、法器……魔法書を開いて片手で構えると空いたもう片方の手を迫り来る炎スライムに向ける。
「痺れなさいッ!」
リサはその手から稲妻のごとし雷を放ち、迫っていた炎スライムが衝撃波を放ちながら吹き飛ぶ。
爆発を起こして衝撃波を放つ雷と炎の元素反応、過負荷反応。
衝撃波は決して大きなものではなかったが、その火力はこれまで見た元素反応でも今のところ一番と言っていい程に派手だった。
「おぉ! 魔法使いはかっこいいな!!」
パイモンがリサの戦いぶりに拍手する。
確かに、リサの戦闘スタイルはよく見る魔法使いをそのまんま体現したようなものであり、魔法使いという存在に憧れたり好きだったりする者にはリサは気に入られやすいと思う。
まぁ、最も私がリサを気に入っている理由はその大きな乳にあるのだが……そういう目的の人間もこの美貌なら少なからずいるだろう! まぁ私はそんな低俗な奴らとは格が違うがね! 同類の中にも格はあるものだ!
カルミアが心の中で熱く語っていると、蛍がカルミアを見て呟いた。
「どんぐりの背比べ?」
「え……?」
蛍が突然、呟いたことにカルミア達は驚き、首を傾げる。
「いや、何でもないよ。ふとそんな言葉が脳裏を過っただけ……」
本人達は何も気付いていない上に何事も無かったかのように神殿攻略を再開するが、蛍とカルミアの思考は共有されているのかと思われる程に的確なツッコミであった。
「うわぁ、水浸しの床だぞ!」
「本当だ……靴が濡れてしまうね。」
あれから、少し進むと床が水浸しのエリアに出た。ここには弓を持ったヒルチャールが真ん中に置いてある宝箱を守るように佇んでおり、彼らもまたその床の水に足を浸かっていた。
「あいつらも濡れてるぞ! これって水と雷でビリビリ出来ないのか?」
「任せて。」
リサが、再び前に出ると魔法書を構えて反対の手を湿潤状態の弓ヒルチャールの一体に向ける、水と雷の元素反応……感電反応は喰らった相手を麻痺させて一時的に行動不能にさせる強力な元素反応。
「痺れなさい!」
リサの手から、再び、雷が放たれ、ただぽかんとそこに立ち尽くしていた弓ヒルチャールの一体がその雷撃を受けた。
その雷撃はたちまち、全身に回るとその弓ヒルチャールは全身からピリピリとスパークを放ちながら床に倒れる。
決して、まだ息絶えてはいない、完全な麻痺状態にあるから体の自由が効かず、その場に倒れ込んでいた。
ヒルチャールの体から放たれるスパークが隣の弓ヒルチャールにも当たり、全く同じことが起こる。
更にその弓ヒルチャールから放たれるスパークが隣のヒルチャールに当たり、同じことが起こる……負の連鎖によって弓ヒルチャールはリサのただの一撃で三体同時に行動不能にされた。
これが感電反応の最もな特徴、自身の体に水と雷が共存するが故に自身が雷を放つので迂闊にも仲間が近寄れば共倒れする可能性も生む罠となるのだ。
「終わりだね、風刃ッ!」
蛍が歩み寄ると片手を構えて倒れている弓ヒルチャール達を真空の渦へと呑み込んだ。
その様は死を恐れて逃げたくても逃げられない哀れな者達と慈悲のない残酷な処刑人であった。
「水で濡れた敵に対して、お姉さんは凄いのよ?」
リサはふふっと笑って魔法書を閉じる。
駄目だ! いちいち、その仕草が美しい!! 私の中の猛獣がいい加減、そろそろ暴れそうだよ!! ここまで必死に頑張って理性を保ってきたけど、もうもはやその理性も緩んだ紐のようにいつでも簡単に解けてしまう程だ!!
「カルミアがさっきからずっと大人しい……やれば出来るんだね、偉いよ。」
蛍がカルミアを褒めて優しく微笑んだのが、彼女の理性という薄いシールドを破壊する決め手となった。
「蛍ぅううう!!!」
これは蛍が悪い……うん、私は今必死に抑えようとしていたのに蛍がそんな事言うから我慢できなくなった。
「はぁ……まぁ、私なら人様に迷惑もかからないから良いよ。」
カルミアは水浸しの床に蛍を押し倒すと跨って手をワナワナといやらしく動かす。
「ちょ、もう……服を濡らさないでよ。」
「服が濡れて下着が透ける蛍ちゃんもエロいよ! うん! 凄くエロい! ウルトラスーパーパーフェクトビューティフル!!」
カルミアと蛍のイチャイチャ(蛍は面倒だから受け入れてるだけ)にリサは早く終わらしてよ〜といった表情で見つめていた。
「よし、では先ずその素晴らしい双丘を……全ての男が夢見る理想郷を!!」
カルミアがその手を蛍の夢と希望の塊に触れようとした刹那、横からカルミアの頬を掠って一本の矢が壁に突き刺さる。
「敵襲ね! 可愛い子ちゃん達、そんな事をしている場合じゃないわよ。」
リサが魔法書を広げて構え、蛍もびしょびしょの服にうんざりしながらも片手剣を構える。
唯、カルミアだけは違った。蛍は衣服が濡れた事にうんざりしており、リサは早く終わらせてしまいたいと思っている。
だが、カルミアは違う……己が渇望した夢と希望の塊、全ての男の理想郷を、あの幸せをもう一度触れようとしたのに……それをたった今、愚かなヒルチャール風情の一矢で台無しにされたのだ。
私の至高の時間を、何よりも求めていた夢を、幸せの一時をあいつらは奪ったんだ!!
それが中々どうして……いや、当たり前なのか? 当たり前と言えば当たり前か、この身がこの心が震えている。
怒りにこの身が震え、この心は邪魔者を滅せよと訴え続ける。
カルミアは片手剣を構え、ワナワナと震わせながら遠くにいるヒルチャールの群れを睨む。
殺意に震え、あの者たちの死を渇望する殺人鬼の完成である。
今だけは、彼女は変態でも超究極な完璧美少女でもなく、ただの走る殺戮者である。
「その愚行、貴様らの首を以て償いやがれぇえええ!!!」
剣をガチっとはめるように握ってカルミアは全力疾走する。
奇襲してきたヒルチャールの群れはちょっとやそっとの数ではない、十五を超える数である。
それもその中の三分の一は巨体ヒルチャールであり、とてもカルミア一人では倒せないと思われた。
だが、大激怒した彼女の戦闘能力は凄まじく、数体の弓ヒルチャールが放つ乱れ打ちも、一回で十を超えるというのにその全てを身体を、必要最低限動かすだけで躱してみせた。
「あぁあぁ、カルミアが怒り狂っちゃった……」
蛍は構えていた片手剣をしまい、服が含んだ水分を絞って落としていく。
彼女のその様はまるでカルミアが勝って帰ってくる事を分かりきっているかのようだった。
弓ヒルチャールの第一波を防ぐと、並のヒルチャール達が棍棒や松明を振り回して突進してくる第二波が始まる。
「愚かにもその脆弱で私の指ひとつにも及ばない実力でありながら、私の方へと突進してくるか!!」
ヒルチャールの考え無しに行われた突進は今のカルミアにとってカタツムリが頑張って動いているのと変わらない程に遅かった。
「死に晒せッ! この───で───な───野郎共がぁッ!!」
ヒルチャールの攻撃を剣で弾き、その流れで首を次々とはねていく。
「雑魚がどれだけ集まっても所詮、その程度なんだよッ!! ──野郎共が、私と蛍の神聖な時空に穢れた事をしやがってぇえ!!」
その敵を殲滅していく速度は凄まじく、彼女は流れを掴んでいるのか、弾いては首をはね、弾いては首をはねを止まることなく続けていく、その様はまるで流れる水の如く。
「Ga!!」
だが、それもすぐに大盾ヒルチャールが攻めてきた事で流れを崩されると思われていた。
大盾ヒルチャールはその大盾で並のヒルチャールたちと同じく突進を繰り出す。
「黙れぇ!! 私が聞きたいのは蛍の──声なんだよぉ!!!」
その大盾を壁に蹴り上がり、大盾ヒルチャールの頭上まで飛び上がると同時に片手剣を頭蓋に突き刺して頭から背中まで一刀両断、一瞬にしてあの巨体ヒルチャールが倒される。
「yaya!」
大盾ヒルチャールの突進を無駄にしないと言わんばかりに斧を持った巨体ヒルチャールと残りの大盾ヒルチャール達が一斉に詰め寄ってくる。
「………お前らみたいなデカくて熱くて臭い雄の集団に興味なんてねぇえよ! 私は蛍の細くて美してえろくて私を虜にする雌の匂いが欲しいんだぁああああ!! おのれ、本当に貴様らはぁああああ!!!」
カルミアは更に先程倒した大盾ヒルチャールの大盾を持ち上げると、それを利用して斧ヒルチャールの攻撃を防ぎ、盾に突き刺さった斧を奪い取ると無防備になった斧ヒルチャールの一体の頭めがけて剣を投げた。
その片手剣は見事、斧ヒルチャールの頭を突き刺し一撃で絶命させた。
仲間を次々と殺されていくもう一体の斧ヒルチャールは大激怒し、その斧を両手で握りしめて高く跳躍するとその斧を勢いよく振り下ろした。
カルミアは片手剣を抜き取って斧ヒルチャールの振り下ろされる斧の側面を蹴り飛ばして、軌道をずらし体勢の崩れた斧ヒルチャールの首めがけて片手剣を振り上げた。
「yaya! ika!!」
生き残った最後の巨体ヒルチャールに斧を投げつけて大盾もろとも頭をかち割る。
大激怒したカルミアが十数はいたヒルチャールの群れを一瞬で半分以上も滅ぼし、生き残りの弓ヒルチャールめがけてカルミアは更に加速していく。
「うっそ……あの可愛い子ちゃんってあんなにも強かったの?」
「そうだぞ! カルミアは旅人に負けないぐらい強いからな!!」
「まぁ、あれは怒り狂って覚醒してるだけだから普段の戦い方とは違うけど。」
蛍とパイモンはもはや見慣れた光景なのだろう、驚いているのはリサだけだった。
「お前らが全ての元凶なんだよッ!! ──野郎共が、お前らの股についてる──潰して痛がってるところを剣で串刺しにしても気が済まんわ! 良かったな! 私に七鎖があって、なけりゃお前らもろともこの神殿をぶち壊してやってたわぁあああ!!!」
弓ヒルチャールたちは尋常じゃない強さの激怒した剣士が迫ってきていることに恐怖を感じ、何度も何度も数人で乱れ撃ちを行う。
だが、当のカルミアはその数多の矢を放たれながらも悉くを剣で弾き、徐々に弓ヒルチャールとの距離を縮める。
「「yaya!!」」
焦りと恐怖で乱雑になり始める一斉射撃にカルミアは最早、剣で弾くこともなく身を動かして躱していく。
カルミアは脚をバネのように弾いて高く跳躍すると、弓ヒルチャール達が一斉に跳んでいるカルミアに向かって矢を放つ。
「飛んでいるから当たるとでも思ったのかぁあああ!!!」
真正面に飛んでくる矢を掴み、回転し矢の勢いを流れるように操り、決して殺さずにそのまま弓ヒルチャールの一体に向かって投げ放つ。
「Gaa!」
着地すると同時に既に次を放とうとしていたヒルチャール達に向かって剣を投げ、走りながら屈み、矢を拾い上げて更に投げ放つ。
止まらない加速と次から次へと倒されていく仲間に生き残りのヒルチャールは震え上がり、ついには弓を持つことさえままならなくなる。
カルミアは殺戮を楽しんでいるわけでもないので、ただそこに慈悲はなく容赦のない一撃が生き残った最後のヒルチャールを斬り倒した。
「滅ぼしても何もスッキリしない!! 私から奪われた事実は変わらないんだ、私は……うわぁあああん!!」
カルミアは計十五のヒルチャールの群れを単騎で打ち倒すとすぐにその場に座り込んで泣き出す。
変態もここまで極めると本人でさえ苦労するだろう……。
「まぁまぁ……落ち着けよ、カルミア……って、あれは風魔龍が力を吸い上げてる石じゃないか?!」
泣きじゃくるカルミアを蛍が慰め、リサとパイモンは風魔龍の石を破壊する。
「ま、まぁ……色々とあったけど、これでこの神殿は取り戻せたわね……さて、泣いている時に話すことではないけど、可愛い子ちゃんたちは四風守護については理解しているの?」
「少しだけ教えてもらったぞ!」
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「東風の龍─トワリン、南風の獅子─ダンディライオン、北風の狼─ボレアス、西風の鷹─セピュロス……それらはモンドの四方の風の守護者で、風神『バルバトス』の眷属でもあるわ。」
蛍とパイモンは集中して聞くが、カルミアだけは蛍から借りたハンカチで涙と鼻水を拭くのに集中していた。
「トワリン……それが風魔龍の名前よ。」
トワリン……東風の龍であり、風神の眷属がなぜ守護の命を与えられた彼がモンドを襲ったのか……。
「人々に魔龍と呼ばれる前、彼の者は『四風の守護』の中の『
「四方の風の力の中で、トワリンがそのうち三つの力しか使えない原因がこれよ。」
リサは表情を曇らせて話を続ける。
「彼は、初めに『自身の力』を燃やし尽くしてしまったからね。」
カルミアを支えながら蛍はリサに質問する。
「どうしてそうなったの?」
「多分……『憎しみ』だと思うわ。」
「憎しみ……?」
「モンドに対する憎しみよ。」
モンドに対する憎しみ……? 四風守護なんだからモンドの人々は彼らを大切にしていたんじゃないの?
「その憎しみを風よりも強い力にし、そして彼は魔龍になった……」
「でも、『四風守護』だったのに、なんで……」
パイモンの言うことは最もだ、四風守護という立場なのに何故憎むような事が? モンドの人々は何をしたんだろうか?
「なんで守るべき都市を憎むようになったんだ?」
リサは両手を広げて肩を竦める。
「モンドの人間としては、とても言いにくいわね。」
リサはどこからか一冊の本を取り出し、蛍に渡す。
「時間がある時にこれを読むといいわ、百年以上も前の出来事よ。」
リサの言ってる事から考えて、モンドの人々がトワリンに何か憎まれるような事をした可能性が高い。
神の眷属であるならば、神の命を破るなんて早々にできない事だ。
それをやってしまう程の、神に反逆してしまう程の憎しみ……余程の理由なのだろう。
それを聞くとトワリンが可哀想に思えてくる、決して彼だけが悪い訳では無い。
この話はもっとお互いの物語を知るべきだ。
作中におけるカルミアたちの下ネタや暴言をどこまで許します?
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ち─こみたいな伏字があるなら許せる。
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ち○こみたいな伏字があるなら許せる。
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────って完全に─で伏せて欲しい。
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ちんこってもろに言って欲しい。興奮する
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カルミアは下ネタを言う変態じゃない!
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カルミアは伏せたら何も残らない!