『三好in山本五十子の決断』リメイク   作:零戦

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第二十八話 南太平洋海戦中編

 

 

 

 

 

 10月25日、トラック諸島を出撃した第一航空艦隊及び第二機動艦隊、第二艦隊はガダルカナル島へ接近しつつあった。

 

 

 

第一機動艦隊

 司令長官 三好将和大将

 参謀長 宇垣束少将

 副官 嶋野夕華少佐

 旗艦『加賀』

 第一航空戦隊

 『加賀』【零戦54機 彗星27機 天山27機 彩雲12機】

 『雲龍』【零戦30機 九九式艦爆18機 九七式艦攻18機 彩雲6機】

 第七航空戦隊

 『笠置』【零戦30機 九九式艦爆18機 九七式艦攻18機 彩雲6機】

 『阿蘇』【同上】

 第一防空隊

 『祥鳳』【零戦27機 彩雲3機】

 第三戦隊第二小隊

 『比叡』『霧島』

 第五戦隊

 『妙高』『羽黒』『那智』

 第八戦隊第一小隊

 『利根』

 第一護衛戦隊

 『五十鈴』『名取』

 第六十一駆逐隊

 『秋月』『照月』『涼月』『初月』

 第六十二駆逐隊

 『新月』『若月』『霜月』『冬月』

 第一水雷戦隊

 『阿武隈』

 第十七駆逐隊

 『浜風』『磯風』『浦風』『雪風』

 第十駆逐隊

 『秋雲』『風雲』『巻雲』『夕雲』

 第三十二駆逐隊

 『巻波』『大波』『玉波』『高波』

 

 

 

 

 第二機動艦隊

 司令長官 小澤智里中将

 参謀長 楠木多恵少将

 旗艦『翔鶴』

 第二航空戦隊

 『蒼龍』【零戦27機 九九式艦爆18機 九七式艦攻18機 彩雲3機】

 『飛龍』【同上】

 第五航空戦隊

 『翔鶴』【零戦27機 九九式艦爆18機 九七式艦攻18機 彩雲6機】

 『瑞鶴』【同上】

 第二防空隊

 『瑞鳳』【零戦27機 彩雲3機】

 第三戦隊第一小隊

 『金剛』『榛名』

 第七戦隊第二小隊

 『鈴谷』『熊野』

 第八戦隊第二小隊

 『筑摩』

 第二護衛戦隊

 『長良』『名取』

 第六十三駆逐隊

 『天雲』『照月』『初月』『新月』

 第四駆逐隊

 『嵐』『萩風』『野分』『舞風』

 

 

 

 

 第二艦隊

 司令長官 近藤伊佐美中将

 参謀長 桑原美代少将

 旗艦『愛宕』

 第四戦隊

 『愛宕』『高雄』『摩耶』

 第八航空戦隊

 『大鷹』【零戦24機 彩雲3機】

 第二水雷戦隊

 『神通』以下10隻

 第四水雷戦隊

 『那珂』以下10隻

 

 

 

 

 

「彩雲からの報告はまだ無いか?」

「あぁ、まだ無しだな」

 

 将和の問いに宇垣はそう答える。

 

「まぁ予想の本番は明日だからな。案外今日は無いかもしれんな」

 

 将和は腕時計を見ながら呟く。時刻は既に1600を指そうとしていた。結局のところ、25日は敵機動部隊発見の報は無く勝負は26日に持ち越しとなったのである。

 そして翌26日0340、第一航空艦隊から彩雲隊20機が再び発艦して敵機動部隊の捜索を開始したのである。

 この時の天気は晴れ、風速北西10ノット以下であったが度々のスコールが確認されていた。

 事態が動いたのは0455だった。

 

『千早隊長!! 右下方!!』

「……航跡……いたわね……高度を下げて!!」

『了解!!』

 

 そして千早大尉の彩雲は北西方向ーー第一航空艦隊に向かう敵機動部隊ーーヴィンランド海軍の第16任務部隊を発見したのである。

 

「至急、一航艦に打電よ!!」

『了解!!』

 

 機銃手兼無線手が直ちに電鍵を叩き千早機は直ちに無電を発したのである。

 

「長官、来たぜ来たぜ!! 敵機動部隊発見だ!!」

「ん、読めッ」

「『敵大部隊見ユ。空母2 他15』以上だ!!」

「長官」

 

 その瞬間、将和は艦橋から窓を開けて身を乗り出して飛行甲板で待機していたパイロット達に向かって叫ぶ。

 

「第一次攻撃隊、全機発艦!! 始めェェェェェ!!」

『オオオオオォォォォォォォォ!!』

 

 精鋭である『加賀』パイロット達は片腕を挙げて雄叫びをあげて愛機に乗り込んでいく。この時、第一航空艦隊では以下の攻撃隊の準備完了していた。

 

 

 第一次攻撃隊

 『加賀』

 零戦18機 彗星18機 天山18機 彩雲2機

 『雲龍』

 零戦9機 九九式艦爆9機 九七式艦攻9機 彩雲1機

 『笠置』

 零戦9機 九九式艦爆9機 九七式艦攻9機 彩雲1機

 『阿蘇』

 零戦9機 九九式艦爆9機 九七式艦攻9機 彩雲1機

 

 

『帽振れェ!!』

 

 第一次攻撃隊は将和らの帽振れに見送られながら発艦していくのである。そして第一次攻撃隊が水平線上に消える前に将和は動く。

 

「直ちに第二次攻撃隊の準備を急がせろ。奴等に休憩させる暇を与えるな!!」

「おぅッ!!」

 

 第一航空艦隊は急いで第二次攻撃隊の準備を急がせ第一次攻撃隊が発艦してから一時間47分後に第二次攻撃隊を発艦させたのである。

 

 

 第二次攻撃隊

 『加賀』

 零戦18機 彗星9機 天山9機 彩雲2機

 『雲龍』

 零戦9機 九九式艦爆9機 九七式艦攻9機 彩雲1機

 『笠置』

 零戦9機 九九式艦爆9機 九七式艦攻9機 彩雲1機

 『阿蘇』

 零戦9機 九九式艦爆9機 九七式艦攻9機 彩雲1機

 

 

 さて、第一航空艦隊から発艦した第一次攻撃隊は接敵した彩雲からの誘導電波に従いつつ約一時間と少しで第16任務部隊上空に到着したのである。

 

『敵、空母2を視認しています』

「『笠置』『阿蘇』隊は『サラトガ』に向かえ。『加賀』『雲龍』隊は『ホーネット』を攻撃する」

 

 第一次攻撃隊隊長の三好将弘少佐は列機に指示を出しながら眼下で海上を航行する第16任務部隊を見つめる。

 

(またしてもエンプラ型と同じ空母を沈めるか….これも運命なのかねぇ……)

 

 将弘はそう思いながらも『ホーネット』に進路を取り降下する。零戦隊が上空警戒のF4F40機と空戦しているがどう見ても零戦隊が優勢であった。

 

『2中隊が左に回りますッ』

 

 偵察員からの報告に将弘は状況を確認しつつ伝声管に向かって叫んだ。

 

「全軍突撃せよ!!」

 

 将弘機からト連送が発信され各中隊は攻撃を開始したのである。先に攻撃をしたのは高橋定芽大尉の彗星隊18機であった。

 

「掛かれ掛かれェ!!」

 

 『加賀』彗星隊18機は編隊爆撃で急降下を開始する。眼下の『ホーネット』は対空砲火を撃ちまくるが彗星隊は臆せず腹に抱えた500キロ爆弾を投下する。

 

「回避、急いで!!」

「駄目です、直撃来ます!!」

 

 ジェニファーはそう叫ぶが回避は間に合わず『ホーネット』は500キロ爆弾4発が命中し飛行甲板は大破した。

 

「消火急いで!!(やはり……コイツらは違う……)」

 

 指示を出しながらもジェニファーは思う。

 

(奴等の爆弾の威力が思いっきり違う……インド洋では500ポンドと聞いていたのに……珊瑚海……ミッドウェー……そして南太平洋……これじゃあ1000ポンド爆弾と同じじゃない!?)

 

 新型機を投入したという話はおぼろ気ながらの情報だった。だがそれは確信に変わる。

 

「『サラトガ』被弾炎上!?」

 

 『サラトガ』にも九九式艦爆隊が襲い掛かり3発が命中、『レンジャー』は完全に空母としての機能を喪失していた。しかし、その左右から九七式艦攻隊が超低空飛行で襲い掛かるのである。そして『ホーネット』にも将弘の天山隊が襲い掛かっていたのである。

 

「高度3メートル……」

 

 将弘隊は3メートルという超低空飛行で『ホーネット』の左舷から侵入していた。

 

「左舷から雷撃機!?」

「マイガッ!? 何ていう低空飛行を……」

 

 ジェニファーは思わず感動すら覚えてしまう将弘隊の超低空飛行であった。

 

『距離700!!』

「撃ェ!!」

 

 将弘は投下策を引き91式航空魚雷改六を投下する。投下された91式航空魚雷改六は見事な航跡を描きながら『ホーネット』に48ノットの高速で突き進みーー三本の水柱を噴き上げさせたのである。

 

「ダメージ・コントロール!!」

「駄目です、左舷に三本も命中しています。浸水の量が激しすぎます!!」

「傾斜、酷くなります!! このままでは艦が沈みます!!」

「クッ……復旧よ!! 急いで!!」

 

 斯くして『ホーネット』『サラトガ』は第一次攻撃隊が引き上げる前に被弾炎上をする。だが、まだヴィンランド海軍は隠し球を用意していたのである。

 

「空母は2隻だけじゃないだろう……まだ至近にいる筈だ。汲まなく捜索をしろ」

「分かりましたわ。直ちに残りの彩雲を……」

「失礼します!!」

 

 『加賀』の艦橋で話していた将和と嶋野達、そこへ伝令がやってきた。

 

「電探室から緊急報告です!! 艦隊1時方向から100機余りの反応有り、距離8万。敵機です!!」

「……嶋野、彩雲は1時方向を重点的に捜索。零戦隊は全機発艦!! 全艦に発令、対空戦闘用意!!」

「ハッ、対空戦闘用意!!」

 

 南太平洋の戦いはまだ始まったばかりであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 艦上爆撃機『彗星』11型

 

 全長 10.22m

 全幅 11.50m

 自重 3,240kg

 過荷重重量 5,320kg

 発動機 金星72型(離昇1,680hp)水メタノール噴射装置付

 最大速度 543キロ

 航続距離 2,500キロ

 武装 機首13.2ミリ機銃二挺(各250発)

    後上方13.2ミリ旋回機銃一挺

 爆装 胴体250キロ又は500キロ爆弾1発

    翼下250キロ爆弾2発又は60キロ爆弾4発又は10キロロケット噴進弾6発

 

 【概要】

 葦原海軍が三好世界の彗星のデータ資料を元に開発配備した艦上爆撃機。当初は史実彗星33型を九九式艦爆の後継機としていたが防弾装備を施す事を将和が主張したので防弾装備を取り入れて再設計をした。防弾装備を施しているので発動機は零戦33型でも搭載している金星72型を搭載している。後に発動機をハ42に交換した12型が登場する。

 

 

 

 

 

 

 

 艦上攻撃機『天山』11型

 

 全長 10.865m

 全幅 14.894m(主翼折畳時 7.1935m)

 自重 3,900kg

 正規全備自重 5,500kg

 過荷重重量 5,950kg

 発動機 『ハ42-11』(離昇 1,900hp)

 最大速度 490キロ

 航続距離 3000キロ

 爆装 60キロ爆弾8発、250キロ爆弾4発、500キロ爆弾2発、800キロ爆弾1発

 雷装 九一式航空魚雷1発

 武装 13.2ミリ旋回機銃一挺

 

 【概要】

 葦原海軍が三好世界の天山のデータ資料を元に開発配備した艦上攻撃機。この機体も将和の指導により防弾装備を施されており発動機は護や火星ではなくより強力な『ハ42』を搭載している。後にKMXを搭載し931空に配備されたりして鮫退治を行っている。

 

 

 

 

 

 




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