ドヤ顔が得意な女剣士は勘違い病が凄まじい 作:nagiayu
エルダとミストが激闘を繰り広げている中、同じ森の中でありながら、遠く離れた位置では一方的な攻防が行われていた。 その内容は、一方は力任せに殴りつけ、一方はそれを防ぎ続けていた。 強力な一撃を無数に叩き込むアリッサに対して、ザラはその盾で唯々、防ぐ事しか出来なかった。
「くぅ・・・!」
(一撃、一撃が重い! それに、手数も多い! どうにかして隙を見つけないと・・・!)
「・・・」
ミストとは違い、完全に意識を操られているのか、アリッサはその膨れ上がった別の何かの右腕でザラへと襲い掛かった。 ザラはその一撃を受け止めてはいるものの、一撃防ぐ事にその足で地面を削りながら後退させられていた。
そんな、二人の展開を横目に、ヴァレリアーナは自身の持つ禍々しい剣を右手の黒き爪で受け止めているクロウへと口を開いた。
「あっちの”作品”は金髪の娘が相手をしている“作品”より出力を上げている。 それに対して、赤髪の娘は金髪の娘より強さは無い。 放っておいていいの?」
「エルダとザラを舐めないでもらいたいわ。 それに・・・あの二人を作品呼ばわりしないで」
「ごめんなさい。 でも、私は気に行った者しか綺麗に蘇らせないの。 あの二人は強かった。 名前は・・・ごめんなさい、知らないけれど」
「アリッサとミストよ!! 覚えておきなさいっ!」
怒りを込めたクロウの黒き爪がヴァレリアーナの腹部を貫いたが、それを意に介さず、ヴァレリアーナは剣を振るった。 しかし、身体を捻りながら軽く躱したクロウが距離を取ると、ヴァレリアーナに付けた傷は直ぐに修復されていった。
(この女、剣の扱いは全く話にならない。 厄介なのは死人を蘇らせる力。 それと、どんなに深手を負わせても直ぐに再生してしまう能力。 面倒な身体しているわ)
「やっぱり、素人の私の剣なんて当たらない。 仕方がない、か。 貴女は綺麗に殺したかったのだけど・・・ごめんなさい」
そう言うと、ヴァレリアーナは剣先をクロウへと向けた。 間合いを取り、離れた位置であるにも関わらず、その様な動きを見せたヴァレリアーナに、クロウが眉を顰めていた瞬間だった。
“ショック”
(何・・・? 何か来る!?)
「くっ!!」
見えない何かが凄まじい勢いで迫るのを感じたクロウは、寸でで躱すと、その目を疑った。 クロウの目に映ったのは、自身が先程までいた場所を正面に、その背後にあった巨木を何本も縦に真っ二つにした光景だった。
クロウの顔に嫌な汗が一粒流れていき、それが地に落ちた。
「動かないで。 面倒なその腕だけを落としたいの」
「冗談じゃないわ」
(この技、まずいわね。 道理であんな素人同然の剣術でアリッサとミストを殺せた訳ね。 距離を取れば向こうが有利になる。 それなら───)
狙いを定めるヴァレリアーナだったが、クロウは瞬時に間合いを詰めると、その黒き爪を振るった。
「二度、同じ技を使わせないだけよ!」
「っ! そう来るわよね。 でも、ごめんなさい。 貴女の爪は私の命にまで届かない」
場所は変わり、ザラとアリッサの攻防は、クロウとヴァレリアーナから離れて行っていた。 アリッサの一撃を受け止めつつ後退するザラに対して、アリッサは手を止める事なかった。
このままでは何れは押し切られると、そう考えていたザラは大きく飛び退いた。 途端に距離を詰めてくるアリッサに、ザラはこれまでの攻防で唯一見つけたアリッサの隙をついた。
「てあっ!」
ザラは迫って来るアリッサに足払いを掛けた。 これまで防御に徹していたザラの思わぬ反撃を受けたアリッサは躱す事が出来なかった。 そして、ザラの目論見通りに、その大きすぎる右腕が身体のバランスを崩しているのか、立ち上がるのに時間が掛かっていた。
「やっ!!」
気合を入れた一声と共に、ザラはその盾を加速させると、アリッサの顔面へと一撃を与えた。 衝撃でアリッサが地を転がった。
(思った通りだ。 あの右腕はどう見てもアリッサ様に“合っていない”。 だけど、あの一撃は一発でも真面に受けたら駄目。 アリッサ様は攻撃にあの右腕しか使っていないし、これならあたしでも何とかなるかもしれない。 エルダさんは此処をあたしとクロウさんに任せたんだから、あたしがクロウさんを守るんだ・・・)
グッと盾を握る手に力が籠る。 そこには強い意志が合った。 ザラは元々、戦闘には向いていないと自分でも分かっていた。 先見眼が強い為、ロイヤルクラウンに入る事は出来たが、練磨では同期は勿論、後から入ってきた仲間達にも簡単に追い越されてしまった。 それでも、どうしても部隊兵の夢を諦めきれなかったザラは必死に練磨を続けてきた。 赤服のメイドとなっても続けてきた練磨のお陰か、自分でも力が付いてきたと思った。
しかし、人手が足りないからと、メイドでありながら遠征に向かった際、ザラは現実を知った。 同期の仲間やメイドにもなっていない宿舎兵の仲間達が魔物を倒す中、ザラは一人、盾を手に何も出来なかった。 指示を与える事はあっても、攻勢に出る仲間達を魔物達の攻撃から守るのがザラの仕事だった。 遠征が終わった時、ザラの盾は汚れ一つ付いていなかった。
その事に、遠征に出た仲間達は誰も何も言わなかった。 メイドなのにと後ろ指を差される事も無かった。 それが、ザラにとっては痛かった。 いっその事、誰でもいいから罵ってほしかった。
遠征から帰った次の日、ザラは宿舎兵長であるロザリーの元を訪れた。 夢を諦める為に。
『退団したい?』
書類にペンを走らせていたロザリーはその手を止める事無く、ザラに顔も向けずにそう言った。
『はい』
ロザリーの問いにザラはハッキリと言葉を返した。 返されたロザリーは手を止めると、近くにあった書類を一枚手に取り、それに目を通し始めた。
『遠征の報告は聞いた。 死者は無し。 負傷者が出た様だが、掠り傷にすぎん』
『はい。 でも、あたしは何も出来ませんでした』
ザラが答えると、ロザリーは再度、別の書類にペンを走らせ始めた。 そして、顔を上げる事無く、口を開いた。
『遠征の部隊長であるケルディーから今回の魔物討伐は安易だったと聞いている。 宿舎兵でも十分に相手が出来た程だと。 お前が出しゃばる必要も無かっただろう』
『そうじゃないんです。 あたしが戦う必要が無かった訳じゃないんです。 宿舎兵でもあんなに強いなら、あたしの必要は───』
ザラの言葉に、ロザリーは手を止めると、この日初めてザラへと視線を向けた。 その視線に、ザラはピクリと身体を揺らすと、ロザリーの言葉を待った。 どれ程経ったか、ロザリーはザラを睨みつける様に眉を顰めた。
『お前“舐めてるのか”?』
『え・・・』
『自分が何故ロイヤルクラウンに入る事を許可されたと思っている?』
怒気を含んだロザリーの言葉に、ザラの呼吸が早くなった。 小さく震えるザラを見たロザリーは、それでも顰めた眉を戻す事無かった。
『それ、は・・・』
『試験したイディスを侮辱するのか?』
『そ、そんなつもりありません! でも、あたしは───!』
『下らない事を言いにきたのなら受付に戻れ』
『・・・はい』
それだけ言うと、ロザリーは再度ペンを走らせた。 その姿を見たザラは肩を落とすと、ロザリーの部屋を後にした。
ザラが部屋を出ると、ロザリーは書き殴っていた書類をクシャクシャに丸め、ゴミ箱へ放り込んだ。 そして、書類の束の一番上に置いてある紙を手に取ると、深く椅子に腰かけてじっくりとそれを読み始めた。
『・・・これだけの規模の魔物を討伐してきて、宿舎兵の死者が無し、負傷者は掠り傷? ケルディーも今回は部隊長だったとは言え、まだ部隊兵レベルにすぎないにも関わらず、だ。 ザラの先見眼で常に先手を取れた事は勿論、戦闘時の的確な指示が要因か』
誰に言う訳でも無く、ロザリーは書類を見ながらブツブツと言葉を紡いだ。 そして、大きく息を付きながら白い天上を見上げた。
『確かに、目に見える戦果は無い。 だが、目に見えない戦果をこれ程上げているにも関わらず、退団の申し出、か。 自分を舐めている。 ザラ、お前はうちに取って無くてはならない戦力なんだよ』
そんなロザリーの言葉は誰にも聞こえる事は無かった。
肩を落としながら城内を歩いていたザラだったが、ゆっくりした足取りを止めた。 理由は、前から話しながらやってくる宿舎兵達がいたからだった。 昨日まで共に遠征に出ていた者達だった。 ザラは居たたまれなくなり、近くの柱に身を寄せた。 隠れる必要なんて無いのに、咄嗟の行動だった。
宿舎兵達が愉し気に話しながら自分の後ろを通り過ぎた時、ザラはホッと息をついた。 罵ってほしい気持ちと、馬鹿にされたくない気持ちが、ザラの中で矛盾を生んでいた。 不快な胸の中、コソコソと歩き出そうとした時、ザラにとって人生の転機となる事が起こった。
『ザラさん? ザラさんじゃないですか!』
急に名前を呼ばれたザラはビクリと身を震わせると、恐る恐る振り返った。
『えっ? ザラさん!?』
『ザラさーん!』
笑顔で走って来る宿舎兵達に、ザラは複雑な表情を浮かべた。 どんな顔をしていいか分からなかった。 笑顔? 厳しい顔? どうすればいいのか分からないザラに、宿舎兵達が目の前まで来ると、一斉に頭を下げた。
『ありがとうございました!』
『えっ・・・』
唐突なお礼の言葉に、ザラは戸惑った。 戸惑う中、宿舎兵の一人がザラの手を両手で取ると、再度深々と頭を下げた。 身長はザラの方が頭一つ低かったが、手を取った宿舎兵はザラの胸の高さまで頭を下げていた。
『ザラさんのお陰で私達、生き残る事ができました! 本当にありがとうございます!』
『あ、あたし何も───』
『ザラさんの先見眼のお陰で魔物からの強襲もありませんでしたし、それに・・・ねっ?』
『うん。 凄かったよね。 部隊全体を把握して、魔物の位置を一早く先見眼で確認! それから私達一人一人の力量に合わせて的確に指示出し!』
『ケルディー様もザラさんが居なかったら、戦死者の一人は出た筈だって言ってました! 本当に教わる事が多くて、凄く勉強になりました! 私もザラさんみたいになりたいです!』
『あんたがザラさんみたいに? 無理無理! ザラさんだから出来る事だったんだよ?』
『私だって練磨すれば出来るかもしれないでしょ!?』
『じゃあ、あんた、寝る間を惜しんで部隊兵一人一人の資料に目を通せる? それを頭に入れて、どんな状況でもシュミレーションして指示出せる? 猪突猛進のあんたじゃ絶対無理!』
『言ったわね!』
『止めなさいよ、ザラさんの前で失礼でしょ』
ザラをそっちのけにワーワーと喋りだす宿舎兵達を見て、ザラは心の奥が暖かくなった。 当たり前だと思っていた事が、この娘達を、皆を守った。 その事実が嬉しかった。
(そっか。 あたしは何も出来ていない訳じゃなかったんだ。 あたしの盾は誰も守れなかったけど、あたしの経験と練磨は・・・皆を守ったんだ)
そう思った時、ザラは思いが溢れた。 突然、涙を流したザラを見て、宿舎兵達が慌てふためいたのは言うまでも無い。 そんな宿舎兵達に、ザラは涙を流しながら最高の笑顔を見せた。
(守るんだ!! あたしは・・・あたしは
ザラは地を転がったアリッサへと、盾を正面に構えたまま突進した。 藻掻くアリッサはその盾へと右腕を突き出した。
「このっ!」
座り込んだままのアリッサの右腕の威力は大した事は無かった。 ザラはアリッサの右腕を盾で受け止めると、グッと力を込め、弾き返した。 そして、バランスを崩したアリッサへと盾を押し付け、その勢いを加速させた。
「たああっ!!」
「・・・」
アリッサの身体に押し付け、勢いよく加速したザラは、アリッサを大木へと押し付けた。 ザラが更に力を込めると、衝撃で大木がへし折れていった。 そして、あまりの圧迫感に動かなくなったアリッサを確認する為、ザラが盾をずらした瞬間だった。
ほんの少しアリッサの顔が見えたと思った途端、ザラの視界は暗闇に包まれた。
「ぶっ!!」
アリッサが左手でザラの顔面を掴むと、その小さな体格を持ち上げた。 そして、アリッサはその手に力を込めていく。
「ぎっ・・・あああっ!!」
メキメキとアリッサの手が食い込んでいく音がザラの中に響いた。 余りの激痛に、ザラは咄嗟にアリッサの左腕を掴んだが、アリッサの手がザラの顔から離れる事は無かった。
途端に、ザラは浮遊感を覚えた。 それは、自分の意志とは関係無く、他者からの力が無ければ絶対にしない感覚だった。 マズイ、と危機感を覚えた時には、遅かった。
そして、アリッサは勢いよくザラを地面に叩きつけた。
「かっ・・・はっ!」
顔への激痛が背中に移った衝撃で、ザラは目を“閉じてしまった”。 それは、戦闘において、最もやってはいけない事だった。 一瞬でも相手から目を離す事は、死へと直結するからだ。
「ううっ」
そんな中、痛みに悶えながら薄っすら目を開けたザラが目にしたのは、膨れ上がった右腕を振りかぶるアリッサだった。
「えっ・・・」
アリッサの右腕が振り落とされた。 ザラは瞬時に盾で防御した。 瞬間、周囲には何かが爆発したかの様な、鈍く、重い音が木霊した。
ザラは声を上げた。 確かにザラは声を上げたのだが、その声は発せられなかった。 着ていた鎧は拉げ、これまで共に練磨してきた盾は粉々に粉砕し、背についた地面がクレーターを作り上げ、その衝撃を物語っていた。 そして、その破壊力を正面に受けたザラは、尋常ではない血液を吐き出し、ピクリとも動かなくなっていた。
「・・・」
ザラを見下ろしていたアリッサは、動かなくなったその姿を見て、踵を返すと、歩き始めた。 その足は、自身を操る主君でもあるヴァレリアーナの元へと続いていた。
しかし、死んだと思われたザラの指がピクリと動いたのをアリッサは知らなかった。
クロウとヴァレリアーナの命のやり取りが行われている中、二人の足は森の中から崖際へと移していた。 どんなに攻撃しても瞬時に再生するヴァレリアーナに対して、クロウは肩で息を切らせながら口を開いた。
「はぁ、はぁ・・・憎たらしい身体ね」
「そう思うわ。 私でさえ、この身体は憎い。 でも、それ以上に・・・人間が憎い」
「貴女、魔族じゃないんでしょう。 空気が違うわ。 人間を恨む理由でもあるのかしら」
「元、人間と言った方が正しいわ。 ごめんなさい、この話はこれ以上は話したくない」
そう言うと、ヴァレリアーナは禍々しい剣を地に突き刺した。 今宵何度目かになる光景に、クロウは大きく飛び上がった。
“デッド・ショック”
放たれた言葉と共に、地から無数の赤い棘が生まれた。 事前に察知し、空に避けていたクロウには届かず、赤い棘達はその役目を終え、消え去っていった。 地に降り立ったクロウが黒き爪を更に鋭利にさせると、言葉を紡いだ。
「それはもう、見ているわ。 当たらないわよ」
「そう、ね。 残念ね。 こんな殺し方したくなかったのだけど、ごめんなさい」
ヴァレリアーナがそう言うと、突如、何者かが木々を破壊しながらクロウへと突っ込んだ。 空気も感じず、完全に死角からやって来たそれに、クロウは完全に受け身に回った。
「ア・・・アリッサ!?」
「ああ、 やっぱり来てくれたわ。 私の可愛い作品」
クロウは倒れ込みながらも、アリッサの右腕の一撃を何とか受け止めたものの、その衝撃で崖際に追い込まれてしまった。
「くっ・・・うう!!」
「ごめんなさい。 二対一なんて卑怯よね。 でも、お前達人間は多人数で私の大事な者達を奪った。 許される筈なんて無い。 ええ、そうよ。 殺さないと・・・人間は・・・皆殺しにしなきゃいけないわ。 私が魂を救う。 迷える魂を。 死、死、死・・・死こそ救いなのよ」
目の色が変わり、剣を振りかざしながら支離滅裂な言葉を発するヴァレリアーナを横目に、クロウはアリッサの腕を弾き返そうと力を込めた。 しかし、かなりの重さと力が込められているのか、アリッサの腕はビクともしなかった。 そんなクロウの首を狙い、ヴァレリアーナが剣を振りかぶった。
此処までか、とクロウが覚悟を決めた瞬間だった。
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
その時、クロウの目には一瞬だけ赤い髪が見えた。 何度も見てきた赤く、長い髪。 この手で触れ、撫でてあげた事もあった。 髪を纏めるため、櫛を通した事もあった。 この美しさを持つ者を、クロウは勿論、エルダも愛していた。 どんな事でも子供の様にはしゃぐその娘は、妹の様だった。 いや、今となってはたった一人の・・・妹だった。
一つ結びに纏められたその赤は、月明りの中、美しかった。
そして、その美しき赤は、クロウに覆いかぶさるアリッサの真横から体当たりすると、アリッサと共に、底が見えない程に暗い崖下へと消えて行った。
あなたの好きな魔族は?
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オルベルスネーシア
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ウィンクドレス
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プラムベティ
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ベスキュビア
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ビクトリア
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ガデルベルナ
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ヴァレリアーナ
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牡丹
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ベルビューヌ
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ルナ
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エルンヴァイス