ドヤ顔が得意な女剣士は勘違い病が凄まじい 作:nagiayu
目にも止まらない速さ、それを超える言葉があるのなら、目にも映らぬ速さ。 更にそれを超えるとなると───
傷だらけの身体を引きずり、ジュナは敬愛する者が居る場所へと戻って来ていた。 敵に情けをかけられ、生かされたその理由を考えながら、だ。 そして、燃える城下町を背に、そこでジュナが目にしたのは、互いに一歩も動かず、周囲の木々や岩が細切れになったり、粉砕されていくという異様な光景だった。
純粋なる魔族ビクトリア。 それに対峙するのは、ブルデンバウム最高戦力“不可視”のソフィア。 ビクトリアの手には金色の何か。 見た目では、剣の柄の様に見えるが、そこから先は何かが揺れ動いている様に見える。 ソフィアの手には、青く輝く剣。 こちらもまた、美しさを怪しく輝かせ、見る者を虜にする様な気配を醸し出していた。
そんな二人は、互いに一定の距離を保ち、微動だにしていない。 いや、していない様にしか見えない。 ブルデンバウムの中でも近衛六臣女やメアリ、そして、それ等と匹敵する程の力を持つジュナでさえ、この二人の戦闘は、目には映らない。
それ程までに、二人の手にする獲物を捌く速度は───異常だった。
「うふふふ。 人間にしては良く付いてくるわねえ」
「戯言」
「少し、速さを上げようかしらあ?」
「安心。 この程度なら、拍子抜け」
「言うじゃない」
ビクトリアの目つきが少しだけ変わった。 冷笑を浮かべながらも、その瞳からは怪しげな赤が覗いている。 そして、周囲の光景もまた、変わった。 先程より、より激しく、より洗練されながらも細やかに崩壊を始めた。
「まだまだ速くなるわよお!」
「っ・・・」
ソフィアの右足が半歩下がった。
「さっきまでの威勢はどうしたのかしらあ!? ほらほらほらあ!」
「・・・んっ!」
左足が一歩下がった。 お互いが手にするものはその場から動いていない様に見える。 しかし、確かに互いに相手を屠らんと、その命を刈り取らんとして、動き回っている、筈だ。
「あっ、そうだわあ」
突如、それは訪れた。 一瞬の攻防を止めたビクトリアが顎に人差し指を充てながら明後日の方を見ながらそう言った。 ピタリと止まり、周囲が崩壊する中、静かに、二人は対峙していた。 そんな光景を見て、呆気にとられたのはジュナだけだった。
瞬間、ソフィアの剣が何かを弾き、それを地に突き刺した。 そして、漸くそれがビクトリアの持つ何かだと言う事がジュナにも見て取れた。
それは、白い鞭だった。 ビクトリアの持つ金色の柄から伸びるのは超高速で動き回る鞭だった。 鞭を地に固定された事で、ビクトリアは溜息交じりに金色の柄から手を離した。
そんな光景を目にしたジュナは、驚きと戸惑いで目を丸くした。
(魔族が武器を扱っていた!? そんな事、これまでは一度も無かったのに・・・)
「やっぱり人間の作る武器は駄目ねえ。 力を込め過ぎれば壊れちゃうし、速さをちっとも生かせない。 それにしても───」
悪魔でも道化じみた雰囲気で言いながら、ビクトリアの冷たい瞳はソフィアを捉えたまま動かなかった。 その瞳には、ソフィアに対する警戒と、人間にしてやられた事に対する苛立ちが混じっていた。
(この女・・・さっきまで押され気味にしていたのは私の鞭を破壊する為? 人間の分際で小賢しい真似をするじゃない)
「狡猾。 お前に構っている時間は無い」
「どちらが狡猾かしら、ねえ? 時間ならたっぷりあるわあ。 もう少し遊んでいきなさいな」
ビクトリアは不敵に笑い、ソフィアは鞭を見えない剣で鞭を細切れにした。 互いに一定の距離を保ち、静かに佇む。
つまり、先程までの攻防はこうだ。 ビクトリアの持つ見えない鞭とソフィアの持つ見えない剣が互いに撃ち合い、狡猾なビクトリアが隙を作る為に明後日の方を見ながら言葉を紡いだ。 しかし、ソフィアは隙を見せる事は無く、逆にビクトリアの鞭を抑え込んだ。
そんなやり取りが一瞬と言っていい時で行われていた。 そんな二人を見て、ジュナは息を呑んだ。 レベルが違うなんて物じゃない。 次元が、違い過ぎる。 これが、本当の強者同士の戦いなのだと、改めて思った。 自分はこんな所に居ていい存在では無い、そう思い知らされた。
「ジュナ」
ジュナが、痛む身体を引きずりながらもこの場に現れた事を分かっていたソフィアが背を向けながら声を掛けた。
「メアリが苦戦。 助太刀」
「で、ですが・・・」
「貴女みたいな雑魚がいても役に立たないわよぉ? さっきも相当狙ったのにその女が全部叩き落すんだもの。 つまらないわねえ」
不気味に笑みを浮かべ、目を細めながらジュナへと目を向けた。 たったそれだけで、ジュナが震えた。 自分が此処に来てしまったせいで、ソフィアに要らぬ手間をかけさせた。 目にも止まらない速度の打ち合いの中、ソフィアはジュナを庇いながら戦っていた。 そんな現実を知り、自分の力の無さを更に痛感した。
分かってはいる。 自分が此処にいても何も出来る事は無い。 それならば、少しでも力になれる場に赴く事が当たり前だ。 事実、未だ交戦中のメアリと相手の魔族の空気がぶつかり合っているのが先見眼で分かる。 だが、自分はソフィアの付き人でもある。 そんな葛藤がジュナの中に生まれていた。
「心配無用。 負けない」
「・・・分かり、ました。 ですが、攻めて一太刀、この者に我が国の怒りを!」
決心したジュナは、ビクトリアに向かってクナイを投げつけた。 そのクナイは青黒く輝いていた。 投げつけられたビクトリアはジュナに目を向ける事無く、それを指で挟み込んで軽く受け止めた。
「雑魚のこんな物当たる訳ないじゃない。 返すわよお」
ジュナが放つクナイの速度より速く投げ返されたクナイだったが、それはジュナに当たる寸前にソフィアによって受け止められていた。
「くっ・・・!」
「ジュナ。 気持ちは受け取った」
そう言うソフィアの後ろ姿を見て、ジュナは小さく頷き、痛む身体を押しながら燃える国へと踵を返した。
「茶番は終わり? こんな事に時間を掛けてていいのかしら?」
「憐れ」
「憐れ、ですって?」
「憐れで他ない。 お前は何も分かっていない。 この“一投の意味”を。 ジュナの想い、国の者達の想い、それを背負う私は───負けない」
「うふふふ。 ならばその想いとやらを砕いてあげるわあ。 少しは遊び相手として楽しませて頂戴ねえ!」
メキメキと音を立てながら姿を変化させるビクトリアに対して、ソフィアはジュナのクナイを懐に忍ばせた。 この想いは、ジュナだけじゃない。 その命を賭して戦った者達、今も尚、戦い続ける者達。 城の中で不安や焦りと戦いながらも、祈りを捧げる国民達。 ソフィアの懐にある青黒く輝く一本のクナイは、全ての者達の想いが込められている。
軽く瞳を閉じ、ゆっくりと橙の瞳を開け、敵を見据える。 相手は、魔族の中の魔族。 純粋なる魔族の一人、ビクトリア。 その空気の大きさや濃さから、これまで対峙してきた魔族なんかとは比較にならないレベル。
これまで、命を賭して戦ってきた。 しかし、どれもソフィアを本気にさせるレベルの者は居なかったのは事実。 唯一、本気になりかけた相手は、三美凶の一人、プラムベティとの邂逅だけだった。
そして、この日、ソフィアは初めて己の全力を掛けて剣を振るう。 負けは許されない。 負ければ、国が亡ぶ。 魔族に国を襲われ、両親を失い、孤児だった自分を暖かく迎え入れ、育ててくれた恩が───この国にはある。 生まれは違う国でも、確かにソフィアはこのブルデンバウムで育ち、皆と共に生きて来た。
力強く、それでいて儚く、ソフィアはその青の剣を握りしめた。
そして、声高々に、己の誇りと国の───共に戦って来た仲間達の為、守るべき国民達の為に吠えるのだ。
「私は“ブルデンバウム最高武力───不可視のソフィア”。 己の全てを賭す事をこの印に誓う。 この戦で散った亡き仲間達の為、祈りを捧げる民の為に今此処で───貴様を討つ!!」
「想い、奇跡、執念。 そんな物は存在しない。 させない。 少なくともこの私───純粋なる魔族であるビクトリア様の前ではね。 お前も“幾千と喰らい尽くしてきた人間共と同じにしてあげる”。 私の糧になり、永遠を彷徨うがいいわ!!」
国の外で強大な空気が二つぶつかり合う寸前に膨れ上がっている中、ブルデンバウム西通りでも大きな空気が膨れ上がっていた
【キィィアアアア!!】
ベルビューヌの背後に現れたソレが、甲高い声を上げた。 口や目はついていない様に見えるが、その地獄の叫びは確かにそれから発せられた。 幼い少女が苦痛を上げているかの様な、それでいて、怒りを向けている様な雄叫び、いや、悲鳴でもあった。
「酷い声・・・!」
【殺・・・せ】
ベルビューヌの声がメアリに届くと、ソレが悍ましい悲鳴を上げながら迫った。
「うっ・・・くっ!!」
ありったけの力を込めて飛び上がったメアリだったが、赤いソレは飛び上がったメアリへと追撃を行った。
「このっ!! “仁刃千神”!」
メアリの身体の一部でもある青い鎌から無数の刃が赤いソレへと降り注いだ。 赤いソレは空中で細切れと化したが、直ぐにその身体を元に戻し、更に迫り狂った。
(駄目だ! 流動するコイツをいくら切っても意味が無い! それなら・・・!)
瞬時にそう判断したメアリは一度、その目を閉じた。 そして、赤いソレに飲み込まれた。
【はあ、はあ・・・面倒な奴・・・だった】
空中で佇む赤いソレを見ながら、ベルビューヌが己の勝ちを確信した時、その声が己の後ろから耳に届いた。
「“空蝉・虚空”」
【!?】
ベルビューヌが振り向きかけた瞬間、一瞬映ったのは、青い鎌が己の首を刎ね飛ばさんとする勢いで迫って来ている所だった。
【赤の・・・】
「遅い!! “我竜独切!!”」
ベルビューヌが対応するより早く、メアリはその首を刎ねた。 ゴロゴロと転がり、生気のない顔で此方を見つめるベルビューヌを見て、メアリはその場に両膝をついた。
「はぁ、はぁ・・・何とか・・・はぁ、間に合った・・・今の今まで、空蝉を見せなくて、正解だったわ・・・はぁ、はぁ」
肩で息をしながらそう言うメアリは、ベルビューヌとの戦闘を思い出していた。 どんなに切っても再生する赤い流動した身体は、己が視認している限りに発動する。 ベルビューヌに幾つかの傷をつけた時、それら全ては相手の死角からの攻撃で出来た物であり、メアリはそれを経験値としていた。
「やっぱり空蝉は、はぁはぁ・・・体力を使いすぎるわね。 でも、変ね・・・術者が死んだのだから、アレも消える筈じゃ・・・」
言いながら、空中に留まる赤いソレを見ながら呟いたメアリは、一つの可能性を見出した。
(まさかっ!?)
メアリが赤いソレから首だけとなったベルビューヌへと視線を動かすと、そこでは、口元を歪めたベルビューヌの首があった。
【遅いのは・・・お前】
「なっ・・・うああっ!!」
ベルビューヌがそう言うのと同時に、空中に留まっていた赤いソレがメアリへと拳を振るった。 完全に死角からの一撃に、メアリは防御一つ取る事も出来ずに、瓦礫の山へと突っ込んだ。
「ぐっ・・・はっ!! あうう・・・」
赤いソレからの強力な一撃と、瓦礫の山に叩き込まれた衝撃で、メアリの意識が完全に飛びかけた。
(ま、間に合わなかった? まずい・・・身体がもう・・・)
既に体力の殆どを使い果たしていたメアリにとって、空蝉を使う事は、最後の賭けだった。 その為、今の今まで一度も使わず、最後の一瞬の隙を作る為に残していた技だった。
辛うじて息はあるものの、既に限界を迎えていたメアリの目は霞み、空気も見えなくなっていた。
「はあ・・・うう・・・」
霞む目で前を見ると、ベルビューヌが手を動かしているのが辛うじて分かった。 此方に向けて手を伸ばしている。
【殺、せ】
【キィィィ!!】
ベルビューヌの声と、赤いソレから発せられる音が響いた。 だが、それらもメアリの耳には届いていない。 聞こえていない。 それ程までにメアリは限界だった。
迫る赤いソレを朧気に見ながら、メアリは吹き飛ばされながらも離すことが無かった青い鎌を持つ手に、力を込めた。
(動け・・・動かないと・・・死ぬ。 私が死んだら、国の・・・皆が・・・)
念じながら、力を込めていくが、直ぐにそれは抜けて行った。 全身が苦痛に悲鳴を上げ、真面に動くことすら出来ない。
【イイイイ!!】
叫びながら迫って来る赤いソレをぼんやりと見ながら、メアリは覚悟を決めた。 此処までだ、と。
その時、メアリの耳にハッキリ届いた声が聞こえた。
「“影縫い・地縛の章!!”」
その声が聞こえた瞬間、メアリの目の前で赤いソレの動きが止まった。 プルプルと小刻みに震えながら、力を込めているが、動けないといった形だった。
「術者を止めればソレも止まる様ですね! メアリ様、ご無事ですか!?」
「ジュ・・・ジュナ?」
【うっ、く。 うっとう、しい】
ジュナの影縫いが赤いソレを操る術者であるベルビューヌの影に刺さり、その動きを封じ込めていた。 動きを止められたベルビューヌが忌々しくジュナに目を向けると、ジュナは小さく笑った。
「どうやら貴女もかなりの体力を消耗しているみたいですね。 メアリ様、今の内に私に捕まって下さい!」
言いながらジュナがメアリへと駆け付け、腕を自分の肩に回してメアリを起き上がらせた。
【くっ、こんな、もの!】
(この女の体力が減っているとはいえ、最多の影縫いでも動いてくるなんて! やっぱり影が薄すぎる・・・! この曇り空じゃ仕方がないけれど・・・)
そう言いながら、徐々に腕を持ち上げるベルビューヌに対して、ジュナは鋭い目つきを向けると、一足飛びにその場を離れた。
そして、二人の空気が消えたのを見て、ベルビューヌは歯軋りを起こすと、その赤い瞳を更に輝かせた。
【んんっ! あああっ!!】
力を込め、無理やりに影縫いを引き抜いたベルビューヌは肩で息をしながら忌々しく二人の空気が消えた方へと目を向けた。
【はあ、はあ・・・逃がさ・・・ない】
ベルビューヌの言葉に呼応するかの様に、赤いソレが周囲を暴れ回り、辛うじて建っていた家屋を破壊し始めた。 そして、ベルビューヌは赤いソレに飛び乗ると、凄まじい速度で二人の後を追った。
「メアリ様、これを飲んでください」
「んっ・・・ふう。 た、助かったわ、ジュナ。 貴女が来なければ、死んでいた」
「いいえ。 あたしも一度死んだ身です。 メアリ様もまだ死ぬ時ではないと言う事ですよ」
「言う様になったわね。 ありがとう、随分楽になったわ」
「少し休んで下さい。 その薬はロイヤルクラウンのクラウディア様から頂いた物です。 即効性があって痛みを和らげはしますが、傷が治った訳ではありません」
ジュナとメアリはベルビューヌから離ていた。 崩壊したものの、火が周っていない家屋の隙間へと潜り込み、空気を消していた。 辺りには魔物の死骸が大量にあり、少数の人間の死体もあった。 顔を顰めつつも、二人は漸く息をついた。
「メアリ様が此処まで苦戦なさるなんて。 相当強いですね、あの女。 体力が減っているにも関わらず、あたしの最多の影縫いから動きつつありました。 この天気では影縫いはもう厳しいかもしれません」
「あいつはレベルが違うわ。 ジュナ・・・近衛六臣女は・・・」
俯きながらそう言うメアリに、ジュナが手を向け、それ以上は言わないで欲しいと、制した。 俯き震える手を見て、メアリも静かに目を伏せた。
「分かって、います。 リズさんもアルムさんも。 レアもニアも。 カエデさんシラベさんも・・・皆、国の為に戦った。 あの方達と同じ時に生まれて、同じ国で知り合って、練磨してきて、共に戦えた事は・・・誇りです」
「そう、ね。 あれ程強い空気を持った歴戦の名持ち達を相手に・・・皆、本当によくやってくれたわ」
「はい・・・」
「後は、国の外に見える化け物じみた空気。 でも、ソフィアは絶対に負けない。 それなら───次は私達の番よね」
メアリは美しく光る青い鎌を手に、ゆっくりと隙間から這い出てると、強い眼光を向けた。 そんなメアリを追いかける様に、ジュナが隙間から這い出ながら口を開いた。
「メアリ様、まだ休んでいないと!」
「悠長に休んでいられないわ。 それに、これくらいで根を上げていたら“向こうに行った皆に笑われてしまうわ”」
「ですが!」
「見なさい。 私達が空気を消していても、あいつは迷いなく此方に来ている。 あいつは、あいつだけは此処で倒さなければいけない。 城には逃げ延びた民や王がいるわ。 私達が死ねば、あいつは残った人々を喰い殺していく筈よ。 そんな事させない───」
メアリの言葉には強い信念があった。 そして、そんなメアリの背中を見て、ジュナはゆっくりとメアリの隣へと歩み進み、並んで立った。
「そうですね。 覚悟を決めましょう。 あたしもお力添えさせていただきます」
そんな二人の目に映るのは、赤いソレが恐ろしい速度で迫っている姿。
【キィイイイ!!】
ベルビューヌの赤いソレが遠く離れた場所から空を飛びながら迫った。 肩にはベルビューヌが鎮座しており、その手には赤い槍を手にしていた。
迫る魔族とその召喚に対して、メアリとジュナは共に力を込めた。
「私はブルデンバウム最高防衛力───青首鎌のメアリ」
「あたしはブルデンバウム最高武力補佐───隠陰のジュナ」
「「ブルデンバウムの名において、お前を倒す!!」」
あなたの好きな魔族は?
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オルベルスネーシア
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ウィンクドレス
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プラムベティ
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ベスキュビア
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ビクトリア
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ガデルベルナ
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ヴァレリアーナ
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牡丹
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ベルビューヌ
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ルナ
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エルンヴァイス