煉黒宿す少女   作:光炎の大龍玉

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注意!この先峰田の下ネタや激重感情が出てきます。そういうのが苦手な方はこの話を読むのはオススメしません。


好きと脈動はもう止まらない/オイラはあと3年ほど紳士でなければならない

9年後の冬。少し肌寒さのある北風を受けながら、私はいつも通り実くんを肩車して家に帰っている。

 

「……今日はちょっと風強いね。……落ちないようにしがみついていいんだよ?」

 

「あ、うん! そそ、そうだな! (やばいやばいやばい! 相変わらずめちゃくちゃいい匂いしてヤバい!! よし峰田 実、空を見るんだ! あっヤバあの雲エロい形してる気が……あーっ!あっ!あーーーっ!! よし塀を見よう。コンクリートブロックの数を数えるんだ。そうすれば何とかなるはずだ!煩悩退散!煩悩退散! 煩悩たいさーーーん!!)」

 

実くんはいつも恥ずかしがるけど……どうしても私がしたいとお願いすると、顔を赤くしながら大人しく肩車をさせてくれる。この前抱っこをお願いしたけど、それだけは絶対にさせてくれないの。おんぶはカバンが邪魔で出来ない。

……実は、最近実くんが近くにいないと少し不安になるの。

 

結局、9年経っても私の周囲は全くと言っていいほど変わらなかった。

みんなが私の中にいるグランを恐れているから。あまり怖がらなかった子も周囲に私と関わるのはやめた方がいいと言われてるのか、すぐにあまり近寄らなくなる。

それに比例するように、唯一私を怖がらず話しかけてくれる実くんといる時間も増えていくのは自然な事だった。

 

「実くんは優しいよね………大好き」

 

「ばっ!? そんな事軽率に言うなよ!! (煩悩退散ッ!煩悩退散ッ!煩悩退散ッ!煩悩退散ッ!!煩悩退散ーーーッ!!)」

 

私の中でクラスメイトというものは、実くんかそれ以外かの2択しかない。

実くんさえ居ればそれでいいの。だって私の……初恋の人でもあるから。

 

……ハァ

 

グラン……私は誰がなんと言おうと実くんLoveだから。

あぁ、実くんさえOKすれば、ハグしてキスして、それから……ふふっ♡‬

 

火竜の番でもここまで愛情が強いものはいなかったな……

 


 

「ただいまー……」

 

唐突だが、オイラ……峰田 実には江渡船 命波というどちゃくそエロい幼馴染がいる。

びっくりするぐらいオイラ好みのムッチムチわがままボディだ。でもそれなのに腰周りとかは引き締まっている。ラブコメ漫画の女の子かよ!

どれくらいムッチムチなんだって? 全国津々浦々の女子が嫉妬で(ヴィラン)になってしまいそうなくらいエッチでムッチムチだコノヤロウ!(語彙力崩壊)

オッパイはデカいし腰周りはくびれてるしヒップもプリプリだ。スリーサイズを擬音で例えるならボイン! キュッ! プリプリッ!だ。言うなればスリーサイズの黄金比だ。

アイツの身体を見た瞬間性癖を捻じ曲げられた奴も少なくない。多分オイラはじわじわ捻じ曲げられた。

 

「はぁ、はぁ……今日も何とか凌げたぞ……くそう……命波のやつ無駄にいい匂いしやがって……!」

 

自室に辿り着いたオイラは学生鞄を置き、ベッドに横たわる。今日もなんとか命波の誘惑に耐えられた。オイラってえらい。

オイラは毎日そのエッチな幼馴染に肩車をせがまれ、リトルミネタを起こしてあいつの頭に押し付けないよう精神統一している。必死に一線を越えまいと耐えている。

オイラの身長の関係上、肩車中に不自然じゃないように呼吸をすると、命波の長い茶髪から発されるめちゃくちゃいい匂いが鼻腔にダイレクトアタックしてくるんだ。今日も塀のコンクリートブロックを数える事で耐えられたけど、いつまで持つのかわかったものじゃねぇ。

何よりもだ! 何よりもあいつがオイラに好意を寄せているのがオイラを惑わし、悩ませるんだ!好きな女の子に好意を寄せられたら我慢できないで襲っちまうよ!

1年生の頃、命波に抱きつかれたオイラは耳元でこう囁かれたんだよ。

 

───『ありがと、実くん』

 

未だにあの時の言葉がフラッシュバックするんだ。この事を昨日、命波がトイレに行ってる間にこっそり他のクラスメイトに話したんだが……男女共に満場一致でそれは惚れると言ってきた。わかる。分かるよその気持ち! あんな風に囁かれたら惚れちまうよ……というか惚れたんだよ……。

 

「はぁ……」

 

あの一件からオイラには矜恃のようなものができた。女の子に劣情を抱いても、それをぶつけては絶対にいけないと。

あいつは結構初心で奥手なトコがある。そんな命波にオイラの溢れる欲望をそのままぶつけるのは……なんだかいけない気がするんだよ。

自信過剰もいいところかもしれねぇけど、間違いなく命波はオイラからの告白を待ってる。

根拠はある。いつも言葉の節々に誘ってる感じダダ漏れだし、暇さえあればしてくるボディタッチも日を追う事に激しくなる。それに今日の帰る前、アイツのあまあまボイスでこう囁かれたんだよ。

 

────『実くん……え、えっと……今日、私の部屋に泊まらない?‬』

 

その後命波は顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。オイラも顔を真っ赤にして鼻血を出しかけた。誘ってる。ねぇ絶対誘ってるって!だって普通に泊まらせるなら『私の部屋』ってわざわざ寝る場所を限定させねぇよ……流石にOK出したらオイラの矜恃が壊れてしまいそうで危なかったからやんわり断ったけど。

それと、近所の自販機やコンビニでは缶コーヒー…それもブラックが売り切れたそうだ。オイラの心強い友であるブラックコーヒーはしばらく頼れそうにもない。ブラウンコーヒーじゃ心もとないんだわ。

 

「ちくしょう……」

 

オイラの成し遂げたら偉業レベルの我慢はあと3年は続く。耐えきれたらノーベル賞をくれ。

だって命波の奴、雄英志望だもん。しかもオイラも雄英志望で行先被ったんだもん。

志望先を変えようかと思ったけど、すぐにそれはやめた。どうせ命波はオイラがどこを選ぼうとついて行く未来が見えたんだよ。はぁぁぁぁ……

オイラの高校生活は薔薇色っぽいピンク色なのかもしれない。あまり良くない意味で……




むちむち初恋女の子に激重感情を向けられて修行僧プレイを強いられる峰田概念……好きかい?
命波ちゃんは峰田に依存しちゃいました。雄英生徒には足りない成分がある。そう、ヤンデレ成分ですね。

峰田ァ!

  • 頑張れ♡‬頑張れ♡‬
  • その欲望、解放しろ
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