ザボエラ転生 ~ダイ大世界をおっさんが生き抜く~ 作:リドリー@犬小屋
若干長いのでお時間のある時にお読みください。
次回は来週の木曜日23時頃を予定しております。
高速で移動する大魔王の
ミストバーンが指し示す先に、そびえ立つ鬼岩城の巨躯は存在した。
大魔王は
やや小高い丘に陣取り立ちはだかる。
大魔王を守るためにミストバーンとマキシマムが前に出た。
そして、マキシマムの前に、王を守るかのように
「大魔王様、いま少しお下がりください……!」
「盗人に対して退いては沽券に関わる。止まるように命じる事が道理よ」
ミストバーンの懇願を一笑に付し、悠然と構える大魔王バーン。
「なに、いざという時は、そなたらがなんとかしてくれるのだろう?」
「お任せ下さい。吾輩の拳で鬼岩城を止めてご覧に入れますぞ!」
そのマキシマムの言葉に大いに頷き、大魔王が鬼岩城に声をかけた。
「大魔王バーンである。
余の城を盗みし者よ。我が声を聞く耳があるのなら止まるがよい!」
その言葉が聞こえたのか鬼岩城が停止して、中からふわりとデスカールが降り立つ。
そして、大魔王バーンの眼前に現れ、一礼してやや距離を取っている。
「デスカール! 貴様なぜこのような事をしたのだ!」
「お前に語る舌は持たない、ミストバーン」
「なっ!?」
怒りのため、ビュートデストリンガーを叩き込みそうになったミストバーンを、大魔王が制する。
「直答を許すぞデスカール。なぜ、かような仕儀に至った」
大魔王からの圧力は物理的なまでの高まりを見せ、直接叩きつけられていないのに、
ミストバーンとマキシマムは息苦しさを感じた。
デスカールは肩を震わせながら立ち上がり、
大魔王に対して恭しく再度一礼し、こう言い放った。
「大魔王様には私だけの偶像になっていただく」
「どういう意味か?」
「我が絶対の信仰を捧げますがゆえに……!」
まったく会話になっていないが、デスカールが右手を掲げると、
背後から600体あまりのキラーアーマー、シュバルツシュルトが姿を現す。
そして、思い思いの魔物を引き連れたベルクスが、デスカールの背後に並び立った。
その姿を見た大魔王は、ため息と共にデスカールへ呟く。
「お前は見込みがあると思うて拾ってやったが、
最後まで余の思惑から外れた方向へ突き進んだな」
「私なりの野心のつもりでございましたが……?」
「愚か者が。
お前のそれは玩具を欲しがる子供のそれよ!」
その言葉がきっかけとなり、キラーアーマーやシュバルツシュルトが突っ込んだ。
大魔王が
すぐにでも大魔王に加勢したいと考えているミストバーンだが、
フーガとタークスが連携して割り込み、
うるさげに手で弾かれたタークスは戦術を変更した。
「やれやれ、せっかく習得した呪文だというのに……。
ならば、これではどうかなミストバーン殿?
回転する鎖の切っ先から、無数の魔力の円盤が飛ぶ。
数が多いのでデストリンガーブレードで切り払った。
捌ききれなかった円盤が、闇の衣を切り裂き、
ミストバーンは警戒心を一段階上昇させた。
その回避した先で待ち受けたフーガの槍を、右のデストリンガーブレードで受ける。
左手のビュートデストリンガーの攻撃を、フーガが槍を回転させ捌いた様に見えたが……?
一撃捌ききれず、フーガの肩に穴を穿った。
だが、それはすぐに傷が治癒、というより塞がり、再生してしまう。
不可解な現象にミストバーンは訝しみ、眼前のフーガに問うた。
「……超魔生物……か……?
なんなのだその肉体は。普通の魔族や人間の肉体ではあるまい」
「超魔ゾンビ、というやつらしいですよ。
既に死体ではあるのですが、我らの魔力で幾らでも再生可能……!」
「調子に乗るな」
再度のビュートデストリンガーの攻撃を、全て穂先で狙って撃ち落とすフーガ。
「ふふっ……容易く穴だらけになどされませぬよ、ミストバーン殿?
一度やられれば、十分ですからね」
あざけるように言うフーガ。
そこでミストバーンは思い出す。
ヒュンケルを拾った際、はぐれ武器の一人が彼を怒らせるようなことを言い、
肉体も槍もビュートデストリンガーで穴だらけにしてうち捨てたことを……。
「……そうか。貴様、あの時の……」
「やれやれ、心外ですね。
私はずっと覚えていて、あなたに仕返しすることを楽しみにしていたのに」
そう言って指を鳴らしたフーガ。
ミストバーンの周囲に、亀裂が走り繋がっていく。
それが丁度格子のようになり、ミストバーンを捕らえる空間の檻となっていた。
檻に閉じ込められたミストバーンに、フーガが説明をする。
「元々、穂先で刺した空間を固定できる能力があったのですが、時間差をつける力を得ましてね。
このように相手の周囲の空間を突き刺し、固定してやることで動きを封じることも可能です」
といった瞬間、地面に蜘蛛の巣のような暗黒闘気が張り巡らされた。
「……闘魔滅砕陣!
長々といらぬ講釈を垂れてくれたなフーガ。このまま貴様を引き裂いてくれるわ!」
「世話が焼けるね……魔鎖奥義・凱輪」
鎖の先端に巨大な魔力の円輪が生じ、闘魔滅砕陣を切り刻む。
縛られていたフーガは、拘束から解き放たれて自由になった。
「あまり手間をかけさせないでおくれよフーガ。
先走る気持ちは分かるが、
「助かりましたよタークス。
少しばかり気が急いてしまいました。ここからは先走るのは止めます」
"私の闘魔滅砕陣を破っただと……!?"そうミストバーンは内心で驚愕した。
タークスが魔法の筒から解き放った、しびれだんびら、ブラッドソードなどを撃ち落としながら、
ミストバーンは常にない焦りを見せつつ、周囲を見渡した。
ベルクスなどはいてもいなくても問題がない、一蹴できる戦力だと思っていたが、
以前とは比較にならないほどに強くなっている。
しかも、さらに大魔王との距離が開いてしまっていた。
明らかに何か仕掛けるつもりだ。
だが、大技を繰り出す隙を与えぬフーガとタークスの共闘に、
ミストバーンは焦りを強くした。
思いも寄らぬ苦戦の中にいるのは、近衛師団長マキシマムも同様である。
マキシマムが引き連れた
それ以外の駒を連れてきていた。
その歴戦の駒たちがベルクスとの戦いに苦戦していた。
単独で
デュラハーンをサポートにつけて、
テンペストは呪法による強化、援護でシュバルツシュルト五十体あまりを指揮し、
そして、驚くべきはライゼが手数の多さで、マキシマムを抑え込んでいるのだ。
「おっと、行かせねぇぜ、マキシマムさんよぉ」
「吾輩には大魔王様を守らねばならぬ責務があるのだ!」
華麗なフットワークからのパンチを、双剣で巧みに受け流し、
マキシマムの行動の限界点を捕らえて、手数の多さでライゼが
双牙嵐舞。
圧倒的な手数と連続攻撃で相手を食い破る技だが、
それをマキシマムの行動を抑えるために使っている。
ライゼは勝とうとは思っていないのだ。
それが彼の任務なのだから。
「おのれ、小癪な!!」
「
真っ当な勝負をしたかったが、今回はうちの大将に華を持たせないといけなくてね」
「それはどういうことか!」
「見てりゃ分かるよ」
本来、ライゼの連続攻撃は生物であれば限界点が来る。
息が上がってしまうからだ。
だが、既に死した肉体を動かしている超魔ゾンビであれば、
ライゼの魔力が尽きぬ限り、定められた動きを一日中行うことも可能なのである。
大魔王バーンは珍しいことに困惑の只中にあった。
カイザーフェニックスを受けて、想像を絶する耐久力で耐えた者も存在した。
凄まじい技量の技で、炎を切り裂いて攻撃をしてきた剣士もいたのだ。
命を賭した極大呪文で迎撃し、その後に光魔の杖で両断された敵もいたことは確か……。
だが、デスカールが展開する紫色の障壁は、
切り裂くのではなく、受けるのでもなく、
カイザーフェニックスの息の根を止めるかのように、
まるで死を与えるかのように消し去る紫色の障壁。
一度見て違和感を覚え、二度目で推測を立て、三度目で看破した。
光魔の杖を油断なく構えながら、大魔王は独り言のように呟いた。
「それは……。
よもや、
看破されたデスカールは、嬉しそうにご名答でございますと答えた。
元来、この世界の
死の言葉に相手を屈服させねば効果がないのだから。
即死させることも可能ではあるが、相手によって効果にばらつきがあり、
死を司る呪文だというのに、妙に使いづらい。
明確な効果を求めるなら、
相応の実力があれば
死の呪文であるのに、あまりにも不自由。
死を探求するデスカールはそれが長年の疑問であった。
ある時、魔界辺境で手に入れた、異界の書物を読み解いた末の知識。
別の世界では様々な形の
中には相手の血液を凍らせて、死に至らしめる強力な呪文として……。
更に研究を進めたデスカールの出した結論。
そもそもが呪文ではないのだ。
即効性のある呪文ではなく、手間と準備のいる呪法だったのだ。
呪文として使われる
ごくごくわずかな力の残滓に過ぎない。
いつしか魔霊界にまで辿り着き、
その濃密な死の力を自在に操ることができるようになった……。
「どれほどの犠牲を強いたのだデスカール? そこまでの力、容易く得られてはおるまい」
「私がいままでに手にかけた死者の魂を、魔霊界に送り込んでございます。
彼らを”唱える者”として束縛し、
我が力の源にございます……!!」
両手を挙げて感極まって叫ぶデスカール。
「ほとほど呆れ果てたなデスカール。
己が力を磨き上げ、それによって高みに登るのは強者の本懐。
倒した敵……いや虐殺した者達の魂に責め苦を強いて、
それを力となすのは
「くくく……ふふ……。お褒めいただき光栄にございます」
「最早、問答無用!」
光魔の杖を構えた大魔王バーンが、カラミティウォールをデスカールに叩きつける。
デスカールは微動だにせず、彼を
後方のキラーアーマーが何十体も破壊され宙に舞ったが、
紫色の死の力に彩られた障壁は、カラミティウォールからデスカールを守り抜いた。
その隙に大魔王バーンは念話でミストバーンに集合を命じる。
やや離れたところで態勢を立て直すことに成功した。
大魔王の魔法力だからこそできた芸当ではある。
通常、自分単独の移動ならまだしも、他者を何人も易々と回収はできまい。
しかし、予想外の魔力を消耗したのか、大魔王も若干の疲労の色を隠しきれなかった。
ミストバーン、マキシマムが口々に状況を説明した。
「大魔王様。
ベルクスはかつてとは、桁の違う力を有しているようでございます」
「左様。吾輩も
誠に歯がゆい次第で……」
勿論、ミストバーンもマキシマムも、真っ向勝負をすれば勝てるという自負がある。
だが、簡単に倒せぬ力量の相手が、勝とうとはせずに時間稼ぎに徹してしまうのなら、
それを突き崩すことは難しい……。
ミストバーンがやや躊躇いつつも、意を決して大魔王に言上した。
「
「あの力か……」
不思議そうなマキシマムを横に、ミストバーンと大魔王だけが分かる言葉が続く。
「その時が来たのかもしれぬが……。
この数百年、そなたには闇の衣を脱ぐことを幾度か許可した」
「今、まさに必要でございますバーン様」
「いや……そうではないのだ。
もっと強力な力が必要ではないか? ミストバーンよ」
首を振ってミストバーンの言葉を否定する大魔王。
そして、とびきりの悪戯を思いついたかのように付け加える。
「アクバーの話では、皆既日食が恐らく近いうちに発生するということだ」
「……あ……あああ……! ま、まさか、大魔王様!?
なりません。それは、なりませんぞ!」
「良いではないか。
既に何千年ぶりだか……とうに忘れてしまったがな……」
ミストバーンは殺到するベルクスとキラーアーマー軍団を見据え、マキシマムに頼んだ。
「時間を稼いでほしい。ほんの少しで良いのだ」
「分かった。理由は聞かぬが任せよミストバーン」
深くは聞かぬ。
だが、困難を否応もなく引き受ける
そのマキシマムの男気に、ミストバーンは頭が下がる思いだった。
マキシマムは
周囲の地形を瞬時に
その上で多数を相手にするのに有利な位置取りを行った。
そして、
押し寄せる敵を殴り飛ばした。
無論、指揮官であるキング・マキシマム自身も
敵と刃を……いや拳を交えて奮戦した。
先ほどまでと逆の展開である。
ベルクスとキラーアーマーたちが時間稼ぎをしていたのに対して、
いまはマキシマムが攻撃的な防御に徹している。
キラーアーマーやシュバルツシュルトが吹き飛び、
恐らくは虎の子で投入された5mはある大魔神も、
マキシマムのファイナルブローで粉々に吹き飛ぶ。
奮闘するマキシマムにとって幸運な事に、あまり時間を稼ぐ必要はなかった。
キング・マキシマムは竜魔人バランと対峙した時と同様の、
いや、それ以上の力が後方で高まるのを感じた。
そう思った瞬間、マキシマムたち
凄まじい速度で敵陣に向けて飛んでいく者がいた。
減速せず、キラーアーマー軍団の中心に落下した後に、左右に手刀を振るう。
左右に展開した総数、百体あまりのキラーアーマーが、水平に真っ二つにされて倒れ伏した。
伝説の剣を凌駕する恐るべき最強の剣。
それは真なる大魔王バーンが誇る最強の手刀、カラミティエンド。
デスカールは見てしまった。
大魔王バーンの真なる強さを具現化した、最強の姿を……。
長大な二本の角を生やした、端正な顔立ちで、銀髪を
老バーンより背が高く、ゆったりとしたローブではなく、肩から腕がむき出しになった、
より格闘戦を重視した戦闘向きの荘厳な衣装を纏っている。
「うぬらには過ぎた土産よ。味わうが良かろう……。カラミティウォール!!」
手刀から放たれた津波のような衝撃波は、二百あまりのキラーアーマーを吹き飛ばした。
一斉に襲いかかるシュバルツシュルトも、虎の子であった大魔神たちも、
カラミティエンドにより一瞬で切り裂かれた。
「おいおい……こりゃ歯が立たねぇぞ。どうすんだ、デスカールの旦那よ?」
そう声をかけたライゼは己の目を疑った。
常に冷静で不敵なまでだったデスカールが、
両手で顔を覆い、"嘘だ……嘘だ……"と呟いているのだ。
「デスカールの旦那!
あんたに呆けられちゃ困るんだよ、しっかりしてくれ!」
そうデスカールの肩を揺するライゼの手に気づき、デスカールは正気を取り戻す。
ライゼの手を振り払い、夢遊病者のように真・大魔王バーンに近づいたデスカールは問うた。
「本当にあなたはバーン様……なのか?」
「左様、余が大魔王バーンである。
だが、この姿を見た以上、貴様は滅びるが良いデスカール」
右肩からざっくりとカラミティエンドで斬られたデスカールをライゼが支える。
下半身は前に倒れ、上半身はライゼがキャッチして支えた形になる。
「ふふふふ……フヒャハハハハハハ!」
哄笑するデスカールを何かの策謀かと警戒した真・大魔王バーンは、
天地魔闘の構えで相手の出方を待つ慎重な戦術をとった。
「ふふふ……貴様の好きにしろヴェルザァァア!!」
的外れな
誰もが見過ごす意味の無い行動。
だが、それを合図として、高空から凄まじい勢いで、
透明な何かが徐々に姿を現しながら大魔王バーンに襲いかかった。
ライゼはデスカールを抱えたまま、
直後、大質量の
いきなりの
もちろん、このような至近距離では己も危うい。
爆発はなし、だ。
しかし、その迷いがヴェルザーに先手を許してしまった。
凄まじい勢いで冥竜が放つ漆黒のブレスが大魔王を襲う。
天地魔闘の構えを取っていた大魔王バーンは、
まず、ヴェルザーのブレスをフェニックスウィングで弾く。
続く
攻撃を逸らしてヴェルザーの腕を焼くことで対処。
暗黒闘気を帯びた巨大な爪の攻撃をカラミティエンドで腕ごと切り落としたが……。
大魔王の誤算は、ヴェルザーの腕が四本あったことだ。
天地魔闘の構えを解き放った後は、絶大なパワーを消費したため硬直し、すぐに動けない。
これは、天地魔闘を使った後、敵対者が生きていたことがなかったため、
長らく大魔王バーン自身すら知らなかったことだ。
そして、それが仇となる。
"身体が……動かぬ……ッ!?"
動揺のまま最後の一本の巨腕に捕らわれた大魔王バーンは、
そのままヴェルザーの巨大な顎に飲み込まれてしまった。
大魔王を飲み込んだヴェルザーも、轟音と凄まじい振動を引き起こし、地面に倒れ伏す。
「……勝った! 勝ったぞ!
オレの勝ちだ、大魔王バーン!!」
そう叫んだヴェルザー自身も酷い重傷で、微動だにできずにいる。
あまりの事で誰も動けなかったのだが、ミストバーン……いや、本体のミストがいち早く動き、
マキシマムに
「おのれヴェルザー! 大魔王様を返せ!!」
暗黒闘気を宿した拳がヴェルザーに突き刺さろうとした瞬間、
残ったヴェルザーの腕が根元から切り落とされ、
中から老バーンが飛び出してきた。
無我夢中で老バーンの身体を掴んだ、
追いすがるキラーアーマーやシュバルツシュルト。
マキシマム一人なら勝てない相手ではない。
だが、動けぬ
"一歩も先へは進ませぬ"
この瞬間、覚悟を決めたマキシマムの精神は、
昇華され至高の領域にまで高まっていた。
無我夢中で放った一撃が、
一撃で何体ものキラーアーマーを吹き飛ばした。
シュバルツシュルトですら、一撃で数体まとめて破壊し、
動けぬまでも暗黒闘気が漂うはずの鎧の破片が、浄化されていた。
残る全ての魔法力を費やした
奮戦を見せていたマキシマムを包み込む。
すでに
タフなヴェルザーは"バーンめ……! 往生際の悪い!"と血を吐きながら悪態をつき、
そのまま意識を失ってしまう。
隠れていたりゅうき兵たちが駆け寄り、数人がかりでヴェルザーの巨体を引っ張り始めた。
ライゼもデスカールを支えているため動けない。
タークスたちが駆け寄ってくるのが見えたが、驚愕の連続で身じろぎもできなかった。
キラーマシーンやシュバルツシュルト、大魔神のおびただしい残骸の中、
下半身が切り落とされたデスカールただ一人が、喜悦の叫びをあげていた。
「バーン様が若い男になってしまわれたときは、絶望のせいでヴェルザーに食わせてしまったが、
まさか、まさかあの威厳溢れる大魔王バーン様がお戻りくださるとは……!
私の運は尽きてはおらぬぞ!」
その姿を見たライゼは、"こいつについていって大丈夫か?"と思ってしまったが、
タークスが熱心に超魔ゾンビ学を修めている事を思い出した。
つまり、タークスが身体のメンテナンスをこなせるようになったら、
またベルクスだけでやっていくのも悪くはないか……などと考え出していた。
独自設定
蜂輪
タークスの奥義、魔力で回転する円状の刃を鎖の先端に作り、
相手を切り刻む凱輪という技があります。
デスカール配下に入って以来、魔力が増えたのでバリエーションを作りました。
その一つが、魔力の円輪を小さくわけて、命中率を上げた蜂輪です。
老バーンが本体
「一応……この肉体が本体なのでな……!!!」
ダイに
光魔の杖が破壊された際の台詞ですが、
長年老バーンで過ごしているのもあって、若さと強さはオプションパーツという解釈にしました。
ですから、ヴェルザーに取り込まれた際も、すぐさま若さと強さを切り離し、
叡智と魔力の老バーン体だけ脱出する事が可能でした。
魔霊界
ドラゴンクエストモンスターズ+で登場した世界で、
死んだ人間や魔物が集う、命の中継ポイントとでも言うべきところです。
特に邪悪な場所でもないのですが、便宜的にデスカールが悪用しており、
彼はここで手にかけた相手の魂を隔離し、呪法邪羅鬼を永劫に唱えさせて己の力にしています。
姿を現したヴェルザー
きえさり草の効力です。
ハドラーに凍れる時間の秘法をかける際、アバン先生が使用して身を隠していました。
大量のきえさり草を食べたヴェルザーが身体を隠して鬼岩城の上空を飛んでいました。
魔界各地から大量のきえさり草をかき集めたので、当分、きえさり草は使えなくなりました。