ほぼ全知全能者の日常   作:架空柿

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自己紹介

 寝静まらぬ夜の東京に一人の少年……否、今は少年の姿になっている者がいる。便宜上、少年としよう。

?「……相変わらず、見るだけはつまらないなぁ……」

 溜息を一つして、少年は右腕を上げ、呟いた。

?「『花火』」

 瞬間、少年の右腕から大量の花火玉が打ち上げられ、夜空に咲く。ビルの下の人々は突然の花火に驚愕し、歓声をあげたり、騒音迷惑を訴えたりしている。しかしながら花火はこの世のものではないぐらい美しく、文句を言っていた者も次第に惚れていった。

?「あーあ……漫画だったらあんたに見せられたのだが」

 少年は何処かを見つめ、独り言をする。

?「独り言とは何だ? まぁいい。『支配』」

 ……ま、今からここで話す。俺は『神崎翔(かみさきかける)』。自称全知全能だ。全知とは言っても俺が関与した未来、俺の親、俺の誕生は知らねえし、全能と言っても制御できてない能力もいくつかある。お陰で死ねずに123526413842年生きてきて暇なんだが。

翔「『支配 解除』。さって、どうすっかねぇ……」

 翔は手を顎に当て、考え込む。暫くその体制のまま時は過ぎ、何かを思いついたような動きをする。

翔「よし、久しぶりゲームでもするか。『瞬間移動』『異世界扉』」

 ビルの上から一瞬で翔は消え、何処かの砂漠に現れた。空に丸い穴のようなものが開いており、その中には大量の円盤が大量にある。円盤は穴から地球へと侵略してくる。

翔「『物質創造』」

 翔の手に一本の小さな針が現れる。翔はそれを人差し指と中指の間で挟み、片目を閉じて宙を浮く円盤を見つめる。

翔「……ここ」

 翔はそう言い、針をダーツの要領で投げる。投げてから五秒程経過すると、円盤は突如炎をあげて墜落する。勿論、円盤は異世界からのものであり、針ではその装甲を貫けない。ではどうやって落としたか?

翔「はいもう一回」

 これで10台目。話しは少し脱線するが、かつてロシアにはとある「死神」がいたとされる。その死神の伝説はあまりにも多いが、その中の一つに"戦車の砲口の中を撃ち抜き、破壊した"というものがある。もちろん諸説はあるが凄まじい。

翔「はい最後」

 1000は越えていたであろう円盤をノーミスで撃ち抜き終える。お察しの良いかたなら既にお分かりでしょうが、翔は円盤の僅かな銃口に向けて『身体強化』をしてから針を投げ、エンジンまで直接貫いたのである。

 翔は153回目のゲームを終えた感想を述べる。

翔「ま、つまんねえな。慣れたしな。『瞬間移動』」

 翔はまた何処かへと消え去った。




円盤のイメージ

【挿絵表示】


用語:『能力』
 翔とかがもってるもの。色々と凄いことを起こす(小並感)
『指定』
 脳内で対象を定めること。

初登場能力

花火
好きな場所から好きな花火を打ち上げる能力。

支配
あらゆるものを好き勝手できるようになる能力。風とか菌とかなんでも。

瞬間移動
一瞬で指定した場所に移動することができる能力。自分以外も可。

異世界扉
好きな異世界への扉(穴)を開ける能力。

物質創造
0から好きな物質を造り出す能力。存在してなくても、存在できないようなものでも造れる。

身体強化
指定した身体の部位をいろんな意味(投擲力、脚力等)で無上限に強化できる能力。
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