ほぼ全知全能者の日常   作:架空柿

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 のーこめ


趣味

翔「『宇宙模写』『平行世界移動』」

 翔は今いる宇宙をコピーし、そこへ移動した。

 翔は自信が干渉しなかった未来を知り尽くしている。あらゆる時間の全平行宇宙中で起こること全て。だから次に何が起こるかが分かるためつまらない。何万、何億もの年を過ごす中、あることを思い付く。「干渉しまくれば知らない未来になる」と。その考えの下生まれた翔の趣味はそう、「人類滅亡」である。

翔「ゲーム、スタート」

 ルールは簡単、楽しくやること。

翔「手始めに、『魂』」

 記念すべき第1500回目の初手は『魂』から始まった。翔は海に無名の快楽殺人者の魂を入れた。 

翔「というかこいつ何気に使ってなかったんだな!」

 みるみるうちに海は荒れていき、各地で津波が発生し始め、一部沈没した島や国もあった。

翔「おっと……これだけでクリアしちゃうんじゃねえか?」

 翔は意味もなく地球へ急降下し、海に触れる。

翔「『動作停止』」

 翔は海の水分子の振動を止め、凍らせた。そして翔は凍りついた海を全力で殴り、その氷を粉砕した。

翔「『不壊』」

 能力を氷に使用し、氷塊を一つ握ると、翔は思いっきり飛び上がり、氷塊を手放してそれを蹴った。隕石の如き速度で落ちていくそれは土地を抉り、オーストラリアを消滅させた。

翔「あと半分ってとこか?」

 翔は『水中』を使い、水泳のような動作で宇宙空間を泳ぐ。次に向かったのはアメリカ大陸だった。

翔「『動作停止』『不壊』解除『防御壁』」

 北、南アメリカ大陸周辺の氷塊が一気に溶け、『防御壁』によって周囲には不自然な形に海ができていた。

翔「『交換』」

 翔は地球の内核と『防御壁』内の水を一部ずつ交換した。その結果、水蒸気爆発が起こり、両方のアメリカ大陸が消え去った。

翔「後は……ヨーロッパだけかちょっと慎重に削りたいな……『鏡』」

 翔は太陽のほとんどを覆う鏡を出し、開けておいた一ヶ所からヨーロッパに向けて光線のような日光を照射し、適当に選んだ一人になるまで減らした。

翔「さて、後一人か。向かおっと。『瞬間移動』」

 翔はその一人がいる家の部屋に訪れた例の人はカーテンを閉め切り、ゲームをしている。

翔「よう」

最後の人「だ、誰だよ!」

翔「そんなことより、外見てみろよ」

 そいつはカーテンを開けると、信じられないように手を震わせていた。

翔「お前が人類最後の一人だ。どう?」

最後の人「どうもなにも……脳が追い付かねえ」

翔「ふうん……あっそ」

 翔はそいつの腹に拳を食らわせ、ゲームクリアした。

翔「おっと、まだここにもいた」

 翔は操作が止まったゲーム画面を切り、ゲーム機を叩き壊した。




趣味って良いですよね。

初登場能力
宇宙模写
今いる宇宙を完璧にコピーする能力

平行世界移動
平行世界に行ける能力

魂
魂を操作できる能力。天界や地獄から魂を呼び出したり、魂を抜いたり、逆に入れたり

動作停止
対象の動きを止める能力

防御壁
バリアを造り出せる能力

不壊
対象を壊れなくする能力

水中
水中にいるのと同じになる能力

交換
二つの物の位置を交換する能力。社会的立場など、概念的なものも可能

鏡
鏡を出せる能力
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