【完結】ロキ・ファミリアを数年離れていた外面の良いHENTAI女が俺に向かって「貴方の子供よ」と嬉しそうに言ってきた。 作:SUN'S
私はベートの奥さんでガロンの母親だ。
少しガロンとロキ・ファミリアの女性陣で海に行っている間にベートがリーネ・アルシェを妊娠させていた。それを知ったら心がスンッとなった。
浮気かな、ベート?そう彼に問い掛ける。
ふいっと顔を反らしてベート・ローガは逃げようとするので捕獲網を使ってベート・ローガを捕まえる。ふっ、ふふっ、ふふふっ、私とガロンを捨てるのは絶対に許さないよ。
「いや、違うぞ!?お前とガロンを捨てるつもりなんてねえけど。その、酔って気づいたらリーネにだな………すまん。反省してる」
「あ、あの、私も…すみませんでした」
はあ、もういいよ。
ただしベート・ローガの正妻は私だ。
リーネ・アルシェ、側室と愛人になるのかは君の努力次第だ。……なんで、そんな顔をするのか。ものすごく問い詰めたいけど、今回だけは許してあげる。………なに?なにか言いたいことあるの?
「あ、ありがとうございます!!」
「……ありがとよ」
ベートはこれから産まれる赤ちゃんのために死ぬ気で働くんだよ?と笑顔を向ける。なぜか青ざめた顔で私を見つめるベートにガロンが張り付く。
バァンッ!!
「あたしもベートの赤ちゃんほしい!」
そう言ってティオナとおんなじくらいの女の子がロキ・ファミリアへとやって来た。なるほど、なるほど、ベートったら同じロキ・ファミリのアリーネ・アルシェだけじゃなかったんだね。
「ベートさん?」
ねえ、ベート?
「お、俺は無実だぞ!?」
そういうのを聞いてるんじゃないんだ。
さすがにロキ・ファミリアのみんなも「マジかよ、ベートさん」とか「やっぱり、オオカミですね!」と言いながらベートを見ている。
「あたしも赤ちゃんほしいよ、ベート・ローガっ!!ねえ、あたしともせぶぅ!?」
「あ、わるりぃ…」
いま、蹴ったね。
ベート・ローガは自分の女を蹴ったりすることはないし、あれは求婚しているべつのファミリアの女の子なのは確定した。えっと、ごめんね、ベートを信じないで疑ったりして。
「くひひっ、これは妊娠したぁ♥」
う、うわあっ、これなにしたのさ。
ちらりとベートを見ると全身の毛を逆立てて女の子を睨み付けているけど。すでに二階の手すりに跳び移っているとリーネもその姿に驚いている。
ところで、君はだれかな?
「あたしはレナ・タリーだよ!」
なるほど、知らないわね。と、そんなことを考えながらベートとガロンを見比べる。ガロン、あなたはお父さんみたいな女たらしのダメオオカミになっちゃだめよ?
〈リーネ・アルシェ〉
ベート・ローガの側室。
イスの偉大なる種族の離れている間に酔っ払ったベート・ローガにされるがまま行為に及んでしまった。ちなみにベートの正妻になるつもりはあるし、なんなら奪い取るつもりである。
〈レナ・タリー〉
ベート・ローガの側室(?)。
いつの間にかベート・ローガに恋していたアマゾネスの女の子だが、ゾワッとすることを呟いたりと怖いことを呟いたりするので警戒されている。