「…やけに騒がしいですね」
「あー、ベル君は知らないんだっけ」
「何かあるんですか?」
ベルは身支度を整えていると、周りの声がやけに賑やかであると気付いたベルにヘスティアが話す。
「今日は
「…
「ダンジョンで捕獲したモンスターを調教する祭りだよ。【ガネーシャ・ファミリア】がやってて、調教の場面を大衆に見せるんだ」
「…そんな危険なことを」
「確かにそうだね、でもやる理由があるんじゃないかな…とりあえず、僕は今からバイトだからね」
「はい…行ってみるか」
ベルはそう呟くと急遽予定を変更して、
ー
「…僕、もしかして雑用係と思われてる?」
そう言ったベルは辺りを散策しつつシルを探していた。というのも、猫人のウェイトレス アーニャ・フローメルからシルの財布を渡すように言われたのだ。
「あっ、シルさん!」
「あっ、ベルさん!」
ベルはシルを見つけると、
「ありがとうございます!」
「いえ、今日は
「はい、ベルさんも見ていきますか?」
「まぁ…じゃあ、僕はこれで」
ベルはそう言ってその場から立ち去る。
「…もしかしてバレてる…?」
そんな呟きを聞きながら。
ー
「…あっ、ベル!」
「アイズさん…と…」
「…」
「…アイズさん、隣の方は…」
「私と同じファミリアのレフィーヤ」
「あっ…はじめまして」
「…はじめまして、ベル・クラネル…そして、許しませんからねベル・クラネル!」
「なんか初っ端から殺意マシマシなんですけど!?」
ベルはレフィーヤが奮ってきた杖を掴むとそう言う。
「れ、レフィーヤ…流石にそれは…」
「いいえアイズさん!これは正当な行動です!」
「何処が!?何処に正当性があるの!?」
「さっさとその手を離してやられなさい!」
「嫌ですよ普通に!」
そんな漫才みたいなことをしていると、休憩中なのかヘスティアが現れる。
「ベル君、居たんだってロキの眷属!?というかどういう状況だい!?」
「理由不明の正当性で攻撃されてます…ッ!」
「ベル君、それただの理不尽だよ」
「とりあえずアイズさん!レフィーヤさんを取り押さえてください!」
「うん」
アイズはレフィーヤを羽交締めにすると、ベルから離れる。
「とりあえず君たち!理不尽な理由で僕のベル君を傷つけるのはやめてくれないかな!」
「ベル・クラネルゥゥゥゥゥゥ…」
「…ゾンビか何かかい?」
「普段はこうじゃないけど…何でだろ?」
「いや、わからないよ?」
そんな会話をしていると、突如悲鳴が上がる。ベルとアイズが瞬時に自身の武器に手を添えると目の前から白髪の巨大な猿のモンスターが突進してきた。
アイズがベルのことばっかり話す+リヴェリアがベルに惚れてる=今回の理不尽アタック
次回 4話:明鏡止水の境地