龍殺しの鐘   作:白菜を身にまとった生命体

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6話:決着のあとで

あの戦いの結末を端的に言うと…

 

「…負けた…」

 

「うん、そうみたいだね」

 

ベルがオッタルに負けた。あのぶつかり合いは数秒ほど拮抗したが、更に力を加えたオッタルに押し潰されたのだ。

 

「…レベル差でしたね」

 

「うん、オッタルもそう言ってた」

 

アイズがベルの元に着いた時、ベルは大きなクレーターの中心で倒れていた。オッタルは息を切らしながらも武器をしまい、アイズの横を通る時にベルのことを頼まれた。

 

で、今はアイズに膝枕されている。

 

「…悔しいです」

 

「だよね…私もベルと同じ立ち位置なら、悔しがってた」

 

「…強いですね、オッタルさんは」

 

「うん、オラリオ最強だからね」

 

「…でも、悔しいだけじゃない。まだ強くなれるって分かりました」

 

「そうだね…立てる?」

 

「一応…とりあえず、何事もなかったことにしましょう」

 

「うん」

 

そう話し合った2人は、その場から離れていった。

 

 

「…」

 

オッタルは人気のない場所を歩きながら拠点へ戻っている中、右手を見る。

 

右手はあの一撃を受け止めたからか、今も震えていた。

 

「…ふっ、待っているぞ。ベル・クラネル…お前の成長を」

 

そう言ったオッタルは笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

あれから3日が経った。

 

思いの外頑丈な自分の身体に驚きつつも、ベルはダンジョンに潜っていた…もう1人連れて。

 

「…あの、レフィーヤさん?」

 

「…」

 

…レフィーヤである。何故こうなったか?それはこうである。

 

レフィーヤがベルに攻撃を仕掛けたことをリヴェリアが知る→リヴェリアが般若顔になる→フィン達と話し合った結果、当分の間ベルとらパーティーを組むことに決定。

 

という感じである。

 

「私が悪いんですよ。激情に身を任せた結果あんなことしたから…」

 

なお、余談だがレフィーヤ曰く「あの時のリヴェリアさんは今までで1番怖かった」とのこと。

 

「今回はどこまで行くんですか」

 

「んー…11階層まで」

 

「…普通は初心者が行っていいところじゃないですけど」

 

「これでも妥協してる方ですよ」

 

ベルはそう言いながら購入した大量のナイフをポーチから取り出し、正面から向かってきたモンスターに向かって投げ、倒していく。

 

「…ナイフが貫通してる…」

 

「魔力をちょっと乗せたから、安いこれでもかなりの切れ味がありますよ」

 

「…私にもできる技術ですか?」

 

「…教えましょうか?」

 

「…お願い…します…」

 

「何で不服そうな顔するんですか!?」

 

そんなこんながありつつも、ベル達はその日のうちに11階層まで到着した。

 

そしてエイナさんに怒られた。




次回 7話:訳あり小人族
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