久しぶりの幼女戦記の更新。文字数少ないけど許して…。
統一暦一九七〇年四月十日。
合州国首都、ワセントンD・C
ドキュメンタリー番組『大戦の軌跡』
「皆さんこんにちは、今週もこのお時間がやってまいりました」
「『大戦の軌跡』、解説をさせていただくアンドリューでございます。今回は、合州国の軍政学者であるシェリフ氏にお越しいただいています」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「さて、早速ですが皆様はこちらの戦車をご存知でしょうか」
彼がそう言って、後ろにあるプロジェクターに塹壕を乗り越える一台の戦車が映されたある旧写真を映し出す。
「これは秋津洲皇国が開発した超重戦車『零式超重戦車「ジハ」』です。こちらの戦車、実は現在世界各国で生産されている電気自動車の先駆けとも言える車両なのです」
彼がそう言うと、プロジェクターに映し出される映像が変わり、色々な記録映像のダイジェストになる。
「こちらの戦車、実は純秋津洲製では無いのです。これは傑作重戦車と名高い帝国のティーガー1重戦車の試作品が何者か…おそらく技術交換に来た士官…により持ち込まれた為に開発、生産されました」
「この戦車、開発経緯は不明瞭な所が幾つかあるのですが当時の皇国の勢力範囲を見ると、対ルーシー連邦として作られたとされています」
「また、この戦車、走向装置に故障しやすい変速機ではなく、モーターを使用した電気駆動を採用しこの75tにも及ぶ大重量を走向装置の問題無く運用したことが語られています」
「ですが…考えてみてください、当時、秋津洲皇国は艦艇開発技術においては高い技能を有しておりましたが、このような陸上戦力は脆弱であるのです、それが、ただ試作品の一両を手渡されただけで開発してしまうのです。一般的に見れば、あの職人国家がまた奇抜なものを作り出したのだろうと思うでしょう、我々もそう思っていました。…ある資料を見つけるまでは」
「なんと、実はこの戦車の開発にはある1人の帝国軍人が関わっていたのです」
「名前は、アーデルハイト・フォン・デグレチャフ」
「大戦後、我々は帝国の存続の裏である二名の名前のわからないエースの存在を見つけ、探し回っておりました」
「一名はライン戦線で赫赫たる戦果を上げていた
「この2人のエースはライン戦線の終結後、そこから先の帝国の記録が途絶えているのです」
「戦死したとも言われていましたが、この戦車について語る要因にもなった一回のある出来事が、この不明瞭な2人の存在を近づけてくれました」
「帝国の大戦時の外交資料が機密解除されたのです」
「その資料の一つに、十一番目の女神と二十二文字の死神が発見されました。その資料は何か、秋津洲皇国宛と書かれた資料でした」
「秋津洲皇国と帝国の技術交換を主目的とし、五度にわたって行われた帝皇連絡作戦の内一つ、帝国の資料の中でも一番情報の少ない第四次帝皇連絡作戦の中にあると踏み、我々は真実を確かめる為秋津洲皇国へと足を運び、数週間にわたる交渉ののちに旧秋津洲皇国軍の各種文書を手に入れる事ができました」
「その中に、たった一つ、帝国語で書かれた文字がありました」
「アーデルハイト・フォン・デグレチャフ帝国軍魔導中佐と、このジハの顧問の欄に書かれていたのです」
「また、魔導技術を応用した筆圧などの検査をする限りだと、この名前は十歳ぐらいの少年が書いた物と判明したのです!」
「この戦車の設計には、齢十歳の少年が関わり、そして、顧問として招かれていたということです。
これで、我々の中で一つの仮説が生まれました。『死神は子供だった』ということ」
「これは全くの大発見で、そして、酷く残酷でもある事です」
「子供の権利を尊重する今では考えられないことですが、少年兵は当時魔導師が主流であったことも相まって珍しいものではありませんでした」
「本当に、今では考えられませんよね」
「話を戻しましょう。ということは、帝国で最初に起きたノルデン戦役において銀翼突撃章を授与された正体不明の幼年兵士二名、これも本物である可能性が高いと?」
「そうですね、あれは当時単なるプロパガンダだと言われていましたが、近年の研究では少なくとも片方は本物で、もしかしたら両方とも軍人として実在したかもしれないという事が判明しました。銀翼突撃章を授与されたのも本当でしょう」
「では…、この後に起きたライン戦線で散見される十一番目の女神も…?」
「はい、無関係ではないと思われます」
「なんと…」
「はい、また、当時秋津洲皇国は対ルーシー連邦戦を睨んだ戦線配置を行っておりました、先ほど紹介したジハや、その前に製造されているジニも東南アジアでは運用しにくく、もっぱら大陸における運用を想定したものであると証言されています」
「なるほど…、では、秋津洲側は『
「はい、そう言っても過言ではないでしょう。何せ秋津洲皇国は情報においてもルーシー連邦の情報は十分以上に集めておりましたがあの国の情報は集めておりませんでした」
「それでも、なんとか食い止めれたのは…」
「秋津洲皇国の意地と言う奴でしょう、あと、堀栄三という稀代の分析官がいた事もあると思います」
「まぁそれはそれとして、です。このアーデルハイト・フォン・デグレチャフ、かなりの研究家泣かせと聞きますが…?」
「はい、事実です、いずれにしても、彼が開発に携わったであろう兵器は全て成功作…それもこれを除き、
「…本当ですか」
「はい、本当です」
「他にも、秋津洲皇国で入手した資料だと帝国に比べ塗り潰されている所が少なく、まだまだ調べる価値はあると判断いたしました」
「もしかしたら、この世界が歩んできた本当の歴史を紐解くことができるかもしれません」
「それでは、また来週」
To Be continued…。
お読みいただきありがとうございます。
いやはや…まぁ、うん、おかえり?って感じです。
たまーにこちらも更新したいと思います。
秋津洲皇国の魔導師エース
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居る
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いらない
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いっぱいいる
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ドーモ、ソウギン=サン、ニンジャデス