小さい頃私なんかがあの指に止まっていいのかなって思ってひとりぼっちになってしまったあの頃から考えると今の私はとても幸せなんだと思う、夢だったバンドメンバーは集まって色んな経験を積んで私のファンもでき文化祭ライブまで出ることも出来た。そして今私が1番嬉しいのは友達が出来たことだと思う
喜「ひとりちゃーん!はやくー!」
虹「ぼっちちゃん大丈夫?まだ目的地は先だよ?」
り「神社でお参りするよりなにか食べたいんだけど」
ぼ「まっ待ってくださいよー…ぜーひゅー…」
喜「大丈夫?ひとりちゃん」
ぼ「は、はい…そういえば何故急に神社に…?」
喜「それは勿論最近イソスタで有名な友人関係が長く続く神社に行くためよ!」
虹「それにしても少し遠出だったね」
り「だね、帰りに何か買っていかない?もうお腹空いた」
ぼ「長く続く…えへへ…私も長く続いて欲しいですし頑張ります!」
今日は結束バンドのみんなで最近人気の友人関係が良好になると言われてる神社に行ってます。昔の私なら縁のない神社ですけど…結束バンドのみんなや店長さん…お姉さん達とこれからも長く一緒に居たいから今回は私も頑張ってみんなについていってます
喜「ふぅ…着きましたね!」
ぼ「結構大きなところですね…」
り「あ、屋台もある」
虹「おっ!後で行ってみよっか!その前にみんなでお参りしなきゃね」
中には人気スポットらしく屋台があったり人も結構多め…ちょっと辛いけどこれもお願いをする試練だと思えばなんとか耐えられそう
その後私達はお参りを済ませみんなお揃いのお守りを買って屋台を見ることにしました
ぼ「あっ…すみません少し御手洗に行ってきますね」
虹「ひとりで大丈夫?ぼっちちゃん」
喜「もし何かあったら連絡してね…?」
ぼ「は、はい」
り「話の内容が高校生とは思えない…んっ…チョコバナナ美味しい」
虹「ちゃんと返してよね?」
やっぱり私って1人だと心配なのかな…?でもみんなに心配されるってことはちゃんと私もみんなと仲良く(?)できてるのかなって思えるんだよね
ぼ「ふぅ…間に合った…」
ぼ「それにしても…えへへ…やっぱりみんなとお出かけするの楽しい…」
「マジでさー」
ぼ「?」
みんなと別れ便座に座って今日の思い出に浸っていると外側から数人の話し声が聞こえた…話し方的に愚痴を行ってるのかな…?普段はそこまで気にしないはずなのに今日だけは耳に入ってしまった
「マジであいつうざいよね」
「わかるー面倒かけてるの気づかないのかな?」
「人が優しくしてたら付け上がるしかと言って放置すると拗ねるしめんどくさいわ、なんであんなやつと友達関係結ばないといけないん?」
「あいつ金だけは持ってるから仕方なくねw」
「そこしかないからなw」
「あ、そろそろあいつ戻ってくるんじゃね?」
「やべ、戻ろう!」
ぼ「……」
ここって友人関係が良好になる神社…だよね…?それなのにあんなこと言う人いるんだ…
その時は少しびっくりしたけどそこまでは深く考えることは無かった…けどみんなと別れ今日の思い出を振り返りながら眠りにつき気がつくと暗い部屋にいた
ぼ「あれ、ここは…?」
「ひとりちゃん…人が苦手なのは分かるんですけどやっぱり大袈裟過ぎますよね」
「だよね、行きたい所もあまりいけない」
「ダメだよ!私達が気を使ってあげないと」
ぼ「……」
「私たちが迷惑を貰うだけで有名になれるんだから」
目の前には赤青黄色の光…そして聞きなれたみんなの声
なのに出てくる言葉は私の悪い所だけ。
…そう…だよね、私ってまだまだ人の気持ちも分からないし青春コンプレックスを持ってるせいでみんなが行きたい所も邪魔してる…
暗い部屋で私は耳を塞ぎごめんなさいという言葉をずっと繰り返していた、気がつくと私はいつもの布団にいた
ぼ「…あれは…やっぱり夢?…でも…」
本当にあんなことを思われてたらどうしよう…私は人の気持ちが分からないのにみんなに心配ばかりかけて負担をかけてる…なら…少しでも今から変わろう、じゃないと…大切な居場所がなくなってしまう
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喜「あの…伊地知先輩、リョウ先輩少し相談があるんですけど…」
り「郁代から相談って珍しいね」
虹「だね?何かあったの?」
喜「実は…最近ひとりちゃんがおかしいんです」
虹「あー…その事だね…私達も少し悩んでたんだ」
り「うん、なんて言うんだろう…他人みたいな感じ」
最近ひとりちゃんの様子がおかしく初めは気のせいだと思っていたもののやっぱり変で相談して見ることにしたら伊地知先輩達もおかしいと感じているのか首を縦に振ってくれた
喜「先輩達もですか?」
虹「うん、この前いつものようにゴミ箱に入ろうとしたのを見てたら急に入るのをやめて私に頭を下げてどこか行っちゃったんだ」
り「私の時はお金借りようとした時大抵はその金額なのに財布ごと渡そうとしたり作曲の方の感想はほとんどなくなったりしてる。あ、ちゃんとその時は私が払ったよ」
虹「払うのは当たり前だからな?」
喜「私もなんですよ…私が話しかけようとすると何かしらの理由をつけて逃げたり練習も普段のような教え方じゃなくてまるで機械に教わってるような…」
虹「あとは最近バイトでも無理してお客さんに渡してる感じもするよね」
り「あ、確かに…それと最近青春コンプレックスが発動して爆発するとかないし」
虹「それはそれで助かるんだけど…無理してまではして欲しくないよね 」
喜「今日の学校の時もなんだか青くなってましたからね…」
私達に迷惑をかけないようにしてる感じなのよね…まるで何かに怯えてるような…でもそんな心当たりないし何があったのかしら
そんなふうに考えていると遅れてくると言っていたひとりちゃんが中に入ってきた
ぼ「おっお疲れ様です」
虹「…おつかれ!今日も暑いねーちゃんと飲み物飲んでよね!はい!」
ぼ「あっありが…だ、大丈夫です!ちゃんと持ってますから!それじゃあ!」
虹「え?う、うん」
り「ぼっち、この前のお金返すよ」
ぼ「え?あっ…だ、大丈夫です…奢り…なので…えへへ」
虹「ぼっちちゃん、私達何かしちゃった?」
ぼ「へ?」
伊地知先輩がコーラを渡そうとした時受け取ろうとして拒否をしたりリョウ先輩が珍しくお金を返そうとするのを受け取らなかったり明らかに私達に溝が出来てるような感じがし流石に伊地知先輩が半ば逃げようとするひとりちゃんを捕まえた
虹「最近…なんだか私達と距離取ってない?」
ぼ「そっそんなこと…ないですよ…いつも迷惑をかけてるのですからこれくらいは…」
虹「迷惑?」
ぼ「…とっとりあえず今日のバイトも始まりますし荷物置いてきます!」
虹「あ、ぼっちちゃん!」
喜「やっぱりおかしいですよね…」
虹「うん…」
喜「…これが終わったら私無理にでも聞いてみます!」
り「んっぼっちも頑固だからね。無理やりが丁度いいかも」
虹「それじゃあ喜多ちゃんにお願いしてもいい?」
喜「任せてください!」
ひとりちゃんが何を悩んでいるのか分からないけど…困った時に手を差し出すのが友達の、第2の家族の役目よね!バイトが終わったらひとりちゃんに声を掛けなきゃ
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はぁ…そろそろバイトも終わり…だけど最初の方で虹夏ちゃんの優しさをスルーしたのはダメだったよね…もう少しマシな断り方あったんじゃないかな…
喜「ひとりちゃん!」
ぼ「うぇあ!?…き、喜多ちゃん…どうしました?」
喜「何回か話しかけたけどボーッとしてたみたいだから…」
ぼ「えっ…す、すすすみません!」
喜「いいのよ!たまには考え事して聞こえない時もあるもの!それよりお願いがあるんだけどいいかしら?」
ぼ「あっ…は、はい私なんかで良ければ」
喜「今日私一人だからお泊まりしに来てくれないかしら?」
ぼ「お、お泊まり…」
これって…断った方がいいのかな…でも喜多ちゃんからのお願いだから断った方が迷惑だよね…
私が返答に悩んでいると喜多ちゃんが私の顔にグイッと近づいた
喜「お願い!1人だと寂しいの!」
ぼ「あぅ…わ、分かりました…」
喜「ありがと!服は私のものでもいいわよね?それじゃあ行きましょ!」
ぼ「はっはい…」
喜多ちゃんのあんなキラキラした目を見たら断れる訳ないよね…喜多ちゃんのお家では失礼がないようにしないと…
喜多ちゃんに連れられ家に行きまずは汗をかいたからと私達は交互でお風呂に入ることにした。私が上がると服が用意してあり袖を通すも前が閉まらず喜多ちゃんがちょっと怖い目になっていた…うう、早速迷惑を掛けちゃった…
喜「ふぅ…さっぱりしたわね」
ぼ「あっ…そ、そうですね」
喜「…………」
ぼ「………」
き、気まづい!!普段は喜多ちゃんから沢山話題を振ってくれるのに今日は何故か静かだし…わ、私が何か話した方がいいのかな…でもそんな話題なんて持ってないし…
喜「ねぇ」
ぼ「へ…は、はい」
喜「何か最近悩んでることとかない?」
ぼ「な、悩み…」
喜「うん、最近ひとりちゃん辛そうよ?私達と話してる時もバイトしてる時もそうだし」
ぼ「あぅ…」
喜「私じゃ力不足…かしら…?」
ぼ「…そ、そういうわけでは…」
喜「…私ね!ひとりちゃんには笑って生活して欲しいの!だから私に何か手を貸せることがあるなら相談して欲しいの!」
ぼ「…で。でも…そういうのって迷惑なのでは…」
喜「そうね、知らない人からの無理な相談なら迷惑ね?でも私達友達じゃないの!」
ぼ「……」
話してもいいのかな…?こんなことを相談して「なんだそんな事か」とか思われたくない…けど…この喜多ちゃんの目なら信用して言ってもいい…のかな
話すか話さないか悩んでいる私を真剣な目で静かに待ってくれている喜多ちゃんを見つめ返し私は意をけして話すことにした
ぼ「…あの…友人関係がよくなる神社を覚えてますか?」
喜「ええ、確か次の日からひとりちゃんがおかしくなったのよね」
ぼ「その時…トイレで迷惑な人と話すのはお金だけだからと聞いてしまって…」
喜「あの神社でそんなことを言う人がいるのね…でもそれはひとりちゃんに向けて言われた言葉じゃないわよね?」
ぼ「ですが私もみんなに迷惑をかけてますし…なにより私にはギターしかないから…今のうちにそんな迷惑をかける私を治した方がいいのかなって」
喜「…なるほどね…ひとりちゃん!」
ぼ「は、はい!」
や、やややっぱりくだらない事で心配かけて手間を取らせたで賞で私追放でしょうか…うう…
喜多ちゃんに名前を呼ばれ震えているとふわっといい匂いが私を包み込んだ、これは喜多ちゃんに抱きしめられてる…?
喜「もー…私達が何かしたのかって心配したのよ?」
ぼ「す、すみません…くだらない悩みでしたよね…」
喜「そうね、私達がそんな行動をするひとりちゃんを含めて大好きだって事を分かって無かったなんて残念よ」
ぼ「へ…?」
こんなめんどくさい私が大好き…?あっ…ギターがあるから…かな?
喜「先に言っておくわね。この先ひとりちゃんがギターを引けなくなって結束バンドが解散したとしてと私と伊地知先輩リョウ先輩の友好関係は崩れることは絶対にないわ」
ぼ「な、なんでそう言い切れるんですか…?」
喜「だってひとりちゃんやみんなとこれからも仲良くしたいもの!」
ぼ「……こんな私でもいいんでしょうか…」
喜「当たり前よ!ひとりちゃんは溶けたりすぐに落ち込んだりたまにへんなことを言ったりしたりするけど!」
ぼ「うぐっ…」
喜「私達はそこも含めて好きよ!」
ぼ「!」
喜多ちゃんが顔を離して私を見つめてる…多分喜多ちゃんは嘘を言ってない、ならこんな変わらない私でも居てもいい…のかな?
ぼ「…こ、こんな私でも…みんなと一緒に居てもいいんですか…?」
喜「変わりたい所があるならゆっくり変わればいいわ、でも焦って苦しくなるくらいなら私は今のままのひとりちゃんがいいわよ」
ぼ「……え…えへへ…私ってやっぱり人を信じられないんですね…こんなに優しくしてくれる人達を信じきれないなんて…」
喜「そうよ!伊地知先輩もリョウ先輩も心配してたんだからね?」
ぼ「……ありがとうございます…私無理して変わらないです!」
喜「やっぱりひとりちゃんは笑顔が可愛いわ♪」
ぼ「あぅ…ひっはらないでくだひゃい」
喜「あっ…もうこんな時間…もう寝ましょ?」
ぼ「へ?ま、まだ日付も変わってませんよ…?」
喜「ダメよ!夜更かしはお肌の天敵よ?」
ぼ「あっ…はい」
少しは変えた方がいいところもあるのかな?でも私の心配は考えすぎだって分かって良かった…明日は虹夏ちゃん達にも謝らないと…そしてみんなにもっと甘えたいな
喜「おやすみ!ひとりちゃん」
ぼ「お、おやすみなさい…」